守門岳は二口コースのブナ林と大岳のヒメサユリが見所です
- GPS
- 07:25
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,166m
- 下り
- 1,153m
コースタイム
天候 | 曇り時々にわか雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
○登山ポストは、二口、保久礼の登山口にあります。 ○二口登山口には綺麗な水洗トイレもあり快適です。 ○二口コースは良く整備されていますが粘土質の滑りやすい登山道です。 ○保久礼コースのけっこうぬかるみが目立ちました。 キビタキ小屋から下は階段状の登山道なので登りは歩きにくいかも。 ○キビタキ小屋き窓がないので内部は真っ暗です。床の泥汚れが目立ちました。 ○二口から小出方面に行くと守門温泉青雲館があり、 600円でつるつるの天然温泉に入れます。 |
写真
感想
昨日の浅草岳に続いて今日は直ぐお隣の守門岳に挑戦である。
本当は、大原スキー場からのコースを計画していたが、一昨年からの林道を工事中が終わらず、ずっと手前のスキー場下から歩かなくてはいけないので、もっとも人気のある保久礼コースに変更した。
でも同じコースを戻るのも味気ないので、二口から登って大岳を経由して保久礼小屋に下って二口へ戻る周回コースを選んだ。
ただこのコースは、どちらから歩いても最後に舗装道路を30分ほど歩かなくてはいけないのだ。
そこで先日購入した折りたたみ自転車の登場である。
下山口の保久礼付近に自転車をデポしておき、最後はこの自転車に乗って林道を下って車に戻ろうという魂胆である。
結論を先に言えば、これは最高に気持ちよく、快適に林道を一気に走り、徒歩30分のコースを3分で下ってしまった。これは登下山口が異なるときには大いに活用できる方法である。
二口駐車場は小さいながらも綺麗な水洗トイレもあるしとても気持ちの良い登山口である。
土曜日であるが車中泊者は私だけだったので静かにゆっくり寝られた。
すっかり明るくなった午前5時過ぎに起きたが天気予報に反してどんよりした曇り空だった。
昨日にように日が昇るに従って晴れていくのだろうと勝手に解釈して歩き始めた。
登山口に「山頂まで3時間」と書いてあるが、私のガイド地図では山頂まで4時間45分である。
この差は何なんだろう、と思いながら気持ちの良いブナ林の中を登っていくと30分ほどで護人清水に出た。地図で1時間の場所である。
私がそんなに早く歩ける訳がないので明らかに地図の誤りである。
美味しい護人清水の湧水を飲んで歩き出すと、また30分ほどで892mの三角点に出た。
ここも地図では1時間コースである。
どうもこの地図の筆者は随分余裕を持った時間を設定しているようだ。
最近、遅いながらもバテない歩き方がわかってきたので時間を気にせずマイペースで登ることにした。
この二口コースはブナ林が素晴らしい。歩いても歩いてもブナの林が続くのだ。ブナという木は人の気持ちを爽やかにさせる。晴れていても雨が降っていてもブナ林の中は気持ちがいいのだ。
ブナ林が終わって木々の背丈が低くなってくると標高1000mの滝見台に出る。
右下のオカバミ沢に大きな滝がかかっている。
オカバミ滝というらしい。ここが山頂までの中間点である。
登りはじめて2時間弱。良い時間で歩けている。
滝見台からが本格的な登りで、登山道に「ここから長〜い登り。マイペース、マイペース」の手作り看板がぶら下がっている。
今日は時間的に余裕があるので、ゆっくりゆっくりマイペースで登った。
1時間ちょっと登ると傾斜が緩くなり大岳分岐へ飛び出した。
目の前に奥会津方面の山々がうっすら見えているがどれが何て山なのか全くわからない。
目立ったピークが2,3あるので、粟ヶ岳、御神楽岳、会津朝日岳かなと、知っている山の名前を当てはめてみたが、あまり当たってはいなそうだ。
ここから山頂までは気持ちの良い稜線漫歩である。
と思いきや、ぽつぽつ雨が降ってきた。嘘だろう。
天気予報では、今日は一日晴れの予報のはずだ。
雨が降るとは聞いていない。
だから今日は山頂でゆっくりするため、カップメンとコンロまで持ってきたのだ。
この時間にはほとんど人はいないだろうと思っていたが、何と早い人もいるもので、大岳分岐から山頂までの間に6人もの登山者と出会った。ベンチがある青雲岳ではコンロで朝ご飯を作っている人もいた。
山頂にも若者が二人いてこちらもラーメンを作っていた。
写真を撮ったり天気の話をしたりしているうちに続々と登山者が到着する。
何でも天気予報は昨夕から急変して午後から雨模様だという。
だからみんな午前中勝負で登ってきているらしい。
時々、ぽつりぽつり降ってくるが雨衣を着るほどではない。展望もまあまあある。
昨日登った浅草岳が目の前に大きく見えている。
その右手は越後駒ヶ岳であろうか。去年登った未丈ヶ岳や荒沢岳はどれだろう。
方位板が設置されているが大雑把な描写なのであまりよくわからない。
ここで早お昼のカップメンにしようかと思ったが、時々降ってくる雨を気にしながら食べるのも何だから、この先、下山コースにある小屋で食べるか、車に戻ってから食べることにした。
昨日、30年ぶりに浅草岳でヒメサユリと再会したが、ここ守門の大岳付近にも沢山のヒメサユリが咲いていた。何度見ても可愛らしい花である。
守門岳山頂まで行かず、ここ大岳へヒメサユリだけを見に来ている親子連れもいた。
保久礼から2時間ほどで登って来られるのだから子連れ登山にはちょうど良いかも知れない。
登りは遅いが下りは意外と早い。
キビタキ小屋には昼ご飯にちょうど良い時間に着いたのでここでお湯を沸かしてカップメンを食べることにした。窓もないし、あまり綺麗な小屋ではないが、雨風を凌げるのだからありがたい。
人は、お腹に暖かものが入ると元気が出てくる。
保久礼小屋を横目に見て、自転車をデポしたもう一段下の登山口へと下った。
登山口の看板にワイヤー錠で結んでおいた愛車にまたがって舗装された林道を快適に走って二口駐車場に戻ったのが午後1時前。
帰宅コースの途中にある守門温泉で汗を流し、先月開通した圏央道を通って家に着いたのが午後6時過ぎ。昔では到底考えられない車利用のスピード登山である。
コメント
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お疲れ様でした、天候はイマイチでしたが、この季節は、しようがないですかね。
私が青雲でゴハン食べてました、ご飯炊くのに(煮る)時間が係り寒くて・・・
カップラーメンも有ったのでラーメンにするべきでした。
これからも 楽しい山行きを願っています。
突然 失礼しました。
コメントありがとうございます。時間から見ると、私が山頂に向かって青雲岳を通ったとき、板敷の隅で風をよけるようにしてご飯を作っていた方ですよね。大原から登って大岳往復なんてすごいですね。これからも気を付けて楽しんでください。
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