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Yamareco

記録ID: 5140
全員に公開
アルパインクライミング
剱・立山

八ツ峰VI峰フェース / チンネ左稜線

2011年08月06日(土) ~ 2011年08月09日(火)
 - 拍手
GPS
320:00
距離
20.6km
登り
3,521m
下り
3,502m

コースタイム

前日:扇沢3時頃着
1日目:起床6:00 = 室堂9:00-別山乗越-剣沢-熊の岩15:30
2日目:起床3:00  熊の岩4:15-池の谷乗越5:10-三の窓5:45-チンネ取付6:30(1ピッチ敗退)8:15-三の窓-池の谷乗越-Cフェース剣稜会取付10:30-終了点13:00-56のコル14:00-熊の岩15:00
3日目:起床3:00  熊の岩4:30-池の谷乗越5:15-三の窓6:00-チンネ取付6:30-T510:00-終了点13:00-池の谷乗越14:00-熊の岩15:00
4日目:起床2:00  熊の岩3:30-長次郎左俣-北方稜線4:40-剣岳山頂5:15-剣山荘8:15-別山乗越10:15-室堂12:30
天候 1日目:雨
2日目:晴れ一時雨
3日目:晴れ一時雨
4日目:晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
コース状況/
危険箇所等
<長次郎谷雪渓>
右俣:熊の岩から上部はシュルントが結構あります。通過するのに50センチ幅しかない箇所もあり、これから行く人は大変かも。

左俣:途中1メートルほどの雪壁があり。アックス1本だと不安。相手の借りてダブルアックスで登った方が安心かも。

<熊の岩>
雪渓の解けた水なので冷たく、豊富にあります。
4人用テントが10張りほど張れるスペースあり。

<池の谷ガリー>
ガレ、ザレですが、踏み跡あり。他パーティいた場合気を使います。
下りが落石を落としやすいので注意。

<三の窓>
三の窓からチンネへの取り付きまでの雪渓は安定してます。
が、左稜線近くの雪渓は溶けているので、あまり岩に近付き過ぎないように。
※8日チンネ取付近くの雪渓が崩れ、1人若い方が亡くなっています




予約できる山小屋
雷鳥沢ヒュッテ
剱澤小屋
剣山荘
ファイル
非公開 5140.xls
計画書
(更新時刻:2011/08/17 05:00)
初日 雨・・
2011年08月06日 08:56撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/6 8:56
初日 雨・・
靴下までぐちょぐちょ。帰りたい・・
2011年08月06日 15:34撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/6 15:34
靴下までぐちょぐちょ。帰りたい・・
雨上がった?
2011年08月06日 18:06撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
8/6 18:06
雨上がった?
2日目 靴も靴下ぐちょぐちょなんですが・・
2011年08月07日 04:40撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/7 4:40
2日目 靴も靴下ぐちょぐちょなんですが・・
詰めます
2011年08月07日 04:47撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/7 4:47
詰めます
シュルントがあるので、雪渓脇から
2011年08月07日 04:54撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/7 4:54
シュルントがあるので、雪渓脇から
池の谷乗越から長次郎谷
2011年08月07日 05:10撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/7 5:10
池の谷乗越から長次郎谷
あっという間にチンネ1ピッチ目
2011年08月07日 06:36撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/7 6:36
あっという間にチンネ1ピッチ目
取付近くのスノーブリッジ
2011年08月07日 06:14撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/7 6:14
取付近くのスノーブリッジ
染み出し酷いので・・ また明日
2011年08月07日 08:22撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/7 8:22
染み出し酷いので・・ また明日
Cフェース剣稜会ルート 1ピッチ目
2011年08月07日 10:47撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
8/7 10:47
Cフェース剣稜会ルート 1ピッチ目
2ピッチ目終了点から
2011年08月07日 11:21撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/7 11:21
2ピッチ目終了点から
3ピッチ目 フェース左上する
2011年08月07日 11:33撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
8/7 11:33
3ピッチ目 フェース左上する
このリッジ上を進む
2011年08月07日 12:12撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/7 12:12
このリッジ上を進む
5ピッチ目
2011年08月07日 12:42撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/7 12:42
5ピッチ目
Cフェースの頭
2011年08月07日 12:42撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
8/7 12:42
Cフェースの頭
終了
2011年08月07日 13:10撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
8/7 13:10
終了
5,6のコルへ
2011年08月07日 13:16撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/7 13:16
5,6のコルへ
右からA、B、C、D、Eフェース
2011年08月07日 16:08撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
8/7 16:08
右からA、B、C、D、Eフェース
明日は再度チンネへ
2011年08月07日 18:53撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
8/7 18:53
明日は再度チンネへ
3日目 ねむい・・ ふぁ〜あ
2011年08月08日 04:22撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 4:22
3日目 ねむい・・ ふぁ〜あ
昨日より細くなってる感じが・・
2011年08月08日 04:57撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 4:57
昨日より細くなってる感じが・・
三の窓
2011年08月08日 06:07撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 6:07
三の窓
今日は乾いてるよ!!
2011年08月08日 06:11撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 6:11
今日は乾いてるよ!!
1ピッチ目終了点から
2011年08月08日 07:05撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 7:05
1ピッチ目終了点から
1ピッチ目終了点
2011年08月08日 07:17撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 7:17
1ピッチ目終了点
1ピッチ目左から 2ピッチ目出だし
2011年08月08日 07:15撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
4
8/8 7:15
1ピッチ目左から 2ピッチ目出だし
2ピッチ目
2011年08月08日 07:35撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 7:35
2ピッチ目
3ピッチ目右から巻く感じ
2011年08月08日 07:44撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 7:44
3ピッチ目右から巻く感じ
左のルンゼへ 4ピッチ目
2011年08月08日 07:53撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 7:53
左のルンゼへ 4ピッチ目
ルンゼを出て右のフェース 誰かの携帯がぶら下がってるのが目印
2011年08月08日 08:16撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 8:16
ルンゼを出て右のフェース 誰かの携帯がぶら下がってるのが目印
グレードI級の次のピッチ 左稜線
2011年08月08日 08:21撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 8:21
グレードI級の次のピッチ 左稜線
左に見えるのがクレオパトラニードル
2011年08月08日 09:40撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
8/8 9:40
左に見えるのがクレオパトラニードル
ヘリが・・ 8ピッチ目
2011年08月08日 09:57撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
8/8 9:57
ヘリが・・ 8ピッチ目
同じくT5手前の8ピッチ目
2011年08月08日 09:40撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 9:40
同じくT5手前の8ピッチ目
林立のピナクル
2011年08月08日 09:44撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 9:44
林立のピナクル
核心 T5から
2011年08月08日 09:53撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 9:53
核心 T5から
核心1

