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Yamareco

記録ID: 5284790
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
東北

志度内畚(和賀山塊) 北西稜を登る

2023年03月19日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
11:58
距離
17.1km
登り
1,710m
下り
1,723m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:53
休憩
0:06
合計
11:59
3:48
434
スタート地点
11:02
11:08
279
15:47
ゴール地点
随時休憩を入れています。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
仙北市のゴミ処分場手前スペースに駐車しました。
コース状況/
危険箇所等
雪山バリエーションです。
ヘッデンを点けて出発。林道を行く。
2023年03月19日 03:54撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 3:54
ヘッデンを点けて出発。林道を行く。
ようやく明るくなってきた。
2023年03月19日 05:40撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1
3/19 5:40
ようやく明るくなってきた。
ヒバの倒木などで歩き辛い。
2023年03月19日 06:06撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 6:06
ヒバの倒木などで歩き辛い。
雪の上は歩き易い。
2023年03月19日 06:13撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1
3/19 6:13
雪の上は歩き易い。
秋田駒ヶ岳の夜明け。
2023年03月19日 06:38撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 6:38
秋田駒ヶ岳の夜明け。
ブナ林の登り。
2023年03月19日 06:44撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
3/19 6:44
ブナ林の登り。
明るい朝を迎えた。
2023年03月19日 07:01撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 7:01
明るい朝を迎えた。
生保内地区と左に田沢湖。
2023年03月19日 07:01撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
4
3/19 7:01
生保内地区と左に田沢湖。
羽後朝日岳北方稜線にあがった。左の三角形が志度内畚。朝日岳は右奥。
2023年03月19日 07:06撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 7:06
羽後朝日岳北方稜線にあがった。左の三角形が志度内畚。朝日岳は右奥。
北東側のP955へ向かう。
2023年03月19日 07:36撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
3/19 7:36
北東側のP955へ向かう。
後で登る志度内畚の北西稜。
2023年03月19日 07:36撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
3
3/19 7:36
後で登る志度内畚の北西稜。
小さな細いピーク。
2023年03月19日 07:40撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
2
3/19 7:40
小さな細いピーク。
どう行く?
2023年03月19日 07:42撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 7:42
どう行く?
右手からトラバース。
2023年03月19日 07:47撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
4
3/19 7:47
右手からトラバース。
ここもトラバースしていく。
2023年03月19日 07:58撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1
3/19 7:58
ここもトラバースしていく。
P955から北に伸びる尾根(シトナイ沢左岸尾根)。
2023年03月19日 08:02撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
2
3/19 8:02
P955から北に伸びる尾根(シトナイ沢左岸尾根)。
シトナイ沢に向けて下る。
2023年03月19日 08:05撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
2
3/19 8:05
シトナイ沢に向けて下る。
沢が見えるが、ここからは崖だ。
2023年03月19日 08:17撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1
3/19 8:17
沢が見えるが、ここからは崖だ。
やれやれ・・
2023年03月19日 08:24撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 8:24
やれやれ・・
下りてきた急斜面を見上げて。
2023年03月19日 08:29撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
3
3/19 8:29
下りてきた急斜面を見上げて。
シトナイ沢。
2023年03月19日 08:29撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
3/19 8:29
シトナイ沢。
スノーブリッジを渡って・・
2023年03月19日 08:36撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
4
3/19 8:36
スノーブリッジを渡って・・
志度内畚北西稜に取り付く。
2023年03月19日 08:37撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
3/19 8:37
志度内畚北西稜に取り付く。
急斜面を一歩一歩。
2023年03月19日 08:43撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1
3/19 8:43
急斜面を一歩一歩。
先ほどいたP955。トラバースした小さな岩峰が見える。
2023年03月19日 09:12撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
4
3/19 9:12
先ほどいたP955。トラバースした小さな岩峰が見える。
気持ちのいい登りが続く。
2023年03月19日 09:21撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 9:21
気持ちのいい登りが続く。
山頂部が見えてきた。
2023年03月19日 09:34撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 9:34
山頂部が見えてきた。
こちらは左手(東)の稜線。
2023年03月19日 09:42撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 9:42
こちらは左手(東)の稜線。
風が強いので、この辺でお昼にする。遠くに秋田駒。
2023年03月19日 09:57撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 9:57
風が強いので、この辺でお昼にする。遠くに秋田駒。
ダケカンバが目立つ。
2023年03月19日 10:21撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
2
3/19 10:21
ダケカンバが目立つ。
遠く田沢湖の奥には大仏岳。
2023年03月19日 10:27撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 10:27
遠く田沢湖の奥には大仏岳。
青空をバックに。
2023年03月19日 10:28撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
4
3/19 10:28
青空をバックに。
少し平らになった所からの志度内畚。
2023年03月19日 10:33撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 10:33
少し平らになった所からの志度内畚。
振り返ると素晴らしい眺望が広がる。
2023年03月19日 10:36撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 10:36
振り返ると素晴らしい眺望が広がる。
遠くに岩手山。
2023年03月19日 10:36撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 10:36
遠くに岩手山。
南方向の眺め。羽後朝日岳が頭を出している。
2023年03月19日 10:39撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 10:39
南方向の眺め。羽後朝日岳が頭を出している。
秋田駒と岩手山が繋がっている図。
2023年03月19日 10:46撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 10:46
秋田駒と岩手山が繋がっている図。
遠くに森吉山。
2023年03月19日 10:46撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 10:46
遠くに森吉山。
田沢湖の奥に大仏岳。中央奥に白子森。
2023年03月19日 10:46撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
2
3/19 10:46
田沢湖の奥に大仏岳。中央奥に白子森。
志度内畚山頂が近い。
2023年03月19日 10:55撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 10:55
志度内畚山頂が近い。
左手の志度内畚北東稜。
2023年03月19日 10:56撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 10:56
