伊藤新道からバリエーション楽しんで蓬莱山(比良山系)
- GPS
- 05:21
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,321m
- 下り
- 1,527m
コースタイム
- 山行
- 5:03
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 5:21
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ワサビ滝を2回巻きますが、巻道が少しやせています。 |
写真
感想
去年の秋に白滝谷ルートから寄り道してオトワ池周辺を散策してみたとき、とても良かったので伊藤新道を経由してここから蓬莱山へ直登をしてみたいと暖めていたルートでした。できれば去年見た秋の枯葉の絨毯を歩いてみたいのと、夏場はヒルが居そうだったのでこの日に行ってみることにしました。
久々に10番のバスに乗り、坊村で下車。秋のシーズンだけあって、バスは満員(^^;)。たまたま早くに並んでいたので座れました。時節柄、どうしても換気のために窓を開けて走るので体が冷えてしまっていたので、最初はちょっと走る感じで進みます。おお、秋だねぇ(^^)。木々が色づいています。
しばし進むと程なく伊藤新道分岐へ。伊藤新道、北アルプスではありません(^^;)。ここにも伊藤新道があるのです。まずは沢沿いを進みます。昨日雨が降ったのかわかりませんが、石が濡れていて滑って歩きにくい。まあまあの坂を上っているうちにやっとこ体があったまってきたのでシェルを脱いで身軽になれました。振り返ると武奈ヶ岳への御殿山ルートの尾根が見えます。少なくともあれ以上になるまでは登りのみですね(^^;)。この伊藤新道も一般ルートなので、テープなどはしっかりありました。
やがて看板が出てきて、「ここ渡渉」と教えてくれました。地図ではこの先から尾根に乗越していくはずだったので、ここから急登が始まるはずです。この先、しばらくはトラロープが張ってあって助けてくれます。ほどなくわさび大滝らしきものが登場。もちろん巻道はしっかりあります。巻道を詰めて行きます。
まずは左に巻いて1段登った先に、またしても滝が登場。この2段合わせてわさび大滝なのかしらん。2段目は右から巻くようです。トラバースしてから巻道を詰めて行きますが、若干道が痩せているところがあり、足元に注意して進みます。滝を巻く道なわけですからもちろん落ちたら大変ですしね(^^;)。
気が付けば沢が終わり、登っていくうちに尾根筋らしきところに出てきました。この辺りで杉林が終わり、自然林に。道も枯れ葉絨毯になり、見上げるとカラフルな秋の紅葉でいっぱいです。木々の間も広くなり、京都の山々が見渡せるようになってきました。おお、結構登ったな(^^)。これこれ、この絨毯を踏みたかったのでした。ただ、あまり踏まれているルートではないのか、枯れ葉がルートを覆っているのでよくわからなくなっていたりするのでテープを探しながら登ります。
そして白滝山に到着!かと思ったら違った(^^;)。90度右折し、この先のピークのようでした。ここにはこの先はルートじゃありませんよというロープと看板が設置されていました。その先はもうご褒美ルートというような枯れ葉絨毯の優しい稜線を歩き、今度こそ白滝山に到着。おお、見覚えあるぜ。これにて昨年の伏線回収。今日はさらにもう一つの伏線を回収していきます。しかし、この調子だと午前中に終わってしまうんじゃない?ここまではいい調子でした。
山頂からオトワ池まで下る途中でラスボスの蓬莱山がちょっこり見えました。方角的には太陽に向かえばいい感じですね。オトワ池から長池までは昨年も歩いたところです。今日はここから適当に蓬莱山に直接向かう予定です。地図にはドットがたくさんあったのでそれをたどってみるのが二つ目の伏線回収でした。
もちろんテープなどはありませんし、踏み跡もない。でも藪とかはなく、とても歩きやすいです。天気もいい。安全に迷い放題!イエー!とばかりに太陽に向かいながら歩いていきます。一応ルートは作っていたので、何度も警告を発令されながら自由に蓬莱山を目指します。やっぱり山なので楽をしようとして警告が鳴ったりしますが、時に安全に尾根を通ったりトラバースしたり、名もなき池を迂回したり、とにかく自由が楽しい(^^)。紅葉もきれいで、蓬莱ランドを満喫しながら進みました。
そのうちなんとなく道っぽいものが出てきて、それなりに道歩きっぽくなってきたと思ったら森山岳という看板が出現。おお、名のある山があったのですね。道っぽくなってきたということは山頂も近いのかな。振り返ると武奈ヶ岳が見えます。坊村で一緒にバスを降りた人たちもあの辺にいるのか。この辺りはなぜか草が生えていて、その草も濡れている。さっきまであんなに枯れ葉だったのに、ちょっと場所が変わればこんなにウェットだとは不思議なものです。
濡れたシダの間を歩いているうちに、だんだんと熊笹エリアになってきました。雨乞ほどの背丈はなく、ひざ下程度ではありますが地面が見えないのは歩きにくいな。でも遮るものがないので、どっちを見ても眺望が広がっています。打見山も見えているので山頂はもうすぐか。というか、この稜線って直接山頂につながっているから蓬莱山主稜と呼んでもいいんじゃない?とか、しょうもないことを考えているうちに山頂に到着しました。
リフト降り場の裏側からひょっこり山頂に到着でした。立ち入り禁止のロープがありますね。それをくぐると多くの人が記念写真を撮っている山頂です。今日はリフトは動いていないのにたくさんの人がいらっしゃいます。打見山方面には初めて見る雲海も広がっていて、目を楽しませてくれます。東を見ると遠くに鈴鹿の峰々が。霞んでいてうっすらでしたが、多分手前に見えているのがこの前登った霊仙山でしょう。知らんけど(^^;)。
あとは下山のみ。まずはゲレンデを下ると、多くのファミリーが行楽を楽しんでいるのが見えます。ジップラインを楽しむ子供たちや、幸せそうなカップル。今日はいい天気ですもんね!さて、私は孤独に下山道に向かいます(笑)。思ったより足に来ているのですが、山はやっぱり自力で下山したい(^^)。登山道に入った途端、多くの人とすれ違います。「こんにちは」の声を掛けますが、なんか憚られるぐらいすれ違います。途中ケーブルに手を振ったらたくさんの人が降り返してくれました。ありがとう(^^)/。
木戸峠へのトラバース分岐あたりからパタッと人とすれ違わなくなった中、下山を続けます。これが長いんですよね(^^;)。そういやここを走るスカイレースを見ましたが、これを駆け抜ける人ってすごいな。なんて思っていると、トレランの人が駆け降りて来られました。この足元でよく走れるものです。すごいや。私はといえば右足の小指が当たって痛くてゆっくり目に下っておりました。この靴、合わんなぁ(^^;)。
そして下界に到着。志賀駅に直接向かわず、ちょっと遠回りしてビールを調達。そして駅へ。このあと、このビールが最高に役立つことになりました。なんと湖西線、次の便が40分待ちということが発覚。まあしゃーないしゃーない。おかげで駅の前のベンチに座って、さっきまでいた蓬莱山を眺めながらゆっくりと下山後のビールをいただくという至福の時間を満喫することができました(^^)。ぽかぽかの青空の下、あっという間に30分を過ごしてしまうと、ホームへ。今日は伏線を二つ回収。去年からヤマレコに入れていたこのルートをやっと消すことができます。後半は思ったより時間もかかりましたが、天候にも恵まれ最高の山行でした。今日もありがとうございました!
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