(意外とイヤな感じ)
2011年08月08日 10:32撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 10:32
核心1

(意外とイヤな感じ)
核心2

(おかしくして余裕ない)
2011年08月08日 10:34撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 10:34
核心2

(おかしくして余裕ない)
核心3

(右足の良いスタンスで休んでハアハアしてる図)
2011年08月08日 10:36撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 10:36
核心3

(右足の良いスタンスで休んでハアハアしてる図)
核心4

(この次が乗り越し)
2011年08月08日 10:39撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 10:39
核心4

(この次が乗り越し)
核心の次のピッチ 10ピッチ目
2011年08月08日 11:09撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 11:09
核心の次のピッチ 10ピッチ目
11ピッチ目?
2011年08月08日 11:40撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 11:40
11ピッチ目?
なんピッチ目か・・ 忘れた・・
2011年08月08日 11:54撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 11:54
なんピッチ目か・・ 忘れた・・
最終ピッチ この向こうに・・
2011年08月08日 12:42撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 12:42
最終ピッチ この向こうに・・
お約束(腰が引けてますか?)
2011年08月08日 12:48撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
8/8 12:48
お約束(腰が引けてますか?)
お約束(こちらも??)
2011年08月08日 12:53撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
8/8 12:53
お約束(こちらも??)
終了点から左のコルへ
2011年08月08日 13:25撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 13:25
終了点から左のコルへ
踏み跡あり
2011年08月08日 13:25撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 13:25
踏み跡あり
この回廊の向こうがガリー
2011年08月08日 13:28撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 13:28
この回廊の向こうがガリー
クライムダウン 気を使うね
2011年08月08日 13:38撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 13:38
クライムダウン 気を使うね
やっと池の谷ガリーへ
2011年08月08日 13:40撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 13:40
やっと池の谷ガリーへ
雪渓どんどんやばくなってない?
2011年08月08日 14:12撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/8 14:12
雪渓どんどんやばくなってない?
最終日 眠い、重たい、体が痛い・・
2011年08月09日 03:30撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/9 3:30
最終日 眠い、重たい、体が痛い・・
雪壁
2011年08月09日 04:31撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
8/9 4:31
雪壁
1mはあると思う
2011年08月09日 04:31撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/9 4:31
1mはあると思う
稜線へやっとでた
2011年08月09日 04:43撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/9 4:43
稜線へやっとでた
これ登ります
2011年08月09日 04:50撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
8/9 4:50
これ登ります
本峰までもう少し
2011年08月09日 05:04撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/9 5:04
本峰までもう少し
2011年08月09日 05:10撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/9 5:10
山頂でお祝い
2011年08月09日 05:23撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/9 5:23
山頂でお祝い
よくやった!俺たち!!
2011年08月09日 05:24撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
8/9 5:24
よくやった!俺たち!!
下り怖いね 私ザック17キロ 相棒20キロ
2011年08月09日 05:54撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/9 5:54
下り怖いね 私ザック17キロ 相棒20キロ
こわいこわい・・
2011年08月09日 05:58撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/9 5:58
こわいこわい・・
2011年08月09日 06:02撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/9 6:02
2011年08月09日 05:29撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/9 5:29
あ〜やっと安全圏
2011年08月09日 08:11撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/9 8:11
あ〜やっと安全圏
炭酸系飲みたい。
2011年08月09日 08:19撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/9 8:19
炭酸系飲みたい。
初日の雨で濡れたままだったので・・
2011年08月09日 08:32撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/9 8:32
初日の雨で濡れたままだったので・・
