石鎚山他【60〜64】／雨と霧の五座縦走／マイントピア別子⇒石鎚ロープウェイ

2014年08月13日(水) ~ 2014年08月17日(日)

• GPS: 98:24
• 距離: 77.1km
• 登り: 6,989m
• 下り: 6,727m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:43
• 休憩: 0:32
• 合計: 5:15

距離 11.3km 登り 1,317m 下り 360m

12:33 マイントピア別子
15:22 15:54 東平
17:48 銅山峰ヒュッテ

2日目

• 山行: 9:36
• 休憩: 0:38
• 合計: 10:14

距離 14.8km 登り 1,274m 下り 1,267m

7:20 銅山峰ヒュッテ
7:49 8:00 銅山越
9:20 9:43 西赤石山
12:28 東赤石山
14:16 14:20 西赤石山
15:19 銅山越
17:34 銅山峰ヒュッテ

3日目

• 山行: 7:45
• 休憩: 0:37
• 合計: 8:22

距離 11.0km 登り 1,237m 下り 811m

7:41 銅山峰ヒュッテ
8:03 8:32 銅山越
9:19 9:21 西山
12:37 12:38 獅子舞の鼻
14:44 14:49 ちち山
16:03 丸山荘

4日目

• 山行: 10:58
• 休憩: 0:57
• 合計: 11:55

距離 20.8km 登り 1,611m 下り 1,826m

6:59 丸山荘
8:04 8:19 笹ヶ峰
9:54 10:00 寒風山
12:37 13:12 伊予富士
14:38 自念子ノ頭
17:10 17:11 瓶ヶ森
18:54 シラサ避難小屋

5日目

• 山行: 7:15
• 休憩: 0:56
• 合計: 8:11

距離 18.7km 登り 1,445m 下り 2,420m

6:19 シラサ避難小屋
7:51 7:57 土小屋
9:48 10:11 二の鎖下
10:24 10:34 石鎚山（弥山）
10:43 10:50 石鎚山（天狗岳）
11:20 11:27 二の鎖下
12:57 八丁のコル
13:24 13:26 成就社
13:48 13:49 山頂成就駅
14:30 石鎚ロープウェイ前バス停

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

コース状況／危険箇所等

マイントピア別子⇒銅山越
かつて産出した銅を担ぎ下ろした道なので歩きやすいです。 この時期はアブがとても多いです。

銅山越⇒東赤石山
基本的に歩きやすいが一部刈り払いされていない箇所がありました。 前赤石山を巻く道は手を使う岩場で危険。

銅山越⇒笹ヶ峰
かなり荒れています。 笹や木の枝が道に覆い被さっている事が多く、滑りやすい所や危険な所が多い。

笹ヶ峰⇒しらさ峠
急に歩きやすくなり危険な所もほとんどありません。　しらさ峠付近から石鎚山の登山口の土小屋まではアブの攻撃が始まります。

石鎚山
さすが100名山はよく整備された歩きやすい道が続きます。　石鎚神社から最高地点の天狗岳は最初の岩場が危険ですがそれを過ぎればそれほど難しくありません。　出来るだけ南のルートを歩けばほとんど岩に登らずに天狗岳まで行けます。

銅山峰ヒュッテ
宿泊者が居ないとカーテンや雨戸が閉まっていますが多分居ます。 大きな声で呼んでみましょう。 テン場はあまり広くありませんがあまり人がこないので大丈夫なのかな？ 水場は水量豊富、トイレはポットンですがキレイでした。 テント代は何とタダ。 ビール500円でした。

丸山荘
お盆のためか営業していませんでした。

しらさ峠避難小屋
山荘しらさの脇の道を300メートルほど歩くとあります。　12名ほど寝られます。　わりとキレイな小屋ですが水場は近くに見当たりませんでした。　山荘しらさでビールと水が買えました。

