土曜日限定のバス乗継で菰釣山・甲相国境尾根で紅葉三昧(中山〜菰釣山〜石保土山〜富士岬平〜山中湖平野)
- GPS
- 07:05
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,022m
- 下り
- 726m
コースタイム
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
高尾06:14(JR中央本線) 相模湖06:23 相模湖駅06:31(神奈川中央交通)¥305 三ヶ木06:53/07:00(神奈川中央交通)¥567 ※平日は07:40発なので月夜野発のバスに間に合わない 月夜野07:43/07:50(富士急バス)¥800 ※このバスは平日・土曜日のみ 富士急バス大月営業所☎0554-22-6600 中山(道の駅どうし)08:28 復路: 山伏峠15:36(富士急バス)¥280 ※4月〜11/30の季節運行 山中湖平野15:43 ↑※思ったより早く歩けたため利用せず 山中湖平野16:11(定刻は15:56)(富士急バス)¥810※この時点で15分遅れ 富士山駅17:20(定刻は16:49)※30分遅れで富士山駅17:16発に乗れず 富士山17:57(富士山麓電気鉄道富士急行線) 大月18:42/18:47(JR中央本線) 高尾19:29 |
写真
感想
昨秋、公共交通機関だとアクセスの悪い道志山塊の菜畑山・赤鞍ヶ岳を歩いた↓が、
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3702780.html
その時気になったのが、道志川を挟んで向かい側にある西丹沢の山々。
道の駅どうし辺りから登れるのだが、公共交通機関だとどうにもアクセスが良くない。
以前丹沢主脈を焼山から縦走した時↓に
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-740049.html
相模原(津久井)の三ヶ木から月夜野行に乗ったことがあったが、その先月夜野から道志村方面のバス(7:50発)は平日にしか運行していないらしい。
それなら平日休みが取れる時に行けそうだが、三ヶ木から月夜野へ向かうバスの出発が、土休日は7:00発なのに平日は7:40発で月夜野7:50発のバスに間に合わない。
これはバスで行くのは無理かなと思っていたのだが、月夜野から道志村方面(長又行)のバスが休日運休とあったので、念のため土曜日は運行しているのか問い合わせたところ、土曜日が祝日でない場合は運行しているとのこと。
つまり土曜日のみ三ヶ木07:00→月夜野07:43、月夜野07:50→中山(道の駅どうし)08:28のバスの乗り継ぎが成立するのである。
ちなみに三ヶ木までは相模湖駅からと橋本駅北口からとがあり、どちらも三ヶ木発月夜野行のバスに接続している。
前に丹沢主脈を縦走した時に相模湖駅から三ヶ木行きに乗った時はガラガラだったのだが、今日は相模湖駅からもかなり人が乗り込んだのは紅葉の季節からだろうか。
三ヶ木で橋本駅からのバスの人が合流し月夜野行のバスが出発。
数人座れない人が出るほどの大盛況。
これならこのバス路線は安泰である。
ほとんどの人が蛭ヶ岳を目指すらしく焼山登山口か東野で降りていき、月夜野で長又行のバスに乗り換えたのは我々の他には2名だけだった。
この2名も道の駅どうしのある中山バス停で降りたのだが、その後会うことはなかった。
畔ヶ丸方面へ向かったか、道志山塊の赤鞍ヶ岳方面へ向かったのかもしれない。
このバス路線を使って今度は畔ヶ丸から西丹沢ビジターセンターへ抜けてみたい。
秋晴れが続いていたが昨日夕方から雨が降り、今日もその雲が残っているのかどんよりとした曇り空。
明日の方が天気が回復するらしいのだが、バスが土曜日にしか繋がらないので仕方がない。
気の滅入ることがあったため、気分は空と同じでどんよりとしている。
こういう時気のおけない友達と一緒だと無理に話をしなくていいので助かる。
沢沿いはずっと道志の森キャンプ場になっていて、かなり広いキャンプ場だ。
冷え込みが強いからかモミジの紅葉がひときわ濃く、目に鮮やかだ。
この紅葉の下、休日を過ごそうと次から次へと車が入ってくる。
車のすぐ横にテントを張っていることからするとオートキャンプ場というものなのだろうが、駐車場にテントを張っているようで自分にはどうにも落ち着かない気がする。
キャンプ場を抜けても広い林道が続く。
「横浜市水道局水源林」との看板があったのだ、管理道路として使われているのだろう。
林道終点で渡渉するといよいよ登山道。
黄葉の中を登っていくと思ったよりも稜線は近そうだ。
この鮮やかな黄色に色付く灌木はクロモジか何かだろうか。
曇り空だが稜線に出ても風はなく思ったよりも寒くない。
歩きやすい稜線をブナ林とその中のモミジの紅葉を楽しみながら少し高度を上げるときれいな避難小屋があり、山頂もそこからすぐだった。
到着時山頂は雲の中だったが、風がないのでゆっくりと過ごすことができた。
いつの間にか友人がきれいな落葉を集めてテーブルの上に「どうし」の文字を作っていた。
この辺りは西丹沢らしいのだが、道志方面から登ってきたので自分も道志の山という意識の方が強い。
明日に向かって天気も回復傾向にあるのか、西に向かって縦走を再開すると時折陽の射す時間も出てきた。
友人と観葉植物や草花の話をしながら歩みを進めると、沈みこんでいた自分の気分も回復してきた。
友人は先日実家でパンジーやビオラを植え付けてきたそうだ。
今年もまたそんな季節になったのだ。
陽も射してきたので、テーブルのあった油沢ノ頭で再びゆっくりとお茶を飲む。
甲相国境尾根なので南側は神奈川県であり相模湾も近い。
見晴らしのいい高圧線鉄塔の所では箱根の山々も間近に望め、その向こうには沼津アルプスまで見えていた。
ここまで来ると相模湾だけでなく駿河湾まで見えるのだ。
大棚ノ頭から山伏峠へ下りバスに乗る予定だったが、思いのほか順調でこれだと山伏峠で1時間は待つことになってしまう。
山伏峠は何もないところだし、バイクの騒音もすごいはず。
それならば、この気持ちのいい尾根道をもう少し先まで歩くことにした。
大棚ノ頭を過ぎ高度1200mを切るようになると周囲がちょうど紅葉の真っ盛り。
ブナ帯の紅葉は黄と橙がちょうどいい具合に混ざり合っている。
高指山まで行けそうだったが、途中富士岬平で国道413号へ下りることにした。
富士岬平という名前だがちょっとしたピークになっていて、高指山と同じくらいに富士山の展望が良さそうなところだ。
今日はあいにく富士山は雲の中だが、切れ間から天使の梯子が下りてきている。
ススキ原をまっすぐ下っていくと「レイク山中平野台」という別荘地に出た。
別荘地の中も紅葉がきれいだ。
国道413号を山中湖平野まで歩いていく途中、石割の湯を過ぎたあたりで河口湖行のバスに追い越された。
この時間のバスはないはずなのにと不思議だったのだが、後で謎が解けた。
予定していた山中湖平野15:56発のバスは出発した時点で15分遅れ、富士山駅着は30分遅れだった。
つまり先ほど追い越されたバスはその前のバスがめちゃくちゃ遅れて走っていたわけである。
そういえば、以前石割山〜太平山を縦走した帰りも紅富士の湯でバスが30分以上も遅れてきたことがあった。↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1867828.html
山中湖を周遊する「ふじっ湖」号は定時運行は期待できないようだ。
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