身延山△聖地めぐり

2022年12月11日(日) [日帰り]

• GPS: 08:49
• 距離: 16.6km
• 登り: 1,053m
• 下り: 1,039m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:04
• 休憩: 2:45
• 合計: 8:49

距離 16.6km 登り 1,054m 下り 1,055m

6:30 門前町仲町駐車場
6:39 久遠寺三門
6:59 7:44 久遠寺本堂
7:47 7:51 身延山表参道（東コース）登山口
8:47 9:01 大光坊
9:58 10:09 法明坊
10:39 10:40 身延山ロープウエイ奥の院駅
10:43 10:57 奥の院恩親院
10:59 11:09 身延山
11:11 奥の院恩親院
11:15 12:00 身延山ロープウエイ奥の院駅
12:37 12:55 追分感井坊
14:22 14:25 妙石坊
15:10 久遠寺三門
15:19 門前町仲町駐車場

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

門内町商店街の仲町駐車場。三門まで徒歩約5分。約30台収容の町営無料駐車場。

コース状況／危険箇所等

登山道は参詣道としてきれいに整備されている。登山道というよりも少し急な林道、山道という感じで、急なところでも石は転がっておらず楽な道と感じた。
レコには距離16km標高差1000mとあるが、そんなに登ったり歩いたりしたのかと驚いた。

写真

12/11 6:31

門内町商店街の町営仲町駐車場に停めて商店街を歩いていきます。身延山のトレラン「身延山 七面山 修行走」のスタートゴール地点です。今年は11月27日に開催されました。

12/11 6:37

山門ではなく三門。「三門」とは「三解脱門」の意味。

12/11 6:42

菩提梯。287段、約100m登ります。「南無妙法蓮華経」7文字になぞらえて7区画に分かれています。field_Mはガラスの膝が昇るたびにコキコキ鳴ったので、1区画目の男坂とクロスするところで男坂に退避しました。

12/11 6:54

五重塔が見えてきました。

12/11 6:57

登りきると真ん中に本堂。もっと辛いと思いましたがゆっくり登ったので大丈夫でした。

12/11 6:57

回向柱の紅白の綱は本堂の大聖人の右手に繋がっていてご縁を結ぶことができるそうです。身延山が朝日に染まっています。

12/11 7:34

ここで御朱印（御首題）をいただきました。

12/11 7:36

3月下旬に咲く樹齢400年の枝垂れ桜。

12/11 7:37

寒桜が咲いていました。

12/11 7:45

それでは登り始めます。左はロープウェイ乗り場。駐車場は左下ですが斜行エレベータがあるので、本堂やロープウェイ乗り場レベルまで足が悪くても上がってこれます。右の坂が身延山山頂にある奥之院思親閣への表参道です。

12/11 7:52

少し登って境内を見下ろします。

12/11 7:57

十如坊。ちょうど十丁にあります。表参道には思親閣までを五十丁として丁石が設置してあります。

12/11 8:04

登山道というよりは林道。

12/11 8:12

丈六堂。時々下から団扇太鼓の音が聞こえてきます。音が小さくならないので団体で登ってくるのかと思いましたが、そのうち聞こえなくなりました。

12/11 8:22

林の隙間からモノトーンの山々。

12/11 8:59

大光坊。お堂や釈迦像があって、広い休憩所やトイレや自販機もありあます。

12/11 9:02

ここからは山道という感じに変わります。

12/11 9:12

三十丁まで来ました。丁石は目安になっていいですね。「南無妙法蓮華経」と20数回唱えるとちょうど一丁進みます。

12/11 9:46

大きな杉が時々あります。丹沢の大山みたいですね。

12/11 9:53

今日の富士山は裾だけかな。

12/11 9:57

お水屋 法明坊。

12/11 9:59

日蓮上人が頂上に登って故郷の小湊方面を拝していた時に、日朗上人が十丁下ってここの沢で水を汲んで頂上まで戻りました。

12/11 10:08

身延町指定文化財「身延山上の山東照宮」。徳川家康が亡くなられた時、お万の方が身延に詣でられ法要を営まれた折に造立されたものです。お万の方の像は七面山の麓の羽衣白糸の滝にありあます。昨シーズン見た氷瀑は素晴らかったです。今年も見たい！

