【北ア】新穂高温泉〜双六岳〜西鎌尾根〜槍ヶ岳〜南岳〜天狗池〜上高地

2014年09月15日(月) ~ 2014年09月17日(水)

• GPS: 56:00
• 距離: 44.0km
• 登り: 3,155m
• 下り: 2,750m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:20
• 休憩: 1:10
• 合計: 9:30

5:10 新穂高温泉ゲート
6:00 笠新道登山口
6:10 わさび平小屋
6:40 小池新道入口
7:20 秩父沢出合
7:30 チボ岩
8:30 シシウドヶ原
10:30 鏡平山荘
10:30 弓折乗越
11:00 花見平
11:20 くろゆりベンチ
11:40 双六小屋
12:00 13:10 お昼休憩
13:30 双六岳巻道分岐
14:10 双六岳
14:40 双六小屋

2日目

• 山行: 4:30
• 休憩: 2:10
• 合計: 6:40

5:40 双六小屋
6:20 樅沢岳
8:50 千丈乗越
9:50 11:30 槍ヶ岳山荘
11:40 12:10 槍ヶ岳
12:20 槍見河原

3日目

• 山行: 8:30
• 休憩: 1:20
• 合計: 9:50

5:50 槍ヶ岳山荘
6:20 大喰岳
6:50 中岳
7:00 7:10 南岳
9:00 天狗池
12:10 13:20 横尾 (横尾山荘)
14:10 徳澤園
14:50 明神 (明神館)
15:30 河童橋
15:40 上高地BT

天候

（前泊　14日おおむね晴れ〜曇り）
15日　明るい曇り。
16日　千丈乗超を登り始めるまで快晴。槍手前でガスガス。　
17日　午後14時くらいまでほぼ快晴。いわし雲が出ていたので、天気は下り気味。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

14日　高速バス新宿08:00発-平湯温泉12:30頃着　往路￥5,860
平湯温泉〜中尾高原（おもちゃ博物館前下車）￥850
17日　上高地BT〜新島々BT→松本駅 電車バスセット料金　片道￥2,450

コース状況／危険箇所等

・新穂高温泉〜双六小屋　
道良好で特別に危険箇所や迷い所はありません。

・双六小屋〜双六岳　
ちょっとした岩登りもあります。頂上手前のなだらかな稜線はよっぽどガスると、道を外すかもですが、道跡はしっかりしています。

・双六小屋〜千丈乗越　
地図では鎖場が2カ所と表示されていますが、岩登り3カ所・道沿いに2カ所で合計5カ所あります。千丈乗超まで一本道ですが場所によっては道幅がかなり狭いので、
ザックの幅取りに注意。

・千丈乗超〜槍ヶ岳山荘　
ただひたすらに、無心で登ります。落石に注意。

・槍ヶ岳山荘〜槍ヶ岳頂上
岩が割れやすいので、体重をかける前に、掴む岩を叩いたり前後左右に揺すり、
岩の状況を確認しながらゆっくりゆっくり登ります。下りも同じ、足をかけて体重を乗せる前に、岩の強度を確認しながらゆっくりおります。

・槍ヶ岳山荘〜大喰岳〜中岳〜天狗原分岐〜南岳
大喰〜中岳はガレ場が続きますので、足元要注意。目印をしっかり追って下ります。
天狗原分岐〜南岳もガレ場ですが、大喰〜中岳に比べたら、なだらかですが朝早いと霜で滑りやすいかも。

・天狗原分岐〜天狗池
懸垂下降ですか？！なくらい、急激な下り。ザックの重い方はバランスに要注意。
下りの後は、巨大岩石群のガレ場が嫌という程、続きます。
天狗池手前に雪渓がありましたが、岩に近づいて踏み抜かないように注意すれば、
普通に歩けます。

・天狗池〜天狗原分岐
分岐手前に長いガレ場、ザレ場あり。左を見ると槍ヶ岳とチングルマ、ハイマツ群の超絶景！なので足元要注意です。

・天狗原分岐〜上高地
大曲手前に雪渓あり。かなり滑ります。
上高地までは、自分は修行僧だと思ってひたすら念仏、、いや、、
右手の穂高の山々や川の音、透明感を感じながら黙々黙々黙々と歩いてください。

