日光白根から県境ルートで皇海山
- GPS
- 29:23
- 距離
- 46.8km
- 登り
- 3,594m
- 下り
- 4,747m
コースタイム
- 山行
- 11:43
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 12:49
- 山行
- 10:14
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 11:03
天候 | 11月3日晴れ、4日晴れのち霙、5日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コースのうち、正規ルートでないところ中心に記載します。 ◯前白根山〜白根隠山 五色沼避難小屋分岐より白根隠山へのルートとなりますが、破線道と言っても良い程、明瞭な道跡です。 ◯白根隠山〜錫ヶ岳 白根隠山から先ずガレ場を下りますが、ガレのところは比較的わかりやすいです。 降りきった鞍部から笹原からは始まりますが、踏み跡が続いており、笹も膝下程度のなので、道はわかります。 また、赤テープ等もあるので、迷う事は無いと思います。白檜山を過ぎると笹原からやがて樹林帯に変わりますが、踏み跡は比較的明瞭です。錫ヶ岳手前の鞍部に錫の平(テン泊可能)があり、その近くに錫ノ水場があります。水1分と書いてありますが、もう少しかかると思います。 錫の平から錫ヶ岳(2388.2)は前半は笹原、後半は樹林帯となりますが、赤テープとかも多く、迷う事は無いと思います。 ◯ 錫ヶ岳〜宿堂坊山 頻繁にあった赤テープ等は錫ヶ岳の為の様で、此処からの道の様相は一変します。錫ヶ岳からの下り出しの笹腹は踏み跡もなく、たまに木に標識があってもそこにも踏み跡は無いという感じです。 笹原からやがて樹林帯に入ると、標識等が出て来ますが、既に道という感じではなく、兎に角歩けるところを歩くという感じ。更に、樹林帯では倒木、張り出した小枝等が木々のすり抜けの邪魔をして歩きにくかったです。 やがて、ネギト沢のコルから宿堂坊山山頂へと至りますが、道はやはり判然としませんが、多少は尾根が広がり樹林帯の間が歩きやすくなります。 尚、ネギト沢のコルもテン泊可能。水は取水可能と思いますが未確認です。 ◯宿堂坊山〜国境平 宿堂坊山からは先ず西湖へ下る赤テープが目立つので、これに引き込まれない様に注意です。 宿堂坊山からは踏み跡がかなり明瞭な感じです。一旦下ったところがヤジソ平。テン泊可能。水は未確認です。 ヤジソ平からの登り返しで三俣山となります。三俣山からは樹林帯の中の笹原歩きという感じですが、笹原もさほど深くなく適当に歩くという感じです。 1847mピークを過ぎるとカマ北のコルに向けて急降下のところが出て来ます。この辺りの道ははっきりしません。 カマ北のコルから1840mピーク(大ナラキの頭)を経てカモシカ平手前迄は踏み跡はかなり明瞭です。 尚、1828mピーク(此処は西側に巻道あり)を過ぎると東側がガレとなっている縁を暫く進む形です。 カモシカ平が近づいて来ると、笹原が広がって道は不明瞭になります。適当に歩くという感じです。 カモシカ平もテン泊可能。水は未確認です。 ※カモシカ平からは日向山に行かず巻き道(踏み跡)を行きました。最初は明瞭ですが、途中からは獣道っぽくなりますが、笹原の斜面なので、歩くには不便はありません。日向山を巻き切って、笹原が広がると国境平です。 ◯国境平から皇海山 国境平っぽい所は2箇所あります。どちらが本当の国境平かは不明ですが、皇海山に近い場所の方がテントを張るには良さそうです。 水場はあるようですが、群馬側に多少下る様です。 国境平からは出だしは不明瞭ですが、少し進むと『→皇海山』の標識がある所に出ます。此処からは最初は笹原で途中から樹林帯となりますと標識が頻繁にあり、道らしき跡もあり明瞭です。 尾根にに乗ったあたりから石楠花などが道を塞ぎ始めますが、足元は道らしき跡がしっかり残っているので、多少厄介という感じ程度です。 ◯ 皇海山〜鋸山〜薬師岳〜庚申山荘 一般登山道ですが、特に鋸〜薬師にかけては鎖場等の危険個所が多く、通行しない方が無難。尚、薮化していた六林班峠からの巻き道は刈払いされたという情報がありますので、岩場大好きさん以外は巻き道が無難かと思います。 |
写真
感想
ずっと、心に温めていた皇海山への県境ルート。以前袈裟丸から挑戦しましたが断念。今回は日光白根側から挑戦して、無事歩ききりました♪
先ず、出発は毎日アルペン号で竹橋から。
夜中の3時40分ぐらいに金精峠トンネル出口で下車。
こんな所で下車するのは自分ぐらいと思ってたら、他にも数名降りて来られてびっくり!