2011年08月09日 08:47撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
8/9 8:47
サンダーバード!?
2011年08月09日 09:24撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/9 9:24
サンダーバード!?
これこれ捕まえちゃ・・まずいよ
2011年08月09日 09:26撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/9 9:26
これこれ捕まえちゃ・・まずいよ
お花畑
2011年08月09日 09:58撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/9 9:58
お花畑
2011年08月09日 09:39撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/9 9:39
あ〜まだなのね・・
2011年08月09日 10:50撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/9 10:50
あ〜まだなのね・・
あと少し
2011年08月09日 11:31撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/9 11:31
あと少し
2011年08月09日 11:32撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/9 11:32
なんとか池
2011年08月09日 12:03撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/9 12:03
なんとか池
ぼっかさんって凄いね。50キロだって
2011年08月09日 12:04撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/9 12:04
ぼっかさんって凄いね。50キロだって
やっと室堂
2011年08月09日 12:29撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
8/9 12:29
やっと室堂
ここからkuri
雷鳥沢テン場
2011年08月06日 09:31撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
8/6 9:31
ここからkuri
雷鳥沢テン場
剱沢テン場
2011年08月06日 11:25撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
8/6 11:25
剱沢テン場
剱沢から上流をのぞむ
2011年08月06日 12:25撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
8/6 12:25
剱沢から上流をのぞむ
平蔵谷出合
2011年08月06日 12:51撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
8/6 12:51
平蔵谷出合
長次郎谷
2011年08月06日 13:06撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
8/6 13:06
長次郎谷
雪の状態は良い
2011年08月06日 13:14撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
8/6 13:14
雪の状態は良い
6峰
2011年08月06日 18:16撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
8/6 18:16
6峰
2日目 出発
2011年08月07日 04:14撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
8/7 4:14
2日目 出発
長次郎谷右俣上部雪渓 左右がところどころ途切れている
2011年08月07日 05:01撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
8/7 5:01
長次郎谷右俣上部雪渓 左右がところどころ途切れている
池ノ谷ガリー ガレガレ
2011年08月07日 05:29撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
8/7 5:29
池ノ谷ガリー ガレガレ
チンネ取り付き
2011年08月07日 05:58撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
8/7 5:58
チンネ取り付き
三の窓から
2011年08月07日 05:59撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
8/7 5:59
三の窓から
引き返す 先行パーティーは別ルートに取り付い
たようだ
2011年08月07日 10:10撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
8/7 10:10
引き返す 先行パーティーは別ルートに取り付い
たようだ
終了後
2011年08月07日 13:05撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
8/7 13:05
終了後
2011年08月07日 16:13撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
8/7 16:13
2011年08月07日 16:17撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
8/7 16:17
左稜線取り付きに向かう
2011年08月08日 06:12撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
8/8 6:12
左稜線取り付きに向かう
今日は登れそう
2011年08月08日 06:13撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
8/8 6:13
今日は登れそう
近くで見るとそんなに立ってない
2011年08月08日 09:00撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
8/8 9:00
近くで見るとそんなに立ってない
核心とクレオパトレニードル
2011年08月08日 09:55撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
8/8 9:55
核心とクレオパトレニードル
核心
ここでカメラの電池切れ(泣)
2011年08月21日 15:14撮影 by  PENTAX Optio W60, PENTAX
8/21 15:14
核心
ここでカメラの電池切れ(泣)

感想

4日分の感想なんで長い。時間のない方は写真だけでも見て楽しんでって下さい。


4日間も山に入るなんて!?
風呂に入れない、嫌だな。と思いながらパッキング。
今回は軽量化を意識。ザックカバー&カッパの下は置いて来た。初日雲で、あと晴れマークだったし。
ザック重量20k弱。

