蛭ヶ岳〜表尾根:抜群の眺望と夜景、日の出の代わりは美しい霧氷。
- GPS
- 14:05
- 距離
- 25.0km
- 登り
- 2,268m
- 下り
- 1,918m
コースタイム
- 山行
- 5:16
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 6:13
- 山行
- 6:14
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 7:26
天候 | 14日:快晴、強風、15日曇りのち快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ヤビツ峠(平日は午後は15:46のみ、蓑毛まで歩けば30分に一本)ー秦野 |
コース状況/ 危険箇所等 |
良く整備されている。蛭ヶ岳、塔の岳北面は凍結。チェーンスパイク使用。 |
写真
感想
随分やっていなかった山小屋一泊をしてみようと、近くの丹沢で眺望が最も良いとされている蛭ヶ岳山荘に泊まる山行を計画した。平日20人、週末30人の予約人数制限はあるが、土曜以外はほぼ大丈夫。天気も考慮して、蛭ヶ岳山荘は2日前に予約、二食付8000円。コースは東野−八丁坂−姫次−蛭ヶ岳−丹沢山−塔ノ岳−三ノ塔−ヤビツ峠とした。電車、バスで行くのも10年振り。
13日低気圧通過で、14日は冬型吹き出しで丹沢辺りは晴れで強風、15日は穏やかの予報だった。橋本駅から三ヶ木で乗継、東野へ。蛭ヶ岳に直接登る北面はバスだと平日は8時過ぎになってしまう。東野バス停から直進すると、直ぐに右に青根神社、その先旧青根中学校を経て、釜立林道に向かう。今は道路工事中で、だいぶ前で車は入れない時間があるようだ。ゲートを経て、八丁坂登山口に着く。ここで右に林道から離れて山道に入る。植林の杉林の登りが続く。ここで、キーンという鳴き声がして、鹿がいた。道はジグザグを切って高度を上げていく。尾根に出たり、900m辺りではトラバースしたりするが、どんどん高度を上げていく。1000m付近からレールの様な構造物が道に隣接して設置してある。稜線まで続いていて、後で林業用のモノレールと分かった。主稜線に近づくと道は緩やかになり、八丁の頭分岐に着く。ここで焼山からのルートと合う。木道が多くなるが、この先姫次まで緩やかな道が続く。所々で蛭ヶ岳の姿が見えるようになるが、北面は雪があるようだ。姫次辺りからは富士山も見えてくる。原小屋平、地蔵平と進むが高度はあまり上がらないアップダウンが続く。蛭ヶ岳に近づくと道に雪が出てくる。多くはないが、凍結している所もある。あと標高差300mほどの登りだと思うが、案外きつい。木の階段も多くなってくるが、日向はすっきりだが、日陰の階段は一部凍結している。徐々に眺望も良くなり、最後も階段で蛭ヶ岳に到着する。丹沢の中はもちろん、富士山もすっきり晴れて、きれいに見えるし、反対側は相模湾から関東平野が一望できる。吹き出しで南アルプスなどは雲の中であった。
蛭ヶ岳山荘、今日の宿泊者は5名ということだった。一人3畳ほど、離れて布団を敷く。衝立あり。今日は天気が良いので、先ずは、日没のアーベントロート、富士山の西に太陽が沈む所を見ることができた。夕食は17:30でカレー。この頃になると南から北西にかけて、関東平野の夜景がすごい。ただ、今日はかなり冷え込んでいるので、外にはそう長くいられない。山荘は中央の食堂、談話室は石油ストーブありだが、寝室はないので、朝は室温4℃位だった。
翌朝は日の出を期待していたのだが、予想外のガスで、7時頃の出発時点では何も見えない。気温は−5℃位、左程ではないが、やはり寒い。道は凍結していると思うので、昨日は付けなかったチェーンスパイクを使用した。歩きはじめると、周辺は霧氷がすごくきれいである。雪の混ざらない丹沢の霧氷は繊細できれいなんだよね。鬼が岩の頭からの蛭ヶ岳の姿を見ることはできなかったが、その先、棚沢の頭、丹沢山までの稜線はずっと霧氷の中を歩くことができた。丹沢山を過ぎて、9時を回ると、雲が上ってくるようになり、塔の岳の北、日高辺りでは富士山や南アルプスが眺められるようになった。10時、塔の岳からは、蛭ヶ岳もすっかり霧氷は失くなっていた。その代わり、富士山や、南アルプス、海も良く見える。
塔の岳に登るのも結構大変なので、せっかく10時過ぎに塔の岳にいるので、表尾根に向かうことにした。こちらは雪も無く、陽当りも良くなったのでぽかぽかである。今日一日でも、時間と場所で随分違うものだ。ヤビツ峠のバスは、午後は15:46しかないので、早くついても、蓑毛まで歩くことになる。ゆっくり行こう。表尾根も50年以上振りだが、階段は増えて整備されたけれども、新大日からの下りなどは昔のままのような道もある。行者岳は岩が多いが整備されていて危険はない。烏尾山の小屋は昔から三角だったが、建て直しはしたのだろうか。ここまで来ると後は三ノ塔の登りだけである。三ノ塔も眺め、特に海岸方面の眺めが良い所だ。二ノ塔を過ぎ、大山を見ながら下って行く。林道まで結構あったが。林道に出たらヤビツ峠まではやや登りの舗装路歩きである。ヤビツ峠にはバスの1時間以上前に到着。レストハウスはやっていない。蓑毛まで歩いても30分前のバスに乗れるだけなので、待つことにするが、ヤビツ峠でも結構寒かった。
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