未だ真っ暗だが、先ずは金精峠に向かって登り始めた。
金精峠に着いても当然真っ暗で、暗いうちに破線ルートに入りたくなく、先ずは以前登り残した温泉ヶ岳迄、空身でピストン。金精峠に戻って来た頃、ようやく夜が白み出した。
金精山を越えて五色山に着くと、目の前に日光白根山がバーンと聳え立つ。
『でっかいなぁ』とつくづく思う。
今回は皇海山への縦走がメインなので、日光白根山は割愛させて頂き、前白根山に向かう。前白根山からは破線ルート、そして踏み跡程度の道に突入となる。
前白根山から白根隠山迄は普通の登山道と言っても構わないぐらいの快適な縦走路。白根隠山山頂から、これから向かう白檜山、錫ヶ岳の山々の稜線を目に焼き付ける。錫ヶ岳から先は未だ見えない…
白根隠山から錫ヶ岳は笹原主体となるが、細いが道が続いており迷わずに歩けた。
錫ヶ岳手前で登山者とすれ違い、皇海山から歩かれた方かと期待したものの、錫ヶ岳ピストンとの事で残念。自分が皇海山迄縦走というとびっくりされ、道あるの?と聞かれたが、それはこっちも知りたい事(笑)。
錫の平で水を満タンにして、加えて錫ヶ岳迄は中々の登りだった為、ふうふう言いながら登った。錫ヶ岳山頂で、宿堂坊山、三俣山そしてやっと皇海山が見えた。
当然の事ながら皇海山迄まだまだ遠い。
休憩もそこそこにして、再び歩き出したが、いよいよ道がはっきりしなくなってきた。
というより無い!🤣
笹原の木にたまに標識とかがあるが、そこに行っても道らしきものはない。仕方なく適当に歩く。樹林帯に入ると道らしきものはあるが、今度は張り出した木の小枝が邪魔で中々進めない。
苦労して歩き続けて、宿堂坊山に着くと多少歩き安くなった。
唯、日が暮れるのが早く、宿堂坊山を越えたコルで1日目は終了。
2日目は夜明けとともに歩き出す。三俣山を超えるといよいよ皇海山が目の前に近づいて来た。道は何なく分かる感じ。
日向山は巻き踏み跡でパスさせて頂き、国境平へ。テン泊するなら、中々感じの良い所。
だが、此処からの皇海山は高い〜。
他の方のレコを見てもキツいと書いてある皇海山への登りに取り掛かった。
道跡は思ったより残っている。標識も少なくない。だが、直登に近くルートでキツい過ぎ。
唯、黙々と登り尾根にたどり着いた。尾根から山頂迄はシャクナゲの洗礼を受けるが、さほど密集している訳もないので、シャクナゲを掴んで腕力で登り、ようやく皇海山に到着した。
皇海山は展望が無い山頂で且つ寒くなってきたので、サッサと下山開始。不動沢のコルで今日初めての登山者と出会う。日光白根から縦走というとやはり目を丸くされたいた(笑)。
今日は不動沢のコルでもう一泊の予定だったが、時間も早いので庚申山荘迄降りる事にした。ところが、鋸山から尾根筋に庚申山荘に向かったが、此処は予想以上に大変な道で庚申山荘に着いたのは日没ギリギリだった。
3日目は下山するだけ。庚申山荘で快適な一夜を過ごした後、銀山平に向かって降って行った。最後にもう一度、歩いた山々を見たく、備前盾山に向かう。
舟石峠からは一登りで備前盾山に着いた。
皇海山も含めて歩いた山々が見える。良く歩いたなぁとつくづく思う。2日目の午後から少し天気が崩れた以外、天気が良かったのがこのルートを歩けた一番の理由だろう。展望を楽しんだ後は、舟石峠に戻り、間藤駅に向かって降って行った。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
目から鱗が落ちてさらに、視力が2.5になりました。
300名山を全部繋げようとしているので、こんな歩きをしています。
今回も登山道は無いものの、ヤマレコの先人たちの記録を参考に歩きました。
懐かしいなぁ〜、私が縦走したのは2018年なのでもう4年も前ですが、今でも道景はしっかり覚えています。
国境平からの皇海山の形はここからしか拝めないと思い、しっかり目に焼き付けました。
ところで国境平の鹿のシャレコウベは、さすがにもうないようですね
視線が真っすぐ皇海山の方に固定されていたので気がつかなかったと思います😁
多分、naeoさんが歩いた時よりは歩きやすくなっているような感じですね。
笹薮という感じはなく、笹原といった感じ。
少なくとも、笹をかき分ける箇所は無かったです。
いずれせよ、バリルートなのでやり遂げ感は200%ですね😉
ロングルートお疲れ様でした😭
皇海山は庚申山荘ピストン11/2〜4で予定を組んでいたので、
南アの天気が悪かったらお会いしていたかもしれないです😁
私の足では到底見れない場所からの皇海山、
お写真楽しく堪能させて頂きました。
来年、私も頑張りたいと思います!
そうなんですね。sakiさんも皇海山予定されていたのですね。
お会い出来れば、お互いにびっくりでしたね😊
皇海山は今は群馬の林道側からのアプロ−チが使えないので、庚申山荘はソコソコにいっぱいの方がいました。
ここは私も歩いてみたいと思っていたコースなのでガン見させて頂きました。
錫ヶ岳先の笹、皇海山の登り、鋸岳縦走路、いずれも大変そうですが、充実感ありそうで素晴らしいです
もう寒いのに3日間お疲れ様でした。
ShuMaeさんなら全然大丈夫なコースかと思いますよ。
自分も天気に恵まれたのでなんとか縦走できました。
唯、鋸山の縦走は正直お勧めできないです。落ちかけて、慌てて鎖を握りなおしたものの、膝を思いっきり強打しました😢
先日お話しされていたコースですね。そろそろ行かれているのかな?とレポートをお待ちしておりました。
読ませていただき、素晴らしい山行の様子を楽しませていただきました。私もここは宿題だと思ってますので、いつか行ってみようと思ってます。
前後におまけがついているのもすごいことだと思いました。
錫ヶ岳だけ行かれるのであれば、金精峠からのピストンが一番良いかと思います。
頑張って下さい。
紅葉はもう一つでしたが、ずっと歩きたかったコースなので大満足です。
松木沢のオールドルートがあるので、国境平から皇海山は道形が残っていて助かりました。
尚、銀山平からは、関東ふれあいの道として、通洞駅まで後10舛判颪い討△蠅泙靴(笑)。
流石にそれは嫌と思い、間藤駅で勘弁してもらいました😁
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する