大丸駐車場から茶臼岳と朝日岳
- GPS
- 05:21
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 932m
- 下り
- 917m
コースタイム
- 山行
- 3:59
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 5:11
天候 | 晴れ 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場から山頂までずっと雪の上を歩く。駐車場からアイゼンを付けてもよいと思う。雪質は氷にはなっておらず凍結箇所も道路を除いてなかった。積雪は吹き溜まりでは膝程度だが、メインのルートは踏み固まっているのでラッセル不要だった。12本爪のアイゼンは登り下り共に使用。 |
写真
感想
大丸の駐車場には6:30頃に到着。気温マイナス4℃だが無風なので寒さはそれほど感じなかった。駐車場はこの時間空きが目立つが、帰りの時点ではかなり埋まっていた。支度をして6:41に出発。寒いので防寒着を着てシェルジャケットはザックに入れた。初めは階段だが既に雪が付いてスロープになっていた。最初からアイゼンを付けても問題なかったが、取りあえずつぼ足で進む。何度か道路を横切りロープウェイ乗り場付近で太陽が出てきた。衣類の調整をしつつ写真撮影。今日は天気予報が良いためか、前後左右登山者が多い。明日からしばらく冬型になるので、年内に快適な冬山登山ができるのは今日が最後かもしれない。更に登って7:15頃に駐車場に到着。ベンチがあったので座ってアイゼンを付ける。装着後行動再開。トイレの裏にある階段を上って登山道へ入る。登山道も完全に雪に覆われていた。雪質が柔らかいのでアイゼンがなくても登れそうだが、今シーズン初のアイゼン歩行なので練習の意味も込めて歩く。樹林帯を歩きそれが終わると左手側に茶臼岳、右手側に朝日岳が見えてきた。いつも強い風が吹いている那須だが今日に限っては穏やか。インナーとフリースの2枚で歩いていても寒さを感じない。グローブも保温性のあるインナーのみ。アイゼンをきしませつつ登り、8時ちょうどに避難小屋に到着。さすがにここは風が抜けるので寒く、ジャケットを着る。小屋前のベンチに腰掛けて栄養補給も行う。
この先はまず茶臼岳へ。雪は付いているもののトレースはあるし吹き溜まりもないので比較的ペース良く進める。時々振り返れば朝日岳が見える。今日は予報どおり天気良く当りの日だ。雪が柔らかく滑落の恐れがほとんどないので、ストックで登り、茶臼岳の山頂には8:36に到着。夏に来ると人が大勢いるが、冬でもそれはあまり変わらなかった。やはりここは暴風の時にでも来ない限りは誰か必ずいるようだ。それでも山頂からの景色は良く、しばし止まって眺め、写真を撮る。でも先も長いので長居はしない。お鉢を回った後避難小屋へ戻る。再び小屋前のベンチで休息した後に行動再開。今度は朝日岳を目指すが、その前にピークがある。無雪期であれば特に問題なく進めるトラバース区間だが、雪が付くと厄介らしいので、トレースのあった剣ヶ峰へ進む。しばし登ると茶臼岳の眺めが良くなった。剣ヶ峰を経た後下りにかかり、朝日岳への登りが本格的に始まる。夏場は鎖場があるが今の時期も使えるところはあった。しかし鎖にたっぷり雪が付いていて、手で持つのが大変なところが多かったり、鎖が雪の下になっているところが多く、結局使えるところはあまりなかった。ダブルストックで慎重に進む。雪質は相変わらず柔らかいのが幸いだった。これで凍っていたらかなり怖い思いをしただろう。ペースを落し慎重に進み朝日岳の肩に至る。朝日岳には先行者が何名か見えたが、三本槍岳方向へは誰もおらずトレースもなかった。肩から朝日岳への登りをこなして9:53に無事山頂に到着。ここからの眺めも良い。
朝日岳の山頂まで来たが、この先は決めていなかった。できれば三本槍岳まで行きたかったがトレースは相変わらずないし、稜線はやはり風が冷たい。朝日岳を下り取りあえず三本槍岳を目指す。雪質は場所によっては硬く、アイゼンで歩いても跡がほとんどつかないところもあった。それとは正反対にやはり潜るところもあって、つぼ足アイゼンでこの先進むのは難儀に感じられた。眺めの良い熊見曽根まで至り、この先のルートを見て今日はここまでとすることに。山スキーであればトレースがなくても問題なく進むが、ふつうの登山だとラッセルは大変に感じてしまう。もう少し雪が増えたらスキー場経由で三本槍岳は目指そうと思う。
熊見曽根からの帰りは行きに歩いたルートを戻る。続々登りの登山者とすれ違った。朝日岳の登りではダブルストックだったが、下りは念のためピッケルを出した。今シーズン初ピッケル。とは言え雪が柔らかい箇所が多く、結局ストックのほうが楽だったかもしれない。帰りの剣ヶ峰はどうしようかと思ったが、トラバースのところに明瞭なトレースが付いていたので、今度は登らずに巻き道を歩くことに。既に何人も歩いた後のようで、遠くから見ていたようにしっかりとしたトレースが付いてた。これならわざわざ剣ヶ峰まで登る必要はないと感じた。トレースを付けてくれた先行者に感謝しつつ進み、11時頃にみたび避難小屋に到着。やはりベンチに座って休憩する。既にお昼前だがこの時間でも登りの登山者は多い。夏でも冬でも茶臼岳は人気の山のようだ。登山者の装備もまちまちで、完全冬山装備の人もいるし、夏山装備にアイゼンだけの人もいる。帽子もグローブもない人もいて、寒くないのだろうかと思った。避難小屋からは下り一辺倒。時折登りの人とすれ違うので待つが、それ以外は快調に進む。アイゼンがなくても問題なかったが、付けたまま進んだ。帰りも何度か道路を横断しつつ、駐車場には正午前に到着。思ったよりも早く下山できてしまった。駐車場で後片付けしていると、これから入山する登山者もいた。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する