御荷鉾山 鬼伝説を訪ねて

2022年11月10日(木) [日帰り]

• GPS: 02:56
• 距離: 6.6km
• 登り: 663m
• 下り: 663m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:28
• 休憩: 0:28
• 合計: 2:56

8:14 西御荷鉾山中央登山口
8:44 8:45 御荷鉾山
9:13 9:22 投石峠
9:46 9:48 釜伏山
10:06 10:16 東御荷鉾山
10:27 10:29 釜伏山
10:48 10:52 投石峠
11:10 西御荷鉾山中央登山口

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中央登山口 Map 247-230-441

白寿の湯　0274-52-3771 　マスク着用、780円

コース状況／危険箇所等

危険個所はありません。この時期は、落ち葉で登山道が埋もれて、分かりづらくなっています。道迷いしないように気を付けてください。結構、リボンなどの目印もあります。足の裏の感触でも、よく踏まれている登山道は見つけられます。

写真

西御荷鉾山中央登山口
広い駐車場ですが、1台も車がありません。結局、この日は登山者には会いませんでした。

西御荷鉾山山頂
山頂に不動明王像がありました。

西御荷鉾山山頂　1287m
山頂の紅葉は、もう終わり。これからは、冬の準備になるのでしょうね!

西御荷鉾山山頂

投石峠
西御荷鉾山と東御荷鉾山の間のコルです。ここから右に車道をゆくと、すぐに東御荷鉾山の登山口がありました。

投石峠〜東御荷鉾山
植林帯 投石峠から広葉樹の落ち葉が敷き詰められた急登を登ると、やがて植林帯の中をゆきました。

投石峠〜東御荷鉾山
落葉が敷き詰められて、分からなくなった登山道を足の裏の感触で登山道を確かめながら登ってゆきました。

東御荷鉾山山頂　1246m
こちらの山頂にも、不動明王像がありました。

投石峠〜西御荷鉾山中央登山口
紅葉　投石峠から西御荷鉾山中央登山口に戻る途中で見た紅葉。山頂より、このあたりの方が紅葉が鮮やかでした。

西御荷鉾山中央登山口
登山口に戻りました。休憩所のところの紅葉が見事でした。

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

感想

ゆうU

関東100山の47座目は、御荷鉾(みかぼ)山です。関東100名山のひとつにも選ばれています。
　御荷鉾山は、東御荷鉾山（1246m）と西御荷鉾山（1287m）の東西2峰からなります。西御荷鉾山は御荷鉾連山の中心的な山です。以前は谷からかなりの時間を要して登山していましたが、現在はスーパー林道を利用して駐車場から最短で30分足らずで登頂できるようです。

　西御荷鉾山は信仰の山です。頂上の西側や、東側にも不動尊が安置されています。これは、「昔、悪行を働く鬼が二匹、御荷鉾山に住み着き、それを聞いた弘法大師が鬼を追い払い、西御荷鉾頂上の岩に錫杖で「不動尊」と梵字で刻まれたということだそうです。このあたりの地名には、鬼石とか、投石峠とか、鬼に由来のある地名が多いようです。
　また、西御荷鉾山の南面に「大」の字の刈り込みがなされています。これは、江戸時代にふもとに疫病が流行ると、偉い法師が御荷鉾の不動尊にご加護を祈ると病気が瞬く間に癒えたので、これを記念して不動尊の南面に大きな円とその中に「大」の字の刈り込みを行なった。」と言い伝えがあります。

　御荷鉾山スーパー林道を使用しました。西御荷鉾山の中央登山口( Map 247-230-441 )に車をとめました。広い駐車場でトイレもありました。

　駐車場からは、いきなりの急登。急登の次は丸太の階段。長い階段が続きました。ここまでくるともうひと頑張り。階段が切れて、尾根の上にでました。落ち葉の敷き詰められた登山道やロ−プのある岩場などを経て30分で山頂に到着。山頂の脇には、不動明王像がありました。
　西御荷鉾山の頂上は広く伐採されていました。天気は晴れて、頂上からの眺望は、素晴らしい。北側に榛名山、赤城山を中心とした上州の山々。南側に城峰山、父不見山、二子山、両神山等の山並みが見えました。　⛰

　西御荷鉾山の頂上から投石峠を経て、東御荷鉾山へ縦走しました。西御荷鉾山山頂から、落ち葉で分からなくなった登山道をリボンや足の裏の感触で登山道を確かめながら、下ってゆきました。まもなく丸太の階段が現れました。しばらくすると、投石峠に到着。車道に降りて、右にしばらく行くと、東御荷鉾山の登山口がありました。
　ここから、いきなり急登が始まりました。しかも落ち葉で埋もれて、登山道がどこまでかよくわかりません。ふかふかの絨毯を歩いてゆくような感じでした。
　やがて、広葉樹の落ち葉で埋まった道から、植林帯に入り、はっきりとわかる登山道になりました。傾斜も緩み山腹をトラバ−スするようなことがしばらく続きました。再び、広葉樹の落ち葉が敷き詰められた尾根道を登ってゆくと、山頂に到着しました。　

　東御荷鉾山山頂からは、武甲山、二子山、両神山や群馬県と埼玉県の県境の山並みが見えました。山頂には、石像（不動明王像等）がありました。　⛩

　帰路に、投石峠に下る直前の下りが、激くだり。落ち葉で深く埋もれた登山道は、下になにがあるか分かりません。投石峠の車道にでる直前で、すべって尻もちをつきました。

　登山後は、赤久縄山に引き続き、白寿の湯へ。前回割引券をいただいたので、今回は安く日帰り温泉入浴できました。やはりいい温泉。露天風呂です。名湯と言われるだけのものがあります。登山の疲れの回復が早いようです。
　御荷鉾山は、鬼伝説の残る山でした。天気にも恵まれ、晴天のもと、紅葉と山頂からの展望を十分に楽しむことができました。鬼伝説と不動明王。そして山に刻まれた大の字の切り込み。長い間、麓の人々に愛され、生活をともにしてきた山であると感じました。　😀