記録ID: 5005279
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
朝日・出羽三山
日程 | 2022年09月10日(土) ~ 2022年09月11日(日) |
---|---|
メンバー | |
アクセス |
利用交通機関
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
- 2日目
- 山行
- 9時間0分
- 休憩
- 35分
- 合計
- 9時間35分
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
※過去ログ
過去天気図(気象庁) |
2022年09月の天気図 |
---|
写真
感想/記録
by kozou17
※過去ログ
実はこれが初の大朝日岳。
昨年、以東岳から見た稜線の先のあのトンガリにやっと立てた。なぜかタイミングが合わなかったんだよね。藪ルートを優先したりして。
そんな訳でBCスキーでお馴染みのヒヨコ2号と中ツル尾根から。
登るなら中ツルからと言ったのは、相互フォローのひだるまさん。
なんでだっけ?
急にドンと標高を上げていくからキツいよ〜って言ってだんだっけ?
確かに沢を離れてからのあの急登はキツかった。
でも、ヒヨコ2号は何度も大朝日に登っていて、ここが一番楽かもって言っていた。
急登が続くけど、一旦下りる場所はないし、何しろ距離としては最短のコースらしい。
帰りは御影森山から中沢峰〜葉山で葉山山荘泊と計画してたけど、月曜日の仕事が休めなくなったのでこの周回。
御影森山〜葉山の朝日軍道歩きは次の機会に。
◼️中ツル尾根コース
まず沢沿いを歩いて行く。
ちょっとスリリングな吊り橋を3つくらい渡ったっけ?
沢沿いはなだらかな道かと思ったら、枝沢を跨ぐ前後など、ちょっとしたアップダウンが続く。
一度、沢に降りて岩の上を歩く場所があるけど、そこでのんびり休憩した。
出合まで2時間10分。ここから沢を離れていよいよ急登に入る。
本当にキツいのは長命水の手前辺りまでの、標高差300mくらい。
長命水はロープがある急な下りを距離で100mくらい。
水はチョロチョロだけど出ていた。
新しい塩ビ管なので、最近整備してくれたのだろう。ただ、秋には枯れることもあるので要注意らしい。
長命水までの急登を凌げは少し楽になるけど、まだちょっとキツめの登りが淡々と続く。
しかし、一度ドンと降って登り返すような場所がないので、精神的には楽かも。
急登を頑張り、小朝日岳を眺めながら森林限界の上に出る。
振り返ると、左手に鳥原山の稜線、その向こうに村山葉山、月山、鳥海山。
右に御影森山の稜線、その向こうに吾妻連峰や磐梯山、飯豊連峰。
目の前に小さく朝日鉱泉ナチュラリストの家が見えて、その後ろに頭殿山。
そのさらに向こうには蔵王から船形山などの県境の山々。
地形が手に取るように分かる。
素晴らしい眺望に足が止まる。
何度も何度も振り返りながら歩いていくと、目の前にいよいよ大朝日岳がドンと現れる。
しかしそのピークは手前の肩の部分。
その手前あたりになると大きな岩が現れだす。
上が平らな岩で休憩。
ここで横になって昼寝したい。
勝手に昼寝岩と命名。
頂上には15時。
さっきの眺望に以東岳など、朝日の山々も加わる。
ゆっくり眺めていたいけど、大朝日小屋に急いだ。
◼️大朝日小屋
久しぶりに天気が良い週末で、小屋は大賑わい。
15時半の時点でギリギリ入れた。
まずは水場へ。徒歩10分。
体を拭いたり、水を汲んだりして戻ってくるのに、30分は見ておいた方が良い。
小屋にはヒヨコ2号の知り合いがいたり、ゆうゆう館の店長から沢登りの先生として紹介してもらう予定になっていた方と会えたり、驚きの出会いがあった。
日本海に夕陽が沈むと太平洋から満月。
月山の向こうには鳥海山も見えていて、さらに鶴岡の街の灯りまで。
小屋番さん曰く、こんな日はなかなかないとのこと。
早めに就寝して、翌日は4時起床。
朝食を済ませて朝陽を待つ。
その頃には、続々と宿泊者が出発していく。