その他周辺情報

・双六小屋　トイレがほぼ水洗のようです。無臭。紙がなんと流せます。
・槍ヶ岳山荘　充電器あります。（iPhone5対応。30分￥200。）PCあります。
・横尾山荘　外来食堂の方で充電させてもらえます。（30分￥300。）

写真

9/14 13:00

初日は連休中日だったので、2時間遅れで諏訪湖SAに到着。
運転手さん、お疲れ様です。平湯温泉までよろしくです。

9/14 14:54

平湯温泉BTにもなっている「アルプス街道　平湯」。
青空が気持ちよい〜

9/14 15:12

15:40の乗合バスまで、ソフトクリームいっただきま〜。
無料トッピングは山椒です。これがうまいっ！

9/14 16:25

お宿がなかなか取れない中、中尾高原にある「なかしま旅館」さんで前泊させていただくことになりました。源泉掛け流しの露天お風呂がなんと3つもある！

9/14 16:29

とっても清潔感のある館内とお部屋。

9/14 16:29

窓から、雲がかかってますが焼岳が見えます。
あ〜ここで日がなボーっとしてたい、、

9/14 17:35

最寄りバス停は、おもちゃ博物館です。

9/14 17:36

もうこっちはすっかり秋ですね〜

9/15 5:12

さて翌日、山に入ります。
「なかしま旅館」の亭主が、新穂高温泉ゲートまで送ってくださいました。本当にお世話になりました。

9/15 5:52

しばらくこんな舗装された道を歩きます。

9/15 6:01

笠ヶ岳へは今度またゆっくり来ます！

9/15 6:14

綺麗な「わさび平小屋」

9/15 6:16

ブナの林に囲まれます。

9/15 6:37

槍ヶ岳にはここから奥丸山（2439.5m)側に向かい、
登るって手もある。今回は双六へ。

9/15 6:37

向こうに見えるのは、樅沢岳？左俣岳？
いずれにしても明日通るんだわ、、、

9/15 6:41

老若男女に人気の小池新道だけあって、
丸印が細かく、丁寧。

9/15 7:14

明日行くであろう、たぶん樅沢か左俣。

9/15 7:17

秩父沢を渡ります。

9/15 7:17

涼しいので、最初の休憩場という感じ。この橋は、7月上旬〜10月上旬限定だそうです。

9/15 7:30

きれいに整備された山道。

9/15 7:34

向こうから来るのは小学生の女の子。「かがみだいらまでもうすぐかな、もうちょっとがんばればつくよ」と子供に諭されて進みます。

9/15 8:25

景色の良いシシウドヶ原。オコジョがいましたよ。

9/15 8:25

ベンチもあって、第2の休憩場。

9/15 8:25

左側からジャンダルムがちょっと覗いてます。

9/15 8:30

たぶん、ミヤマシシウドとキソアザミ。

9/15 9:01

この500mが長いんだよねえ〜

9/15 9:10

振り返れば、笠への稜線。

9/15 9:12

この5分が長いんだよね〜

9/15 9:25

鏡平に到着〜　八方池のちっちゃめ版といった感じ。
曇天だけど風がなく、一応、鏡になっとるね。

9/15 9:31

10分ほどで「鏡平山荘」
ここも綺麗。

9/15 9:52

槍〜北穂高あたりが見えてる？

9/15 9:53

マダラカミキリかな。
アルプスの昆虫達っておっとりしてるよね〜

9/15 10:01

弓折岳への登り。手前で会ったおじさま曰く「この登りがさ〜きっついんだよう〜」

9/15 10:01

ここら辺りから登りが始まります。

9/15 10:04

これが西鎌尾根だよね〜　

9/15 10:06

キツいけど、景色も良いし、快適に登っていると、
右上空にヘリが♪

9/15 10:06

牧さん、いつもお勤めお疲れ様ですっ

9/15 10:29

弓折乗越2592mかな。

9/15 10:30

乗越の横に槍。

9/15 10:54

20分ほど歩くと開けたところに出ます。

9/15 10:56

