戊辰の道から、大山、隠れ三滝へ

2023年01月14日(土) [日帰り]

• GPS: 05:33
• 距離: 11.3km
• 登り: 656m
• 下り: 641m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:20
• 休憩: 1:12
• 合計: 5:32

9:06 霧降の滝駐車場
9:33 9:33 隠れ三滝入口バス停
9:37 9:37 丁字滝
12:10 13:07 大山
13:39 13:39 猫ノ平
13:53 13:54 マックラ滝
14:03 14:08 玉簾滝
14:16 14:25 丁字滝
14:28 14:28 隠れ三滝入口バス停
14:39 霧降の滝駐車場

天候

高曇り。とても暖かい日。ほぼ無風。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

東武日光駅よりバスで冬季終点となる霧降の滝バス停へ。

コース状況／危険箇所等

南面、尾根上、牧場エリア以外は薄く残雪あり。
この日は1月なかばとしては珍しいぐらいの暖かさで、雪質はウェット。霜柱が溶けた部分もあわせて、泥が出て滑りやすかった。

その他周辺情報

冬なので飲食店は、閉まる時間ぎ早い蕎麦屋と高級な霧降高原山のレストランぐらいしか営業していない。

日帰り温泉:ほの香

写真

1/14 9:05

バス停到着。乗客は私のみ。帰りの時刻表を確認しておく。逃しても日光駅まで歩けない距離ではないが。

1/14 9:10

登山口に古道についての説明書きがある。さまざまな史観や歴史記述の在り方があるが、とりあえず書いてある通りのメッセージを頭に入れて歩きだす。

1/14 9:14

今日は事前の天気予報からして、気温が高い日だ。太陽があまり出ないにもかかわらず、冬らしい冷気はまったく感じない。

1/14 9:18

フミアトはしっかり付いている。暖かさによって雪や霜が溶けてきて、泥や露がすこし気にかかる。

1/14 9:39

分岐点。左の登り坂を行く。

1/14 9:39

沢を見下ろすと、しぶき氷が溶け残っている。

1/14 9:45

陽当たりの良い面は、ほとんど雪が消えている。落ち葉を踏んで進む。

1/14 10:00

戊辰戦争時に使われたこのトレイルは、現在は一般登山道として整備しなおされ、維持されている。刈り払いも随時なされているのか、荒れたトレイルといった印象は全然ないと私は思った。

1/14 10:17

旧幕府軍２千人ほどの大軍が、案内人に先導されながらこの山路を越え、谷筋で野営し、まず栗山の集落に着いた。その後、会津まで逃れていったようだ。

1/14 10:22

ゆるやかに登っていく。

1/14 10:29

なだらかな地形に乗る。トレイルは、雪を踏んだり踏まなかったり。

1/14 10:38

陽当たりの悪い谷筋では、吹き溜まった雪が溶けていない。この沢を、川石をわたって渡渉し、対岸へ。

1/14 10:41

洗掘されて抉れたような区間が少しだけあった。

1/14 10:49

薄いグチャ雪を踏んでいく。今日は風がぜんぜん通らない、まったく冬らしくない日だ。休憩用ハンモックを携行してくればよかったかもしれない。

1/14 10:53

石祠が２基。山と高原地図にも記載されている「六方みねの石祠」だ。このあたりは六方峰と呼ばれた山だったようだ。そしてこの置かれた解説文が興味深い。

1/14 10:53

ここ戊辰の道は、戊辰戦争以前からあった生活の道でもあったと説明している。「六方道」「六方越」と呼ばれる古道であったとのこと。まさにクラシックルート。

1/14 10:55

祠の外観。日光修験由来の石祠とは、形状がかなり異なる民間信仰的な素朴さだ。

1/14 10:56

さて、戊辰戦争ロマンに加えて、更にそれ以前の時代についても知見を得た。妄想力がよりご機嫌になったところで、この歴史あるトレイルをラストスパートだ。

1/14 10:59

標高が1000を越え、雪が徐々に増えていく。

1/14 11:04

倒木

1/14 11:08

戊辰の道の終盤、これから向かう大山の山頂が見えた。

1/14 11:11

雪道

1/14 11:16

同じ文面の看板が終点近くにも再掲。

1/14 11:16

分岐点。東へ。

1/14 11:21

合柄橋。橋は無い。

1/14 11:21

今日歩いたなかでは、合柄橋あたりが一番雪があった。

1/14 11:33

トレースがある。

1/14 11:41

ここから先のルートは以前、11月に歩いたことがある。久しぶりに、今度は冬に辿る。

1/14 11:49

登山道は牧場内を通る。

1/14 11:52

夏にも歩いてみたい。

1/14 11:54

陽当たり良いから、だいぶ溶けている。

1/14 11:57

荒海山など、会津方面の山々が見えた。

1/14 12:02

山頂の四阿が見えた。

1/14 12:05

大山に登頂。
女峰山と男体山。

1/14 12:06

日光市街地。今日は高曇りで展望がある。

1/14 12:11

バームクーヘンを齧りながらお湯を沸かすか。

1/14 12:30

カップヌードル。シーフード。

1/14 12:42

山専に入れた湯をアルストで温め直しただけ。ほんらいならば、吹きっさらしの冬の山頂。気温が高く風がないから、ゆっくりしてる。信じられない日だ。

1/14 12:51

のんびりと２杯目。しょうゆ味。

1/14 13:08

下山をはじめる。

1/14 13:20

1/14 13:23

牧場歩き。

1/14 13:28

快適。

1/14 13:30

ここまで誰にも会っていない。

1/14 13:31

高原。

1/14 13:37

女峰山。

1/14 13:42

雪がほとんどなくなってきた。

1/14 13:52

隠れ三滝も久しぶりにめぐっておこう。まずはマックラ滝へ。

1/14 13:54

マックラ滝。秋には何人か観瀑者がいたけれど、冬は誰も来ないのか。紅葉ドライブついでや山のレストランの食後に来る人が多いのかもしれない。

1/14 14:09

玉簾滝。無人。

1/14 14:17

丁字滝。水量が少ないためか、氷瀑化してた。

1/14 14:32

帰ってきた。

1/14 14:40

15時前のバスに間に合った。

1/14 15:33

日光駅の気になっていた店。今日は営業日であるとの情報を得る。CONTACT NIKKOで一杯やろう。

1/14 15:42

鴨南蛮のタコス。うまし！

撮影機器：

iPhone 12 Pro Apple

感想

sprout

気になっていたルートを歩いてみた。
行ってみて、初めて知ることはあるものだ。