【大峰】山上川 みたらい渓谷遡行
- GPS
- 02:38
- 距離
- 2.9km
- 登り
- 334m
- 下り
- 355m
コースタイム
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
取水堰より下流は、取水により大幅に水量が減っており、本来よりも遡行が易しくなっている。が、それでも登攀的な箇所はあり、2級下程度はある。 |
写真
装備
備考 | ・メインロープは不使用。使っても30mで十分だと思う。 ・ソールはフェルトのほうが適すると思う。 |
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感想
遠征2日目は天気予報が悪く、悩んだ結果、短く終わりそうなみたらい渓谷へ。観光地としてはメジャーだが、遡行記録は殆どない。子連れで沢遊びしたような記録があったのみ(下記)。
https://blog.goo.ne.jp/nekoyan_1967/e/27bb76d3207ced6f123216e60b8a1278
駐車場に到着し、何気なくtwitterを開くと、キノポンの訃報。「え…」と絶句して動揺。木下道場の裏庭のような、しかも難しくもない笹ノ沢で? そんなことがあるのか… 入渓準備が進まない。
そうは言ってものろのろと準備を進め、出発して橋を渡る。歩きやすい遊歩道が続いて国道にいったん出て、ここから入渓。すぐに泳いで、CS滝を適当に巻くと、観光地としてはメインらしいみたらいの滝。下部は傾斜が緩く容易だが上段は立っていて、水線直登はできず、泳いで左凹角へ。簡単すぎない難易度で良い。
少しナメが続くと今度は巨岩帯が出てきて、集水域の広さを彷彿とさせる、大渓谷の雰囲気。くぐったり乗り越えたり巻いたりしながら進んでいくが、巻いていたら小さいマムシがいた。2条8m滝はエイドして頑張れば登れそうだったが面倒なので左から巻き、やや平凡になった沢を進んでいくと光の滝。釜が天然の石橋で塞き止められ、橋の下を水がくぐっているのが面白い造形。遊歩道を見ながら下見したとおり、左から巻く滝だったが、薄暗い岩の下を巻いていくのが割と面白かった。
堰堤は低いので直登して、その先で沢は緩くなってくるが、渓相は悪くない。一応、釜を泳いで直登できる6m斜瀑もあって、飽きないうちに取水施設が出てくる。随分荒れてはいるが現役の施設のようで、きっとここから発電所に水を送っているのだろう。その先では沢は顕著なゴルジュとなり、割と長い泳ぎになるが、流れは緩く容易。取水堰は、手掛かりがなく登りにくそうに見えたが、よく見るとコンクリに鋲が打たれており、これを使ったら普通に越えられた。
堰の湛水域を泳ぐと、水量は増えるが沢は平凡になる。が、苔が綺麗だなとか思って適当に歩いていると、なんだか川遊びをしている家族が現れ、最初に渡った橋も見えてきて遡行終了。
朝のうちに沢が終わったので午後は洞川の鍾乳洞やら名水やらを観光したが、結構良かった。とはいえ、強い雨が時折降ったので、沢は短めで良かったかな。
【総評】
コンパクトながら、泳ぎ、登り、巨岩帯、ゴルジュ等々、沢登りの面白さが味わえる良い沢だと感じた。大峰で半日以下で沢に行きたいときには割とお薦め。
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