贅沢な特等席。

9/15 10:57

花見平。奥に見えるのは双六岳か。

9/15 10:58

すぐ横の池に、エサ取りに夢中のカモらしき鳥が1羽。
のんびりやな〜

9/15 11:04

これから歩く稜線を上からみるのって、すごく心地よい。

9/15 11:10

俣のところに、双六小屋の赤い屋根が見えます。
奥に見えるのは鷲羽岳。かっこいい！

9/15 11:29

ビリジアン一色だから視点が合わないな。

9/15 11:30

もうすぐ着きまっせ〜

9/15 11:41

前日はテン場も満杯だったらしいけど、今は5張り。

9/15 11:44

双六小屋に到着っ

9/15 12:00

この日は本当にガラガラ。

9/15 12:00

結局4人部屋を1人で占領させていただきました♪

9/15 12:18

本日のお昼その1：サタケのカルボナーラ、キュウリのトッピング　むむ〜、、、足らない。

9/15 12:27

なので、
本日のお昼その2：バケット、きゅうり、チーズ
毎度のメニュー。今回はマヨはやめてケチャップ♪

9/15 13:14

さて、時間があるので、双六ピストンしちゃいましょう。

9/15 13:29

ここが分岐。明日、三俣行くならここからだね。

9/15 13:32

3分くらい歩くと、中道分岐があります。

9/15 13:40

ザレ場があったんですねえ。

9/15 13:53

稜線に上がったところ。鷲羽がいい感じ。

9/15 13:53

振り向けば、槍。

9/15 13:54

これこれ。この道を歩きたかったんだ〜。

9/15 14:03

もうちょいで頂上。

9/15 14:07

双六岳2860mです。
向こうはガスって真っ白だけど不思議とここは全くガスらない。

9/15 14:09

槍にピンが合った2860m、、
あれ2mオーバー。

9/15 14:09

2mオーバーのくせに、2860mにピンが合って、
槍ボケバージョン。

9/15 14:13

さ〜帰りま〜す。きっとまた来ます。

9/15 14:17

先に行く方〜　
道の上でちょっとストップ。
よし間に合った♪

9/15 14:22

しつこく鷲羽、かっこいい。
水晶も見えてるね。どこまでも歩いて行けそう。

9/15 14:40

今日のお宿に到着です。
奥のとんがり山は樅沢岳。

9/15 17:06

夕方5:00頃。
真砂岳も見える〜

9/15 17:08

双六南峰から雲が湧いてくる。

9/15 17:11

夕ご飯前のおやつ♪
とらやさんに行く時間がなかったので、
新宿中村屋さんの羊羹と緑茶。

9/15 17:30

本日の夕食：尾西のアルファ米に、乾燥緑野菜、カルシウム強化チーズ
これがかなり美味しかった♪

9/16 5:44

4:30に起床して、ゆっくり準備。
さて槍へ向かって歩きますか。

9/16 6:07

すっかり秋の空。今日は1日お天気かな。

9/16 6:18

樅沢岳2755m。

9/16 6:22

槍へ続く1本道のスタートです。

9/16 6:26

イワキキョウの青紫が眼にまぶしい〜

9/16 6:31

道幅狭いんです。向こうから人来たら、どうしようかなあ〜

9/16 6:35

チングルマがまだまだ元気。

9/16 6:50

硫黄乗越。確かに硫黄臭が立ちこめていました。
気持ち息止めて通過、、。

9/16 7:16

クサリその1。
ここも道幅狭い。

9/16 7:30

途中、旅を始めて4ヶ月になるという愛媛出身のお母さんと、
抜きつ抜かれつしながら左俣乗超で写真の撮り合いっこしました。

9/16 7:39

くわ〜たまらん、この道！

9/16 7:41

槍の上の雲が晴れたっ。
やっとご対面。

9/16 7:47

1番左側に歩いて来た道。
手前の茶色い山は恐らく赤岳〜硫黄岳。

9/16 8:08

クサリその2。
クサリは使わない方が安定して登れる感じですが、
