奥穂高岳にリベンジ登頂
- GPS
- 104:00
- 距離
- 36.0km
- 登り
- 1,928m
- 下り
- 1,921m
コースタイム
- 山行
- 2:20
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 2:30
- 山行
- 5:10
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 6:00
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 7:50
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 8:00
- 山行
- 1:50
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 2:00
天候 | 晴れか曇り。夕方雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
沢渡駐車場から上高地バスターミナルまでバス1250円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地から涸沢ヒュッテまで特に危険個所なし。 ザイテングラートから山頂は、ハシゴ・鎖のないところで、岩づたいもあるので、やっぱり危険。 |
その他周辺情報 | 沢渡駐車場に立ち寄り湯あり。700円。 涸沢ヒュッテのカレーおいしかった |
写真
感想
昨年、雨天による途中断念(ヒュッテから引き返し)のリベンジ家族登山。
上高地での前泊・後泊を、昨年は明神館・帝国Hとしたが、今年は、いずれも徳澤園として、山登り!を最大の目的とした。正解。徳澤園のごはんおいしい。
週末にかけて天気がビミョーと言われて、ザイテングラートの上り下りに若干の不安が。ヒュッテでは、夜間に雷雨があったので不安。結果として、好天の登山となり、再チャレンジしてよかった。
上高地から高山植物が多くて、目移りしてしまう。撮影目的休憩は、のんびり登山には必須。天気がよいので、花がめいっぱい開いてくれていて、見ているだけで楽しい。上高地ではトリカブトなど初秋の花が咲き始めているが、高山帯に行くにつれ、季節が初夏に戻り、ゴゼンタチバナやマイヅルソウが小群落を作っていた。
昨夏は雪が多くて、ヒュッテの下、川沿いからずっと軽アイゼンが必要だったが、今年は、一部に雪が残るだけで、軽アイゼンは持ってるだけだった。川沿いにキバナシャクナゲが咲いていた。
<3日目:ヒュッテから上>
ヒュッテの朝、モルゲンロートを楽しみに。
むむ、天気良すぎか?赤く染まる山、とまでは行かなかった、残念。
ヒュッテから上は初めて。どんなところかと思いつつ、夕食時に長野県警からヘルメット装備の必要性を説かれたので、ヘルメットをレンタルした。
ザイテングラート取付点に行ったところで、「ここ登るの?登るのはいいけど、下るのはやだなぁ」と母。確かに落ちたらというか転んだり滑ったりしたら即救助を求めることになりそう。昨年の雨天断念は大正解。天気悪かったら、私たちには危険すぎる。去年はヘルメットの話、聞かなかったような気がするけど、借りて正解。
高山帯での岩登りのため、どうしても休憩が多くなるが、ザイテングラート周辺は、シナノキンバイとハクサンイチゲが黄色と白の花畑を作っていたので、眼福。ほかにも、多様な高山植物が。シオガマ、フウロ、イワツメソウ。シナノキンバイの群落中には、ミヤマキンポウゲも交じっていて、比較対象があるからなんとか区別がついた。
穂高岳山荘の小屋前には若干の雪渓。階段を切ってくれていた(ありがとうございます)ので、アイゼンは不要。
小屋に荷物を置いて、ミニリュックで奥穂高岳の山頂をめざす。
いきなりの岩場。「登るのはいいけど、下るのはやだなぁ」と母。それ、さっきも言ってたよ。ところが、小屋から見える岩場は序の口だった。登っても登っても岩場が続く。しかもだんだんと急斜面かつ岩が大きくなっていった。母の発言が繰り返され、「なんで私、山に登ってるんだろ」とまで言いだした。ここまで来たからには、あきらめて登って下さい…
登り続けて、一応尾根に。振り返ると向こうには槍ヶ岳が見える。すぐにガスがかかってきた。雷雨の心配もある。のんびりはしてられないかぁ。
奥穂高岳登頂。ガスって遠くが見えないのは残念。でも、ここまで来るのに、1年がかり。普段の登山とは違う感慨が湧いてきた。
韓国大邱から来た登山者3人組に写真を撮ってもらった。彼らは岳沢経由で上高地まで下りるという。気をつけて。
私たちも山荘に戻ることに。そしてやっぱり、「登るのはよかったけど、下るのはやだよ。足下みえない。足が届かないよ」と母。見るのは足元だけ。写真を撮る余裕もなかったが、無事に山荘着。
昼食をとり、母は休憩。
父と2人で涸沢岳に向かったが、3m登ったところで引返し、ステッキを準備して、再スタート。こっちは、岩場じゃなくて登山っぽいので、杖があると楽〜。
30分で山頂に。もう、何も見えない、ガス・ガス。山頂の標識の向こうは絶壁。涸沢カールからはこの絶壁を見てるんだなぁ。
3110mあるのにおまけの登頂扱いで申し訳ないけど、遠く見えないし、山頂には何もないので、さくさくと下山。
<4日目:穂高岳山荘から徳澤園まで下山>
山荘の朝、ご来光を待つ。雲間からの太陽が足下の雪渓を赤く染めている。太陽方向の遠くの山が見える。あっちは八ヶ岳かな?常念岳の後ろに見える山はどこだろう?
涸沢カールから登ってきた高校生たちが、今日はモルゲンロートきれいだったと言っていた。うらやましい。
穂高岳山荘からザイテングラートを下る。
母の口癖と化した「下るのはやだ」に、「私、どうやってここ登ったんだろう」が混じりながら、下る。それでも、登りよりはスムーズだったのでは?時間は変わらなくても、下るときはやっぱり心臓も呼吸も楽。休憩も登りよりは少なかったように思う。取付点まで間もなくのところで、花畑を楽しんだ。
ヒュッテで軽くごはん。ここのカレーはおいしかった。
あとは知った道。4回目なので、時間感覚もつかんで、楽に下りられた。登ったときの花をまた見つけて楽しむ。
本谷橋では、あまりの人に驚いた。それまでも団体さんとすれ違っていたけど、河原では、ここどこ?状態。土曜日だし。
横尾山荘で昼食ラーメン。その後、徳澤園まであと30分程度のところで、ぱらぱらと雨が。本格的に降り出す前に、合羽とザックカバーを。暑いけど、しょうがない。林の中だし、小雨で済んだので、ほとんど濡れなかった。
徳澤園到着。夕食おいしかった。
<5日目:徳澤園から上高地経由自宅>
2時間歩いて、ビジターセンター到着。休憩兼遊び。
その後、お土産を買ってバスに乗る。
沢渡駐車場に着いたら、立ち寄り湯があったので、今回はここでお風呂。
無事帰宅。
先週会った時、奥穂いつ行くんでしたっけ?と聞こうと思ってたんです。
ご家族皆さんでの登頂、おめでとうございます!
お母様のご発言、いいですね(笑)これでいいんだと励まされます。
去年涸沢ヒュッテまで行って、私にはここがゴールで十分、と思いましたが、これを見て、やっぱり登ってみたいかも…と思ってきてしまいました^^;
コメントありがとうございます。
母も下りてきた後でようやく登頂した満足感を得たようです
穂高岳は花 の山なので、大変だけど楽しく登れます。是非 を。
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