五竜岳・鹿島槍ヶ岳

2022年09月15日(木) ~ 2022年09月17日(土)

• GPS: 16:36
• 距離: 23.6km
• 登り: 2,639m
• 下り: 2,790m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:27
• 休憩: 0:10
• 合計: 3:37

距離 6.7km 登り 1,135m 下り 184m

8:33 白馬五竜アルプス平
8:46 8:47 アルプス第1ペアリフト終点
8:55 9:00 地蔵の頭
9:47 9:48 小遠見山
10:04 10:05 中遠見山
10:33 大遠見山
11:08 11:09 西遠見山
12:02 12:03 白岳
12:10 五竜山荘

2日目

• 山行: 7:20
• 休憩: 0:52
• 合計: 8:12

距離 8.5km 登り 1,117m 下り 1,186m

4:34 五竜山荘
5:32 5:44 五竜岳
7:48 7:49 北尾根ノ頭
9:06 9:17 八峰キレット小屋
9:29 9:36 八峰キレット
10:30 10:37 鹿島槍ヶ岳北峰
11:22 11:34 鹿島槍ヶ岳
12:06 12:07 布引山
12:39 12:40 冷池山荘テント場
12:44 冷池山荘
12:46 宿泊地

3日目

• 山行: 4:28
• 休憩: 0:34
• 合計: 5:02

距離 8.4km 登り 391m 下り 1,444m

4:30 冷池山荘
4:52 冷乗越
5:15 5:16 爺ヶ岳北峰
5:45 6:01 爺ヶ岳中峰
6:18 6:33 爺ヶ岳南峰
7:10 種池山荘
7:25 富士見坂
7:40 水平岬
8:06 8:07 駅見岬
8:13 ケルン（柏原新道）
9:19 9:20 柏原新道登山口
9:32 扇沢駅

天候

3日とも快晴
午後になるとガスが出てくるが一時的で夜には満天の星空が楽しめた

アクセス

利用交通機関：

自家用車

駐車場は白馬五竜スキー場エスカルプラザ前の登山者用駐車場を利用
とおみ駅からアルプス平駅までテレキャビンを利用
テレキャビンのみの片道券で運賃は1,300円
下山後は扇沢駅から特急バス・アルプスライナーでエスカルプラザに戻った
アルプスライナーは扇沢駅から白馬コルチナ間を春から秋の特定日一日2便運行
扇沢駅・五竜エスカルプラザ間で運賃は1,800円

コース状況／危険箇所等

第一日（アルプス平〜五竜山荘）
後立山の主稜線へと続く長大な遠見尾根を登って行く。小遠見山、中遠見山、大遠見山、西遠見山、白岳としっかりとしたピークを越えて急な昇り降りを繰り返すが、稜線上のコースでよく整備されており、迷うようなところはない。一部に登山道脇が切れ落ちている箇所あるので注意したい。白岳手前の急登には鎖場がある。
第二日（五竜山荘〜冷池山荘）
五竜山荘から五竜岳、鹿島槍ヶ岳を登頂して、冷池山荘まで行く。
五竜山荘から五竜岳へは、しっかりした登山道が続くが、山頂に近づくにつれて岩場になり、コースが分かりにくい箇所もあるが、マーキングがなされているので、注意したい。
五竜岳から鹿島槍ヶ岳は、今回のコースの核心部で、アップダウンのきついガレた岩場の登下降を繰り返すコースだ。危険な箇所にはクサリやハシゴが設けられているが、気を緩めず慎重に行動したい。
迷いやすい箇所もあるが、マーキングがなされているので、見落とさないよう注意したい。
八峰キレツトは高度感もあり、急な下降にクサリ、ハシゴが連続し、緊張を強いられる。
全体的にガレた箇所が多く、落石には注意したい。
鹿島槍ヶ岳から冷池山荘は、緩い下りになる。
樹林帯に下ってしばらく行くと、山荘にたどり着く。
第三日（冷池山荘〜扇沢）
冷池山荘から爺ヶ岳、種池山荘を経て、柏原新道を扇沢に下るコースだ。
爺ヶ岳には北峰、中峰、南峰がありアップダウンを繰り返すが、登山道はしっかり整備されていて、危険な箇所、迷いやすい箇所はない。

その他周辺情報

土産物は白馬五竜エスカルプラザ、道の駅白馬を利用
温泉施設は多くあるが、大町温泉郷の薬師の湯を利用、入湯料は750円（冷池山荘でもらったクーポン券で100円引きの650円）
食事には温泉郷の近くのそば屋「野の花」を利用、十割そば大盛り1,000円