ガレているので足元はしっかり確保。

9/16 8:12

クサリその3。
見上げると首が痛くなるくらいの高さがある登りです。ここもクサリ使わなくても登れますが、ガレ岩には要注意。

9/16 8:17

一瞬、長谷川ピーク的？！かと思いきや、
大丈夫、巻きます♪

9/16 8:19

クサリその4。
岩がゆるいので、掴む岩は安定を確認しながら登ります。
クサリは使った方がより安全な所。

9/16 8:25

クサリその5。
ザレ場なので、ザザっと右側に滑らないように注意です。

9/16 8:45

ここまで3時間で来たようです。
う〜む、、トレランシューズで来れば良かった。　

9/16 8:55

ここから槍まで1時間30分。
シルエットになってるけど山荘が見える。

9/16 8:56

お〜歩いて来た道のりが、美しい。

9/16 9:18

あ。マイマイカブリ。
こんなところでも生きてんだね。ゆっくり横断中。

9/16 9:47

ずっと腕組みして登ったのでここまで写真なし。
1時間くらいで、槍が目の前に。

9/16 9:51

着いた〜♪
ガスって寒かったけど、無事に到着です。

9/16 11:25

山荘から見ると行けないかも、、という感じでしたが、
近くにいたおじさま方＋おにいさんの4人で行ってみることに。

9/16 11:42

よく見るとハシゴの最後あたり、ちょっと反ってる、、？

9/16 11:44

槍ヶ岳3180m。
真っ白〜。

9/16 11:55

気がついたら、乗ってました、、
国土地理院の方に怒られそうです。
右側の小さな柱が三角点ですが足元にもあります。

9/16 11:59

目まぐるしく雲が動きます。

9/16 12:06

下にいる人がち〜ちゃい。
さ〜下りますか。

9/16 12:20

下りてきちゃった〜
下りるとまた登りたくなる。

9/16 12:21

で、振り返る。

9/16 12:28

tatu8さんのマネしよっと思っていたら、
あっという間に雲があああ。
赤ワインがNGワードだったですか、、

9/16 16:56

いつまでも眺めていられる、槍ヶ岳。
もうすぐ夕方の5:00。
秋は夕方が晴れやすいそう。

9/16 17:02

テン場あたりからの槍ヶ岳。

9/16 17:07

蝶ヶ岳も綺麗です。

9/16 17:14

雲は多いけど、風で飛んでく。

9/16 17:14

ここに山小屋を建てた穂苅三寿雄氏に感謝しなきゃ。

9/16 17:35

本日の晩ご飯（前菜）：
onesnowさんに頂いた乾燥ポテサラにお湯を注いで混ぜ混ぜ。
超絶品！！

9/16 17:35

自炊部屋の小窓から槍を独り占め。

9/16 17:41

本日の晩ご飯（スープ）：
onesnowさんからいただいた、鶏鍋スープ。
これも美味しい！！あったまる〜

9/16 17:45

本日の晩ご飯（メイン）：
尾西のお赤飯、焼き鳥、乾燥緑野菜を組み合わせて見ました。
我ながら、これは良く出来ました♪（調理してないけど）

9/16 17:48

そろそろ夕焼け。
ちょっとだけ染まってるね。

9/17 5:15

おはようございます。早速ですが、朝ご飯です。ストーブの上でバケットを焼いて、チューブあんこのトッピング、絶品！

9/17 5:35

朝のピリっとした空気が気持ちいい。
今日の1日がここから始まるなんて、何て贅沢。

9/17 5:52

大喰岳〜中岳〜南岳を目指して、歩き出しますよ。

9/17 5:57

大喰岳3101m。日本で10番目に高い山。

9/17 6:00

日本最高所の峠と言われているらしいです。

9/17 6:21

大喰岳頂上標識ってあるんでしょうか。
1番高そうなケルンから。

9/17 6:22

ルートから左側下には残雪があります。

9/17 6:36

中岳頂上へはハシゴを2つ超えます。

9/17 6:45

中岳3084m。

9/17 6:47

こっちが正式な頂上かな？