左手の志度内畚北東稜。
右手、朝日岳北方稜線の向こうに二ノ沢畚。さらにその奥には白岩岳や小滝山。
2023年03月19日 11:00撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
2
3/19 11:00
右手、朝日岳北方稜線の向こうに二ノ沢畚。さらにその奥には白岩岳や小滝山。
志度内畚山頂は間もなく。
2023年03月19日 11:03撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 11:03
志度内畚山頂は間もなく。
山頂に立った。
2023年03月19日 11:09撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 11:09
山頂に立った。
志度内畚山頂からの眺め。秋田駒。
2023年03月19日 11:10撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 11:10
志度内畚山頂からの眺め。秋田駒。
県境稜線の向こうに岩手山。
2023年03月19日 11:10撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 11:10
県境稜線の向こうに岩手山。
県境上のモッコ岳。
2023年03月19日 11:10撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 11:10
県境上のモッコ岳。
羽後朝日岳。
2023年03月19日 11:12撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 11:12
羽後朝日岳。
今度は志度内畚の南陵を行く。
2023年03月19日 11:14撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 11:14
今度は志度内畚の南陵を行く。
険しい支稜。
2023年03月19日 11:18撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
5
3/19 11:18
険しい支稜。
東側、生保内川に切れ落ちている。
2023年03月19日 11:22撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 11:22
東側、生保内川に切れ落ちている。
大荒沢岳と奥に根菅岳。
2023年03月19日 11:34撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 11:34
大荒沢岳と奥に根菅岳。
志度内畚南陵は西側へ向きを変える。
2023年03月19日 11:34撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
4
3/19 11:34
志度内畚南陵は西側へ向きを変える。
志度内畚を振り返って。
2023年03月19日 11:34撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
5
3/19 11:34
志度内畚を振り返って。
美しい雪肌。
2023年03月19日 11:35撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
4
3/19 11:35
美しい雪肌。
生保内川源流部と羽後朝日岳。
2023年03月19日 11:37撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 11:37
生保内川源流部と羽後朝日岳。
北側のシトナイ沢源流部。
2023年03月19日 11:42撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
3
3/19 11:42
北側のシトナイ沢源流部。
朝日岳北方稜線に向かう。
2023年03月19日 11:48撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
2
3/19 11:48
朝日岳北方稜線に向かう。
流れるような雪肌。
2023年03月19日 11:48撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
8
3/19 11:48
流れるような雪肌。
険しい東面を見せる二ノ沢畚。
2023年03月19日 11:54撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
6
3/19 11:54
険しい東面を見せる二ノ沢畚。
朝日岳北方稜線に立って朝日岳を見る。
2023年03月19日 11:54撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
3
3/19 11:54
朝日岳北方稜線に立って朝日岳を見る。
二ノ沢畚の山頂に人が立っているように見える。memetanさんか?!!
2023年03月19日 11:58撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
6
3/19 11:58
二ノ沢畚の山頂に人が立っているように見える。memetanさんか?!!
朝日岳を振り返って。
2023年03月19日 12:07撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
4
3/19 12:07
朝日岳を振り返って。
朝日岳北方稜線(シトナイ沢左岸尾根)を下っていく。
2023年03月19日 12:18撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
4
3/19 12:18
朝日岳北方稜線(シトナイ沢左岸尾根)を下っていく。
秋田駒を眺めつつ。
2023年03月19日 12:27撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
2
3/19 12:27
秋田駒を眺めつつ。
志度内畚を振り返って。
2023年03月19日 12:39撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
4
3/19 12:39
志度内畚を振り返って。
少し登り返す。
2023年03月19日 12:46撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
4
3/19 12:46
少し登り返す。
歩いてきた稜線を振り返って。右奥に羽後朝日岳。
2023年03月19日 12:53撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
6
3/19 12:53
歩いてきた稜線を振り返って。右奥に羽後朝日岳。
志度内畚見納め。
2023年03月19日 12:54撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
5
3/19 12:54
志度内畚見納め。
デポしていたスノーシュー。
2023年03月19日 12:59撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
2
3/19 12:59
デポしていたスノーシュー。
アイゼンからワカンに履き替えて下山へ。
2023年03月19日 13:34撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
2
3/19 13:34
アイゼンからワカンに履き替えて下山へ。
標高約760mの支尾根分岐付近。
2023年03月19日 13:51撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1
3/19 13:51
標高約760mの支尾根分岐付近。
ワカンのまま下る。
2023年03月19日 13:54撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1
3/19 13:54
ワカンのまま下る。
P528付近の平坦部。
2023年03月19日 14:18撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1
3/19 14:18
P528付近の平坦部。
見覚えのある小さな尾根を行く。
2023年03月19日 14:43撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1
3/19 14:43
見覚えのある小さな尾根を行く。
杉の枝や藪が邪魔だが、尾根伝いに進む。
2023年03月19日 14:56撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1
3/19 14:56
杉の枝や藪が邪魔だが、尾根伝いに進む。
左手に小さな沢が見える。
2023年03月19日 15:00撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1
3/19 15:00
左手に小さな沢が見える。
踏み跡がはっきりしてきた。
2023年03月19日 15:03撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
3
3/19 15:03
踏み跡がはっきりしてきた。
林道に出た。枝にピンクリボンが付けられている。
2023年03月19日 15:09撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1
3/19 15:09
林道に出た。枝にピンクリボンが付けられている。
右下の八木沢へショートカットする。
2023年03月19日 15:16撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 15:16
右下の八木沢へショートカットする。
八木沢左岸側の林道には木材が積み上げられている。
2023年03月19日 15:19撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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3/19 15:19
八木沢左岸側の林道には木材が積み上げられている。
八木沢を渡る橋。
2023年03月19日 15:23撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
3/19 15:23
八木沢を渡る橋。
林道を戻る。登り加減で地味にキツイ。
2023年03月19日 15:24撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
3/19 15:24
林道を戻る。登り加減で地味にキツイ。
処分場入口に到着して終了。
2023年03月19日 15:53撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1
3/19 15:53
処分場入口に到着して終了。

