磐梯山 積雪期ピークハント+BCスキーで滑落 奇跡的に命は取り留めたものの内臓出血、胆管損壊、肋骨骨折でヘリで救助 40日入院
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.7km
- 登り
- 1,040m
- 下り
- 703m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
この週から磐梯山の西を通るゴールドラインが除雪完了で開通。最短ルートの八方台登山口からチャレンジ。八方台登山口はゴールドライン横の登山口でも1メートル以上の雪が積もっていた。 |
写真
感想
前日の吾妻山への積雪期ピークハント+BCスキーは曇天、視界不良の中であったが、当日の磐梯山ピークハントは快晴。最短ルートの八方台登山口から単独で登山開始。登りは順調、東北の山々の景色を堪能しながら山頂へ。
日本百名山81座目 磐梯山登頂。
下りは途中からスキーを装着し滑走するも清水小屋から降りる尾根を一本間違えでしまった。GPS、地図で確認したところ、そちらの尾根を降りても磐梯山ゴールドラインの八方台より下の道路に滑り降りられそうであったので、登り返さず滑ったところ、すでにシーズン営業を終えているアルツ磐梯スキー場のリフトの降り場についた。
まだ時間は11時。スキー場からお花畑までの尾根道を確認できたため、スキーを担いで登り返し、車を止めてある八方台へ滑って戻ることにした。その途中でお花畑まで戻らず、トラバースしようとした雪のついた急斜面ので滑落してしまった。まず人が通らない場所で、気絶していた後、低体温症になりかけていた。
GWは各地で滑落や遭難が相次いだようですが、滑落で死なずに障害も残らなそうに回復するとは、今、考えても奇跡。
50m以上ある急坂を落ちたのに20mくらいで腹で木を正面から受け止め内臓、肋骨ボロボロですが止まったこと。
止まった木の10m上にザックと担いだスキーが引っかかっていたこと。ザックに携帯が入ってたのでザックが遠かったらアウトでした。
しばらく気絶していたその体で生きるためザックまで急坂を登れたこと。這い登ったのですが一回ザックまで手がかかったとこでもう一度落ちたがまた最初の木で腹を強打してとまったこと。
ソフトバンク携帯のアンテナが立ってたこと。110番でヘリ要請出来なければ、内臓出血と低体温症で確実死んでたと思います。
結局40日入院。滑落で生きていた事も奇跡ですが、内臓で損壊していた胆管も奇跡的にもくっつきました。
山は大好きですし、スキーも大好き、入院中もPEAKSとヤマケイ、笹本稜平の新作などを読みながら心は山に向かっていました。しばらくはリハビリです。入院中10キロ痩せ、筋肉がなくなってしまいました。夏山に復帰めざして頑張ります。
ただ、しばらくは雪山には単独では行かないようにしたいと思います。もらった命は大切にします。
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