写真

8/13 11:06

新居浜駅2番乗り場。　マイントピア別子まで20分380円。

8/13 12:04

マイントピア別子に到着。　山の上は真っ白で何もみえませんな。。

8/13 12:03

この辺りはかつて住友財閥を支えた別子銅山の跡なのです。　

8/13 12:05

8/13 12:45

マイントピアから車道を歩いて東平（とうなる）を目指します。　暑くて大変だ・・・

8/13 12:57

8/13 12:58

車道終了で山道に突入します。

8/13 13:38

かつて銅を担ぎ下ろした道なので古い時代に整備されて歩きやすい道が続きます。

8/13 13:45

8/13 13:57

所々に煉瓦造りの何か良くわからないものが。

8/13 14:00

おぉ！　やはり良く分からないけど建物の跡が。　ちょっと大変だが行ってみよう。

8/13 14:04

来てみた。

8/13 14:06

何の跡でしょうねぇ。

8/13 15:11

東平の外れの第三変電所跡に到着。　アブに襲われまくってます。。。

8/13 15:12

中に入ってみる。

8/13 15:11

8/13 15:16

広場は、

8/13 15:16

こういうこと。

8/13 15:18

東平に向かいましょう。

8/13 15:24

東平に到着。　見える建物は東平歴史資料館です。

8/13 15:26

8/13 15:27

ラピュタっぽい、マチュピチュっぽい建物跡ですが今は下に降りる元気は無い・・・

8/13 16:05

東平を後にして銅山峰ヒュッテを目指します。　止まるとアブが来るので休憩なしで進みます。　疲れます。。

8/13 16:56

銅山峰ヒュッテに到着。　一見誰もいませんが実はいました（汗　翌日の朝に気づきました。

8/13 17:23

アブの攻撃を受けながらなんとかテント設置完了。

8/13 17:24

テン場の奥の橋を渡った所に水場、担いできたハッポウシュを冷やします。

8/14 7:18

二日目。　朝から雨でした。

8/14 7:38

アブに襲われながら銅山越を目指します。

8/14 7:49

銅山越。　ここまで来てやっとアブとお別れです。

8/14 7:58

8/14 7:51

銅山越から西へちょっと登った所から赤石山のある東を望む。

8/14 8:42

道はだいたいこんな様子。

8/14 9:22

西赤石山。　しばしお食事タイム。

8/14 9:47

8/14 9:48

8/14 9:58

8/14 10:01

8/14 10:07

急に刈り払いされなくなる。　そして道が埋もれる・・・

8/14 10:25

物住頭。

8/14 10:37

前赤石山を巻く道は結構な岩場なのでお気をつけて。

8/14 10:46

これもんです。　でも最後まで目印はあるので目印がなくなったら道を外しているということなので引き返しましょう。

8/14 10:48

8/14 11:06

石室越。　ここから直接東赤石山を目指そうかと思いましたが「悪路」ってはっきり書いていたので赤石山荘経由の道へと回避します。

8/14 11:17

回避したらめっちゃ下るんですけど。。。

8/14 11:26

赤石山荘。　誰もいませんでした。

8/14 11:25

裏手に水場は流れていませんね。　アテにしない方がよろしいかと思います。

8/14 11:21

山荘の近くのこんな狭い所が幕営指定地だそうで。　探してみたら3張ほど張れそうな所もありました。

8/14 11:38

ずっとこんな感じの道です。

8/14 11:58

200名山、東赤石山に到着〜

8/14 11:59

360度真っ白です。。

8/14 13:38

8/15 7:43

三日目。

朝からジトジトと雨が降っています。

8/15 8:09

アブに襲われながら銅山越まで登り西を望む。　西山が見えていますね。

8/15 8:43

大和間符。　狭い。　こんな穴から銅を掘っていたのか。

8/15 8:43

8/15 9:11

歩いてきた道を振り返る。　晴れていたら気持ちよさそうなんですけどね〜

8/15 9:12

ずっと歩きやすい道が続いていましたがやがてヤブに突入してこんな道がずーっと続くことになります。。

8/15 9:20

西山山頂。　ベンチくらい有るかと思ったら広場すら無かった。

8/15 9:30

8/15 10:07

綱繰山の山頂。　ここも広場すらありません。

8/15 10:35

道がササに覆われていますね〜　今回の山行で5匹のマムシを見ているぐらい多いので怖いんですよね〜

8/15 12:31

立派な・・・ブナでしょうか。　森は豊なんですよね。　歩くの大変なんですけど。

8/15 12:36

獅子舞の鼻というピーク。　山と高原地図とは場所がちょっと違った。

8/15 13:28

山と高原地図で「ササの中の踏跡を歩く」と書いてある所ですがしっかり刈り払われています。　他にもササの中の踏み跡はいくらでもありますが何故かここだけ刈られていました。

