丹渓新道〜仙丈ヶ岳〜小仙丈尾根の周回
コースタイム
11:10仙丈ヶ岳山頂11:50-12:35小仙丈ヶ岳-13:10藪沢・小仙丈分岐-14:00北沢峠
天候 | 雨のち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
仙流荘BSより南アルプス林道バス(6時5分発)で約40分、丹渓新道登山口前で下車。 下山後は北沢峠を14時35分発の臨時便に乗車。定刻以外でもバスの定員人数が待合場所に集まり次第出発してくれました。 なお、丹渓新道登山口にはバス停がないので、乗車前に係員の方に伝えておくと前方の座席に座らせてくれ、登山口の前に停車してくれます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
独標(岩峰)までの樹林帯の登りは一部雪が残りますが問題ありません。 独標を過ぎた樹林帯のトラバースは道幅が狭く歩きづらいです。 再度展望が開け、ハイマツ帯の尾根歩きになると西側は切り立った崖となるので濃霧時には 注意が必要です。馬の背・藪沢分岐からは残雪、傾斜が増します。特に仙丈小屋直下の雪渓は、幅・長さとも大きく登りはアイゼン無しで何とかなりましたが、下山に使う場合はアイゼンがあった方が無難のようです。仙丈小屋〜地蔵尾根分岐間の残雪も、下山に使う場合は注意が必要です。 水場は仙丈小屋にありますが、この日は水が出ていませんでした。 馬の背ヒュッテはまだ営業していなかったようで、小仙丈尾根から馬の背ヒュッテ間は通行禁止になっており要注意です。 最終コンビニは、『セブンイレブン高遠小原店』 下山後のコーラは北沢峠のこもれび山荘で購入可能 下山後の温泉は『高遠 さくらの湯』入浴料600円 ちょっと白濁で、高アルカリ性なのかツルツルのお湯です。露天風呂有。 |
写真
感想
はっきりしない天気の続く梅雨の最中、週間天気予報の日曜日に晴れマークを発見。さらに南アルプス林道開通のニュースを目にしていたので早速相方に連絡。二人とも未踏だった仙丈ヶ岳をチョイスしました。手始めにバスの時刻を調べてみると、山梨側から始発に乗ると6月中は広河原での乗継が2時間待ちという事実が発覚。自宅が芦安Pまで30分の私ですが、行動時間に余裕を持たせるために南アルプスを迂回して伊那からのアプローチとなりました。
続いて登山ルートを調べてみると、伊那側からのバスでないとアプローチしづらい丹渓新道なる登山道が目に止まりました。コースタイムも終バスには十分間に合いそう。さらにマイナールートとの事なので周回&静かな山旅を楽しもうと丹渓新道を使うことに決定しました。
当日は3時起床。物凄い雨音。好転するという天気予報を信じてとりあえず家を出ます。5時半頃仙流荘Pに着きますが雨は依然降り続いています。登り始めからレインウェア&ザックカバーは萎えるなーと準備を躊躇していると西側から晴れ間が!バスに乗り込む時には完全に雨は止み、登山口に着いた頃にはもう登山日和。清々しい気持ちで登り始めます。登り始めは樹林帯の急登。樹間から鋸岳や甲斐駒が見えそうですが、霧が濃くなり展望ならず。それでも静かな森歩きを堪能できます。2時間程登ると西側の展望が開けた場所に出ます。ここからは中央アルプスや北アルプスが望めるそうですが、これまた残念な感じ。それでも南西に目を向けると本日の目的、仙丈がお目見えし気持ちが高ぶります。
一旦樹林帯に入り歩き辛いトラバース道を進むと再度展望が開けます。こちらがこのコースのハイライト、馬の背のようです。西側は切り立った崖でハイマツ帯を出たり入ったり繰り返して進みます。この辺りからの仙丈は特に美しくハイマツの緑と雪の白と青空の色彩が映えます。馬の背・藪沢分岐を過ぎると登山道の傾斜と残雪が増しペースダウン。特に仙丈小屋直下の雪渓は広範囲かつ斜度も急なのですぐそこに見える小屋に中々辿り着けません。やっとこさ小屋に辿り着きトイレ休憩。ちなみに水場は使用不能でした。小屋からの最後の登り、残雪区間を抜け出すと山頂はすぐそこです。山頂到着時は残念な展望。幸い無風だったので昼食を取りながら雲が動くのを待ちます。すると、徐々に南東方向の展望が好転。報われました。
今回使った丹渓新道、出会った登山者は一組のみでしたがコースは明瞭で歩きやすく、また小仙丈尾根ルートとは違った展望が楽しめるので狙い通りの山旅を楽しめました。
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