富士山 雪上訓練
過去天気図(気象庁) | 2010年12月の天気図 |
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コース状況/ 危険箇所等 |
一合目付近に雪があるので期待するが、五合目まで行っても積雪量はそれほど 増えない。 雪上訓練には雪が全く足らない。 七合目付近でも雪が少ない。 |
ファイル |
非公開
4851.xls
計画書
(更新時刻:2010/12/10 05:00) |
写真
感想
<生活 3班、行動2.5班の記録>
12/11,12/12 雪上訓練
スタッドレスでもアイスバーンだと2駆はキツいらしい。
帰りたいよぅ(Tさん)
8:00ごろ
馬返し出発
10:30ごろ
佐藤小屋到着 テント設営。
11:15ごろ
雪不足のため避難小屋辺りに向け出発。
11:40ごろ
U原のボケがアイゼンをテントに忘れてY先輩にしばかれる。
12:00ごろ
非難小屋から少し上がった暴風堤?前で滑落停止訓練。
カリカリで恐いくらいよく滑る。なかなか止まらない。
12:30ごろ
雪上での支点確保
ピッケルを用いて、ダガー、ぶっ刺し、横埋め。
今回のようなサラサラのこしまり雪では、締まった所でないとダガー、ぶっ刺しは効かなかった。
横埋めも雪をピッケルが切っていた。(踏み固めてはいない)
徳さんのスコップはよく効いていたように見えた。
確保
スタンディングアックスビレイ&肩絡み、腰絡み
マルチの確認
コンテニュアス
多分 16:00 ごろ
佐藤小屋、夕食。
ちゃんこ鍋最高。トマト鍋?などには絶対に負けない味。単純ではなく深い味わいだがサッパリとしていた。
おそらく 19:00 ごろ
オイルサーディン用の醤油を求めて彷徨う人を見かけた。
だいたい 20:00 ごろ
鬼将軍様の大本営横でゴソゴソしていたU原が怒鳴られる。
--就寝--
5:00
起床、朝食。
TK棒ラーメン(餅入り)
7:00
二日目 トレーニング
(一名は下山)
<感想>
冬山ではコミュニケーションスキルとアイゼンが必須、
という事が見にしみて分かった。
カモに入って初の雪訓。そして人生初の
雪山テン泊&初富士山。と、お初尽くしでございます。
スタート地点の馬返しには、予想以上に沢山の
登山者がいてビックリ。駐車場は車がビッシリ。
佐藤小屋から1段下りたところにテントを張りましたが、
デカくて重い手頃な石は周りのテントに使い切られ、
結構不足気味。でも風が強いので、ここでの努力は必須。
隣のエスパースは殆ど崩壊してました。
初日の雪訓はアイゼントレも兼ねて6合目上部で。
「アイゼン忘れ」みたいなボケたことはするわけありません。
それはともかく、雪が固くて、滑落停止するには痛くて
何より怖い。kuri隊長にゴールテープ宜しく、ロープを
張ってもらったり、雪を削って万一停止できなくても
そこで引っかかるようにしました。。。
で、やってみましたが、ともかく痛い。最初は怖いが
先行してましたが、いつの間にか痛さのみに包まれすっかり↓。
効率的に一通り?のトレして帰路。
夜は、これも初の雪山食担、トマト鍋。色々反省も
ありますが、ちゃんことは次元を異にするおあじ。
夕食後、20:00前に就寝しましたが、風がビュービュー吹いてて、
「明日の富士登頂中止になんないかな〜」と少々不安。
で、翌朝は4:00起床、haruさんの極上豚肉&白菜ラーメン
(おもちin)をいただいて5:50スタート(遅い?)
shimogさんPと合同で行動です。
雪が少ないので6合目を過ぎても殆ど夏道沿い。これに
kuri隊長は大変ご不満の様子で「冬山是直登也!」と
柵を乗り越えていきます。隊長、急登シンドイっす。
ただ、快晴&風も時折強風が吹く以外は穏やかなので、
コンディションGOOD。順調に標高を上げることができました。
それでもさすがは富士山。佐藤小屋から1,500mも上げる
わけでそうは簡単に頂上は近付いてきません。
パーティにも徐々に疲労が。。。そんな折、8.5合付近で
ttanaさんPと遭遇。お2人を加えて総勢8人で頂上に
向けた最後の踏ん張り。しかししかし、頂上の鳥居が
見えてからがともかく「遠い」っス。息も少し苦しく
頭も少し痛く、何とかノボった、昇った?そんな感じで
12:00過ぎに山頂到着。「やった、やった、初のフジさん」
これで百名山が1つ増えた〜。北岳バットレスも崩壊したし、
来年の目標は百名山ハントかしら。ルンルン〜とニヤついていたが、
ともかく寒い。幾らコンディションgoodの暖かい日和と
言っても、さすがに寒い。記念撮影してさっさと下山。
最初からミックス帯を降りたので少々怖かったが、
kuriさんにご指導いただき、段々と慣れてきました。
その後はというと・・・詳細は省略しますが、というか
殆ど無限ループでコメントする内容がないのですが・・・
簡単に言うと、
1,500mの下りは想像以上に長く辛い道のりになったの
でした。皆無言です。ただ、ひたすらにまっすぐ
下るときに見える目の前の風景はどこまでも澄んでいて
そのまま飛んで行けそうな気分でした。これは夏山では
または他の山では味わえない気分カモ。
で、結局下りにも3時間を要し、スタートから合計
9時間半、15:30、心配する皆さんの元に帰ってきたの
でした。すぐに小屋から皆さんが出てきてくれたのが
嬉しかったデス。ありがとです。第一声は「遅い!」
でしたガね。お待たせして申し訳ありませんでした。
しかーーーーーし、これで終わりではないのです。
本当に辛いのですが、とっとと撤収して馬返しまで
800m近く下らないといけないのです。これが最後の
闘い、いや斗いです。無言、いや沈黙。ヘッデン
付けて、凍結した道に滑りながら、転がるように
下山したのでした。
と、いつものようにダラダラ書いてしまいながら
最後は尻すぼみなのですが、色々収穫の多い初の
宿泊会山行でございました。
kuriさんPのお2方と富士山登頂Pの皆さま、
ありがとうございました。そして、yhiroさん、
「あ〜面倒だな〜」なんて言わないでくださいね♪
ちなみに、登頂翌日の今日、大腿部が凄まじい
筋肉痛です。2週連続でボッカしたのに。。
アイゼン装着すると、使用する筋肉が違うもんですね。
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