ボク達は朝陽を眺めてからパッキングして6時半過ぎに出発。
お世話になりました。
◼️御影森山コース
朝の大朝日岳から眺める眺望は素晴らしい。
北は鳥海山から東は栗駒、南は磐梯山まで。
ドンと壁のように立ちはだかる飯豊連峰。
この手前には異彩を放つ鋭鋒、祝瓶山。
その方向に続く道が帰りのコース。
平岩山までのなだらかな散歩道。
ヒヨコ2号は以前、大朝日岳に登った時、あの道に呼ばれていると思ったらしい。
しかし、そこまで標高差300mのザレ場を一気に降る。しかもかなりな斜度。
これは登りではキツいだろうなぁ。
気をつけながら降って、いよいよ散歩道。
2人とも「良いねー」しか言えない語彙の少なさ(笑)
じっくり堪能するように休憩していると、ザレ場を軽快な足取りで降ってくる人がいた。
挨拶を交わし、少し話し込んでいると、お互いにYAMAPで存在を知っていたao_hachiさんだった。
世の中、いや、山の世界は狭い。
ao_hachiさんを見送り、ボク達も出発。
散歩道を堪能し、祝瓶山へのルートと分岐すると平岩山。
ここから灌木帯に入る。
小さなアップダウンを繰り返して標高を落としていく。
風が灌木に遮られ、暑さが増してキツくなってくる。
最後の御影森山への登りは鞍部から標高差100mちょっと。
それを眺めながら早めの昼食。
エネルギーを蓄えてから御影森へ。
登り切ると、行く予定だった中沢峰から葉山への稜線が見える。
葉山から稜線を北上して愛染峠。
そこから朝日鉱泉に続く廃林道も確認できた。
次回への期待が膨らむ。
御影森山からの降りは、だんだんと樹林帯に入っていき、気持ちの良い木漏れ日の道になる。
上倉山手前のクロベの巨木へは標高差50mを降る。
のんびりしすぎて時間切れで今回はお預け。
上倉山を過ぎ、1080mあたりの水場で補給。
959ピークからは激下り。
飯豊を思わせる斜度だけど、標高差350mほど。飯豊ならどこでも500m以上。
この差が飯豊と朝日のキツさの比率かもねとヒヨコ2号。確かにその通りだと思う。
彼女のイメージでは、男性っぽい飯豊、女性っぽい朝日。それにボクのイメージでは少年っぽい神室連峰。
これに独立峰の月山や鳥海山。
山形の山って素晴らしい。
沢に着いて吊り橋を渡ると旧朝日鉱泉跡。
15分ほどで登山口の朝日鉱泉ナチュラリストの家。
アイスコーヒーとソフトクリームで登ってきた大朝日岳を眺めながら一休み。
天気と出会いに恵まれた最高の2日間だった。
この周回はオススメです。
中ツル尾根ですれ違ったのは、先行してピストンしてきた2人だけ。あとは休憩する時にちょっとだけ追いついた2人とキノコ取りらしい人だけ。
帰りの御影森山コースは、ボク達を抜いて行ったソロの3人だけ。しかもみんな日帰り周回。ヒエェ〜。
どちらもこんなに素晴らしいコースなのに人が少ない。
登山道整備はバッチリ。藪で歩きづらいとか、崩れたままという場所もない。枯れ枝なども取り除かれている。
なんでこんなに人が少ないのか不思議。
確かに仙台からだと日暮沢や古寺の登山口より遠い。
それでも来る甲斐のあるコースだと思いましたよ。
実はこれが初の大朝日岳。
昨年、以東岳から見た稜線の先のあのトンガリにやっと立てた。なぜかタイミングが合わなかったんだよね。藪ルートを優先したりして。
そんな訳でBCスキーでお馴染みのヒヨコ2号と中ツル尾根から。
登るなら中ツルからと言ったのは、相互フォローのひだるまさん。
なんでだっけ?
急にドンと標高を上げていくからキツいよ〜って言ってだんだっけ?
確かに沢を離れてからのあの急登はキツかった。
でも、ヒヨコ2号は何度も大朝日に登っていて、ここが一番楽かもって言っていた。
急登が続くけど、一旦下りる場所はないし、何しろ距離としては最短のコースらしい。
帰りは御影森山から中沢峰〜葉山で葉山山荘泊と計画してたけど、月曜日の仕事が休めなくなったのでこの周回。
御影森山〜葉山の朝日軍道歩きは次の機会に。
◼️中ツル尾根コース
まず沢沿いを歩いて行く。
ちょっとスリリングな吊り橋を3つくらい渡ったっけ?