8/15 13:49

ちち山分れという分岐点。　ここまで刈り払われています。

8/15 13:58

ここからはササで覆われてヒドいありさま・・・

8/15 14:11

すごい色の花ですね。　

8/15 14:21

ちち山を巻く道には「コース荒れている　足元注意」と書かれているのでちち山の山頂へ向かいます。

8/15 14:35

荒れてるどころじゃねぇ・・・・・コースがわからねぇ・・・

8/15 14:42

ちち山山頂〜

8/15 14:54

海の方。　急にガスが取れて今回の山行で初めて遠くが見えました。

8/15 14:56

沓掛山とその向こうに見える黒森山。　たぶん。

8/15 14:57

そして笹ヶ峰も見えた！

8/15 15:18

振り返ってちち山。　おっぱいの形でもしているのかと思ったらなかなか立派な山容。

8/15 16:04

丸山荘。　通年営業のはずがなぜだか誰もおらず、外からカギがかかっていました。

8/16 7:43

四日目。

笹ヶ峰の手前。　さすがにササだらけです。

8/16 7:59

あれが山頂かしら〜

8/16 8:04

200名山、笹ヶ峰の山頂〜　相変わらず360℃真っ白です。

8/16 8:07

海の方。　肉眼では町や海が薄っすらと見えています。

8/16 8:08

これから向かう石鎚山・伊予富士は真っ白。

8/16 8:55

山と高原地図では「快適な縦走路」と書かれていますが、今までよりだいぶマシといった感じ。

8/16 9:36

樹林帯を出たり入ったり。

8/16 9:55

寒風山。

8/16 10:09

途中何の標識もない分岐を右に進むと断崖絶壁の行き止まり。。。　なかなかの見晴らしでしたが。

8/16 10:31

8/16 10:32

途中ステンレスの梯子が7か所くらいありましたね。

8/16 11:06

8/16 11:08

ちっちゃいけど派手なお花。

8/16 11:11

8/16 12:25

きっとあれが伊予富士だな。　違ったら誰も居なくても暴れてやる。

8/16 12:30

違った、、暴れる元気は無かった。。。

8/16 12:35

300名山、伊予富士〜

8/16 13:15

伊予富士から西は急に刈り払われて歩きやすくなります。

8/16 14:04

急に車道に出されます。　今にして思えばこのまま車道を進めばよかった。。。

8/16 14:23

登る登る。

8/16 14:37

自念子ノ頭。　疲れた、あのまま車道を進めばよかった。。。

8/16 15:17

なぜならまた車道を歩かされるのだから。。

8/16 16:12

瓶ヶ森を目指します。

8/16 17:08

山頂の近くに来ましたが標識が古いわガスが濃いわで山頂がぜんぜんわかりません。。

8/16 17:09

あった！　300名山瓶ヶ森〜

8/16 17:25

シラサ峠に向かって下山します。　相変わらずササササです。

8/16 17:27

男山、行者小屋が見えてます。

8/16 17:45

車道に出ましたが土砂降りの雨と再びのアブの猛攻と疲労で足取りは重い。

8/17 6:20

五日目、いよいよ最終日です。

シラサ峠避難小屋を出発します。　相変わらずのガスガスですが今日はなんとか雨にも降られずに済みました。

8/17 6:26

山荘しらさの脇の林道、このデカコンクリートブロックの向こう、300メートル先に避難小屋があります。

8/17 6:28

山荘しらさ。　もう山荘というかホテルです。　ビール買えますしカフェもあります。

8/17 6:56

アブの猛攻を受けながら石鎚山を目指します。

8/17 7:51

土小屋・・・・という場所？　小屋は無いの？　何故か急にアブが居なくなりました。

8/17 7:57

8/17 7:57

8/17 8:02

さすが100名山、土小屋からはお手軽トレッキングコースになります。

8/17 8:23

8/17 9:46

山と高原地図には二の鎖小屋とありますが小屋らしきものは無かったような。　トイレの工事をしていたので小屋も建て替えるのかな？

8/17 9:57

左が二の鎖、右が巻き道。

8/17 9:59

二の鎖に来てみた。　見える範囲ではそれほど難しくはなさそう。　でもヘロヘロなので回避します。

8/17 10:01

工事現場。　次来る頃にはどうなっているんだろうか。

8/17 10:16

三の鎖のトコの小屋も工事中で三の鎖に行けなかった。　行けても行かないですけど。

8/17 10:18

迂回路は完全整備。

8/17 10:23

頂上山荘。　大変ご立派です。　カップラーメン食べたかった。

8/17 10:23

山頂の様子、しかし一番高い場所はここではない。

8/17 10:25

この先の天狗岳に行かねばいかんでしょう！

8/17 10:31