◆初日 雨
最悪。地上の天気と山の天気は違うのだ。何を今更…

カッパ着て雷鳥坂を歩くのは暑すぎる。
剱沢小屋に着いた時は本降りに。
長次郎谷出合で相方に小屋に泊まりたい。と懇願するも却下。
ザック、ズボン、靴…
靴下までびちょぬれです。
熊の岩で幕営。
靴下を絞る。ズボンの中のタイツまでびちょぬれ。
あ〜ぁ。早く帰りてぇな…
濡れたザックは外。スリング、ロープもなんか湿ってるし。
シュラフまで濡れてたら帰る!
軽量化の為、シュラフカバーも置いて来た。一応ビニール袋に入れて来たから、シュラフは助かった。
帰れない。

この日の夕食はビーフカレー。
空、雨上がったよ。

◆2日目 晴れ一時雨
夜中雨が降った。
取り敢えず今日はチンネを目指す。
昨日はタイツを脱ぎ、ズボンを乾かす為、濡れたズボンを履いてシュラフの中へ。乾いたけど、体温が奪われ寒かった。
流石、ファイントラック!

びちょぬれの靴下にびちょぬれの靴を履く。うひゃ!?

右俣の雪渓を詰める。岩の右側のルートはシュルンドが多いと教えて貰ったので、左側から詰める。
結構キツイ傾斜。こちらもシュルンドがあるので、右へ左へジグザグに進む。
乗越へ出てアイゼンを外す。
ここからガリーを下る。
結構なガレ場だ。落石を何度も誘発。他パーティーがいないことに安堵する。

三の窓から左稜線を眺める。あれか…
見事なスカイライン。綺麗だな…

アイゼンをまた履き、取付きを探す。
それっぽいとこ発見。
しかし、雪渓からどうやって移ればイイんだ!?
行ったり来たりし、岩の基部と雪渓が1番近い所から取付きのテラスへ移る。

さて…
あれ!? 結構な染み出しが…
取り敢えず1ピッチ登ったが…
これじゃあ上部も同じか?
楽しくないよね?ってことで降りよう。
終了点に錆びたハーケン2箇所に残置スリング1つ掛かってる。
これじゃ心もとない。
捨て縄持って来たので使おうと思ったが、丈夫そうな?スリングが終了点に落ちている!
これ使おう。別のハーケンにも通し、足でスリングに乗って、全体重をガンガンかけてテスティング。イケソウ。
ってことで懸垂。

テントへ戻ったら靴と靴下を乾かそうっと!!

え?
Cフェース登るの!?

また池ノ谷ガリーを登って、長次郎谷を下る。この下りが怖かった。

軽量化を考え。軽い登山靴で来たんだが。この靴、底が柔らかい。
その柔らかい底に合わせてチタンのアイゼンを購入した。このアイゼンも柔らかい。
底が柔らかいとアイゼンが上手く利かない。一々ステップを切りながら降りた。上部は傾斜がキツイので後向きで下りる。


<Cフェース 剣稜会ルート>

取付きは雪渓に隠れてる。岩の基部は解けているので、トラバースする感じで回り込み、適当な所からスタート。

奇数ピッチ 栗
偶数ピッチ 森
全般的に易しいので、私向き。
スラブ〜ハイマツ帯を左上し、リッジに出てそのままリッジ上を登る。
5ピッチで終了。Cフェースの頭からVVIのコル方面までは踏み後を辿る。途中嫌らしいクライムダウンをしいられ、残置ロープが垂れ下がってる箇所まで下る。
その右3,4mに懸垂ポイントあり。ロープが足りなく、途中の懸垂ポイントがなかったら登り返さなくちゃならないと思い、バックアップを取って懸垂。一瞬雨が降ってきた。
コルへは50mギリギリで降りれた。
コルから長次郎谷雪渓への下りもガレ場。
Aフェースの頭から懸垂で降りてくるパーティーがいたので、ちゃっちゃかガレを下る。落石で他のパーティーに迷惑かけたくないし、かけられるのもゴメンだ。

熊の岩へ到着。
雪渓で冷やしたビールとジュースで乾杯。
この日の夕食はチキンカレー。
綺麗な夕陽。明日も晴れるかな。


◆3日目
まだ靴下乾かず。タイツもダメ…
昨日と同じで雪渓を詰める。
チンネ取付きへ。


<チンネ左稜線>

奇数ピッチ 森
偶数ピッチ 栗
1級のハイマツ帯をコンテで歩いた後
森からつるべ。

全般的に核心のピッチ以外は同じようなグレードに感じた。2級も4級も同じ。私だけ??
ガバ、フットホールドも豊富。快適!!

