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Yamareco

記録ID: 4839553
全員に公開
ハイキング
東海

夜叉ヶ池 初めてのツアーで森の秋を満喫

2000年11月03日(金) [日帰り]
 - 拍手
ikomaniyon その他30人
GPS
05:00
距離
5.7km
登り
672m
下り
672m

コースタイム

夜叉竜神社鳥居前登山口〜大栃〜夜叉ヶ池(昼食)〜大栃〜夜叉竜神社鳥居前登山口
天候
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
JR大阪駅前集合。バスに乗り京都の近鉄竹田駅前を経由して夜叉竜神社前の駐車場へ。
コース状況/
危険箇所等
よく整備されたハイキングコースです。
今庄登山口から入山。
今庄登山口から入山。
岩谷川支流を遡る。
岩谷川支流を遡る。
眼下に渓谷。
夜叉ヶ滝。
木橋で渓流を渡る。
木橋で渓流を渡る。
岩谷の大トチノキ。
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岩谷の大トチノキ。
幹周10m樹高35m樹齢300年
幹周10m樹高35m樹齢300年
紅葉を見上げ、
落葉を踏んで進む。
落葉を踏んで進む。
夜叉ヶ池。
残念ながらガスガス。
夜叉ヶ池。
残念ながらガスガス。
池にイモリの姿。
ヤシャゲンゴロウの天敵。
池にイモリの姿。
ヤシャゲンゴロウの天敵。
霧の切れ目から夜叉ヶ池。
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霧の切れ目から夜叉ヶ池。
尾根の上から夜叉ヶ池。
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尾根の上から夜叉ヶ池。
小雨の降る中帰路に就く。
小雨の降る中帰路に就く。
登りでも見惚れた紅葉に、
また足が止まる。
登りでも見惚れた紅葉に、
また足が止まる。
渓流を見下ろしながら下る。
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渓流を見下ろしながら下る。
撮影機器:

感想

昨年の10月に和佐又山ヒュッテでふと手にしたパンフを持ち帰り、
今ごろ見返して、こんなのもありかなと初めてのツアー登山を申し込んでみました。
アミューズトラベルやませみクラブの”奥美濃・夜叉ヶ池”。
全然知らない、しかも山ですらない、自分では決してチョイスすることはなさそうなトコ。
近場の山を時折り気晴らしに登っているだけの、まだ趣味ですらない山登りに、
新しい地平が開けるのかもしれないという淡い期待と、
どんな人たちがどんなふうに登るんだろうという興味もあっての参加でしたが、
JR大阪駅前で乗り込んだバスの中は、失礼ながら爺婆だらけ💧
こちらも45歳のオヤジですが、ひと回り以上は上のご年配のグループばかり。
なんだか浮いちゃってる感満載でなんとなく気後れ(^^;
ちらほら若い人の姿も混ざってますが、よく見ればみんなスタッフやガイド(≧◇≦)
隣の席の方もゆうにアラカンの男性で、話も全然噛み合いません。
ま、これはこちらのコミュ力の低さもあるのかもしれませんが(^^;
さて、古い神社の脇の登山口から深い渓谷の中を緩やかに登っていくと、
見下ろす渓の奥に夜叉ヶ滝を望むあたりから森は紅葉に彩られ始め、
渓流の青との対比が見事。
しばらく登ると、樹齢350年樹高35m周囲10mというトチノキの巨樹が出迎えてくれます。
周囲のトチノキの巨樹林の中、すぐ近くにももう一本、引けを取らない巨樹が立っていて、
どちらが巨樹・巨木(森の巨人たち)百選の”岩谷のトチノキ”なのか、
ガイドに訊いてもはっきりとはわかりませんでしたが、
そこは巨樹の森というか、この森の深さなのかなと舌を巻きながら一息。
渓を離れ、急登に変わった登山道でひと汗かき、森を抜けて稜線の鞍部に立つと、
そこが夜叉ヶ池。澄んだ水が紅葉の灌木に囲まれています。
あいにくの曇天で青空を映していないのは残念ですが、霧のかかった湖面も美しい。
固有種のヤシャゲンゴロウは数匹見ることができたものの写真はうまく撮れず残念でしたが、
かわりに、モリアオガエルの卵塊やアカハライモリにはたっぷりお目にかかれました。
ここで昼休憩になりましたが、水生昆虫生息地保護林に指定されパトロール員もいて、
そこには入るな近寄るな腰を下ろすなと一挙手一投足を注意され落ち着きません。
自然保護に否はありませんが、少なくともツアーの昼食の場としては不適かなと思った。
稜線を登った先に三周ヶ岳なる名峰があることも知り、
次は青空の下の夜叉ヶ池と三周ヶ岳をあわせて訪ねたいと願いながら帰途に就きました。

【2023年6月4日作成の過去レコです】
※夜叉ヶ池は泉鏡花の戯曲で知られているとこの山行で知ったが、未だに読んでない(^^;
※三周ヶ岳は後に福井側と岐阜側から一度ずつ登頂。青空の下の夜叉ヶ池にも逢えました。
※トチノキの手前の渡渉で、年配のご婦人方のザックをスタッフが持ち始めたので、
 ツアーってこんなもの?とシラケた瞬間に、前を歩くご婦人から「ちょっと持ってて」と
 ザックを渡され「え?」、ひょいひょいと足取り軽く行く後を追って渡渉し、
 ザックを返そうとしましたが、振り返ろうともせずスタスタと先へ。
 ばかりか、後ろのご婦人まで「私の荷物も持って」と当然のように通しつけてきます!!
 「ちょ、待てよ」(なぜかキムタク風😁)とやっと押し返しましたが、
 「もう一つくらい大丈夫でしょ」「なに様のつもり」と反撃されます💦
 ようやく、自分がスタッフだと勘違いされているらしいと気がつきましたが、
 「え〜!まぎらわしい」の一言で終わり(^^;
 当時のツアーって、自分の荷物を人に持たせて当たり前、
 こんな了見の人がいっぱいいたんでしょうか。それとも、今のツアーでもいるのかな?
※このアミューズトラベル社は、9年後のトムラウシ山や12年後の万里の長城で遭難事故を
 起こすことになるのですが、それはまた別の話。
 とりあえず客層は自分にあわないとこの山行で身に沁みたのが収穫だったかもしれません。

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