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Yamareco

記録ID: 4741012
全員に公開
アルパインクライミング
芦別・夕張

芦別岳(ユーフレ本谷〜頂上西壁ダイレクト)

2022年10月01日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
12:30
距離
13.4km
登り
1,764m
下り
1,827m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:31
休憩
3:59
合計
12:30
距離 13.4km 登り 1,764m 下り 1,842m
6:15
6:34
22
6:56
7:03
253
11:16
14:48
160
17:28
17:29
2
17:31
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
旧道登山口、新道登山口にそれぞれ1台
旧道をいく
2022年10月01日 05:32撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/1 5:32
旧道をいく
秋のよそおい
2022年10月01日 05:34撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/1 5:34
秋のよそおい
6:14ユーフレ小屋
2022年10月01日 06:14撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/1 6:14
6:14ユーフレ小屋
ユーフレ川本谷へ。巻きポイントに残置ロープが
2022年10月01日 06:53撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/1 6:53
ユーフレ川本谷へ。巻きポイントに残置ロープが
一応ゴルジュをみておくが、「これは巻こう」となった
2022年10月01日 06:55撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/1 6:55
一応ゴルジュをみておくが、「これは巻こう」となった
下降も残置ロープあり
2022年10月01日 07:03撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/1 7:03
下降も残置ロープあり
ゴルジュを過ぎると屏風岩が見える
2022年10月01日 07:19撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/1 7:19
ゴルジュを過ぎると屏風岩が見える
各ルンゼの奥壁も興味ある
2022年10月01日 07:22撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/1 7:22
各ルンゼの奥壁も興味ある
インゼルの高さ
2022年10月01日 07:30撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
10/1 7:30
インゼルの高さ
co770。10月でも雪渓が残る。亀裂が入っている。
2022年10月01日 07:35撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/1 7:35
co770。10月でも雪渓が残る。亀裂が入っている。
co900付近。この滝はトライするが諦めて巻くことに
2022年10月01日 07:59撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/1 7:59
co900付近。この滝はトライするが諦めて巻くことに
巻きも下降も急傾斜でちょっと苦労した
2022年10月01日 08:08撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/1 8:08
巻きも下降も急傾斜でちょっと苦労した
co1100付近。上部も雪渓が残る。ぱっくりと口を開けている。
2022年10月01日 09:20撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/1 9:20
co1100付近。上部も雪渓が残る。ぱっくりと口を開けている。
雪渓と岩の境目をいく。時折岩が雪渓の穴に落ちていく恐ろしい音が。
2022年10月01日 09:23撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/1 9:23
雪渓と岩の境目をいく。時折岩が雪渓の穴に落ちていく恐ろしい音が。
co1200付近の巨大CS。右側を攻めるが岩脆く厳しい。
2022年10月01日 09:56撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/1 9:56
co1200付近の巨大CS。右側を攻めるが岩脆く厳しい。
左側はクラックになっていて易しかった。
2022年10月01日 09:59撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/1 9:59
左側はクラックになっていて易しかった。
岩登り
2022年10月01日 10:02撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
10/1 10:02
岩登り
co1400を過ぎるとガレ場が続く。どんどん足もとが崩れて歩きづらい。
2022年10月01日 10:46撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/1 10:46
co1400を過ぎるとガレ場が続く。どんどん足もとが崩れて歩きづらい。
目的のダイレクトルート到着。クラックが目印。
2022年10月01日 11:12撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/1 11:12
目的のダイレクトルート到着。クラックが目印。
荒涼とした渓だった
2022年10月01日 11:15撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/1 11:15
荒涼とした渓だった
1P目
2022年10月01日 11:54撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/1 11:54
1P目
見た目以上に立っていて緊張する
2022年10月01日 12:00撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/1 12:00
見た目以上に立っていて緊張する
カムはよくきまる。
2022年10月01日 12:01撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/1 12:01
カムはよくきまる。
クラック内部の岩はけっこうしっかりしている
2022年10月01日 12:04撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/1 12:04
クラック内部の岩はけっこうしっかりしている
この先さらに上がって草付きテラスでビレイ
2022年10月01日 12:09撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/1 12:09
この先さらに上がって草付きテラスでビレイ
m、フォロー早い
2022年10月01日 12:38撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
10/1 12:38
m、フォロー早い
草付きテラスから旧道をみる
2022年10月01日 12:50撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/1 12:50
草付きテラスから旧道をみる
2P
2022年10月01日 12:54撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/1 12:54
2P
草付き凹角を登る。ロープの流れが悪くなりそうなので一段上がってビレー。
2022年10月01日 12:59撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
10/1 12:59
草付き凹角を登る。ロープの流れが悪くなりそうなので一段上がってビレー。
ザック重いね
2022年10月01日 13:15撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
10/1 13:15
ザック重いね
かっこいいね
2022年10月01日 13:15撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
1
10/1 13:15
かっこいいね
3P
2022年10月01日 13:20撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
10/1 13:20
3P
出だしちょっと迷ったが左を意識する
2022年10月01日 13:27撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
10/1 13:27
出だしちょっと迷ったが左を意識する
残置ピンは1、2本使えそうなのがあった。
2022年10月01日 13:31撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
10/1 13:31
残置ピンは1、2本使えそうなのがあった。
青が1つとれてようやく安心
2022年10月01日 13:31撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
10/1 13:31
青が1つとれてようやく安心
壮大な景色の中でのクライミング
2022年10月01日 13:49撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
1
10/1 13:49
壮大な景色の中でのクライミング
m軽快
2022年10月01日 13:50撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
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10/1 13:50
m軽快
1稜に出て終了
2022年10月01日 13:51撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
10/1 13:51
1稜に出て終了
夕張山地
2022年10月01日 13:52撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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10/1 13:52
夕張山地
風強いけど天気は快晴
2022年10月01日 13:56撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
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10/1 13:56
風強いけど天気は快晴
mと山頂
2022年10月01日 13:58撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
1
10/1 13:58
mと山頂
かなり疲れました
2022年10月01日 14:04撮影 by  DSC-RX0M2, SONY
2
10/1 14:04
かなり疲れました
mお気に入りの花、名前調査中
2022年10月01日 07:42撮影 by  COOLPIX W300, NIKON CORPORATION
1
10/1 7:42
mお気に入りの花、名前調査中