3ピッチ辺りを登ってる頃だろうか?
雪渓の崩れる音が…すげー音。
後続パーティーが取付きテラスにいたが、中々上がって来ない。

T5手前のピッチで、ヘリコプターが飛んで来た。こちらをずっと見てる。暫くすると三の窓の雪渓へ降りて行く。後続パーティーが上がって来ない。何かあったのだ!?
栗ちゃんはもう1パーティーが雪渓を歩いて来ているのを確認している。
そっちのパーティーか?

ヘリコプターが人を乗せて飛んで行く…

集中力が途切れてしまった。
暫くT5で休んだ後、核心へ。

栗ちゃんリード。凄い!!!
フリーで突破!!
続く私。
フォローなのにテクニカルな?A0を3回混ぜて突破。
こ、怖かった。ホッ。

この後もガバありで簡単。
終了点でロープをかたし、左のコルへ。踏み後あり。
右の回廊みたいな所を通過し池ノ谷ガリーへ出て、熊の岩へ帰ってく。

僕の頭の中はT5のテラスからずっとグルグル回っている。
後続パーティーに何があったんだ…?

熊の岩で早速乾杯。
靴下などを乾かす。

ラジオに耳を傾ける。

さっきのことがニュースで流れてる!?
取付き付近の雪渓が崩れ、それに巻き込まれ1人亡くなったらしい…
さっきまで僕たちがいた場所!?
7日入山と言っていた。

顔は余り覚えてないが、昨日熊の岩へ来たパーティーが1組いた。
会釈した程度だったが、ショックだった。
他人事ではない。自分たちは自らの意思で危険地帯に入り込み、危ない遊びをしている。そのことを再確認する。
栗ちゃんと話をしても、自分の頭の中は亡くなった彼の両親のこと、出かける時、仲間になんて話したのかな?
彼女はいたのかな?そんなことばかりグルグル回っていた。
ご冥福を祈ります。

今日の夕食は野菜カレー。
明日家に帰れると思とソワソワして来た。


◆4日目 最終日
靴下、タイツ、ザック乾く。
靴は8割乾いたかな?

2時に起床。朝食はクッキーとカフェオレ。
良くクライマーの本に行動食などに
クッキーが出てくるから、真似してみた。そんなことないか?

今日は左俣を詰めて、劔岳本峰の頂き経由で室堂へ。

雪渓は右俣よりシュルンドが少ない。
登るにしたがい傾斜が緩んでくる。
右俣は登るにつれ傾斜がキツくなったが…

ギリギリまでガレの上を歩く。
熊の岩近くの左俣の雪渓は傾斜が強く。滑落すれば谷底だったから。

アイゼンを着け雪渓を詰める。

途中1mほどの雪壁あり。
栗ちゃんはシングルアックスで乗っ越したが、背の低い自分は厳しい。
バイルを借り、ダブルアックスで乗越す。

北方稜線でアイゼンを外し、劔を目指す。

ほどなくして5時過ぎ山頂へ到着。
まだ誰もいない。
いや、日が出るのが4:30頃なので、朝日を見にきた人がいたかもしれない。

カニを通過すると、どんどん登ってくる人達が。
もう登って来たんですか!?
と声を掛けられる。なんか嬉しいな。

剣山荘で一服。
財布に入ってたお札が濡れたまんまだった。
ここで炭酸系を買って飲みながら、乾かす。のんべんだらり…
あ〜気持ちイイなぁ。

黒百合コルから別山乗越の途中で雷鳥とご対面。
君は岩がゴロゴロしてる所にもいるんだね。しかも逃げない。何故??
1mと離れてない。もう少し近ずくと逃げる。
クゥクゥ鳴き始めた。威嚇!?
と、突然岩陰から小さいのが飛んで逃げてく!?
子供??
親がクゥクゥ鳴いて呼んでる。子供を守る為に逃げなかったのか?
可哀想だから、先を急ぐ。

室堂。
登山者以外の方が多くなってく。
僕たちの旅もココで終了。

あ〜色々あったけど、楽しかったな。
熊の岩から見える風景が良かった。ドロミテみたい。行ったことないけど…
次回はもっと登攀力を付けてDフェース、Aフェースそれに八ッ峰縦走。
また来年よろしく!

