蔵王山（賽の磧→熊野岳→刈田岳）

2014年05月31日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 8.3km
• 登り: 830m
• 下り: 322m

コースタイム

7:55賽の磧―8:40濁川―9:05丸山沢―9:15かもしか温泉跡―10:40追分―11:35熊野岳避難小屋―11:45~55熊野岳山頂―12:40刈田岳

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー

遠刈田温泉前夜泊。
ロイヤルホテル前から賽の磧までタクシーで約30分、3,500円弱。
蔵王刈田山頂から遠刈田方面へのバスは、12:00、13:00発の2便（土日祝）のみ。

コース状況／危険箇所等

途中で分かれる「ロバの耳コース」が通行禁止となっているせいか、登山者は少ない（熊野岳避難小屋まで一人も遭遇せず）。
道はよく踏まれているものの、追分まで道標や目印テープがほとんど整備されておらず、ルート不明瞭な箇所有り。丸山沢は冬期外した（？）橋がまだ架けられておらず、ロープで渡渉。
また入山日は、上部の谷が豊富な残雪で覆われており、滑落を避けるため慎重なトラバースを求められるほか、ルートの先が見つけにくく迷いやすい。

写真

賽の磧の蔵王寺

6/2 0:47

散策路に入って5分経たずに雪の谷。先が思いやられる。

5/31 8:07

残雪の峰を眺めながら。

5/31 8:29

道標から先は山道に。途中、滾々とわき出る清水。

6/2 0:50

サンカヨウ

5/31 8:38

濁川。見かけ通り鉄分を多く含み、水筒の詰め替えには適さない。

5/31 8:40

ちょっと揺れます。

6/2 0:53

振り返れば、不帰ノ滝。

5/31 8:49

濁川の明るい谷を進む。

6/2 0:53

山に入って最初の大きな谷は雪の中。登山道の出口がわからず難儀する。ここは下方（写真左上）が正解。

5/31 8:55

雪の下から芽吹き。

6/2 0:54

斜度のある雪渓のトラバース。慎重に。ここは正面へまっすぐ。30mの滑落痕？あり、ビビる。

5/31 9:05

丸山沢に架かる橋がない（雪解けまで撤去？）。ロープ一本でまさかの渡渉。深くはないが水量があり、雨天時などは危険か。

5/31 9:14

かもしか温泉付近から、ロバの耳方向を仰ぎ見る。

6/2 0:55

わかりにくいルート。一番奥の石垣と、山の細いスキ間を進むと、崩れかけた階段から登山道が続く。

5/31 9:23

少し進むと、新噴気孔が見える小平坦地に出る。
登山道を進んでいると思ったら、だんだん小渓と区別がつかなくなり不安になるが、ひと登りすれば明確に登山道と分かれ、一安心。

5/31 9:40

雪渓で登山道の出口がまったくわからない。
画面より左に、進みたくなる踏み跡らしき筋があるが、これは谷でまちがい。
突っ切って正面右寄りの谷の脇に、右へ取り付く登山道をやっとのこと発見。

6/2 0:57

ショウジョウバカマ。株ごとに違った色をみせて咲き乱れる。

5/31 10:14

またかというため息も、だんだん慣れっこになってくる。

6/2 0:57

これも登山道。

6/2 0:58

またもや大きな雪渓。しかも中央部が盛り上がっていて向こう側が見えない。しかも滑落したら這い上がれるかどうか。。。正面やや下に登山道あり。（写真はトラバース後に振り返る南蔵王）

6/2 0:58

最後の雪渓を越えて、やっとのこと追分に。
道が雪に埋もれていて、道標の指示もよくわからないので、間違わないように。
雪渓を左手に見ながら尾根を進む道が正解。

5/31 10:55

追分から先は、雪もなく、道も道標もしっかりしていて、安心安心。

5/31 10:56

ミネザクラ

5/31 11:10

火山らしくなってきた。

5/31 11:12

登ってきた道を振り返れば、名号峰から雁戸山へ続く稜線。

5/31 11:26

ガラガラの坂を登り切れば、平坦地の先に本峰が。もう少し。

5/31 11:35

稜線到達。お釜の縁が覗く。入山後、初めて人の姿を見る。

5/31 11:43

熊野岳山頂の熊野神社。

5/31 11:56

三宝荒神山方面。

5/31 12:07

馬の背から、ついに見えたー！

5/31 12:19

お釜。

5/31 12:20

芸術的。

5/31 12:29

お釜。

5/31 12:37

お釜遠望。

5/31 12:44

刈田嶺神社。

撮影機器：

C750UZ OLYMPUS OPTICAL CO.,LTD

感想

げん

雪対策が十分でなく、正直、一歩間違えば遭難と隣り合わせだったと言って良いと思う。
雪渓のトラバースのみならず、所々登山道を覆う雪と木々で難渋し、かもしか温泉跡から追分まではコースタイムをオーバーした。
下調べの不十分さを痛感した山行であった。