装備

個人装備
沢靴はラバーソール。クライミングシューズ。カム2セット。50mロープ×2本。

感想

自身未踏の芦別岳。ユーフレ川本谷を遡行し頂上西壁を登って頂上に立ってみたい。9月に一度計画したが、天候がイマイチで流れ、冷え込みが厳しくなる前、今週がラストチャンスと臨んだ。

ユーフレ川本谷に入渓ししばらくすると、ゴルジュポイントが現れる。写真で見たより水量が少ないので突破できるかと思ったが、奥に入ってみてこれは無理だと判断して高巻きする。残置ロープあり。左岸から各ルンゼが入り込んでくる。奥壁も迫力があった。co900付近の滝は釜があったが縁が浅いので少し難儀し、念のため高巻く。高巻きは登りも下りも急斜面で少し苦労した。co1000付近で地図読みを誤ったと勘違いし、トラバースして別の支流に入り込んだ。下降して改めて元のルートに戻る。1時間弱のタイムロス。改めて地形図を確認したが、迷い込んだのは明確な支流に見えなかった。
co1100から雪渓。ぱっくりと口を開けて落ちている。岩と雪渓の隙間を歩くが歩きづらい。標高差100m近く続き結構体力消耗。co1200付近の巨大チョックストーンは右から攻めるが岩がボロボロ崩れてくる。諦めて左に行くと小さめのチョックスト−ンが足がかりになり抜けられた。co1400を超えると一気にガレ帯になり、傾斜も増す。足元がどんどん崩れていき歩きづらい。体力消耗。
西壁が近づいてきたので取り付きを探しながら歩く。結局ほとんど旧道の脇まで上がったところで目印のクラックを発見。登攀準備をする。
通常2ピッチで登るが、ロープの流れを考えて3ピッチで切った。
1P(4級)クラックに乗り移る場面で身が放り出されるような怖さあり。クラック内は比較的快適、クラックの上のチムニー状の部分はボロボロの石が大量に詰まっているのでビレイヤーへの落石に要注意か。草付きテラスの灌木2本でビレー。
2P草付きテラスから草付き凹角を登りバンドに出たところでルートも分かりづらくロープが屈曲する可能性があるのでピッチを切る。
3P(本来は2〜3Pあわせて5級)草付きテラスを左にトラバースし、そこから左上気味にフェースを上がる。「山谷」に記載があるようにホールドは細かい。プロテクションは効いていそうな残置ハーケンが1、2本だが心許ない。数メートル上がったところで右のクラックに3番カムがきまり一安心。そのまま傾斜が緩くなって1稜に出て登攀終了。きれいなボルトが1本打たれていた。mが芦別岳山頂までちょうど50mロープいっぱいアンザイレンのまま伸ばした。登攀にかかった時間はおよそ2時間。風は予報通り10メートル以上吹いていたが、気温が高かったので寒さはなかった。雲一つ無く、夕張山地を一望できた。
荒涼とした芦別の沢はどこか威圧的なプレッシャーを放っていた。沢を詰め、岩を登り、山頂に立つ。こんな山登りがしてみたいなという思いを1つ実現することができた。


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