写真

9/15 7:58

夏のスキー場からスタート

9/15 8:00

白馬五竜スキー場のテレキャビンとおみ駅の標高は818m

9/15 8:13

テレキャビンからの眺め

9/15 8:21

アルプス平駅から白馬三山を仰ぐ

9/15 8:22

アルプス平

9/15 8:29

アルプス展望リフト越しに白馬三山を仰ぐ

9/15 8:34

冬のゲレンデの下には高山植物園があり遊歩道が整備されている

9/15 8:35

高山植物が植えられている

9/15 8:43

地蔵の頭のケルン

9/15 8:44

雲海

9/15 8:45

アザミ越しに白馬の山並みを眺める

9/15 8:51

白馬三山

9/15 8:51

五竜岳

9/15 9:06

ガマズミの紅い実が青空に映える

9/15 9:22

一ノ背　髪

9/15 9:22

五竜岳

9/15 9:33

二ノ背　髪

9/15 9:34

ニノ背髪から白馬三山の眺望

9/15 9:34

ニノ背髪から五竜岳を仰ぐ

9/15 9:58

中遠見に到着

9/15 10:29

大遠見に到着
この背後の山が大遠見山のようだ

9/15 11:21

右側の白岳の急登を越えて行く
残雪期に来た時は山荘から白岳をトラバースできたのだが…

9/15 12:23

五竜山荘

9/15 12:28

ガスの合間から五竜岳が顔を見せる

9/15 13:44

遠見尾根方面はガスで真っ白に

9/15 14:02

五竜山荘の中の様子
9畳の部屋に間隔をあけて布団が4組
布団と布団の間にはビニールのパーティション
感染対策がとられ快適だった

9/16 5:06

東の空が明るくなってきた

9/16 5:19

五竜岳山頂でご来光を待つ登山者

9/16 5:20

稜線を振り返る

9/16 5:22

ご来光

9/16 5:23

9/16 5:23

9/16 5:24

9/16 5:24

五竜岳山頂から鹿島槍ヶ岳を望む

9/16 5:24

朝日に染まる立山連峰

9/16 5:24

朝日に染まる剱岳

9/16 5:25

朝日に染まる剱岳

9/16 5:25

雲海から顔を出す太陽

9/16 5:26

白馬岳方向を望む

9/16 5:26

五竜岳山頂

9/16 5:26

朝日に染まる剱岳

9/16 5:27

朝日に染まる立山連峰

9/16 5:27

朝日に染まる山々

9/16 5:27

鹿島槍ヶ岳の右側奥に槍ヶ岳が遠望できる

9/16 5:27

朝日に染まる鹿島槍ヶ岳

9/16 5:28

朝日に染まる剱岳の右側に影五竜？

9/16 5:32

剱岳

9/16 5:32

鹿島槍ヶ岳

9/16 5:32

雲海に浮かぶ山々と滝雲

9/16 5:33

北信の山々が島のように浮かぶ

9/16 5:33

尖ったピークが白馬岳

9/16 5:38

五竜岳の三角点

9/16 5:39

鹿島槍ヶ岳に向かう

9/16 5:41

鹿島槍ヶ岳へは右に進路をとる

9/16 5:42

雲海の奥、遠くに南アルプスの山並みと富士山が見える

9/16 5:42

注意書

9/16 6:17

鹿島槍ヶ岳へ続く険しい峰々

9/16 6:38

9/16 6:38

岩峰が立ち塞がる

9/16 6:39

朝食はお弁当にしてもらった
食べる前に写せば良かったが、漬物をふりかけたご飯とシャケと海老天と梅干し、それと銘菓雷鳥の里

9/16 6:48

雲海が綺麗

9/16 6:48

岩峰を越えて行く

9/16 6:49

剱岳

9/16 6:49

9/16 7:21

耀く雲海

9/16 7:24

五竜岳を振り返る

9/16 7:24

立ち塞がる岩峰

9/16 7:25

剱岳

9/16 7:37

岩峰を越えて行く

9/16 7:41

五竜岳

9/16 7:42

広がる雲海

9/16 7:42

雲海

9/16 7:42

鹿島槍ヶ岳

9/16 7:42

剱岳

9/16 7:45

北尾根の頭

9/16 8:05

口ノ沢のコル

9/16 8:05

口ノ沢のコル
長野側

9/16 8:14

9/16 8:22

雲海の雲が上がってきた

9/16 8:24

剱岳

9/16 8:57

キレツト小屋が見えた！

9/16 9:00

八峰キレツト小屋

9/16 9:07

剱岳

9/16 9:20

八峰キレツトの核心部

9/16 10:06

美しい吊り尾根

9/16 10:06