と、ここでバッテリーが完全に終了。ここから天狗原分岐でザックをデポし南岳へ。戻って天狗池〜天狗原分岐へ向かいました。

9/17 12:33

はい。バッテリー復活。ここは横尾山荘の外来食堂です。
300円/30分でバッテリー充電可能。山菜うどん700円で私も充電♪

9/17 13:20

横尾山荘前の橋。
去年はここまで飛ばし過ぎて北穂へ行けず、、、

9/17 14:07

徳澤園。テン場は、4張り程度。

9/17 14:13

穂高連峰と秋の空。

9/17 14:52

明神。これ見るともうゴールは近いね〜

9/17 14:53

明神館前の赤い実がお見事！
カンボクという樹木のようです。

9/17 15:35

河童橋に40分弱で到着。けっこう雲行きがあやしいな。

9/17 15:35

あちゃ-穂高は雲の中。
途中で会ったお兄さんとおじさまは、
無事に長谷川P超えたかな。

9/17 15:51

16:00新島々行きバスに間に合いました。
この時間でも空席があるなんて。

9/17 15:51

LOWAもお疲れ様だったね〜
4日間共に歩いてくれて、ありがとう。

9/17 18:25

ちょうど水曜日。
ベルジャンホワイトエールで乾杯。

撮影機器：

iPhone 5 Apple

装備

備考

・屈強な充電器をどなたか教えてください。

感想

azusan

去年、奥穂高から見た笠ヶ岳がずっと心に残って、
今年は行く予定だったのに、欲が出て来たのか、
双六経由の西鎌尾根を通り、槍に行くことに。

笠は、もちょっと気持ちを熟成（？）させて、行くことにします。

連休中日でなかなか空き部屋が無い中、
登山の前泊で利用させて貰いたい旨伝え、快諾いただいたのは、
中尾高原「なかしま館」さん。http://homepage3.nifty.com/nakashima-ryokan/

家族経営のとっても清潔感のあるお宿で、
源泉掛け流しの露天風呂が3つ、館内にもお風呂があり、
1週間くらい世間から離れて、のんびり湯治に来たいくらい。
熱めのお湯なのに柔らかく、不思議とずっと入っていられる、
そんな温泉が湧き出ていました。

山に入る当日は、お宿のご主人が新穂高温泉ゲートまで送ってくださり、
何から何までお世話になりました。
また必ずお邪魔させていただきます。


今回の山旅もですが、山で出会う人達って、ガツンと脳に刻み込まれるの気がする。
山に入れば、世代とか性差や人種とか関係なく、
その背中に背負っているものがその人の全てだから、何だろな、
そういうのもひっくるめて山が好きなんだろうな、と思う今日この頃。
人のいない山も好きなんだけどね。

本当は、笠〜双六〜三俣蓮華〜槍〜大喰〜上高地のルートを考えていたんですが、
結局、双六〜槍〜大喰〜南〜天狗池〜上高地へ修正。

三俣蓮華に行かなかったのは、翌日の三俣側の空が黒く、
せっかくの稜線もガスに覆われていたのと、
双六には行っちゃったから、気持ちも落ち着いたんだろうね。
双六小屋で会った、山に入って5泊目のおじさま2人組と、
自炊部屋でご飯食べながら、のんびりおしゃべりしている時に、
なんだか頑張って行かなくてもいいんじゃない？と思えてきたから。
また、本当に行きたいって思った時に来ればいいよね。

翌日の槍への西鎌尾根は千丈乗越まで1本道。
なかなかハードな登りや鎖場とかあったけれど、
お天気にも恵まれたお陰で、気持ちよく歩けました。

途中で会った（確か後から追い越された）4ヶ月くらい車で旅行中の、
愛媛出身のお母さん（と呼ばせていただきます）と遭遇。
いわゆる大阪のおばちゃん？かと思いきや、とってもパワフルな愛媛の方で、
しきりに「加藤文太郎が大好きなのっ！私と北鎌尾根を撮ってくれはる？」
と、少女のような笑顔が素敵な方と、結局、千丈乗越も抜きつ抜かれつ、
最後は追い越され、槍ヶ岳山荘では同じ部屋で寝ることになりました。
ですがお互い「ソロ」なので、一緒に行動はしません。
そこがお母さん、分かっていて、いいよね。

