快晴!ゲリラ!暴風!白峰三山縦走
- GPS
- 54:50
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 2,364m
- 下り
- 3,172m
コースタイム
- 山行
- 5:28
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 6:10
- 山行
- 4:42
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 5:50
- 山行
- 9:10
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 9:50
天候 | 晴れ、ゲリラ、霧、暴風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
装備
備考 | 着替え。濡れたあと着るものなかった |
---|
感想
大学の友人と毎年恒例の2泊3日の旅。
1回目は常念山脈(燕〜大天井岳〜常念)
2回目は新穂高〜槍の予定でしたが、大雨により双六で停滞&撤退。
3回目は当初、光岳・聖の縦走をよていしておりましたが、林道の通行止で迷いに迷って白峰三山縦走プランに切り替えました。
当日まで、天気予報がこっろころ変わり、厳密に想定できるほど
天気のこともわからずだったので、だいぶ振り回されました。
ひとまず1日目の晴天は約束されていたので、仕事終わりに韮崎にて集合。
そこから奈良田へ2時間ほど車を走らせます。
今まで南アルプスは甲府から登山バスにしかのったことがなかったので、奈良田もなかなか便利だなぁと思いました。
夜、駐車場で寝るころには満点の星空。明日は晴れだと確信。
朝、7時半のバスに乗って広河原へ。もう何回目でしょう。
今回、北岳までは白駒御池へ寄ってソフトクリームを食べてから草すべりの道をいくことへしました。
北岳は三度目ですが、私はどうも大樺沢の道が好きでありません。
2時間ほどで、御池に到着。そこまでも地味に急登続きですが、今回はふくらはぎは元気でした。
御池では相変わらず美味しいソフトクリームを頂いて、元気回復。
草すべりに挑みます。ちょっとオーバーにコースタイム書かれているのは知っているので、余裕で挑みたいものの、やっぱりしんどい笑
こちらも2時間ほどで追えて稜線にでました。今まで登りはガスや雨で景色がみれなかったのですが、今回はあがっていくうちに鳳凰がみえたり、北岳山頂がドーン!と見れていたことに驚きました。圧巻です。
稜線へでたら甲斐駒と仙丈ヶ岳が!素晴らしい姿でした。
あの二山は、形がぜんぜん違って、どちらも魅力的でいい山ですね。私はどちらかというと仙丈ヶ岳派です。()
稜線はたくさん写真を撮って、のんびりとすすみます。
お昼ごはんをまともに食べていなかったので最後の15分で歩けなくなりました。
柿の種をたべながらなんとか肩の小屋に到着。本当は北岳山荘に泊まりたかったけど、今日はここまでにしておきます。(つかれた)
テン場スペースになにか建てていたので、少し降りたところにあるテン場しか使えませんでした。残り少ない良いスペースに私のアライテントを建てました。今年初でした。夕飯はセブン-イレブンで買ったハンバーグ。これめっちゃ美味しかった。今度から湯煎ものたくさん持ち込もうと誓いました!
その後激しくゲリラ豪雨に見舞われました。雷が怖かったけれど、ケータイで雨雲レーダーをみるとすぐに消えそうでしたので、我慢しておりました。
稜線上のテン場は怖い。
夕食が済むとうとうとしてきましたが、明日からどうするかMTGを2時間ほどしていました。笑
なんせ天気の予報が悪い。でももしかしたら日曜日はいいかも?なんてずっとモメモメ。とりあえずゆっくり寝て考えることに。
そうしたら夜中の2時頃から私たちの前後にいる高校生の山岳部たちが朝食の準備をはじめたのです。声は普通のボリューム。テント同士が離れているため、ときより大声で「おーいシチュー余ってるけど食うやついるー?」。
おじさんが怒ったりしていましたが、10人ほどいて、全然効果なし。
おどろくべきことに顧問の先生も引率しているのに、同じように大声で指示しているのです。高校名がわかれば、確実にクレームの電話をいれましたが、全くわからず。
酷いもんですわ。私も友達もブチ切れでした。とくに真横でテントをたたむのにバッサバサやられたときは全員殴ってやろうかと思いました笑
2:00から朝ごはんを作ってテン場を出たのは5時半過ぎ。3時間もかけるのが高校の登山なんでしょうか。その後ようやく私達は眠りにつくのでした。。
