鍋焼きうどんを食べに鍋割山に登ったけど、車をぶつけられて、とほほほ・・・
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 944m
- 下り
- 935m
コースタイム
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 6:35
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
表丹沢県民の森はカーナビにも出てきます。もしナビに出てこなかったら、三廻部病院にセットすれば、病院前からそのまま林道に続きます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な場所はありません。 |
その他周辺情報 | 今回立ち寄った手打ちそば「石庄庵」(いししょうあん)は、訪ねてみたい蕎麦店全国100選に入っているそうです。 秦野中井インターから車で10分。 |
写真
装備
個人装備 |
日よけ帽子の代わりに網代笠を持って行きました。頭に手ぬぐいを被りその上から網代笠をかぶると汗も垂れず
照りつける暑さにはこれが最高です。
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感想
来週、北アルプスへ行く前に足慣らしがてらどこかに登りたいと思っていましたが、ここ2,3日は35度を超える猛暑日続き。
アルプス以外の低い山には到底登る気になれず、かといって涼しい沢登りに一人で出かけて落っこちでもしたら笑い物になってしまうので迷っていました。
そうこうしているうちに今週から気温がぐっと下がって過ごしやすい朝を迎えるようになりました。
この機を逃さず、いま行くしかないだろうと丹沢へ行くことにしました。ただ登っても芸がないので、かねてから食べたいと思っていた鍋割山荘の鍋焼きうどんを食べて来ることにしました。
涼しいといっても夏なので早朝にスタートし、鍋割山で朝食を食べ、昼食は秦野の石庄庵で丹沢そばを賞味し、温泉で汗を流してから帰宅するという、欲張りかつ豪勢な山行を計画した。相棒は、ご近所に住む飲み友達のノムさんです。
午前3時に自宅を出発。登山口の旧登山訓練所へ通じる西山林道は数年前から一般車が通行止めになっているので、四十八瀬川向かい側の表丹沢県民の森駐車場を利用することにした。
県民の森駐車場には午前4時40分に到着。一番乗りでした。
青空が広がる好天ですが空気はひんやり。出だしは上々です。
30年前に何度か歩いた林道を懐かしく思いながら歩いて勘七ノ沢、小草沢尾根を分ける二俣を通り過ぎ、いましばらく林道を歩いて後沢乗越の取り着き地点でひと休みです。
ここには、鍋割山荘で使う水と鍋焼きうどん用のそば汁が入ったペットボトルが置いてあります。体力に余裕のある登山者は、ボランティアでボッカするのです。
私達は、さほど余裕はないのですが、鍋焼きうどんが食べたいので2リットル水ボトルとそば汁ボトルを1本づつザックに入れると急にザックが重くなった。
よく手入れがされた気持ちの良い杉林を抜け勾配が緩やかになった雑木林に入ると後沢乗越はすぐそこでした。
稜線は気持ちのよう風がそよそよと吹き抜ける。
白石峠といい、犬越路といい、丹沢の峠や乗越には気持ちの良いところが多いですね。
ここからは、山頂までは鍋割山稜と呼ばれるブナやクヌギの気持ちの良い尾根が続きます。
写真を撮っても撮っても何度でもカメラを向けたくなるような林が続くのです。
陽は高くなってきたものの今日は暑くなく、時折吹き抜ける風がとても爽快で気持ちよく歩けました。
山頂までもうちょっとというところに視界が開けたところがありました。相模湾から伊豆半島、箱根山稜、富士山までがずらりと見えました。
眼下には秦野や小田原の街並みが箱庭のように見えています。
山頂からの展望についてはあまり記憶がないので、しばらくここで展望を楽しみました。
ところが、たどり着いた山頂からの展望も素晴らしいものがありました。時間が早いせいもありますが、塔の岳と違ってここの山頂は静かでいいですね。
それに緑が多いので空気が爽やかです。適度に灌木が育ち、通路以外にはホタルブクロやネジバナが混ざった下草がびっしり生えているのです。
西側のベンチからは富士山が、東側のベンチからはさっき見た相模湾沿い景色が広がります。
ひと通り展望を楽しんでから、いざ楽しみにしていた鍋焼きうどんを食べようかと思ったら、なんとなんと小屋が閉まっているのです。いると思っていた小屋の人は里に下りてしまったのです。
居合わせた常連さんらしい大学生が言うには、小屋の人は9時半ころになったら登って来るとのこと。時計を見るとまだ8時を過ぎたばかりです。
ひょっとしたら今日はいつもより早く上がってくるかな、と思って小屋の人に電話したら奥さんが出て、「予定通り到着は9時半ころでしょう。鍋焼きうどんはすぐには作れないので、さらに20分ほど待ってもらうことになりますよ」と言われました。
え〜。楽しみにしていた鍋焼きうどんにありつくには、あと1時間半以上待たなければいけないんだ。ノムさんと相談した結果、いまから予定を2時間遅らせるわけにはいかないので、今回は、泣く泣く鍋焼きうどんはパスして丹沢そばを楽しみに山を下りることにしました。折角、自分たちが食べる分のだし汁とお水を担ぎ上げたのに・・・。
鍋割山から大倉尾根の金冷シに至るこの鍋割山稜もとても気持ちの良い尾根で、ブナの大木にも出会えました。30年ほど前にこの稜線をたどったときも、気持ちの良い尾根だと思って歩いた記憶がよみがえりました。
小丸分岐から小丸尾根に入ると目の前にパッと相模平野が広がるとても眺めの良い場所がありました。思わずザックをおろして休憩してしまいました。お弁当でも持っていたらのんびりここでお昼にしたくなるところです。
展望を楽しんだ後には、山慣れていないノムさんにとっては地獄の下りが待っていました。木の根が張り出した登山道はリズムが取れないので歩きづらく、膝に、腿に負担がかかる下りでした。
それでも1時間ほど下った「小丸まで1500m」の標識があるところまでくれば、傾斜は緩やかになります。植林された桧林や赤松が混ざる雑木林を抜けると二俣の直ぐ近くの林道に下り立ちます。
もうここまで来ればあとはぶらぶら林道を歩いて車に戻るだけです。
二俣に流れる清流で汗を拭き、車に戻ったのが午後11時半。これからお昼を食べに行くにはちょうど良い時間です。
以前、一度行ったことのある石庄庵は、ヤビツ峠の登り口にあります。
自分の蕎麦畑を持ち、国道246号線沿いの旧店舗から現在の辺鄙な場所に引っ越して数年経ちます。
車でなければ行けない店舗にもかかわらず、平日でもそれなりに賑わっています。
ちょっと高いのですが、私はおそば屋さんの定番、天ざるを注文。
ノムさんは、運転しないので、十一そばに福井の地酒「黒龍」注文しました。
楽しみにしていたお蕎麦がそろそろ出てくるかなと思ったころ、店員さんから車のナンバー呼び出されて車に行ってみたら、何と何と、まだ無傷で新車の部類に入る我が愛車のバンパーがザックリこすられていたました。
さっきまで私達の後に座っていた家族連れのおじさんが車を出すときに擦ったようです。
とほほほ・・・。鍋焼きうどんは食べられなかったし。車はぶつけられるし。
泣くに泣けず、ゆっくり味わう予定の手打ち蕎麦の味もわからず、温泉もキャンセルして一路家路につきました。
赤い茸はみんな毒にみえちゃうんでしょうね、でもあれはタマゴ茸という
おいしい茸なんですよ〜、鍋焼きうどんに入ってたら最高です。
Hiho様
へ〜。あのキノコ、食べられるのですか。知らなかった。コメントありがとうございました。
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