8月6日
いつもながら扇沢の初日は寝不足だ。始発のトロリーバスを目指していた
つもりが、つい遅くなる。お盆近いので混雑を予想していたが意外に人が
少ない。回送の人に聞いたら先週までは結構混雑していたようだ。

何年か前までは観光気分で乗っていたトロリーバスも、いまやただの
アプローチ手段にしか感じないのが寂しい。途中気になっていた荷物の
重さをはかったら25kgぐらいだった。たぶん過去最高の重さだろう。
新調したオスプレイのザックの軽さのせいか、背負いにくくはない。
もっとも今回定着型の山行の為、軽量化についてはそれほどストイックに
はなっていないのだが。

室堂に着き外にでようとしていたら雨具を着た人が外から入ってくる。
雨具を着て外に出てみたらそんなに降ってなかったが、濡れないという
ほどではない。地獄谷の方へ向かう。そばを通るのははじめてだったが
喉が痛くなった。これはきっと体に悪いに違いない・・・。

雷鳥坂はガスガスだ。ひたすら目の前だけを見て進む。でかい荷物を
担いだ若者二人パーティーを追い越しゆずりつつ、乗越へ。

剣沢小屋に降りる頃には雨が本降りになってきて、小屋の玄関で一休み。
外に雨をしのぐところがないのがつらい。ここでmjunと行程の相談。
2日目を八つ峰6峰にすれば、今日の行程を近場で終えることは可能。
しかし後の行動の幅はせまくなる。チンネをメインとするならば、
ただのアプローチで妥協するのはそもそもの目的が薄れる。がんばろう。
今回は3000m地帯のクライミング。

剣沢雪渓はよくつながっていて歩きにくさはなかった。12本爪アイゼ
ンでさくさく進んでいく。先行集団は真砂沢泊りのようだ。5月に
登った源次郎尾根はどこだろうと眺めながら、何パーティか登り始めて
いる雪渓があった。左にレリーフもある。長次郎谷だ。依然雨はやまない。
今日はこれを登れば終わりだ。長次郎谷の雪渓も歩きやすかったが、
視界が悪いのもあって遅々と進まない気がする。前から降りてきたパー
ティーもいて、聞くと今日6峰Cフェースを登り途中雨に降られたとの
こと。遠方から来ているようで大変そうだ。

目指すビバーク地はガスの中でよくわからない。通り過ぎないように
気をつけながら周辺を見ているとテントがあった。着いた。真ん中に
雪渓から流れ出ている水場もある。かなり快適そうだ。張れそうな
場所はいくつもあったが、雨で湿っておりその中で一番水はけよさ
そうな場所に設営。少し離れたところに先に張っていた2人パーティー
の方が来た。話をすると昨日チンネ左稜線に行ってきたそうで、かなり
混んでいたとのこと。次はチムニーに行き我々より早く帰るよう。アプ
ローチの雪渓の状況など詳しく教えていただいた。同じ県連所属だった
のできっとどこかでお会いするだろう。テントの中では冬さながら火を
たきまくりで靴下などを乾かす。しかし雪渓のそばだからなかなか乾か
ない。ここは周りが山で囲まれているから日が落ちるのが早い。傾き
かけた日に照らされた八つ峰の姿がきれいだった。

8月7日
朝がたに雨が降っていた。起床した頃には雨はやんでいたが、果たして
岩は乾いているだろうか・・・。チンネに向かうことにした。真っ暗
な中を出発。一歩一歩右俣の雪渓を上がる。上部に行くにつれて斜度
が増し左右に雪渓の切れたところが出てきて歩きづらい。雪渓を降りて
端のガレを歩いたりまた戻ったりしながら池ノ谷乗越で一休み。ここで
剣山頂への道とわかれる。下は池ノ谷ガリー。まさにガレガレだ。歩く
ごとに落石が起きる悪場だ。そろそろ下に降りていくと三の窓への踏み
跡が右手に出てくる。三の窓はテントを張った跡の平坦なスポットが
いくつもあり、テント泊するには不自由なさそうだ。しかし水場がどこ
にあるかわからない。ここから三の窓雪渓が下に続く。基部の近辺が
シュルンドになっており、つい通りたくなるが降りると上れなくなる
可能性もあるので、上から行く。とりつきはどこだと写真照合しな
がら、ようやくそれっぽいテラスを見つける。緊張してくる。
1ピッチ目は凹角。mjunがロープをのばす。フォローで登ったが
結構濡れている。さすがに不安を感じ、引き返すことにする。
同じ道を引きかえすのはつらい。ガリーの登りは意外と楽だったが
雪渓を降りるのは緊張する。転進先の6峰cフェースの取り付きに
直接むかう。取り付き付近は半分雪渓に覆われている。右のルンゼに
詰まった雪がすごい音をたてて崩壊した。こわい。1p目がどこか
よくわからないぐらい、どこでも上れそうなスラブが続いていたが
明らかに登りやすい凹角をまず自分が行く。ひょっとして雪渓のせい
で少し上からスタートした?2p目はあまり印象になかったが先行
した学生pのフォローが詰まっていたので、それだけは覚えている。
3p目は左上気味が正解。はじめ直上に行きすぎてやばそうな感じ
になったので早めに気づいてよかった。4p目はよく写真に出てくる
ナイフリッジの通過だ。快適快適ここだけで来てよかったと思える。
5p目も印象になし。終了点から5、6のコルへの懸垂ポイントへ
踏み跡をたどる。クライムダウンとAフェース付近から懸垂する
ルートとあるようだったが、結果的に我々がたどったのはクライム
ダウンルートだったのだろうか。クライムダウンもなかなか気が
抜けない感じで、こちらにも懸垂ポイントを見つけたが見るからに
使われてない。振り返るとハイマツの中に残置スリングがある。
こちらの方がまだ安心できる。強度を確かめ懸垂開始。ちょうど
雨が落ちてきた。夏だから仕方ないけど本当によく降る。日本海側
だからか?結局懸垂50m1pで降りてしまった。そこから長次郎谷
まではよく踏まれた跡を降りる。登り的にはちょっと物足りない
ぐらいだが、他にもルートがたくさんあるしこのロケーションは
魅力的だ。

