大朝日岳・古寺口ピストン
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,553m
- 下り
- 1,550m
コースタイム
- 山行
- 6:10
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 7:40
- 山行
- 3:45
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 4:00
天候 | 29日:概ね曇り・ガス多し,時々晴れ間も 30日:曇りのち雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
入山時(金曜朝)は10台くらい。 下山時(土曜午前)は、週末であったが10台程度の空きあり(雨のためか?) |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは朝陽館玄関にあり (用紙は記入済のものを予め持参,当方は「飯豊朝日登山者情報」HP掲載のものを使用。) 登山道上に危険個所はない。熊の糞は数回目撃。 |
その他周辺情報 | 下山後の入浴は、大井沢温泉ゆったり館(200円・内湯のみ)へ。 下山後の食事には、大井沢地内の茂右衛門そばで、手打ちそばをいただいた。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
シェラフ
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感想
8月はじめに予定していて行けなかった大朝日岳、8月最終週の週末にもう一度予定していた金・土・日の三連休でアタックすべく、機会を伺っていた。週間予報は目まぐるしく変わり、一時は全く別方面の山行も考えていたのだが、前日夕刻の山形県村山地方の予報が「曇り一時晴れ」と出たので、一念発起、決行することとした。
6月に鳥原山を歩いた時と同じく、さいたまの自宅を21時に出て、登山口の古寺鉱泉には朝7時に着く。到着時は晴れていて、予報上過度の期待はしないものの、やはり気分は高まってくる。簡単に朝食をとって準備をし、歩き始める。
朝陽館の脇を抜け、登山道に入る。すぐにジクザクの急登が現われるが長くは続かず、尾根道を伝って坦々と高度を上げていく。だいぶ登ってから一服清水が現われ、一杯だけ水を飲んで先に進む。このコースは要所に冷たい水場があるのがありがたい。
ハナヌキ峰分岐からは、ブナ林の中の急登となる。ここからはペースが落ちるが、そもそも余裕のある行程であり、急ぐ必要は全くないので、適宜休憩をとり、少しずつ進む。三沢清水もまた、苦しくなって水が欲しくなった時に現われる、いいロケーションである。ここから上は道端に現われ始める花の写真も撮りながら、古寺山にはコースタイムを若干オーバーして到着。
ここで、朝日連峰のパノラマを期待していたのだが、ガスが結構あり、なかなか全貌は見えてくれない。休憩がてらしばらく様子を伺うが、時々今日の泊地・大朝日小屋はチラッと見えたりするものの、大朝日岳の山頂付近はガスがとれる気配すらなく、息が整った段階で先に進むことにする。
ここからは、稜線上のゆるい道を上がっていくことになる。小朝日岳は、山頂経由・巻き道の2コースがあり、山頂経由の場合は急登・急下降が含まれるとガイドに記されている。地形図の等高線間隔も異常に狭く、ハードなことが想定されたが、あえて山頂経由を選択した。確かにトンデモナイ道であったが、山頂からの展望は、(今日はガスでイマイチだったが…)こちらのコースならではのご褒美である。
有名な銀玉水では、小屋泊まりに備えた給水がてら、おにぎりで昼食とし、息を整える。ここから上はニッコウキスゲをはじめとして花が多く咲き、ガスで展望が開けないので多くの花々を愛でつつ進む。ほどなくして大朝日小屋到着。荷物をデポして空荷で山頂に向かう。
山頂では、缶ビールを開けてしばしくつろぐ。やはりガスは多いが、待っていると晴れてくるチャンスもあり、南の平岩山方向,北西の朝日主稜線方向もたまに姿が見える。飯豊でもそうだが、この山域の重厚さを改めて感じ取る瞬間である。飛び交う鳥の様子も眺めながら1時間ほどのんびりし、小屋に戻る。
夕方、北西の方向を見ると、ガスがだいぶとれて主稜線がはっきり現われ、夕日もうまく焼けそうな雰囲気である。夕食は外でとることにして、見晴らしのよさそうな小高い岩の上に陣取った。いつ以来だろうか、久しぶりに、真っ赤な夕日がだんだん沈んでいき、そして日が沈んでからも空が橙から紫に変わっていくのをぼんやりずーっと眺めていた。山に来て稜線下の小屋に泊まる醍醐味である。
明けて翌朝、外に出てみると、月山方面の山が少し見えたりはするが、全体的に暗い曇りで、西には怪しい黒い雲も浮いている。いずれ今日には帰京せねばならないので、天候が期待できない以上早く下ってしまおうと考え、5時に行動を開始する。小屋から少し下ると、大朝日岳山頂やまわりの稜線はすぐガスに隠れてしまい、以後は真っ白々な光景の中を坦々と降りていく。
三沢清水のところでとうとう雨降りとなり、カッパ・ザックカバーを着用して先に進む。ここから先は、今日の日帰り登山者・大朝日小屋宿泊と思しき登山者と何度かすれ違うが、この天気の中では稜線に出てから大変そうだ。カッパにだいぶ泥がついたところで朝陽館が見え、今回の山行はおしまいとなった。
6月と同様、静かで雰囲気のよい大井沢温泉ゆったり館でお風呂をいただき、昼食は同じ大井沢地内の茂右衛門そばでいただいた。
曇りベースではあったが、山頂で見た夕日は山で泊るからこその光景であり、まずまず満足できる山行であった。
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