30年ぶりに浅草岳でヒメサユリに再会
- GPS
- 04:30
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 749m
- 下り
- 750m
コースタイム
天候 | 曇り(霧)のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場までは舗装されています。 ネズモチ平駐車場はとても広く100台くらいは駐車可能でしょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○ネズモチ平駐車場には、登山ポスト、トイレがあります。 ○コース全体に危険箇所はありませんが、ぬかるみが多いのでスパッツは必携。 ○桜ゾネから登りブナソネを下りましたが逆コースの方が歩きやすいかも。 ○下山後、麓の国民宿舎「浅草山荘」で日帰り入浴ができます。天然温泉です。 ○さらに入広瀬まで戻れば道の駅「いりひろせ」があるので買い物、食事ができます。 |
写真
感想
初めてヒメサユリと出会ったのは30年前に飯豊連峰を縦走したときだった。
この時も梅雨明け前だったので連日雨模様の中を暗い気持ちで縦走していたとき、唯一、目を楽しませてくれたのがヒメサユリだった。
初めて見たヒメサユリは、小ぶりで薄ピンクで可憐な花を雨の中に咲かせていたため一度で名前を覚えた。
この7月にどこかへ行きたいと思ってヤマレコを見ていたら浅草岳や守門岳に登った方がヒメサユリのことを書いていた。
いつにも見たことのないヒメサユリのことを思い出し「よし、7月の山行は守門と浅草をセットで行こう」と決め天気予報とにらめっこをする日々が続いた。
大型台風が通り過ぎた週末、新潟地方に晴れの予報が出た。
梅雨の真っ最中、この予報を逃すわけにはいかないとばかり、土曜日の早朝に家を出た。
関越道の入口である練馬あたりでは、車のワイパーをフル稼働させても前が見えないくらいの豪雨の中を走ったが、高速道路を北上するに従って天気は回復し、谷川岳などはすっきりと山並みを見せていた。
関越トンネルを越えて新潟にはいると天気は再び下降気味。山々は霧に包まれていた。
天気予報でも午前中は曇りで午後から晴れだったので「まあ、こんなものたろう。雨が降らなければヨシとしよう」と空模様に納得して登山口に向かった。
小出インターから意外と時間がかかり、ネズモチ平駐車場に着いたのは午前8時を回っていた。すでに駐車場には多くの車が止まっており、ツアー客を乗せたマイクロバスまで到着した。
本来はオールフリーのいつでも出かけられる身の上になったので、出来れば混雑する土、日の山は避けたいのだが、今回ばかりは天気予報任せなので仕方がない。なるべく団体さんと離れて歩くことにした。
今回は、桜ゾネを登って山頂へ至り、ブナソネを下るコースを設定した。
初夏の花の時期が終わってしまったのか、桜ゾネにはほとんど花がなかった。
霧が立ちこめているので展望もない。
わずかに木々の切れ間からネズモチ平駐車場が見え隠れしていた。
雨の後だったせいか道がぬかるんでいた。
木々も濡れているので腰を下ろす場所もない。
もくもくと歩き続けて2時間、展望が開けた場所に飛び出した。カヘヨノボッチらしい。
ちょっと先には1485mの四等三角点もあった。
霧が晴れ始め、周囲の景色が見えだした。
足場の悪い尾根を歩いていたら咲いていました、ヒメサユリが。時期的に遅いかなと思っていたが、しっかりと咲いていたのですっかり嬉しくなってしまった。
前後して歩いていたジジ・ババパーティーも感激して盛んに写真を撮っていた。
数こそ少ないがニッコウキスゲも咲いているし雪渓も出てきた。
青空の下、このような景色の中を歩いていると、いかにも初夏の山歩き、というが満喫できる。
前岳は山腹を巻き高原状の尾根に敷かれた木道をたどること十数分で山頂へ飛び出した。
いるわ、いるわ。老若男女の登山者がわんさといる。
早速、一等三角点と標識を入れて記念写真と思いきや、山ガールを含めた若者グループが三角点付近を占領している。コンロを出してラーメンを作って食べているのだ。山ガールなどは、大きくて座り心地の良い一等三角点を椅子代わりにしてラーメンをすすっている。
当分動きそうもないので声を掛けてどいてもらって三角点の写真を撮った。
重い腰をあげてもサックはそのままだし、画面に入らないよう脇へどくこともしない。
近くの連れも知らん顔してラーメン食べている。
もう、これは山のマナーもルールもわかってないし、どうしようもないですね。
あきらめて山頂の端の方で見え隠れする田子倉ダムを眺めながら私もお弁当を広げたが、弁当を食べ終わるか終わらないかくらいにマイクロバスの団体さんがやってきた。
15,6人の高齢者ハイキングクラブの人たちで、まあ、これも賑やかと言うかうるさいというか。やっぱり週末の山は嫌ですね。
団体さんが来たので私は入れ替わりに山を下りることにした。
もうちょっといれば天候が回復して展望も開けるだろうが、この人たちと一緒にいても心安らぐことはないので麓の温泉でゆっくりすることにした。
ブナソネ尾根は急勾配の上、ぬかるみばかりで歩きづらい。
こっちを登りに使って桜ゾネを下山に使った方が歩きやすかったかも知れない。
下るに連れ天気予報が当たって天気はどんどん良くなってきた。
朝は半袖では寒いくらいだったが、いまは気温がぐんぐん上がって青空も広がり、サングラスがないと眩しいくらいだった。正面に明日登る守門岳が三っつの瘤を並べて大きく立ちはだかっている。
明日の予報は一日中晴れ。明日の守門岳に期待しよう。
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