8月8日
いよいよ本命の日。雨も降っていない。アプローチも前日に
リハーサル済み。気になるのは体力?とにかく取り付きまで
急ぐ。天候は午後になると崩れる可能性が高い。スピード勝負。
取り付きは今日も一番だった。しかし今日は後続が1p見える。
追いつかれないうちにさっさと登り始める。1p目は昨日と同じ。
でも濡れてないので安心感が違う。順番も昨日と同じくmjunに続く。
突然アラームがなる。私の携帯の目覚ましだ。しまった。電源切り
忘れたか。よく考えたら今日は平日だ。しかし集中力そがれる
なあ〜。このアラームはスヌーズ機能を最大限に生かし、その後
もしばらく鳴り続けたのであった・・・。
2p目はテラスを左にまわるとやさしいフェースが見えるので、
こちらを登る。上部は草つきっぽくなり広いテラスに出るので
ここで切る。

この辺だったろうか。雪の崩れるすごい音がした。私は隣の
谷の雪渓が崩れたのだろうと思ったので気にもとめなかった。

3p目は直上できないので、右からやや巻く形で
やさしい岩場を登る。最後はチムニー上の隙間に入る。なぜか
残置携帯があった。4p目は隙間から上にあがり、快適な
フェースを登る。ここからはあまり印象にない・・・・
8p目?mjunが巨大なピナクルを左から越える。ここは残置ピン
沿いに素直にいけば難しくない。そしていよいよ核心手前。

この時ヘリが取り付き付近にホバリングして明らかに救助の
体制に入ろうとしていた。現在地からは全く様子がわからない。
ただ三の窓にはいくつか荷物が置いてあるのが見え、被救助者
もしくは救助にかけつけた人のものに見えた。我々にできる
ことは、いち早くこの危険地帯を抜けること。しかし、しばらく
集中できないので、じっと休憩し様子を見ていた。

やがてヘリが去り、元の静寂に戻る。核心は前半リッジ、中間
ハング、後半フェースで構成されている。リードで行く。
前半リッジは明確なホールド、スタンスは意外と少ない。
リッジより左側をたどればよかったのかもしれないが、無理やり
リッジを上り、中盤のデカスタンスで一息。ここから一気に
ハングを越えるが、落ち着いてさぐるとガバがあるので、
とってしまえばあっけなかった、しかし、緊張した〜
あとは楽と思っていたらガチャが足りなかったのかハングで
いっぱい使ってしまったのか、玉切れの様子・・・。しかも
終了点らしきものはない。仕方ないので近い間隔で並んでいた
ハーケン2枚使ってこれまた無理やり確保支点を作ってピッチ
を切る。なんだかな〜

ここから先も印象にない(こればっか)。最後は確保が必要
ないぐらいの岩場を登り切ると、特徴的な石の柱がたっていた。
もしや頭?と思ったらやはりそこが頭だった。石の柱の上で写真を
とるのがお約束らしいので、mjunととりあう。しかしひび入って
るし、周りに何もないし、こえ〜。中腰で視線が泳いでいた・・・。

とりあえずひとやま越えた安心感はあったが、すでに空からパラパラ
落ちるものがあり、油断はできない。さっそく反対側から
ガリーへ向かう踏み跡をたどり下りる。ガリーへは直前に
せまい壁の間を抜けるが、ここは手がかりもなく、下がザレて
いるので、慎重を要する。懸垂の跡もあった。ガリーへ抜けて
しまえば、3度目の道、もう迷うことはない。テントに戻ると
やっと開放感が。やった。一仕事終えた〜。ヘリのことが気になり
ラジオのニュースを聞いていたら、三の窓の事故のニュースが
流れてきた。雪渓が崩れて一人亡くなっていた。彼らと我々の
間はきっとわずかな時間差だった。正確な状況は不明だったが、
自分のやっていることの危険さを感じずにはおれなかった出来事
だった。

