鹿島槍ヶ岳〜唐松岳縦走

2022年09月09日(金) ~ 2022年09月11日(日)

• GPS: 22:45
• 距離: 27.0km
• 登り: 3,332m
• 下り: 2,880m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:12
• 休憩: 0:59
• 合計: 10:11

距離 13.8km 登り 2,126m 下り 1,084m

6:04 扇沢駅
6:15 柏原新道登山口
7:15 ケルン（柏原新道）
7:20 7:24 駅見岬
8:09 水平岬
8:39 8:43 富士見坂
9:11 9:19 種池山荘
10:08 10:14 爺ヶ岳南峰
10:31 10:32 爺ヶ岳中峰
10:53 10:54 爺ヶ岳北峰
11:18 11:19 冷乗越
11:40 11:47 冷池山荘
11:56 冷池山荘テント場
12:56 12:57 布引山
13:53 14:12 鹿島槍ヶ岳
14:45 14:47 鹿島槍ヶ岳北峰
15:58 16:03 八峰キレット
16:15 八峰キレット小屋

2日目

• 山行: 7:21
• 休憩: 0:36
• 合計: 7:57

距離 7.3km 登り 1,072m 下り 911m

6:13 八峰キレット小屋
7:58 8:04 北尾根ノ頭
10:05 10:13 五竜岳
11:15 11:31 五竜山荘
11:34 11:35 遠見尾根分岐
11:38 白岳
12:26 12:30 大黒岳
14:04 14:05 牛首
14:10 唐松岳頂上山荘

3日目

• 山行: 2:47
• 休憩: 2:30
• 合計: 5:17

距離 6.0km 登り 147m 下り 938m

4:34 唐松岳頂上山荘
4:50 5:43 唐松岳
5:57 6:59 唐松岳頂上山荘
7:38 7:41 丸山
7:55 扇雪渓
8:39 9:10 八方池
9:11 第三ケルン
9:18 9:19 八方ケルン
9:24 第2ケルン
9:51 八方池山荘
9:51 ゴール地点

天候

9月9日:☔️ 10日:☁️11日:🌤

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き:夜行バスで大阪〜扇沢
帰り:電車で白馬駅〜松本〜名古屋〜大阪

コース状況／危険箇所等

北アルプス三大キレットに入る八峰キレットを縦走する今回のコースは、鹿島槍ヶ岳南峰〜五竜岳までが特に注意が必要です。両側が切れ落ちた所や梯子や鎖場が続き油断できません。
　また、五竜岳から山荘に向かう辺りも岩場・鎖場が続きます。五竜岳〜唐松岳のコースでは牛首と言われる辺りは鎖場が少し続くので注意です。
　柏原新道・八方尾根の登山道は整備が行き届き歩きやすい登山道になっています。

その他周辺情報

扇沢：朝早く到着し、余り詳しく分かりませんが、扇沢駅には自動販売機が並んでいるのが見られました。
八方尾根登山口:ゴンドラで降りると周辺は、飲食店を始め温泉施設や、コンビニもあります。
白馬駅:飲食店・コンビニや土産を買える店、足湯など充実しています。ただし、電車の本数が少ないので、時刻表を確認必須です。(今回、駅で２時間半足止めされました。)

写真

9/9 6:04

扇沢に到着、降りられた方は6人程いられましたが、皆さん黒部立山方面に行くために駅で待機していました。

9/9 6:06

9/9 6:16

9/9 6:39

整備がされた登山道なのでサクサク登れました。

9/9 7:12

扇沢が眼下に、正面の山は針ノ木岳かな。

9/9 7:15

9/9 7:51

尾根上には、今から向かう種池山荘が見えます。

9/9 7:54

9/9 8:14

ガスに覆われ始めました😭。

9/9 8:28

アザミ沢では、沢山の花々がまだ咲いていました。

9/9 8:59

鉄砲坂を登り切ると、

9/9 9:08

種池山荘がある尾根に出ます。(雨が降り出し、雨具装着)

