この深い霧の中で 小金沢山〜牛奥ノ雁ケ腹摺山
- GPS
- 05:55
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 616m
- 下り
- 824m
コースタイム
天候 | 曇 ガスガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路 すずらん昆虫館BS〜甲斐大和駅 |
写真
感想
西へと走行する列車の中、車窓から仰ぐ鈍色の空は晴れない。今日か、明日か迷いながらも決めた山行だ。甲斐大和駅発8時10分の始発に乗れた。これはラッキーだった。予定より1時間、早く小屋平BSに着いた。台風11号が沖縄で停滞、東側を巻き込むように大きな雲が渦を巻いている。その影響なのか、依然として空は白い闇から変わらない。今日はhirokoさんとのコラボである。BSから一気に石丸峠まで登る。凡そ1時間、ここは辛抱の登りである。ガスに覆われている山道を往く。草原に出た。気持ち良い草原を歩く。登山者は数人見かけたくらいか。できれば小金沢山まで休まず登ってしまいたい。石丸峠の景色を目に留め、先を往く。草原から一転して苔蒸した岩を避け、はびこる木の根を踏まぬように登る。峠から小ピークのアップダウンが続く。ヤマレコの音声も届かない。12時には山頂か、と思いながら、重い脚を上げていく。ところどころで昨日の雨で登山道が泥濘ができている。こんなに歩きにくい道だったか。途中で小雨になった。hirokoさんレインウエアを装着。私は様子見。小雨が本降りになってきた。このまま雨の山行となるのか。漸く小金沢山の山頂を踏む。ガスは晴れてくれない。雨は上がってくれた。休憩後、後半の牛奥ノ雁ケ腹摺山に向かう。下って登り返す。登山道は歩き易い。青空が見え始めてきた。今日は午後から晴れてくるのか。秀麗富岳の山座からは全く富士を眺望することは叶わなかった。そんな日もあるもんだ。ほどなくして山頂に着いた。ガスが抜けはじめ甲府盆地が眼下に見える。日差しが時折、辺りを照らす。山頂をあとにし、1つ前のバス便に乗車できるように下山する。朝のあの雲がどこに消えたのか、青空が広がり始めた。間もなくBSという辺りで「フェンス内登山道」という張り紙で脚を止めた。そのまま直進してもよいように道は踏まれていたが、フェンスをくぐって降りていく。少し荒れた道にやや違和感があった。林道に出た、このまま林道に沿って下るが、ルートが怪しい。hirokoさんが見つけてくれた「バス停」という小さな古い板書きがある。私は見逃してしまい、一度登り返えした。板書きの登山道を降りていく。踏みあともあり間違えなさそうである。館が樹林の間から見えた。すずらん昆虫館だ。空は蒼く、大きく広がっていた。
台風の影響でなんとも悩ましい天気。早朝の中央線から見る景色は雲も厚く雨が降っているところもあり、不安に駆られました。が、笹子トンネルを越えたあたりから、急に雲が薄くなってきました。
人気の大菩薩嶺登山口に行くバスに乗ります。
バスは満席でしたが、途中の小屋平で降りた登山者は少なく、静かな登山が楽しめました。
途中、雨が降ったりガスったりと、完璧な天気ではありませんでしたが、涼しくてとても歩きやすく感じました。富士山は見えなかったものの、甲府盆地が輝いてとても美しく見えました。
少し泥濘はあったものの眺望が開けた後は気持ち良い登山道、広い頂上、楽しく登ることができて今度はぜひ富士山ともご対面したいと再訪を決意しました。
登山後、私は中央線で甲府方面に向かいましたが、車窓から富士山が美しくその容貌を見せてくれました。また来てねと言われているような気がしました。
2年前の秋、すずらん昆虫館を起点にgijinさん達の逆コースで周回しました。大菩薩は所々に現れる草原が爽快で心地よい処ですね。10月末だったので紅葉も盛りを過ぎていて少し残念でしたが、黄色や赤色がアクセントになり気持ちよく歩きました。小屋平BSとスズラン昆虫館の間の舗装路は小さなアップダウンがあって堪えました。
こんにちは。
逆コースで行かれたのですか。私は、2回登っておりますが、どちらも小屋平からです。ガスに覆われて展望はなかったですが、大菩薩嶺コースの草原が気持ちよかったです。秋も紅葉が綺麗でしょうね。時期を選んで登ってみようと思います。小金沢連峰は人も少なく静かな登山を楽しめました。
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