8月9日
今日は下山だけ。しかし左俣を登り、山頂を抜けて別山尾根を
下るという立派な縦走コース。しかも全荷。今日も昨日に引き
ヘッデンを頼りに出発。暗くて先の見えないなか黙々と雪渓をつめていく。
後から大人数できていた別のpがスピードを上げて追ってくる。
しかし登るにつれて我々も含め皆歩みが遅くなる。途中1箇所だけ雪渓が
切れて、乗り上がる箇所があった。普通のサイズのバイルを持ってきて
いたので、役に立った。稜線に上がって、一休みした後、山頂に向かう。
日も上がった後に、山頂着。誰もいなかった。山頂はGWに
源次郎尾根登った時に来ている。無雪期はおととしに早月尾根
行って以来。下りは山頂を目指す人たちとたくさんすれ違う。
天気もよく、昨日までの緊張感あふれる感じではなく、アルプス
の縦走を楽しむ感じでとてもリフレッシュできた。駅につき、
途中荷物を計量したら、3kgぐらい減っていた。

チンネは穂高の屏風とあわせ今年の目玉の一つ。少なくとも
三つ峠の控蕕泙任離襦璽箸魯蝓璽匹任ることを目標に登攀力
アップに珍しくまじめに取り組んできた。結果は着実について
きている。はじめはもうワンステップ先かなと考えていたが
今考えるとよい目標となっていた。剱はよいとこなので是非また来たい。


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コメント

8日の事故
 8日の事故はチンネ取り付きでスノーブリッジをくぐろうとした時に5m角(100tくらい?)の雪の固まりが崩れて下敷きになったとの報道がありました。こんなのが落ちてきたらひとたまりもないですね。
 いずれにしろ、チンネ左稜線完登おめでとうございます。
2011/8/10 14:55
憧れ
いいね

元気な内に最高点のピナクルに立ちたい。

登攀よりもアプローチが大変ってホント?

兎にも角にもご無事で何よりでしたgood
2011/8/10 16:00
渋いねぇ〜
夏の剱はずいぶん昔…大阪の中級登山学校受講生時…行った以来だね。
その時もだったけれど、やっぱりこの時期雪渓での
スノーブリッジやシュルンドに恐怖した記憶があるよ。

しかし、夏の剱も楽しそうだけど、
是非次回は雪の剣を楽しんでみてよ。
源次郎尾根、八ツ峰などどれも素敵だよぉ〜。
へへへ。


そうそう余談だけど…、
厳密には熊の岩周辺は幕営指定地じゃないので内緒だよ〜。
2011/8/10 17:28
ユキコ
お疲れです!!

「1ピッチ目左から 2ピッチ目出だし」の
写真カッコ良すぎっす。

うー来年・・・いや再来年
目指したい”!!

でも、ユキコわい。
2011/8/10 23:55
みなさんリプありがとうございます。
zenさん
ありがとうございます。今回は栗ちゃんに助けられました。来年はDとAフェースに登ってみたいですね。

yakouseiさん
アプローチの方が大変でした。ガレや雪渓が嫌らしかったです。ただクレパスとかの規模はヒマラヤに比べるとあれですが・・

ttanaさん
残雪期の八ツ峰・・ いつか挑戦したいです。

tyakuさん
再来年行こう!
あの写真、逆光狙いました
2011/8/12 9:14
じゃあ
来年の GW は八ツ峰で!!
2011/8/15 21:43
え⁉
行く…?
2011/8/17 10:37
がんば
剣沢小屋か剣山荘で応援しているよ…当然小屋食ね。

これも余談だけど、装備についてはもう少し要検討だね。
■シュラフはなくてもいいけど、シュラフカバーは必携。
■アイゼン&アプローチシューズ
読む限り軽量化しすぎて本来必要とする機能が満たせなかった感あり。
もう少しバランスを考えることが必要。
■天候急変を考えると雨具の下を持たないのはつらい。
雨が降っても行動しなければいけないときは致命傷カモ。
なお、ザックカバーを持たないのはいたってあたりまえ。

まあ、年よりの繰り言と思って聞き流してね。
2011/8/17 21:30
聞き流せません!
そうか!
シュラフは濡れたらお終いですね。カバーならビバーグ時にも役に立つ。
アイゼン&靴はまた買い直します!
あれは命取りになりかねない。あんな歩きずらいとは思わなかったです。

まだまだ修行が足りませんね
2011/8/18 8:12
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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