9/9 9:23

爺ヶ岳向け出発‼️

9/9 9:29

9/9 9:37

9/9 10:09

緩やかな登りを登り、南峰への分岐を登り切ると頂上到着。

9/9 10:09

頂上では雷鳥さんのお出迎え。

9/9 10:11

9/9 10:17

登山道に戻り、次に中峰を目指します。

9/9 10:21

9/9 10:26

中峰分岐。

9/9 10:26

9/9 10:32

標識が倒れていた中峰到着。

9/9 10:32

9/9 10:56

9/9 11:14

9/9 11:20

冷乗越。

9/9 11:37

冷池山荘に到着、先はまだまだ長し。

9/9 11:46

9/9 11:58

テント場に到着。この時1張りしかテントはありませんでした。

9/9 12:10

9/9 12:59

雨が強まる中布引山山頂到着。

9/9 13:07

目指すは鹿島槍ヶ岳。

9/9 13:17

9/9 13:24

9/9 13:28

一瞬晴れ間も見えましたが雲は取れず、頂上直下の急登を登り切ると、

9/9 13:55

鹿島槍ヶ岳南峰、頂上到着‼️

9/9 14:00

9/9 14:08

休憩後、キレット小屋に向けて出発。いきなりキツい下りから始まります。

9/9 14:13

振り返り先程いた南峰。

9/9 14:34

雪渓がまだ残っていました。

9/9 14:36

吊尾根分岐に到着。鹿島槍ヶ岳北峰を目指します。

9/9 14:44

10分弱で鹿島槍ヶ岳北峰登頂。

9/9 14:48

9/9 15:20

吊尾根からさらに下ると八峰キレットの核心部に。

9/9 15:48

鎖場を下り、

9/9 15:55

9/9 15:56

梯子を登り、

9/9 15:56

気を抜けない登山道が続きます。

9/9 15:58

9/9 16:00

9/9 16:06

9/9 16:07

9/9 16:11

キレット小屋が見えましたが、まだ油断できません。梯子や鎖場を慎重に下り、

9/9 16:15

キレット小屋に到着。

9/9 16:51

キレット小屋での夕食。

9/9 18:23

夕方、雨が上がり、雲の切間から明かりと共に剱岳が顔を出しました。

9/9 18:25

9/10 5:28

翌日の朝食。

9/10 5:31

外に出て辺りを見渡すと、雲が無く、開けた剱岳方面が一望できました。

9/10 5:31

荒々しい剱岳が朝焼けで燃えています。

9/10 5:31

昨日降って来た岩場にも朝日が。

9/10 6:13

9/10 6:14

出発してしばらく行くと、雷鳥さんが、

9/10 6:14

9/10 6:16

9/10 6:16

登山道をしばらく一緒に進みます。

9/10 6:17

9/10 6:17

9/10 6:22

雷鳥と別れた後、ハシゴや鎖場が続く厳しいコースへと変わります。

9/10 6:23

雲海が広がる長野県側。

9/10 6:27

五竜岳方面はガスがかかり、楽しみにしていた縦走路の展望が今日も見ることができません。

9/10 6:28

9/10 6:35

9/10 6:48

9/10 7:08

9/10 7:24

口ノ沢のコルに到着。

9/10 7:43

9/10 7:51

北尾根の頭で小休憩。

9/10 8:00

9/10 8:02

9/10 8:32

滑りやすいザレた登山道を九十九折に登り、

9/10 8:48

鎖場が続く、難所にかかります。

9/10 8:53

9/10 8:55

9/10 9:05

9/10 9:06

9/10 9:08

G5と呼ばれる辺りが、特に気が抜けないポイントでした。

9/10 9:08

9/10 9:16

9/10 9:31

9/10 9:38

9/10 9:41

9/10 9:55

五竜岳まであと少し。

9/10 9:58

9/10 10:01

登り切ると、無事にキレット通過したと思われる看板が出てきてホッとし、

9/10 10:02

五竜岳頂上へ。

9/10 10:05

頂上到着。周りはガスに覆われ、視界ゼロ😭。

9/10 10:06

9/10 10:17

五竜山荘に向けて出発。

9/10 10:17

9/10 10:19

頂上直下は、岩場が続き気が抜けない箇所が続きます。

9/10 10:35

9/10 10:41

9/10 11:02

本日2回目の雷鳥さん。

9/10 11:03

9/10 11:07

9/10 11:11

9/10 11:13

9/10 11:29

五竜山荘に到着。水分を補給し、Tシャツをゲット。

9/10 11:29

唐松岳方面に向けて出発。

9/10 11:34

9/10 11:35

遠見尾根分岐を通過し、

9/10 11:43

気持ちの良い登山道を進みます。

9/10 12:04

9/10 12:26

大黒岳通過、この辺りから、登山道が変わります。

9/10 12:38

急登や、

9/10 13:04

9/10 13:18

岩場、

9/10 13:21

9/10 13:25

鎖場を通過します。

9/10 13:34

9/10 14:00

牛首と言われる辺りでしょうか。

9/10 14:09

9/10 14:10

唐松岳頂上山荘に到着。

9/10 16:44

夕方になりガスが取れ、今まで見れなかった五竜岳の全貌が見えました。

9/10 16:45

9/10 16:47

唐松岳方面も展望が開け、

9/10 16:51

写真を撮って頂きました。

9/10 16:52

至福の時間です。

9/10 16:59

9/10 17:40

唐松岳頂上山荘での夕食。(昨日に続きハンバーグです😅)