12/11 10:18

もうすぐ頂上。景色が開けてきました。

12/11 10:34

思親閣南展望台に到着。富士川が光っています。

12/11 10:34

安房国小湊は富士山の右裾の方向でしょうか。富士山はすべては見えずに雲があるけどドラマチック。

12/11 10:37

奥之院思親閣境内への入り口。

12/11 10:56

さらにもう少し石段を上ります。「ゆるキャン△」の初詣でも登っていましたね。

12/11 10:41

思親閣仁王門。

12/11 10:49

祖師堂に参拝。

12/11 11:10

祖師堂と釈迦像の間を通って地理上の身延山山頂に向かいます。

12/11 11:08

ちょっと控えめな山梨百名山の標柱。

12/11 11:00

南アルプスは雲の中。残念！

12/11 11:00

その分笊ヶ岳が映えます。

12/11 11:01

七面山ナナイタガレ。

12/11 11:26

お昼はロープウェイ駅の2階の食堂で富士山を見ながら"ゆば丼”。”ゆば”は京都や奈良や日光でも名物ですが身延でも名物です。精進料理つながりでしょうね。

12/11 11:53

1階の売店は"ゆるキャン△"モード。ロープウェイが着くたびに賑やかになります。

12/11 11:39

"ゆるキャン△"でやっていたとおり、「くし（苦死）を切って幸運を願います。」と言って、串の根元を切って渡してくれました。

12/11 11:41

「よもぎ団子」と「ゆば団子」です。犬山さんは「よもぎ団子」、大垣さんは「ゆば団子」、犬山妹さんは両方食べました。展望台は団子を食べる人でいっぱい。

12/11 11:56

それでは正面に笊ヶ岳を見ながら裏参道を下ります。

12/11 12:01

綺麗な道です。落石もありません。

12/11 12:36

追分感井坊。赤沢宿への分岐。「身延山 七面山 修行走」のロングコースはここから七面山敬慎院に行って帰ってきます。ロングコースは36km制限時間8時間のところをトップは4時間で駆け抜けます。

12/11 12:42

ここで頂上の食堂が開いていなかった時に備えて持ってきたカップ麺のためのポットのお湯でコーヒー休憩。約1kgのお湯を少し減らすことができました。トイレも休憩ベンチもあります。

12/11 12:55

富士山とはこの辺でさようなら。

12/11 13:13

身延山の千本杉。伽藍の建替えなどのために植えたものです。五重塔の再建には使ったのかな。

12/11 13:21

まだ紅葉が残っていました。

12/11 13:24

今シーズンはもう見れないと思っていました。

12/11 13:27

真新しい塔婆。この辺りで倒れた方がいたのかな。

12/11 13:31

青空に映えます。

12/11 13:55

天空の寺、松樹庵。見晴らしが素晴らしい。

12/11 13:58

眼下に久遠寺の境内が望めます。「ゆく年くる年」の撮影地だそうです。

12/11 13:59

黄葉越しに振り返ります。

12/11 14:01

きれいだなあ！

12/11 14:25

妙石坊の高座石まで下りてきました。日蓮聖人はこの石の上で最初に説法を行い、七面大明神が出現しました。

12/11 15:07

祖廟にも拝礼していきます。

12/11 14:52

日蓮聖人の御墓です。

12/11 14:53

日蓮聖人が身延山に入山して九年を過ごした御草庵跡です。

12/11 15:16

身延山のお土産といえば身延まんじゅう。門内町商店街にある甘養亭河喜で買いました。

12/11 15:30

駐車場に戻ってきてスジャータソフトクリーム。修行走の思親閣周回のショートコース13km、制限時間4時間、トップは1時間で帰ってくるコースとほぼ同じコースを8時間かけてまったりと歩いてきました。

12/11 17:07

今日のお土産。御朱印と身延まんじゅうと母に頼まれたお札。御朱印は久遠寺・奥之院思親閣・祖廟とコンプリート。

撮影機器：

NIKON D7500 NIKON CORPORATION

iPhone 12 mini Apple

iPhone 13 Apple

感想

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身延山に登ってきました。子供の頃から身延山久遠寺には何回も来たことがありますが、ロープウェイに乗らないで山頂に登るのは初めてです。
地味な低山でもヤマレコの山行計画では標高差925m距離11km以上、山歩きとしてはどんなもんかな、疲れて遅くなるようだったら帰りはロープウェイでもいいかな、と思って登り始めましたが、実際行ってみたら登詣のパッケージとしてとても楽しめました。

大きな三門をくぐり、急な石段を登って久遠寺に参拝。
表参道を、途中途中でお堂や坊や旧跡を巡り、景色を見つつ丁石を数えつつ登って山頂に到着。素晴らしい景色を眺めて奥之院思親閣に参拝。
お昼はロープウェイ駅の食堂で身延名物のゆば丼をいただき、富士山や富士川の景色を見ながら「ゆるキャン△」で犬山さんたちが食べていた団子をいただきました。
下山は裏参道。立派な笊ヶ岳を正面に見て下山を始め、こちらにもお堂や坊や旧跡があり、紅葉がまだ残っている場所もありました。
下山後は御廟所に拝礼して、商店街で身延まんじゅうを買って帰宅。

昔の人が神社仏閣の参詣、登詣が大きな楽しみだったというのが、この年になって身をもってわかったような気がします。