2日目はガスで、なかなかテントを出る気にならず。朝一瞬晴れたけれど、またガスの中へ。10時にようやく荷物を担いて北岳に登り始めます。
なかなか足が上がりませんでしたが、20分ほどで体が温まるとようやくスピードがまともになりました。
もちろん山頂はガスですが、風がふくと遠くに青空が見えています。もう少しで晴れそうだったので、すこし待ちましたがなかなか晴れず、北岳山荘へ下り始めます。
山頂であった半袖おじさんと、麦わら帽子をかぶった木の杖をもったおじさんとはこの後何度も合うことになる。
北岳山荘でなにかランチやってるかと期待してたのですが、とくにやっておらずマフィンを買ってお茶をしました。
1時間ほど休憩して外へでると晴れていました。雄大な山々が大きくそびえ立っていて鳥肌が立ちました。これだから山って・・・
下ることも考えましたが、私の希望で農鳥まで進むことにしました。
晴れている間に沢山写真を撮って憧れの間ノ岳へ向かいます。
私は快調で、友人はめずらしく足取りが重そうでした。
間ノ岳寸前でガスに覆われてしまいましたが、それまでの景色が素晴らしかったので、ちっとも惜しくなかったです。
間ノ岳に登れたのは嬉しかったな。ずっと来てみたかったので。到着したのは15:00でしたので、あと一時間で農鳥小屋です。
またも間ノ岳を下り始めると晴れ間が見え出しました。富士山がドーンと姿を現し、私達はしばし感動を味わいます。これだから山って・・・・
晴れ間のあとはまた怪しい黒い雲がこちらに近づいて来ます。
おおおおお、危ないぞ。
あと15分ほどで赤い屋根の小屋に付き添うというところでポツポツと降り出しました。小屋にはぴったり1時間で到着。
16時だからおやじに怒られるのかと思ったら、「受付はあとでいい!水もくれてやる!早くテントを張ってきな!」
なんとお優しい。。。これだから山って・・・・
雨が本降りになってようやくテントを張れた私達。
おみずをいにいくとおやじ「こんやは荒れるぞ・・」
そう言ってタンクの水を分けてくださいました。
これで夕飯が食べれます。
今日もセブン-イレブンでかった牛すじカレーです。美味しいなぁ。
夕飯後、優雅にコーヒーをのみながらテントの窓からふたりで街を眺めていたら、晴れだしてきれいな夕日を眺めることができました。
ご来光も夕日も見れない山行は寂しいもんね。良かったよかった。
それから暗くなるまでのびのびとテン場で過ごし、トイレへ。
衝撃的でした・・・。垂れ流しかいい!
友人がわざわざ「えり〜!!!!いいから来て!はやく」と私を呼んでトイレを二人で見つめるあの時間。。これだから(ry
それからの山は、難破船に乗ったような夜でした。もしくはふなっしーがテントになったような感じとでも言えばいいのか。
荒れた荒れた。テントが持ち上がってどっかいっちゃうようで眠れなかった。私は一睡もしていないぞ。
そんな中3時半に起きて準備を初めます。最後の朝は残ったものを全部つめ込みます。
あいにくの暴風のなか、私達は3,000m峰農鳥岳へ歩み始めます。それはそれは足取りがおもい 。
この暴風に長居は禁物と、足取りは早めですが、10分程しか巻けていない。
寒い、コレに雨が降ったら完全に低体温症だ。怖い。
山頂付近にちょっとした岩場があってうまく登れずイラつく私。
友人に足の置き場所を指示してもらいようやく登れる。
西農鳥から農鳥も割りと距離があったけど、無事登頂。ひどい顔で記念撮影をして、下山開始。ここからもっと地獄の始まりです。
奈良田までの道はあまりちゃんと整備されていないような荒い道をひたすら進み、膝を壊しそうになる急騰をガンガン降ります。
ある程度標高を下げるとようやく小屋に着いて、さらにそこから3時間ゆっくりと高度を下げます。
奈良田ダムから駐車場までの4キロくらいも結構しんどい。
第二駐車場に停めて本当によかった。アレ以上は絶対に歩けるはずがないのだ。
そうして私達の白峰三山縦走は無事に終了。
ど快晴、ゲリラ豪雨、雷、暴風、夕日、虹、色々と味あわせてくれた3日間だった。
決して悪くなかったし、歩く距離も2日目が緩いからトータル的には多くない印象。頑張れば2日で行けるのもなっとくだ。
ただ、私は奈良田までの下りは二度と使うつもりはないので、農鳥岳にいく機会はもう得られないだろう。
素晴らしい景色、山の神さまありがとう。
一緒に歩いてくれたまきちゃんもありがとう。
僕も(日)(月)で白峰三山縦走しました。
その辺りは本当に天気予報がコロコロ変わりましたね。
農取小屋のおトイレ……衝撃的でしたね(笑)
女子でテント泊縦走なんて凄いですね!
今後もお気を付けて頑張って下さいね(^o^)/
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