沢沿いはなだらかな道かと思ったら、枝沢を跨ぐ前後など、ちょっとしたアップダウンが続く。
一度、沢に降りて岩の上を歩く場所があるけど、そこでのんびり休憩した。
出合まで2時間10分。ここから沢を離れていよいよ急登に入る。
本当にキツいのは長命水の手前辺りまでの、標高差300mくらい。
長命水はロープがある急な下りを距離で100mくらい。
水はチョロチョロだけど出ていた。
新しい塩ビ管なので、最近整備してくれたのだろう。ただ、秋には枯れることもあるので要注意らしい。
長命水までの急登を凌げは少し楽になるけど、まだちょっとキツめの登りが淡々と続く。
しかし、一度ドンと降って登り返すような場所がないので、精神的には楽かも。
急登を頑張り、小朝日岳を眺めながら森林限界の上に出る。
振り返ると、左手に鳥原山の稜線、その向こうに村山葉山、月山、鳥海山。
右に御影森山の稜線、その向こうに吾妻連峰や磐梯山、飯豊連峰。
目の前に小さく朝日鉱泉ナチュラリストの家が見えて、その後ろに頭殿山。
そのさらに向こうには蔵王から船形山などの県境の山々。
地形が手に取るように分かる。
素晴らしい眺望に足が止まる。
何度も何度も振り返りながら歩いていくと、目の前にいよいよ大朝日岳がドンと現れる。
しかしそのピークは手前の肩の部分。
その手前あたりになると大きな岩が現れだす。
上が平らな岩で休憩。
ここで横になって昼寝したい。
勝手に昼寝岩と命名。
頂上には15時。
さっきの眺望に以東岳など、朝日の山々も加わる。
ゆっくり眺めていたいけど、大朝日小屋に急いだ。
◼️大朝日小屋
久しぶりに天気が良い週末で、小屋は大賑わい。
15時半の時点でギリギリ入れた。
まずは水場へ。徒歩10分。
体を拭いたり、水を汲んだりして戻ってくるのに、30分は見ておいた方が良い。
小屋にはヒヨコ2号の知り合いがいたり、ゆうゆう館の店長から沢登りの先生として紹介してもらう予定になっていた方と会えたり、驚きの出会いがあった。
日本海に夕陽が沈むと太平洋から満月。
月山の向こうには鳥海山も見えていて、さらに鶴岡の街の灯りまで。
小屋番さん曰く、こんな日はなかなかないとのこと。
早めに就寝して、翌日は4時起床。
朝食を済ませて朝陽を待つ。
その頃には、続々と宿泊者が出発していく。
ボク達は朝陽を眺めてからパッキングして6時半過ぎに出発。
お世話になりました。
◼️御影森山コース
朝の大朝日岳から眺める眺望は素晴らしい。
北は鳥海山から東は栗駒、南は磐梯山まで。
ドンと壁のように立ちはだかる飯豊連峰。
この手前には異彩を放つ鋭鋒、祝瓶山。
その方向に続く道が帰りのコース。
平岩山までのなだらかな散歩道。
ヒヨコ2号は以前、大朝日岳に登った時、あの道に呼ばれていると思ったらしい。
しかし、そこまで標高差300mのザレ場を一気に降る。しかもかなりな斜度。
これは登りではキツいだろうなぁ。
気をつけながら降って、いよいよ散歩道。
2人とも「良いねー」しか言えない語彙の少なさ(笑)
じっくり堪能するように休憩していると、ザレ場を軽快な足取りで降ってくる人がいた。
挨拶を交わし、少し話し込んでいると、お互いにYAMAPで存在を知っていたao_hachiさんだった。
世の中、いや、山の世界は狭い。
ao_hachiさんを見送り、ボク達も出発。
散歩道を堪能し、祝瓶山へのルートと分岐すると平岩山。
ここから灌木帯に入る。
小さなアップダウンを繰り返して標高を落としていく。
風が灌木に遮られ、暑さが増してキツくなってくる。
最後の御影森山への登りは鞍部から標高差100mちょっと。
それを眺めながら早めの昼食。
エネルギーを蓄えてから御影森へ。
登り切ると、行く予定だった中沢峰から葉山への稜線が見える。
葉山から稜線を北上して愛染峠。
そこから朝日鉱泉に続く廃林道も確認できた。
次回への期待が膨らむ。
御影森山からの降りは、だんだんと樹林帯に入っていき、気持ちの良い木漏れ日の道になる。
上倉山手前のクロベの巨木へは標高差50mを降る。
のんびりしすぎて時間切れで今回はお預け。
上倉山を過ぎ、1080mあたりの水場で補給。
959ピークからは激下り。
飯豊を思わせる斜度だけど、標高差350mほど。飯豊ならどこでも500m以上。
この差が飯豊と朝日のキツさの比率かもねとヒヨコ2号。確かにその通りだと思う。
彼女のイメージでは、男性っぽい飯豊、女性っぽい朝日。それにボクのイメージでは少年っぽい神室連峰。
これに独立峰の月山や鳥海山。
山形の山って素晴らしい。
沢に着いて吊り橋を渡ると旧朝日鉱泉跡。
15分ほどで登山口の朝日鉱泉ナチュラリストの家。
アイスコーヒーとソフトクリームで登ってきた大朝日岳を眺めながら一休み。
天気と出会いに恵まれた最高の2日間だった。
この周回はオススメです。
中ツル尾根ですれ違ったのは、先行してピストンしてきた2人だけ。あとは休憩する時にちょっとだけ追いついた2人とキノコ取りらしい人だけ。
帰りの御影森山コースは、ボク達を抜いて行ったソロの3人だけ。しかもみんな日帰り周回。ヒエェ〜。
どちらもこんなに素晴らしいコースなのに人が少ない。
登山道整備はバッチリ。藪で歩きづらいとか、崩れたままという場所もない。枯れ枝なども取り除かれている。
なんでこんなに人が少ないのか不思議。
確かに仙台からだと日暮沢や古寺の登山口より遠い。
それでも来る甲斐のあるコースだと思いましたよ。
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