9/16 10:06

9/16 10:25

鹿島槍ヶ岳北峰

9/16 10:25

9/16 10:26

鹿島槍ヶ岳北峰から南峰を仰ぐ

9/16 10:27

遠くに槍ヶ岳

9/16 10:27

鹿島槍ヶ岳南峰と剱岳

9/16 10:27

剱岳

9/16 10:28

美しい雲海が広がる

9/16 10:28

9/16 10:36

吊り尾根の北尾根分岐

9/16 10:40

雪渓が残る

9/16 11:06

鹿島槍ヶ岳頂上

9/16 11:06

鹿島槍ヶ岳から南へ延びる稜線

9/16 11:06

五竜岳

9/16 11:07

剱岳

9/16 11:23

鹿島槍ヶ岳の三角点
コンクリートで固められていた

9/16 11:24

9/16 11:32

剱岳

9/16 11:57

布引山山頂

9/16 11:58

布引山山頂から鹿島槍ヶ岳を振り返る

9/16 12:04

剱岳

9/16 15:05

冷池山荘到着

9/16 15:05

冷池山荘

9/16 15:06

冷池山荘

9/16 16:57

冷池山荘の中
こちらも対策がとられ
8畳ほどの広さに6組の布団
間仕切りのカーテンあり

9/17 5:16

夜明け前の鹿島槍ヶ岳

9/17 5:27

爺ヶ岳中峰からご来光を拝む

9/17 5:27

ご来光

9/17 5:27

朝日に染まる剱岳

9/17 5:28

雲海の奥に南アルプスと富士山が見える

9/17 5:28

朝日に染まる鹿島槍ヶ岳

9/17 5:29

ご来光

9/17 5:30

爺ヶ岳中峰

9/17 5:30

ご来光

9/17 5:30

南アルプスと富士山
手前の雲海が照らされて陰影が出てきた

9/17 5:31

遠くに槍ヶ岳と穂高の峰々

9/17 5:32

爺ヶ岳南峰を望む

9/17 5:33

立山連峰

9/17 5:34

剱岳

9/17 5:35

9/17 5:41

爺ヶ岳中峰山頂でちらし寿司のお弁当をいただく
ヒジキ、桜デンブ、漬物と錦糸卵の四色

9/17 5:52

剱岳

9/17 5:52

鹿島槍ヶ岳

9/17 5:52

陽が上がり黄金色に耀く雲海

9/17 6:08

爺ヶ岳中峰山頂から剱岳を望む

9/17 6:09

爺ヶ岳中峰山頂から鹿島槍ヶ岳を望む

9/17 6:09

爺ヶ岳の三角点
風雨にさらされ丸くなっている

9/17 6:09

9/17 6:22

9/17 6:22

9/17 6:23

冷池山荘

9/17 6:23

富士山

9/17 6:44

ダケカンバの黄葉

9/17 6:45

種池山荘

9/17 7:04

種池山荘

9/17 7:04

種池山荘

9/17 8:06

扇沢駅

9/17 9:14

扇沢

撮影機器：

ILCE-6000 SONY

iPhone 11 Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 行動食 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ

備考

ヘルメットを持って行くつもりだったが忘れてしまった。

感想

たっちゃん

20年以上前になるが、五竜岳は私の北アルプスデビューの山だ。山頂から見た鹿島槍ヶ岳の雄姿に魅了され、翌年には今回と同じコースで縦走した。
また同じコースでの山行を計画したのは、新型コロナ禍の影響で外出自粛を強いられ山小屋利用の山行ができなかった昨年の9月に、第4派もピークアウトし、もう行けるかな？でも、運動不足でなまった体で大丈夫かな？と思いながら、原点回帰で登山を始めた頃に憧れた山をもう一度目指したのがきっかけだ。昨年は、感染拡大がなかなか落ち着かず、自粛要請もなされたままだったため断念したが、山小屋では感染予防対策がとられ、今年は移動制限も解除されたので、前回の薬師岳に続いて思い切っていくことにした。
五竜岳に挑むのは、残雪期の敗退を含め4度目、登頂は3度目になる。鹿島槍ヶ岳は2回目だ。以前に登ったときは遠見尾根の登りがこんなにきつかったかな？と、運動不足を嘆きながら、大汗をかきかき登った。二日目は体も慣れたのか、五竜岳・鹿島槍ヶ岳間の岩場は、さほど違和感もなく登れたので、まあこんなもんかな、まだまだいけるなと納得した。
北アルプスの縦走は、実に3年ぶりで、もともとは、一週前に小屋の予約を入れていたが、三日とも雨の予報で直前に予約を変更した。おかげで、三日とも好天に恵まれ、縦走登山の楽しさを思い返させる楽しい山行となった。