感想

志度内畚(シトナイモッコ 1,290m)は、羽後朝日岳の北方に伸びる稜線が東に枝分かれした先に立つピーク。麓の仙北市生保内(おぼない)地区や秋田市方面からはよく見える。きれいな三角形をしており、短いながらも、その一辺を登ったらどんなに気持ちがいいだろう・・と長年思い続けてきた。朝日岳北方稜線から尾根伝いに一度登ったことはあるが、なんとか北東稜(北西稜ではなく)を登ることはできないか、あれこれと検討してきた。

山中一泊の行程でルートを考えていたが、今年は泊りがけの日程は組めないようで、改めて日帰りでのルートを検討。朝日岳北方稜線上のP955からシトナイ沢P615に向けて下り、志度内畚の北方稜線上のP1,071.4に向けて登り返すというルートを考えた。シトナイ沢への下降は等高線が混んでいる。無事に沢へ下りられるのか、プレッシャーで山行前はよく眠れなかった。

まだ暗いうちに出発。林道はヘッデン歩きでも問題ない。林道終点から小さな沢を越えて、以前登ったことのある支尾根を登る。作業道が横切ったり、ヒバの倒木などで歩き辛いが、スノーシューのまま登る。雪が出てくると歩き易くなる。やがて朝日岳北方稜線に上がると、目の前に目指す志度内畚が現れた。

ここで急に、北東稜ではなく、山頂に向けてダイレクトにスッキリと伸びる北西稜を登りたくなった。ルートを検討していた時、この北西稜を登るのもありだな・・とは思っていた。急だが雪はしっかりと付いているようだ。

ピッケル・アイゼン・ヘルメットの格好になって、まずP955へ向かう。すぐに地図ではわからない小さな岩峰があって、慎重にトラバース。シトナイ沢に下る急斜面は雪が程よく締まって意外に歩き易い。だがやはり最後は崖のようになっている。藪につかまりながら、やっとの思いで沢に下り立った。

北西稜にするか否か、まだ迷いはあった。しかし今下りてきた斜面は急過ぎて、二度と来ることはない。ならば北西稜から志度内畚に登るのは、今日をおいて他にない。心は決まって、北西稜に取り付いた。

