白馬岳〜小蓮華山〜乗鞍岳
- GPS
- 56:00
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,905m
- 下り
- 1,327m
コースタイム
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 8:35
- 山行
- 6:54
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 8:24
- 山行
- 1:30
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:30
猿倉荘7:05→白馬尻8:22/8:37→大雪渓末端8:51/9:08→葱平11:35→岩室跡11:46→避難小屋13:32→頂上宿舎15:01→稜線(杓子岳分岐)15:17/15:30→白馬山荘
【2日目】
白馬山荘4:33→白馬岳4:50/5:15→白馬山荘5:28/6:44→白馬岳7:03/7:05→三国境7:50/8:00→小蓮華山9:00/9:05→船越ノ頭10:00→白馬大池10:57/11:30→乗鞍岳12:23/12:25→雪田12:37/12:50→天狗原13:36/13:48→銀嶺水14:17/14:30→栂池山荘15:08
【3日目】
栂池山荘5:35→栂池自然園入口5:40→浮島湿原6:28→栂池自然園入口7:00→栂池山荘7:05
天候 | ‘泙蠅里狙欧譟↓曇りのち晴れ、晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
【帰り】栂池自然園(ロープウェイ/ゴンドラリフト)→栂池高原(貸切バス)→横浜 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大雪渓は想像していたよりも斜度があり、やはり軽アイゼンは必要と感じた。 私は6本爪を持参した。4本爪より重いが、雪を噛む面積が大きいので安定感があった。 大雪渓から離れたあと右手の岩礫の斜面を登るが、岩室跡や葱平の前後はかなり急。落石を起こさないよう注意も必要。 白馬岳頂上宿舎から先の稜線上は、白馬岳から三国境に下る途中にやせた尾根があったほかは、危険を感じる箇所はなかった。 乗鞍岳から栂池山荘まででは、雪田をトラバースしてから天狗原まで岩が露出した急な下りが続き、歩きにくかった。 |
その他周辺情報 | 横浜を前夜に発ち、塩尻の「信州健康ランド」で入浴、仮眠。翌朝、猿倉へ移動。 下山後は白馬五竜の「エスカルプラザ・竜神の湯」に立ち寄り、入浴、昼食。 |
写真
感想
【0日目】
横浜を午後5時に出発。中央道を走り、午後8時半に塩尻の「信州健康ランド」に着く。ホテルも併設された24時間営業のクア施設で、われわれは宿泊利用ではなかったが、大部屋にマットと肌掛け布団を用意してくれた。短い時間でも横になって寝ると身体がうんと楽になる。
【1日目】
山に向かう前にJR白馬駅前の登山案内所に寄り、ヘルメットと軽アイゼンを借り、大雪渓の情報を聞く。「前日は雷雨で、落石のリスクもあり、状態は良くない。決して無理はしないで、引き返すことも考えるように」という気持ちが沈むアドバイス。
猿倉をスタートしたときには曇り空だったが、白馬尻では青空がのぞき、大雪渓がその全容を現す。
大雪渓に足を踏み入れると、思っていたよりも斜度があったが、6本爪の軽アイゼンがサクッサクッと雪を噛んでくれ、心地よい雪渓歩きが楽しめた。
融雪が進んでいて、葱平(ねぶかっぴら)の相当手前で右手草付きの秋道に誘導された。
急な岩場をジグザグに登る秋道は、けっこうきつかった。
しかし、それから先、稜線に出るまで、至る所でたくさんの花が辛さを癒してくれた。
避難小屋を過ぎたあたりからガスは晴れ、槍ヶ岳のような天狗菱の岩峰も姿を見せてくれた。
稜線に出るころには、青空の面積が広がり、白馬岳山頂はクリアに見えた。
午後6時を過ぎた頃には、南西方面の雲が切れ、杓子岳、鑓ヶ岳が完全に姿を現し、その向こうに剣岳、立山連峰が神々しく浮かび上がった。
【2日目】
5:07の日の出時刻に合わせて白馬岳に登ったが、東の方向は雲が多く、ご来光が見えたのは一瞬だった。強い風に雲が流されていて、富士山と八ヶ岳連峰も短い間だったが、姿を見せてくれた。
午前7時過ぎに再び立った山頂は濃いガスに包まれた状態で、大パノラマと展望の稜線歩きを楽しむことはかなわなかった。
雷鳥坂を下るとハイマツ越しに白馬大池が見えてくるが、この頃からガスがきれた。
白馬大池山荘に続く左右の草地は広大なお花畑。チングルマ、イワイチョウ、アオノツガザクラ、シナノオトギリ、エゾシオガマ、ヒオウギアヤメなど多彩な花々の出迎えを受けた。
乗鞍岳の中腹から見下ろす白馬大池は、青い水面に赤く塗られた山荘が映えて非常に美しかった。
乗鞍岳を少し下ると、幅50mほどの雪田が現れる。傾斜も多少ある。スプーンカットの雪面に靴をフラットに下ろし、慎重にトラバースした。
そこから先、天狗原湿原までは、灌木帯の中を大きな岩が露出する歩きにくい急な下りが続いた。
やっと解放され、しばし湿原の木道歩きを楽しむが、この日のゴールまでは再び見通しのきかない樹林の中の道を350mも下らなければならなかった。だから、途中にある銀嶺水はまさに癒しの水場だった。斜面の石の間から冷たく軟らかい水が静かに湧き出ていた。
栂池山荘は清潔感のある堂々とした宿泊施設。雪解け水を沸かしているという風呂に入り、山小屋とは違う手のかかった料理をゆっくり味わう。
【3日目】
午前5時半から栂池自然園を歩く。湿原にワタスゲが揺れ、木道の両側には多彩な花が咲く。キヌガサソウ、サンカヨウ、エンレイソウ、ヒオウギアヤメ、ミソガワソウ、クルマユリ、イブキトラノオ、サラシナショウマ、ハクサンボウフウ、オアヤマリンドウ、オオハナウド、ヤチトリカブト…。枚挙にいとまがない。
浮島湿原まで行って引き返す。その先の展望湿原まで行けば、白馬三山、大雪渓が見られるのだが、時間がなかった。
山荘に戻り、朝食をとって、ロープウェイで山をあとにした。
この3日間で一番の晴天。後ろ髪を引かれる思いがした。
カメラを忘れた私にとっては嬉しい記録です。あれから南アルプスで捻挫した(白馬では痛くなかったのに)左足首が気温の低下とともに痛み始めたので、現在治療中です。9月21日からの東北遠征までには直したいと思ってます。来年の北海道遠征の計画を立て始めました。
大雪渓、すばらしかったです。
久しぶりにご一緒できて、本当にいい山行になりました。
いろいろお世話になり、ありがとうございました。
ケガの一日も早い完治をお祈りします。
大雪渓の後の登りが、めちゃめちゃきつかった。
3日間、何とか凌いだ 天候。
お湯で疲れもとんだ……楽しかった山行でした。
お疲れさまでした。
ほんと、大雪渓のあとの登りはきつかったです。
宴会セットが詰め込まれたザックを背負われていれば、なおさらですよね。
おかげで、山の上で楽しませていただきました。
DVDで1回、記録で1回、ヤマレコで1回、計3回再度白馬を楽しみました。ありがとうございます。アルプス一万尺があんなに長いことも初めて知りましたが、福迫バージョンには大笑いです。うまい!
こちらこそ、ありがとうございました。
おかげで、ことしの夏もすばらしい思い出がつくれました。
冬の流氷とワシの情報、もう少しお待ちください。
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