蔵王連峰 丸山沢
- GPS
- 05:57
- 距離
- 7.1km
- 登り
- 844m
- 下り
- 374m
コースタイム
- 山行
- 5:37
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 5:58
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
もう1台でスタート地点の賽の河原駐車場へ移動。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
阿武隈川水系 白石川松川 濁川支流丸山沢 体感2級 SBあり ラバー◎ 水量平水 ■アプローチ 賽の河原駐車場から濁川目指して廃道を辿る。廃道は藪で覆われてはいるが、足元は道が残っているので慎重に歩けば問題ない。 濁川を渡渉し、さらに対岸に続く廃道を追うと丸山沢に合流。廃道には所々ピンクテープが残っているので、見失わないようにしたい。 ■丸山沢遡行 丸山沢に入渓すると、しばらくはボサが被った沢を進み少々歩きづらい。 序盤のゴーロが思ったより長く続くが、次第に小滝が出てくるとようやく開放的な雰囲気になり、先にはゴルジュ入口が見えてくる。 ゴルジュ内にある最初の大滝25mは下の小滝と合わせて右岸の岩場から巻く。岩場の巻きは難しくないがホールドが脆い箇所もあるので慎重に登攀する。パーティーによってはザイルだろう。 小さめに巻いて滝上に出ると、すぐに20mの壁のような滝が現れる。 これはザイルを出して左壁から登ったが、順層で登りやすい。 その後もCS滝や小滝等を直登で越えて行くと、10m程の一見登れなさそうな滝が現れる。 これは水線右のガリーに細かいながらもホールドがつながっており直登出来る。途中に残置ハーケンあり。 沢も終盤に差し掛かったころ、ハングした15m程の大滝と、その上にも登れない大滝が見えたのでまとめて左岸から巻くが、岩が脆く神経を使う巻きだ。 我々は大滝上の連瀑帯もまとめて巻いてしまったが、水線突破にこだわるパーティーは、小さく巻いて大滝上にうまく戻るのも良いかと思う。大滝上には面白そうな滝が2〜3続いていた。 最後の2条の滝を越えるとスノーブリッジがあり、下を潜る。 水も次第に枯れ、歩きやすい右岸のザレ場に進路を変えると稜線はすぐそこだ。藪漕ぎは一切なし。 記 mooree |
写真
装備
個人装備 |
30mザイル ガチャ類 ビバーク装備
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感想
折角のお盆も天候が安定せずなかなか思うような山行が計画出来ません。この日も天気予報とにらめっこでの計画でしたが、想像の上をいく良い山行でした。太平洋まで見渡せる天気に開放的な沢。これにアルペン的な山容が加わって暑くもなく寒くもない気持ちのいい気温とまさに恵まれた日。今回もご一緒いただいたmooreeさんに感謝です。
1時間おきに天気予報を見たところで、どう足掻いても予定してた沢には入れないっぽい。
やっぱり日頃の行いが悪いんだなぁと泣く泣く遠征は中止になった。
遠征、連泊、パーティー、となると代替え案の代替え案のさらに代替え案となると中々難しくなってくる。
それでも諦めきれないので、近場でもせめて日帰り沢くらいは一本入りたい。
そんな事を考えていたら、どうやら同じ思いだったらしい鶏氏から連絡があり蔵王の丸山沢に入る事になった。
以前、隣の振子沢を秋に遡行した時に、異世界のような景観と紅葉が相まって素晴らしい景色だったので、この丸山沢も秋に遡行しようと取っておいた沢だ。
しかし遡行するタイミングはいつ訪れるかわからない。
毎日沢の事しか考えていない私は、いつどこでどんな沢に入ろうが、沢に入れればそれでいいのである。
丸山沢は素晴らしかった。この中央蔵王東面の沢は、普段の沢登りとは一味違った面白さがある。
その景観は実に見事であり、この地に立ったどんな沢屋も魅了する事は間違いないだろう。
下山の馬の背では、お釜を見に来た軽装な観光客に紛れて重装備のおっさん二人で居心地が悪かったが、それもまた蔵王の素晴らしさの一部であろう。
思い通りにいかないお盆休みだったが、そのおかげで素晴らしい1日を過ごせたので本当に来て良かった。
同行して頂いた鶏氏、ありがとうございました。
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