最初の岩場を降りて振り返る。　この岩場が最大の難関であとはそれほど怖くありません。

8/17 10:32

急に晴れた！　五日目にして初めて！

8/17 10:39

出来るだけ南の踏み跡を歩けば岩登りすることはほとんどありません。

8/17 10:40

左を歩けば岩コース、右を歩けばササコース。

8/17 10:44

いよいよ山頂。

8/17 10:46

ここまで長かった・・・　

8/17 10:47

天狗岳の先の南尖峰、一瞬だけガスが晴れました。

8/17 10:59

戻ってきたら天狗岳はまたガスの中、日ごろの行いかな
、フフッ。

8/17 11:40

　下山中に鎖、何の標識もなかったけど一の鎖なのかな？？

8/17 11:44

8/17 12:05

ロープウェイへ続く道もよく整備されています。

8/17 12:09

一軒茶屋。

8/17 12:09

「あめゆ」めっちゃ気になるぅ。　400円らしい。

8/17 12:16

試しの鎖、試すとかいうレヴェルではない・・・

8/17 12:46

これどうなんですか？？

8/17 13:27

成就という場所、旅館が3件と神社と土産物屋と。

8/17 13:44

カブトムシドームが気になりすぎる。

8/17 13:51

ロープウェイの乗り場。　片道1030円でした。

撮影機器：

DMC-FT20 Panasonic

DMC-FX77 Panasonic

感想

緑茶派

今年もお盆休みがやって来たということで遠征です。 石鎚山とか他ちょっと名前わかんないですけど五座一気にガーつって登ってやろうと言うわけです。 ガーつって。

夏の休みは大抵18きっぷで移動するんですが今回珍しく行きも帰りも新幹線。 というのも日程的に余裕が無いから。 5日間歩きっぱなし。 どうなることやら。

一日目
スタート地点のマイントピア別子の気温は30度、背中にはテント装備とビール2リットル、暑い。。。 なぜ東平(とうなる)まで行くバスに乗らなかったんだとずっと後悔、だって1200円が惜しかったんだもの。 人間だもの。 そして標高が上がるににつれ増えてくるアブ。 止まるとアブに刺さされるので休憩無しで銅山峰ヒュッテに到着してもアブ地獄。。 あいつらはTシャツの上からチクチク刺してきていったい何がしたいんだろう。。 止まるとヤバいのでグルグル走りながらの設営で半分パニックになりながら何とか設営完了。 なぜかヒュッテの前のベンチにはアブが来ないことがわかってからは快適に過ごせました。 アンテナ四本立ってるし。

二日目
朝から雨が降っていたので少し停滞。 時折シトシト雨が降るので靴を濡らしてしまいました。 体力的には昨日の暑さとアブ地獄でかなりバテぎみ。

三日目
今日も朝から雨で少し停滞。 そして止んだと思って出発したら雨。 そっからシトシトだったりザーザーだったりしてずっと雨でしたがテント設営時には止んでくれたのでいろいろ乾かせました。 足は完全に止まりましたね。 コースタイム5時間ちょっとのコースを8時間以上かかってしまいました。

四日目
四日目がこの山行の最大の長丁場。 コースタイム9時間。 なんだったら小屋から50分の笹ヶ峰で日の出を見てスタートダッシュを決めようかと思っていたら朝雷雨で起こされる。。 飛び出るように小屋の軒先に避難してしばらく停滞。 結局6時半出発で疲労とグズグスの靴の中の盛大な靴擦れにより予定より大幅に遅れてしらさ峠避難小屋に到着しました。

五日目
疲労はピーク。 それより三日目間濡れた靴で歩いた付けが靴擦れという形で花開く。 一歩毎に痛みが来てまともに歩くことができません。。 こうなったら12時台のバスを諦めて15時台のバスにましたがそれも結構ギリギリでした(汗

五日間歩いてみてやはり時期を間違えたかもしれません。 体の周りをブンブン飛び回って攻撃してくるアブはトラウマにならなければ良いですが。。 また今回奇跡的に5日間ともガスに包まれていましたが、もし晴れていたら水場の少ないこのコースでは体力が持たなかったかも。 しかし途中で何度も帰りたくなるほど苦労したのに帰りの電車の中では既に良い思い出になっていて次はどこに行こうか考えている自分がいます。 何かしらの種類のヘンタイなのかもしれません。

靴は四日間濡れたまま歩いているとスゴい臭いになるよ、大変お疲れさまでした。

コメント

gakuoyaji

お疲れ様
シラサ避難小屋で会ったおじさんです。水・ガス・食糧たっぷりあったのに。無口なんで話しかけない方がイイかなと、遠慮してました。頑張りましたね。また、四国にお出かけ下さい。暇だから、車位だすよ。

緑茶派

Re: お疲れ様
おぉ！どうも、あの時はお世話になりました。

前日にまさかの丸山荘閉店ガラガラでビール無し、反動で500mlのドライ３本買ってしまっていたので「早く飲んで寝なきゃ！」という状況だったので大丈夫です。　お気遣いありがとうございます。　四国は剣山にも行かなくちゃです。　次は天気が良いといいですけど。