大天井岳
- GPS
- 14:15
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 1,835m
- 下り
- 1,960m
コースタイム
- 山行
- 6:59
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 8:42
天候 | 曇りのち晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大天荘直前の巻道は雪がしっかり残っていた ここだけはチェーンスパイクがあった方が安心 |
写真
感想
今年最後になると思われる山行。
ゴールデンウィークで快晴を引き当てたメンバーでパノラマ銀座の半分?を歩いて来た。
11月からは仕事の都合で休みが読めない。昨年は休みすらままならない状況だったので、まぁあ今年も同じだろう。という事で、今年最後のビッグ山行。
3日確保した休みの初日は、人工壁で訓練。初めての懸垂下降にドキドキしたり感心したり…。クライミングのギアは素晴らしい!
出発は土曜日、中房温泉行きのバスは穂高駅で満席になり、後のバス停から乗る同行者は増発便で到着。
準備を整えたら出発!ガイドさんの導きでゆっくり無理なく進む。激しく汗もかかなければ、息切れも無し。歩き易い!
途中、後ろから来た年配のご夫婦に抜いてもらおうとすると、奥様がこのペースで付いて行きたいと笑笑。気が付くと5人パーティになっていた。各ベンチで10分前後の休憩以外は無しだったが、辛くない。
合戦小屋で少し長めに休憩。そこで食べた蒸しパン一個がお腹に重かったのか、その後しばらく調子が悪かった。ペースは早くないのでついていけるが、不安がよぎる。今日…大天荘までだよな…。
合戦尾根まで登り上げるとテンションが上がる。燕山荘が見えた。ランチタイムは目前だ!
所々に残雪はあるが、特に滑り止めは必要ない程度だった。この後、どんどん雪が多くなるのだろう…。
燕山荘から見る燕岳は美しい。初めての燕岳は雨で全くわからなかったが、2回目、3回目は本当に美しい山だと思えた。
仲間がカレーを注文するも、1人お腹に不安を抱える私は豚汁+ごはん!!周りと比べると見た目は貧相だったが、とても美味しかった。
お腹いっぱい元気いっぱい!さぁ、大天荘へ向けて出発!
雷鳥さんが居ないかなぁ?とみんなワクワクするも、お天気が良過ぎて会えず。
遠くに本日のお宿、大天荘を確認してからが長い。いっこうに近づく気配がないのだ。
秋の日は傾くのが早い。稜線を境に安曇野側は一面の雲。これは…もしや…と左に注目して歩いていると…出た!!ブロッケン〜!薄〜い色で現れたブロッケンに興奮しながら撮影。もう少し濃かったらなぁ。そう思いながら稜線を右へ左へ移動して進むと、再び現れる。さっきよりもはっきりしてるではないか〜。再度撮影。気持ちも盛り上がりテクテクと進む。そして三度現れるブロッケン笑。もう、お腹いっぱいです、千手観音やって遊んじゃいます。
槍ヶ岳を眺めながら歩き続け、さあ、最後のひと登り。大天井岳山頂を巻いて大天荘を目指す。登山道はすっかり雪に覆われている。俄然、元気が出る!!チェーンスパイクを履いて歩く。うん、良いねぇ、この感触。やっぱ雪、好きだわ。
あのケルンのすぐ後ろが大天荘だと教えられ、最後を登り切る。楽しい…からの開けた展望。そしてちょうど槍の右側に沈んでいく夕陽!!
宿の受付もせずに小高い場所に駆け上がり撮影。ッ!一枚撮影したらスマホの電源落ちた!!あぁ、忘れてた。夏だったから忘れてた〜。このスマホ、寒さにとても弱いんだ〜。バッテリーをゴソゴソ、でも夕陽は見逃したくない。葛藤を乗り越えてバッテリーに繋ぎ、数枚の写真撮影。
さすがにそろそろ受付しなくては…。到着の報告をしておいてくれたガイドさんに感謝しつつチェックイン。
着替えたらまもなく夕食。メインは鯖の味噌煮。お肉料理はハンバーグだったらしい。サーモンのお刺身や、揚げ出し豆腐も美味しかったが、この日の一番は芋煮ですな。初めていただきましたが、とても美味しゅうございました。
食べ過ぎたお腹をさすりつつ、食後にロープワーク講習。そして星空観察。天の川を目で見たのは初めてかもしれない。嬉しかった。
翌朝、とても風が強かった。
ダウンでムクムクになりながら大天井岳の山頂へ…、あ、ヤマレコ止めたままだった。まぁ、いっか。
さ、常念小屋から下山ですぞ。
常念小屋までは名前のとおりパノラマの展望を満喫しながら歩く。徐々に角度が変わるので、小槍が見えなくなって、大キレットがしっかり見えて来て…と、眺望の変化も楽しめた。
常念小屋は小屋閉めの作業を進めていた。
小屋の前で軽くお昼を食べて、さぁ、いよいよ下りだ。
下りの木段がまあまあ怖かった。踏み外したら間違いなく怪我をする。慎重に下り、沢を渡り…。
途中、登山道にかかった沢の水がしっかりとした氷になっている場所があったり、赤岳の階段を思い出させる長い階段があったりと、それなりに緊張を強いられた。
一の沢に到着した時は、心からホッとしつつ、なんとも言えない満足感で満たされた。
充実した3日間だった。きっとこれで乗り切れる、年末まで乗り切れる。
年が明けたら雪山シーズンだぁ!!
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