記録ID: 4672765
全員に公開
ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜
唐松岳・五竜岳 八方尾根から遠見尾根テント泊プチ縦走
2022年09月10日(土) ~
2022年09月11日(日)
富山県
長野県
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 11:00
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,802m
- 下り
- 1,985m
コースタイム
1日目
- 山行
- 2:54
- 休憩
- 3:31
- 合計
- 6:25
距離 5.9km
登り 930m
下り 68m
2日目
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 8:23
距離 12.3km
登り 872m
下り 1,917m
天候 | 10日・11日ともに山の上は晴れ(雲は多い) 風が弱く日差しが強いのでとても暑かった。 標高2400m以上は雲が取れるかもな予報だったが、八方池到着時点で白馬の稜線は雲に覆われて見えなかったが、風はおおむね静穏だったためリフレクションは一応していた。 昼前からは雲がわきやすく、あちこち雲で覆われるが稜線上はそこそこ風がったため待っていれば晴れることがあった。 ふもとは朝から曇っており、午後は雲にびっしり覆われふかふかの雲海状態だった。 まだ真夏と同じ格好で十分だった。 夜もまだ冷え込みはひどくなく、肌を覆ってダウンがあればなんとかなる。 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
1 五竜のゴンドラ駅前(エスカルプラザ)の駐車場に車を置く。(無料・広い・建物内にトイレあり) 2 神城駅まで下り坂を徒歩20分。 3 神城駅から白馬駅までJRで移動(190円)7:55発で8:02ごろに着く。 駅には国道側からしか行けないので、踏切を越えて回り込まないといけない。 4 白馬駅から、白馬八方尾根・白馬岩岳・栂池高原シャトルバス(無料) バス停は駅出て右手(左手の2番乗り場はアルピコ交通の普通の路線バス・これでも行ける) 小型のマイクロバスで8:07発、アルピコ交通の路線バスは8:10発。 5 八方アルペンライン(八方尾根のゴンドラ)で登山口へ(1800円) 山行日のゴンドラ営業は8:00から。 6 下山は白馬五竜アルプス平(高山植物園)のテレキャビン(ゴンドラ)で山麓とおみ駅へ。(1300円)16:30が下り最終だが、間に合わないときは電話をすれば有料で延長運行して待ってくれるよう。 下りが3.5時間以上と長い時間になるので五竜山荘や道中に注意書きがたくさんある。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・八方池山荘~八方尾根~唐松岳頂上山荘 (2.5時間くらい) 危険個所は特にないルンルンなハイキングが楽しめる。 八方池までは2ルートに分かれていて、木道コースは階段が多くベンチもあるが、こちらを使う人が多いので渋滞する。 山道コースはやや石がさらっと滑りやすいが、普段登山している人なら歩きやすい道。 八方池からは登山道。砂っぽいが傾斜は緩やかで上りやすいが樹林帯になるため風がなく暑い。 ちょうど中間くらいに扇ノ雪渓があり、岩が多めの広場があるので、時間的にそこで休憩すると涼しい。 雪渓を回り込むようにやや急な斜面を登るとそこからはハイマツ帯となり、日差しが気になるが眺望が良くなり道も細かい砂利っぽい緩やかな道になる。 ケルンを通過しやや岩場っぽくなった場所を越えると小屋に着く。 ・唐松岳頂上山荘~唐松岳山頂(ピストン) (片道20分くらい) 石が転がるがザレているというほどではなくとても歩きやすい。小屋からサンダルでも行けないこともない。 よくある登りやすい山の山頂部の道。 山頂はやや岩があり平坦ではないがそこそこ広く、360°の眺望が楽しめる。立山連峰が良く見え、剱岳から少し離れた右手に夕日が沈むのが良く見えた。 ・唐松岳頂上山荘~五竜山荘(休憩なしで2時間ちょい) 山荘出発から30分くらいは岩場をトラバースを交えながら下っていく。 ストックはいらない。ヘルメットは持っているなら着けた方が良い。 個人的には危険・怖いというより、どうやって行こうか、の方が勝る感じ。 岩は滑らかだが足場、ホールドは探せばあるので、足元さえおろそかにしなければ特に難しいことはない。 鎖場も短い距離を下る・渡る、休める場所がある、の繰り返しなので、渋滞を避けて落ち着いて行けば問題ない。 サラサラとした岩肌だったので、雨の日は怖そう。 鎖は8割くらいは使わなくても行ける。 むしろ合間合間のザレた下り道の方が浮石だらけで怖かった。 岩場が落ち着いて砂地のハイマツ帯に差し掛かると後は登り基調の緩やかなアップダウン。 ・五竜山荘~五竜岳山頂(ピストンで1.5時間くらい) 序盤から足場が岩になるが、岩を登るのは中盤から。 ややすべすべとした岩肌だが、手掛かりになる亀裂や突起が多数あるので特に難所はない。足をかけるには少しボールドになる部分が小さいので、岩場に慣れていないと大変かもしれないが、落ちたら死ぬほかないような場所はない。 