三百名山56座目:狩場山〜俺たちのエクスカリバー〜
- GPS
- 05:44
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 840m
- 下り
- 840m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
北海道ツーリング登山第五弾!
ニセコから西へと移動し道の駅島牧にて起床<(^o^)>
空は快晴の登山日和。
正面には本日のターゲットとなる三百名山、狩場山が堂々と横たわっていた。
颯爽とテントをたたみ登山口まで爆走。
幸いにも全て舗装路だったので終始安心して走ることができた。
さて、ここは暑寒別岳で会った人にヒグマの存在感半端ねぇぞと脅された山。
・・・マジでソロ嫌だなぁ〜( ´Д`)
と準備をしていると遠くからバイクの音が近づいてくるのが聴こえる。
あれ?この四気筒サウンドと
大排気量を思わせる重低音・・・まさか⁈
ハヤブサキター( ゜∀ ゜)ーーーッ!!
なんと先日余市岳で会った池戸さんと奇跡の再会w
やはり三百名山ハンター、そして登山ライダーは
引かれ合うものだなんだな😏
池戸さんもソロ山行を恐れておりお互い好都合!
余市岳で撮れなかったお互いのバイクを、
並べて写真を撮ることができた😄
さぁ登山するかという時にトラブル発生。
池戸さんが飲料用に買ってきた2Lのポカリに穴が空いていることが判明。
「まぁいいか」とそのまま手で持って登山しようとする面白い池戸さんw
流石に引き留めて空のボトルを一本提供。
ライダーは助け合いでしょ😏
歩き出してすぐに闇堕ちカタツムリを発見。
どうやらこのエリアで有名なブドウマイマイというレアな種類らしい。
・・・頼むから黒い生き物はコイツだけにしてくれよ?(((°Д°)))
序盤の樹林は笛を鳴らしたりとにかく会話して騒がしくしながら登り続ける。
4合目を過ぎた所で、ようやく海が見え始めた!
7合目あたりから山の雰囲気が変わり草原と高山植物帯の広がる楽園へ🌷
狩場っていうからずっとジャングルみたいな山をイメージしてたけど想像と違うな( ゜д゜)
そしてこの視界ならヤツが現れてもすぐ見つけられるのでちょっと安心する🐻
草原を登り切り前衛峰の南狩場山に到着した途端白い霧に包まれる頂。
オイーマタカヨー
黒いのはヤメロって言ったけど白いのも勘弁してくれよー('A`)
そしてここには、ヤツの痕跡がたっぷりと残っていた(((°Д°)))
やはり俺は北海道に嫌われ続けるのかと
嘆きながら南狩場山の樹林を抜けるとまた世界が変わった( ゜д゜)
美しい草原を突き抜ける登山道。
青空に生える翼のような筋雲。
トンボが激しい空中戦を繰り広げる池塘。
そして雲海の中に見えた羊蹄山頂!!
うおおお!めちゃくちゃいい山じゃん!!( ゜∀ ゜)
と、2人ともテンション振り切って騒ぎまくる。
これだけ煩ければ熊も逃げるだろう←
目を奪われながら歩いていると茂みに隠れたかなり深い洗屈に足を取られ
転びそうになるトラップもあり最後まで油断ならないw
でもここまで来れば全てが楽しい!
さぁ、後はこのビクトリーロードを歩いて、こ栄光の頂きに立つだけだ!(´∀`)ノ
爽やかな草原を駆け抜けて山頂に到着!
北方面は狩場山を構成する稜線と鮮やかな日本海。
南方面の空は雲が多く山々は見えなかったが
歩いてきた草原の先に南狩場山の見える満足の行く眺望。
今回スプレー以外に熊対策刺突武器として使えるかもと持ってきたストック。
きっとこれが俺たちを守ってくれたんだ。
ミナミカリバーを超えたカリバー山頂の蒼天で俺たちのエクスカリバーを高々を掲げた←
次々と登ってくる地元登山者さん達と雑談食事タイムを愉しみ賑やかな頂きを過ごす🤤
緊縛プレイを愉しんでいる?変態地蔵さんに別れを告げ山頂を後に。
下山の最中にも晴れは続きさっきは見えなかった
南狩場からの狩場も見ることができてもう心残りは無い・・・
いや、撮れ高的にちょっとだけクマさん出てきてくれてもいいんだよ?( ゜∀ ゜)←
という冗談を言い合いつつ賑やかな登山を終える。
最後は麓まで軽くツーリングを愉しみ
セコマ近くの交差点で拳を突き合わせて解散!
余市岳から続いたドラマチックな登山ライドにピリオドを打った。
出会いと別れを繰り返す北海道らしい山行になったな。
池戸さんとは三百名山を登り続ければ、またどこかで出会えるだろう(´∀`)b
三百名山56座目・踏破!
★ルートレビュー★
難易度:B
山頂付近の草原に隠れた洗堀があり転倒注意。
なんといってもやはり注意すべきはヒグマとの遭遇率の高さ。
ルート上に糞があるのは当たり前、そこら中から獣臭がするなど存在を近くに感じます。
6合目までは見通しの悪い樹林が続くため鉢合わせする危険性あり。
登山にあたっては熊スプレー、熊鈴、ホイッスル、鉈、メット、
早朝夕方および単独入山を控えるなど可能な限りの対策は行いましょう。
体力度:C
標高1520m 標高差823m 平均斜度13.2°登り3:00(3.6km) 下り2:30(3.6km)
歩行距離は短いものの前半の2キロで標高差の8割程度を稼ぐ結構な急登。
視界もなく熊への警戒が続くため想像以上に精神が削られ疲労感が増えます。
展望:C
半分程度は樹林の細い登山道が続きます。6合目から視界が開け周囲は花畑に。
南狩場山付近は再び樹林となりますが山頂からは狩場頂方面の稜線が望めます。
さらに進むと一気に天国のような草原池塘エリアに変貌。
山頂からは東狩場山の稜線、せたな町の街並み、周囲を取り囲む蒼海。
そして遠くには羊蹄山の姿を見ることができます。
総評:B
樹林が多く熊の存在感で常にスリリングな山行になるものの
山頂の圧倒的解放感に全てが報われたように感じる山。
山体の半分が海に面して離島の山のような雰囲気も味わえるお得感もあり、
危険を冒してでも一度は登る価値のある山です。
★ルートレビューリスト(三百名山)
https://wp.me/PcUql6-1ar
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