剱岳八ツ峰主稜上半部/雨のため縞から下山

- GPS
- 56:00
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 2,416m
- 下り
- 3,364m
コースタイム
- 山行
- 6:05
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 7:15
- 山行
- 11:50
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 12:30
| 天候 | 8月19日 晴れ 8月20日 曇り一時雨 8月21日 曇り一時雨 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
入山時:扇沢 🚎 黒部ダム 👟 黒部湖 🚠 黒部平 🚡 大観峰 🚎 室堂 下山時:黒部ダム 🚎 扇 〖 立山黒部アルペンルート 〗 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
*八峰と八ツ峰ノ頭とのコルから、池ノ谷乗越へのエスケープ可 *長次郎谷右股:八ツ峰側斜面の雪渓がきれいに後退し、シュルンド明確 ⚠上部はかなりの急斜面 ⚠落石注意 *内蔵助平〜内蔵助谷:⚠崩落箇所複数 →ロープ・鎖ありますが慎重に! |
| その他周辺情報 | ♨ 大町温泉郷 湯けむり屋敷「薬師の湯」(大人600円) |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
感想
昨年12月26日、右足首骨折。1月6日手術〜1か月入院。
松葉杖が取れたのは2月中旬だった。
その後、通院リハビリ、歩行時間35分を含む電車通勤、週末ハイキングなどを重ね、
ついに剣岳八ツ峰上半部への山行が実現した。
○8月19日
【 室堂〜真砂沢ロッジ 】
普段の山行より荷物が重いため、傾斜の緩い新室堂乗越からの登山道を選択。
お花畑にはチングルマやコイワカガミなどがまだきれいに咲いていた。
剣沢の雪渓は割れ目が少なく、歩きやすかった。
○8月20日
【 八ツ峰上半部后Ν困離灰襦銑縞 】
大きな岩峰の威圧感と高度感に呑まれそうだった。
登攀や景色を楽しむ余裕はなく、「安全第一✚」に努めるのみ (*_*;
アンザイレンも外せなかった。
それでも、后銑縞を登攀できた。 素直にうれしい。
【 縞からエスケープ〜右股へ 】
縞に着いたところで雨。あっという間にびしょ濡れ。
エスケープして右股へ下降するも、ここからが核心部だった。
ザラメ状の雪渓で滑落。初めての滑落停止。
腰が引ければ引けるほど、ザラザラガラガラと足元から崩れていくガレ場。
テンパらないよう努めるも、雷鳴⚡⚡⚡に追い打ちをかけられる。
大丈夫! 大丈夫! とにかく熊ノ岩まで!!!!
あそこまで降りれば雪渓も安定している。 大丈夫! 大丈夫!
とにかく、大怪我をしないで下山しようと努めた。
両腕に痣を作り、お気に入りのジャケットは修繕できないほど裂けてしまった。
とにかく下山した。できた。
無事で良かった。
○8月21日
【 ハシゴ谷乗越〜内蔵助谷出合〜黒部ダム 】
滑りやすい岩、泥地、ガレ場が続く。 ーーー長い。 そして暑い。
私はズボンの色が変わるほどの大汗。
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…と呼吸も荒い。
内蔵助平に着いてヤレヤレなんて思っていたら
「ここからが結構きつい、まだ半分まで来ていない。」と言われた。
・・・ガックシ。 本当にその通りだった。
それでも、ハシゴ谷でなければ見られない景色や冷たくておいしい沢の水で
辛い気持ちはすべて帳消し!!
黒部川からダムを見上げてながら飲んだ温かい‟チャイ”も、サイコ―だった。
(突然、雨に降られたけどね…)
今度は、紅葉の季節に行ってみようと思う。
🏠 真砂沢ロッジ 🏠
なんだか居心地よく、
「佐伯さんに会いに来た(*^-^*)」という皆さんの気持ちが分かる。
下山してくる姿を見つけ、温かいお茶を入れて迎えてくださったこと
午前3:30に温かい朝食を用意してくださったこと
ガイドさんから八ツ峰の状況を聞けるよう繋いでくださったこと
朝早くから乾燥室のストーブを着けておいてくださったこと などなど。
たくさんの心配りに、感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
akko-chan


















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