牛首もそうだが、ボルダリングを1回でもやっていると良い。 山頂部はややごつごつした岩場で平坦ではないが、多数で休憩できるくらいの場所は十分にある。 ・五竜山荘~遠見尾根~白馬五竜アルプス平(高山植物園)(下山3.5時間くらい) 序盤はストックはしまっておいてもいいかな?位。 五竜山荘から少し登って白岳を越えてまずは下り基調の岩場交じりの道を行く。 岩場というより岩の斜面。岩質は異なるが、赤岳に似ている。 滑落しても下の道に落っこちるくらいだが、ごつごつした滑り台のようになっているので牛首より足元のバランスがとりにくい。鎖は特に使わなくても行ける。 腰を落としてずりずりしながら降りる方が楽。 岩場の終盤の切れ落ちたザレ場に作られた階段が、今回の山行で一番怖かった。 そのあとは少しやせた尾根のアップダウンで、砂地の池がある所に来ると左右が笹薮の樹林帯となり、泥のぬかるみが多数ある道になる。 靴は確実に汚れる。 遠見尾根ファンには申し訳ないが、眺望が少なく単調でなかなかしんどい尾根道。 傾斜自体は非常に緩やかだが、道の状態が良くないので歩きにくく幅も狭い。 以降鬱蒼とした道なので、日の当たる乾いた場所がある、先ほどの池がある場所で足を休めた方が良い。 以降3つくらいのピークを登り返しながら進む。後半になるほど階段が増え、膝がやられる。(散策路と銘打ったコースの階段が一番しんどかった) 地蔵の頭から植物園のコンドラ乗り場までは木道・舗装された坂道を下っていくが、そこそこ急で20分程度かかる。ゴンドラ乗り場のレストランはゴンドラ最終の30分前、16:00に閉店なので時間には気を付けた方が良い。 |
その他周辺情報 | ・唐松岳頂上山荘 見晴らしが良く、東は八方尾根西側は唐松山頂や五竜岳、立山連峰が真正面に見えて展望が素晴らしいロケーション。 南北に延びる尾根上にあるので、ご来光も日の入も両方眺めることができる。 テント場 (1人の場合、3000円・要予約) 25張くらい 砂と石の地面でペグは石にすぐ当たるため刺さりにくく、抜けやすい。 20cm~の石はたくさん転がっていて、平坦が多いが場所によっては岩が埋まっているのでマットが薄いとごつごつするかも。 狭くて通路が確保できない、ほかの人が張れなくなるので、よほどの強風でない限り張綱は使わない方が良いかも。 山荘の西側斜面の、下る登山道の合間合間の場所にテントを張っていく感じ。 2人用位をきれいに詰めていかないと収まらなく、最後の方に来た人は上から見た感じ道の幅が広くなった隙間に張っているようだった。中段くらいに1人用で4,5張ずつ張れそうな空間がいくつかあるくらいで全体的に斜面に張りつくようで狭い。 小屋へ行く際は少し斜度のある足場の悪い道を登っていく必要があるため、サンダルでの移動は少し危ない。早着して場所を確保した方が良い。 尾根の西側斜面にあるので、日の入は立山連峰とともに見えるが、朝日はテントから見ることはできない。 トイレ テント利用者も小屋内を使用・テント料金に使用料含む(女子用3室) 靴を脱ぐ必要がある・紙はゴミ箱に捨てる 売店 17時まで。水とビールは自販機あり ずっとヘリが飛ばなかったため、物資がなく山行日は飲料は水とビールしかなかった。水は500mlのミネラルウォーター(400円)と、雨水(要煮沸)の量り売りがある 食堂 小屋利用者と、立ち寄りの場合は休憩料を払えば利用可能。食事の提供はなし?(未確認) ・五竜山荘 白岳の直下にあり五竜岳の山頂部が良く見える。立山方面はあまりよく見えないが、唐松岳への稜線が良く見える。反対側は遠見尾根とふもとの町が良く見える。 テント場(多分1人3000円・要予約) 山荘前の2段ほど下がった場所。きれいに整地され、区画も線で分かれているので整列して張っていくことになると思う。 11時頃着で綺麗に1張もなかったので、撤収時間が決まっているかも。(小屋裏でヘリでの荷揚げをしていたのでそのためかも。未確認) トイレ 小屋の裏をずっと奥まで行くと外来用と兼用であり。 和式のぼっとん便所。自分で木の蓋を開け閉めして使う、昔ながらのやつ。 外に手洗用の水のタンクあり。 売店 コーラはサイズ豊富で、オレンジジュース、セリー飲料など飲料系の種類豊富。 水は500mlペットで300円。 カップ麺はノーマル・シーフード・どん兵衛そばの3種でお湯付き500円。 トレイで橋と一緒に提供してくれる。飲みきれない汁はゴミと一緒に返却OK。 外にテーブルベンチが3、4セットあるのでそこで食べる。 ・エスカルプラザ ゴンドラ運行前でも建物内のトイレは使用可能。 お風呂もあるはずだが、16:30頃は閉まっていた。 レストランも16:00で閉店。 売店と入口横のカフェは営業していた。 |
写真
撮影機器:
感想
下山後のレストランでガレットが食べたかったのにすっかり忘れていた。
また次の機会に……
ロープウェイのお金はかかるけど、山行時間が短く危険箇所がなく斜度もたいしてない。テントからすぐに山頂に行けるので日の出日の入りも余裕をもってた楽しめる。1泊でも十分にゆっくり楽しめる唐松岳は最高にコスパの良いお山でした。また来よう。
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