9/10 17:58

唐松岳の奥に沈む太陽。

9/11 4:16

そして最終日。山上で見る月は、中秋の名月と重なり一段に、大きく綺麗に見えます。

9/11 4:18

お月様と唐松岳。

9/11 4:32

御来光を見に行く為に、山荘を出発。

9/11 4:47

先に出発した人たちのヘッテンが唐松岳で光っているのを見ることができます。

9/11 4:51

唐松岳頂上に到着、後方上空にはお月様。

9/11 4:51

頂上では、今回初めて見る白馬岳が見渡せました。

東の空が明るくなり、

9/11 5:06

見渡せば富士山🗻や、南アルプスの山並みまで望むことが出ました☺️。

9/11 5:14

五竜岳の奥には、蓮華岳さらに奥に槍ヶ岳や穂高連峰の展望も😊。

9/11 5:18

9/11 5:19

9/11 5:25

太陽が雲海の中から顔を出しました。

9/11 5:25

9/11 5:28

周りの展望が一気に変わります。

9/11 5:29

朝日に照らされる不帰ノ嶮。

9/11 5:31

9/11 5:31

五竜岳。

9/11 5:31

9/11 5:32

9/11 5:34

9/11 5:35

9/11 5:36

太陽の偉大さを感じた瞬間です。

9/11 5:36

9/11 5:36

剱岳。

9/11 5:41

9/11 5:42

9/11 5:43

9/11 5:44

9/11 5:45

9/11 5:53

9/11 5:54

雲海の奥に浮かぶ妙高・火打山。

9/11 6:04

朝食。

9/11 6:56

いよいよ下山😔。

9/11 6:57

山荘前から唐松岳。

9/11 7:01

剱岳もこれで見納め。

9/11 7:02

これから下る八方尾根。

9/11 7:03

9/11 7:04

9/11 7:04

白馬三山。

9/11 7:06

9/11 7:07

不帰ノ嶮。

9/11 7:07

9/11 7:11

9/11 7:12

9/11 7:13

9/11 7:13

9/11 7:14

五竜岳、その奥に鹿島槍ヶ岳北峰が少し顔を出してくれました。

9/11 7:17

9/11 7:19

9/11 7:21

展望が良くなかなか進むことができません😅。

9/11 7:22

9/11 7:23

9/11 7:28

9/11 7:32

五竜岳奥の鹿島槍ヶ岳、両峰顔を出してくれました。

9/11 7:32

9/11 7:38

丸山ケルン。

9/11 7:39

ケルンから五竜岳。

9/11 7:54

扇雪渓。

9/11 7:55

9/11 8:13

9/11 8:17

八方池が見えてきました。

9/11 8:25

中央の雪渓は、白馬雪渓かな。

9/11 8:30

9/11 8:33

9/11 8:37

逆さ白馬岳を見に八方池へ。

9/11 8:57

しばらく待ちましたがガスが取れず。

9/11 9:09

9/11 9:10

9/11 9:11

9/11 9:23

9/11 9:26

9/11 9:40

9/11 9:58

リフトにて一気に下山。

9/11 10:03

9/11 10:04

9/11 10:17

正面左奥の山は以前行った高妻山〜乙妻山らしいです。

9/11 10:17

9/11 10:34

最後はゴンドラで一気に下り登山口に。楽しい縦走を無事に終えることが出来ました😊。

撮影機器：

iPhone 7 Plus Apple

感想

mahykaru

　年一度のアルプス縦走、今年は後立山の爺ヶ岳から唐松岳まで歩いてきました。
　初日はあいにくの天候で、登り初めこそ晴れ間が見え少し期待を持ち、登り出しましたが稜線に出る頃には☔️が降り出しました😭。柏原新道は整備された登りやすい登山道で、登山道隅の花々を観ながらサクッと登ることが出来ました。
　☔️は、キレット小屋に到着するまで続き、期待していた鹿島槍ヶ岳の展望はゼロ😣で、八峰キレットに突入すると、展望を見る余裕は無く慎重に足場を確かめながら進みました。鎖場やハシゴ、ガレ場など、宿泊したキレット小屋を越え五竜岳まで続きました。
