エサオマントッタベツ岳エサオマントッタベツ川本流
- GPS
- 21:28
- 距離
- 22.6km
- 登り
- 1,684m
- 下り
- 1,657m
コースタイム
- 山行
- 9:40
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 9:45
- 山行
- 10:55
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 11:37
天候 | 8/13 曇り/小雨 8/14 曇り/晴れ/小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
沢は増水状態 |
写真
装備
個人装備 |
フェルトソール
|
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感想
8/13 前日までの降雨が心配だったが、まずは行ってみようということで出発。びれい橋から見るエサオマントッタベツ川は明らかに水量が多いが、とりあえず入渓地点までは進む。
入渓地点からの徒渉は2人並んで突破。その後、左岸沿いに進もうとするが、ほとんど歩ける岩がない。微妙なへつりや藪で迂回しながら進むが、標高が全く上がらない。地形図にも載らないような枝沢が滝のように流れてくる。途中から雨も降ってくるので、引き返しが頭の中に浮かぶが、まだ行ける、まだ行けるの繰り返しで山スキー沢との出合まで到着。ここで何をミスったか、山スキー沢に入ってしまった。それに気づかず山スキー沢を進み、さらにco1100二股で山スキー沢本流からも離れ右俣へ。ふと上を見るとデカいヒグマがいた。距離40メートルほど。「おーい」と手を大きく振るとこちらに気づき、一瞬の間の後、さっと左の藪に飛び込んでいった。相当な水量が続いているのでこちらの音に気づかなかったようだ。登ったり巻いたりできる連瀑帯を進む。正直下降が大変になるなと思っていた。この時は無名沢だとは気づいていなかった。
北東カールに突き上げるはずの標高1500付近で三つ股となるが、一番水量が多い沢はコンパスの方向と違う。少し進んでみても、一向にコンパスの方向が合わない。何かかがおかしいとようやく気づくと、稜線が見えないこともおかしいと思うようになった。試しに2つほど尾根を超えてみると、遠くにエサオマンが見えるではないか。やっちまった、沢を間違えた。ぱっと見は藪を漕いでトラバースすればなんとかカールまでたどり着けると思ったので、トラバース開始。水平距離にして約1キロのトラバースだったが、固い低木と微妙な滑滝のトラバースに難儀。なんとか2時間ほどで北東カールに到着したが、ぐったりと疲れ果てた。
北東カールは誰もいなくて、天国のようだった。エサオマンの壁が周囲に張り巡っていた。たき火であたたまり、ゆっくり休もうと思ったが、睡眠導入剤を忘れてしまい、案の定眠ることができなかった。夜中、テントを雨がたたく音が翌日の行動を心配させた。
8/14 予定より25分遅れで出発。札内JP東に詰めるルンゼを選択するが、一か所悪いところがあり、微妙な巻きを強いられた。札内JPから初めて見る日高北部の主稜線に感動する。帰りの下降ルンゼを探しながらエサオマンへ。踏み跡がしっかりしていて快適に歩ける。予定通りカールから2時間で山頂へ。曇っているが、雲が高いので360度見渡せる展望の山頂だった。15分もすると雨が降り始めたので下山。下降ルンゼも1、2か所悪いところがあったのでハンマーを使いながら降りる。一か所残置ハーケンがあったが、ロープは使わずに済んだ。
北東カールから正規本流ルートで下山。滑滝とはこのことかとやっと腑に落ちた。下部の水流も前日に比べるとだいぶ良くなっていて、石を渡って右岸左岸と歩きながら下ることができた。途中、同じ山岳会のIさんとすれ違う。こんな山の中で人に会えるとほっと安心する。下山中、晴れてきたし、水流も落ち着いたので竿を出す。釣り師デビューで竿を振った1秒後に魚が釣れた。その後悲しい出来事もあったが、合計5匹ほど釣れ、そのうち2匹をたき火でおいしくいただいた。16時過ぎ、下山。最後はフラフラで疲れ果てたが、充実した山行だった。mのおかげでどんどん沢登りに魅了されてきている。
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