堂満岳中央稜ルート情報(迂回しました)
- GPS
- 04:55
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 848m
- 下り
- 853m
コースタイム
- 山行
- 4:39
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 4:56
天候 | 天気はいいのですが、良すぎて暑かったです(^^;)。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
岩の崩落が激しいです。落石を起こさないとも限らないので撤退しました。あと、第一ルンゼ方面への滝のトラロープが切れております。ご注意くださいませ。 |
写真
感想
ザイルパートナーが見つかったので、満を持して中央稜にチャレンジ!天気も良いようなので、意気揚々とイン谷口に向かいました。が、さすがにこの好天ですから駐車場もいっぱい。ちょっと下がったところのスペースに停めて、出発することにしました。
さすがはてんくらAだけあって、大パーティーが多いこと。大方は武奈ヶ岳方面へ向かわれるのでしょうね。皆さんお気をつけて。堰堤のところで装備を装着し、いざバリエーションスタート!ん?バリエーション?というぐらいこちらもいっぱい入られていました。雪も減っていく中、今日がチャンスと皆さん来られているんでしょう。
中央稜とルンゼの分かれ道から中央陵方面を見ると、雪が切れていてちょっといやらしい感じ(^^;)。滝のほうから登っていこうとしましたが、いつものトラロープがありません。見渡すと、切れたトラロープが落ちていました。雪もないし、無理せず中央稜への巻道を行こうと思いましたが、相棒がロープなしでチャレンジしてみるとのこと。まあどこを通っても良し。チャレンジ成功したらお助けロープでも出してもらおうかと思っていると、滝の中腹で行き詰まりに(^^;)。いきなりかーい!彼がロープを持っているのでどうしようもない。ザックごと落としてもらい、上に巻いてレスキューすることに。
まずはいやらしかった中央稜へのミニルンゼを登り、取り付きのあたりに荷物を固定。ロープを出し、第一ルンゼへ降りて滝の上部でセルフを取り、ロープを流します。不安定なところで待たせてしまったな。ん?よく見ると二人いるじゃないの。後で聞いたら、別のパーティーの人が自分なら行けると思って、同じところで行き詰ってしまっていたようです。ロープを出して二人をレスキュー。その後パーティーの方もロープを出して後続を登らせていたようです。
さて、取り付きに戻るとさっきと同じパーティーが登攀中でした。これは長くなりそうだ。じっとしてると体が冷えますが、こればっかりはしょうがないですね。待ちながら話などしているうちに、前のパーティーの方と仲良くなりました(^^)。そしていよいよ前のパーティーが登攀を始めたところ、かなり大きな岩(写真で赤矢印で示している岩)がグイっと手前に動くではないですか。さらに第一ルンゼに落ち込む岩(白矢印で示している岩)が2個ほど抜けたので、安全な場所に移します。
この時点でちょっと嫌な感じがしてきました。やっとザイルパートナーを見つけて、今日も順番をせっかく待ったことだし、登りたいのはやまやま。しかし今日は何といっても人がめちゃめちゃ多い。ルンゼにも大パーティーがいるし、後ろにも新たに若者たちのパーティーも登って来られている。万一にも岩は落とせない。相棒に相談すると、「命の危険をさらしてまで行くほどでもないやろ。どうせこの先も渋滞してるやろうし」とのこと。じゃあ切り替えますか!
結局ここから四の谷方面へトラバース。前に詰めたルンゼを登っていくことにしました。右に登攀者を見ながら抜いていきます。すると上部のチムニーに取り付いている人が「危ないから右にずれろ」と言ってきました。右にずれたら中央稜からの岩が当たるんだよ。勝手なことを言いくさる。まあ心配してのことでしょうけど、言い方よ。
ちなみにチムニー取り付きあたりまで来ると、1ピッチ目を巻いてチムニーに取り付こうとしていると思われたのか、今日のチムニーの崩落もひどいのでお勧めしませんとのことでした。なるほど。前から言われてたもんな。大丈夫です。ルンゼ詰めて行きます。
チムニー上部に出ると、先の稜線にも先行者が伸びています。大人気やな(^^)。しかし自分が落ちるならまだしも岩を落として事故なんて絶対に避けなければならんし。このエリアはどうなってしまうんでしょう。なんて考えながら、結局普通に詰めて行ってしまいました。山頂周辺にはそれなりに雪が増えておりました。が、雪質は悪いので、なかなか踏み抜きまくります。メジャールートはおそらく踏み固められて歩きやすくなっていると思います。
山頂に出ると、これまたすし詰め状態。場所が空くのを立って待っている人がいるぐらいなので、写真1枚撮ると早々に退場することにしました。帰りは第一ルンゼを下っていきます。なんとも幽玄なこの景観は素晴らしい!でも足元が踏み抜き地獄なので、思ったより疲れる下山に。今年は雪がすくない。雪崩と落石に注意して下ります。
最後の滝は巻いて降り、下山終了。堰堤のところで、前に並んでいたパーティーに再開しました。結局チムニー手前で撤退されたとのことでした。中央稜、なかなか私には縁がございません(^^;)。記録としても特段のものもないのですが、明日以降向かわれる方の情報提供になれば。
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