　2日目も雨は降らなかったですが、唐松頂上山荘に到着するまで、ガスに覆われ展望は望めませんでした。五竜岳からの下りも急な岩場や鎖場がありました注意して進めばそんなに長く続かないので問題無いと思います。岩場が終わると五竜山荘に到着‼️五竜岳からは快適な登山道に変わりますが、大黒岳から牛首を越え唐松頂上山荘までは八峰キレット程では無いですが、岩場や鎖場の昇り降りがあります。⚠️
　山荘での受付を済ませ、休憩後外に出ると、天気が回復、今まで見れなかった五竜岳、そして山荘正面に剱岳、そして唐松岳を見ることが出来ました☺️。唐松岳までは、約20分位で登頂出来るみたいなので、次の日天気も良いと聞いていたので御来光🌅を見に行くことにし、夕日に照らされた山々に見惚れていました。
そして最終日、中秋の名月がまだ天高く昇っている朝4時半に小屋を出発‼️テント場の明かりやヘッテンで光る唐松岳も絵になるなぁと思いながら頂上に向かいました。頂上に着くと、空が明るくなり始め雲海に浮かぶ山々に感動しました。頂上からは、昨日登った五竜岳、そして不帰嶮を挟んで白馬三山が見渡せ、遠くは妙高・火打山、槍穂、さらに遠くは南アルプスに富士山まで見ることができました😊。そして雲海からの御来光‼️モルゲンロートの白馬岳や五竜岳そして剱岳に大自然の美しさに1日目や2日目で景色を堪能できなかった消化不良も吹っ飛びました。下山時には、少しではありましたが最後の最後に双峰の鹿島槍ヶ岳が少し見ることができ下山の途につきました。八方池での逆さ白馬岳は見れませんでしたが、満足のうちに八方登山口に到着することができました。
　終わり良ければ全て良しではありましたが、天気が悪い中、雷鳥を1〜2日目に3回見ることが出来ました。そして、3日目の景色、今回も大満足の縦走をすることができました。

◎キレット小屋から(2022年9月10日)



◎唐松岳山頂小屋から(2022年9月10日)



◎唐松岳山頂から雲海からの朝日(2022年9月11日)

コメント

ゲスト

mahykaruさん、こんにちは！

おそコメ失礼します💦
レコがUPされた瞬間にあっ！上がってると確認していましたが、私には夢のまた夢の上級者コースの大縦走記録だったので、時間のある時にじっくり隅から隅まで読ませてもらおうと思っていたら今になってしまいました😅

グレーストラバースや健脚の方の記録などでよく見る私には恐ろしいコース！写真を見ながらお尻の辺りがふわふわ浮くような、背筋もゾクゾクして緊張しながら読ませていただきました💦

凄いな〜😮‍💨アルプスをソロで歩く方には尊敬しかありません。事前の下調べや予約等相当な時間をかけて挑まれてる。しかもお仕事もしながら。

お天気、前半は残念でしたが（逆にあの天候でキレット踏破とか神です！）後半は晴れて報われましたね😊素敵な写真も楽しませていただきました🎵

いつかいつかと言いながらなかなか抜け出せない私ですが、mahykaruさんの過去の投稿も含めて、とても分かりやすい丁寧な記録がいつかの日のための参考書です！これからも期待していますね🎵

mahykaru

manya5364さん
コメント有難うございます。他の山レコの投稿をしている人に比べるとまとめるのが下手くそなのでいつも長々となってしまっています。
前半はあいにくの天気でしたが、時折見える景色は雷鳥、高山植物(写真が多くてカットしていますが)を楽しみながら爺ヶ岳や鹿島槍ヶ岳を越えていったんですよ‼️
　キレットでは、ヘルメットを装着し⛑、雨の中を鎖場やハシゴ、痩せ尾根をいつも以上に注意を払い進みました。何ヵ所か危険な所がありましたが、緊張感を楽しみながら進むことが出来ました。
　五竜岳山荘では、お土産でmanyaさんも欲しがりそうなTシャツをGETしました。(また何処かの頂上でこれを着て🍺を飲もうと思っています。)
　北アルプスに行くと前半が天気が悪く、展望を楽しめない事が何度かありましたが、これまでと同じく後半に天気回復し、五竜岳を始め唐松岳・白馬岳を望むことができました😊。中秋の名月、またアーベンロートや唐松岳頂上での御来光やモルゲンロートで赤々と燃える山並みは忘れられない思い出を刻む事ができました‼️
　manyaさんもお仕事が忙しいと思いますが、私以上に体力・岩場での技術があると思われるので、北アルプスの主要な頂なら行くことができると思います😉。勿論、綿密な計画は必要ですけど、無理をしなければ、大丈夫です👌。