槍の頂上への登りは、楽しい、の一言。
また登りたい。
あの頂上に、同じタイミングで同じ時間を過ごした人達との連帯感って、
緊張感と喜びと入り交じった、普段の生活では味わえない不思議なものがあります。

翌日の下山の日も穏やかな快晴に恵まれて、がっつり歩けました。
大喰岳あたりから、後からきた学生さん？らしき、若いお兄さんと、
南岳までご一緒できて、北穂高小屋までいくんだと行ってましたが、
無事に長谷川Pも越えて、元気に下山したことでしょうね。

帰宅してから、連休の遭難や事故記録を見ましたが、
14日、天狗原への下りで事故が発生してました。
あの下りは、本当に要注意です。

上高地BTまでの修行の道すがら、次はどこに行こうかと思ったり、
帰宅してからもさっきまで山の中にいたのに、
TVでまた「日本百名山」見て、いいな〜って思ったり、
今も「もうひとつのグレートトラバース」を見てますが（笑）、
もう山はいいかなって思う日が、いつか来るんだろうか。ねえ。

それまでは、ず〜とどっかの山のに行くことになりそうです。
（2日目コースタイムの宿泊地が槍見河原になっちゃうんですが、、、）

コメント

tatu8

槍はいいですねぇ。
お疲れ様。
ついに槍ましたね。
ここは何度でも行きたくなります。

西鎌はまだやってないから来年やってみよ。
あっ、槍沢も行ったことないや。北鎌も。
ん？東鎌しかやってなかった...

azusan

Re: 槍はいいですねぇ。
やっと行きましたよ〜

槍って、ず〜っと眺めてても、
飽きないですよね。
すぐ間近で眺めても、遠くから眺めても、
本当に、いいっ

そういや槍ヶ岳山荘で、北鎌に行ったという、
これまたお母さんとおしゃべりしましたよ。
「お母さん」世代で槍に来ている人は屈強ですわ、、、

today

最高ですね。
おはようございます。
５月に清八山でお会いしたものです。
連休あとの静かな裏銀座から槍・・・。
天候にも恵まれて最高ですね。
いい写真をありがとうです。
おつかれでした。
　
　

azusan

Re: 最高ですね。
TODAYさん　こんにちは！

もちろん清八山でお会いしたの、覚えておりますよ。

連休の頭は槍への登りが、
とんでもない大渋滞だったみたいですね

1日〜2日ずれるだけで、人の移動って変わるんだな〜って
実感しました。

山から下りて数日ですが、もう山に籠りたいです、、、

carol

いいタイミングでしたね。
西鎌尾根は私も行ってないルートなので、
写真をみて、行きたくなりました。

なんせ岩稜ルートが大好きで・・・
８月に北鎌を登りに行きましたが、体調不良で
無理と判断し東鎌に変更して槍に向かいましたが、
どこからみても、槍はいいですね。
３日間、良い天候に恵まれて、入山したタイミングが・・
混雑が終わった後だと最高でしたね〜
マッタリした小屋の雰囲気も良い感じです。
あと２週間もすれば、穂高はシーズンですが、
笠もキレイかと思いますよ〜
私も笠は辛そうなので残してましたが、行ってみると
以外とするする行けて、良い山です。
穂高と槍が素晴らしいです。

azusan

Re: いいタイミングでしたね。
carolさん、こんにちは！

私も岩稜、大好きで大好きで、
岩場が目の前に来ると、顔がほころんじゃいます。
昨日のNHKグレートトラバース〜で、八丁峠から行く両神山やってましたが、
行きたくなりました

今回、西鎌尾根付近〜天狗原あたり、
黄葉がちょっぴり見られましたが、再来週にはすっかり秋色に
変わっちゃうんでしょうね。
秋まっただ中の、北アルプス、いいですね〜
また行っちゃおうかな