作場平〜笠取小屋(テント泊)〜笠取山〜唐松尾山〜西御殿岩〜笠取小屋〜作場平
- GPS
- 13:52
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 1,540m
- 下り
- 1,518m
コースタイム
- 山行
- 2:57
- 休憩
- 2:15
- 合計
- 5:12
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 2:34
- 合計
- 9:24
天候 | 9/10:曇り後晴れ、9/11:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ただし、国道411号の丹波山村保之瀬読内の落石工事のため、一部通行止め区間があり、深山橋〜丹波山村役場区間は、国道139号&県道上野原丹波山線で迂回 https://www.pref.yamanashi.jp/dourokanri/documents/kokudou411gou.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
作場平〜笠取小屋区間は、道標等も良く整備されており、危険個所は無い。ただし、作場平登山口および笠取小屋のトイレは、新築工事が行われており、作場平駐車場のスペースが制限されており、追加の駐車場が開設されている。トイレ新築工事は、10月頃に完成の予定で、本体工事は最終の仕上げ段階だった(発注元:東京都水道局)。笠取小屋は、営業中。 唐松尾山および西御殿山の山頂直下には、急斜面の岩場があるので、注意して通過したい。笠取山分岐〜唐松尾山〜西御殿岩の縦走路は、笹原の中の登山路で、踏み跡はしっかりついているが、道標等は少なくあっても文字が読み取りにくいものがあるため、地図あるいはGPSで確認しながら歩きたい。 |
その他周辺情報 | 丹波山村のめのこい湯は営業中:(https://www.vill.tabayama.yamanashi.jp/) 国道411号線の通行止め規制は、10月中旬から片側通行規制になるとの情報あり。 |
写真
装備
個人装備 |
雨具(上下)(1)
水筒(1)
シェラフ(1)
エアマット&枕(1)
懐中電灯&ヘッドランプ(1)
コンパス&地図(1)
傘(1)
行動食(1)
常用薬(1)
着替え(1)
携帯電話&予備バッテリー(1)
ザック(1)
登山靴(1)
タオル(2)
カメラ(1)
食料品(1)
サブザック
ランタン
サンダル
ストック
|
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共同装備 |
調理用食材
調味料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
ポール
テント
|
感想
9/10〜9/11にかけて、山岳会の仲間と久しぶりに笠取小屋へのテント山行を行い、笠取小屋をベースキャンプ地として、笠取山〜唐松尾山〜西御殿岩を歩いてきた。
初日の9/10は、笠取山の登山口の作場平に移動しようと青梅街道経由で小菅村を目指して進むと国道411号が丹波山村保之瀬地内の崖崩れで通行止めになっており、国道139号&県道上野原丹波山線で迂回したため、当初の予定より到着時刻が遅くなった。作場平登山口では、トイレの新設工事が行われており、駐車場が狭くなっていたが、駐車車両は数台しかなかったため、予定通り駐車できた。駐車場で協同装備品の仕分けを行った後準備対応を行って、9:44に登山を開始した。途中一休坂で小休止を摂り、11:30に笠取小屋に到着した。コロナ禍でテント山行も自粛していたので、久しぶりの笠取小屋だった。小屋番さんが久しぶりの来訪を快く迎えてくれ、小屋前の一等地を使わせてくれ、食卓用にテーブルも貸してくれ、有難かった。
早速、テントの設営ならびに昼食の用意に取り掛かり、昼食は笠取山の冷水で締めた流水麺をいただいた。初日は、水干経由で笠取山に登ることにし、12:47に出発した。小さな分水嶺を経由して多摩川の源流の水干で岩からぽたぽた落ちる水滴が多摩川の源流になっていることを再確認した。
その後、笠取山東峰に登り、痩せ尾根を笠取山西峰に移動した。笠取山西峰からは富士山を始めとした眺望を期待していたが、この日は厚い雲が周囲を取り巻いており、眺望は全く望めない状況だった。やむなく、下山して笠取小屋に戻ってくると、上空に青空が拡がり始めたが、眺望は明日に期待し、キャンプの醍醐味の夕食と缶ビールの宴会の準備に取り掛かった。この日の主食は、カレーでサラダ付きだった。手際よく食事の用意が整い、水場に冷やしておいた缶ビールで喉を潤した後、夕食を囲みながらの山談義に盛り上がった。
夜中に外に出ると、中秋の満月が煌々と輝いており、星空が見えにくくなるような明るさだった。
2日目は、4時起床、荷物の整理をしてへッデンを点けて5時前に出発した。西の空には、沈みかけた名月が輝いており、南の空には、オリオン座やシリウスが輝いていた。今日は、期待通りの眺望が得られることを確信した。
5時前に笠取小屋を後にし、小さな分水嶺までくると、夜明け前の満月が乾徳山の上にかかり、南には夜明け前の富士山がくっきり見え、感激した。昨日歩いた水干までくると大菩薩嶺と富士山が朝焼けの空に映えていた。笠取山分岐から唐松尾山への縦走路に入ると、途端に歩く人が少ないせいか、登山路が笹で覆われてしまい、朝露をたっぷり含んでいたため、足元がずぶ濡れになってしまった。急遽雨合羽の下を装着して足元を確認しながら先に進んだ。
尾根筋の縦走路に入ると、足元の笹の露も少なくなり、歩き易くなった。黒槐山を巻く形で徐々に標高を上げていくと、石楠花が増えてきた。石楠花の花の咲く時期に歩いてみたい縦走路であった。唐松尾山までいくつかの小ピークの上り下りを経て、7:43に唐松尾山の山頂に到達した。山頂は、樹林帯の中にあり、眺望は無かった。
唐松尾山から西御殿山の展望台に向かう縦走路は、一旦大きく標高を下げたが、途中で南アルプスの甲斐駒ヶ岳〜北岳〜荒川三山〜光岳が見える場所があり、雲一つない眺望に感動した。しかし、この眺望は、序奏に過ぎず、西御殿岩の山頂に近づくと、360度の大展望が開けており、思わず奇声を発してしまった。富士山の右側には南アルプスの山並みが拡がり、左側には、雲海の先に丹沢山塊が拡がり、南側には、飛龍山〜雲取山〜和名倉山の奥多摩の山々が拡がり、東側には、浅間山や日光連山の山並みが拡がり、北側には、奥秩父の甲武信ケ岳に至る奥秩父の山並みが拡がっていた。秋空で空気が澄んでおり、遠くまで視界が拡がっており、西御殿岩からの素晴らしい大展望は見飽きることが無かった。
帰りは、来た道をそのまま引き返し、11:47に笠取小屋に戻った。その後、テントを撤収し、昼食(ラーメン)を食べた後、13:12に笠取小屋を後にし、やぶ沢コースで作場平に下山した。
今回は、2年ぶりのテント山行だったが、天候にも恵まれ、奥秩父路の縦走を通じて、縦走の楽しさや西御殿岩からの素晴らしい眺望を楽しめ、テント山行ならではの山食や星空観測が出来、テント山行の醍醐味を満喫した山行となった。
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