北西稜は期待以上だった。ゆっくりとだが着実に高度を上げ、振り返った時の雄大な眺め。秋田駒ヶ岳に向かって、3本の尾根が延々とうねりながら伸びている。志度内畚には過去に一度登っていてこの眺望は分かっているはずなのだが、思わず感動で声が出た。

下山は過去に通ったことのある朝日岳北方稜線からP528のある支尾根へ。デポしていたスノーシューは背負って、下部の土の出ている藪尾根もワカンのまま下った。今回山頂手前で振り返った時の眺望の素晴らしさは、これまでの自分の山登りでも3本の指に入るかもなあ・・などと考えながら、駐車地点に向けて林道を登っていった。


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コメント

kamadamさん、こんにちは

今回も極難のハードなルートの攻略で、相撲では有りませんが、まさに心技体充実者の為せる技ですね。(特にシトナイ沢の横断等)そして、残雪登山者の心を引き付けて止まない志度内畚北西稜の美しさにも魅了脱帽です。凡人では通常出会うことの出来ないアングルからの絶景を拝見させて貰いました。

スケールは勿論異なりますが、小生にも山歩きをしているとどうにも魅惑される未踏の稜線やピーク等に出会うことが何度かあります。その際いつも思うことは、思いが募るあまり自分の力量(年齢や体力も含め)を超えてはいないかと自重する気持です。単独行の持つ単なる不安なのか、心配症の臆病者なのかと言うことでしょうか。(笑) そんなことからか、貴兄のトラッキングには勇気とある種自分の鬱憤を晴らす心情(←失礼)が沸き何時も癒やされております。
話が妙な方向に入ってしまいましたが、今回レコも楽しく拝見しました。
2023/3/23 5:23
tonkaraさん、いつもレコを詳細にお読みいただきありがとうございます。

「思いが募るあまり自分の力量(年齢や体力も含め)を超えてはいないかと自重する気持です。」・・私もまったく同じです。今回はシトナイ沢に下る斜面が急過ぎて、進退窮まるのではないか・・という不安で眠れませんでした。沢をやる方にはなんでもない斜面なのでしょうが・・

週末しか出かけられない自分の行動範囲で、自分が挑戦しがいがあって手頃な山が多いということが、まずあると思います。明らかに自分の力量を超える山なら、考えもしませんよね。
地元なので下見登山も行きやすい、そして今回の場合、下山ルートは過去に歩いて知っているという経験も大きいと思います。少しずつ段階を踏めば、余裕を持って核心部に集中することができますね。

ベテランのtonkaraさんに偉そうに申し上げてすいません。たとえば御神楽の東側の笠倉山など、自分ならどう登る?と考えますが、やっぱり数年かけて研究し、雪質・天候のベストなタイミングをつかむようにするのかなあと思います。
2023/3/23 13:02
kamadamさん お疲れ様でした

なんと、kamadamさんも行ってたんですね! レコに気づくのが遅れて申し訳ありません。
ニアミスといっていい位ですよね。今回も“kamadamさんワールド”に引きずり込まれ、ドキドキしながら拝読しました。志度内畚以降の見覚えのある景色には思わず「ウンウン」と頷きながら…。
主稜線に至るまでは私には初めての景観ですので、これまた地形図とにらめっこしながら想像させてもらいました。
レコ冒頭、「スタート地点 志度内畚 ゴール地点」の3カ所しか掲示されていないのが、希有な山行の証であり山行の価値を高めていると思います。失礼ながらkamadamさんは、特に山々の“稜線の美しさ”に魅了された方なのでは…と感じております。

No62、PCで最大拡大してみたところ…、映っている感じです!  頂上に居た時刻もその頃です。ジャケットの赤色はわかりませんが、縦に小さな棒のようなものが…。まさかkamadamさんが登っているとは思いませんでしたので、こちら側からは全くわかりませんでした。互いに分かっていたら声を上げれば聞こえたかもしれませんね。写真、家宝にさせていただきます。ありがとうございます。
2023/3/23 10:59
mametan3さん、こんにちは!

mametanさんが二ノ沢畚を目指すと伺って、もしかしたら・・と思って目を凝らしていました
私が羽後朝日岳まで足を伸ばしたら、きっとお会いできましたね。それも考えたのですが、稜線上は風が強くて、自分の残りの体力のこともあり自重しました。二ノ沢畚山頂の棒のようなもの(失礼)がその後消えたので、人で間違いないとは思っていましたよ。もっと拡大写真にすれば良かった

志度内畚側、あるいは羽後朝日岳北方稜線から眺める羽後朝日岳も、生保内川源流部の光景が独特で素晴らしいですよね。羽後朝日岳に登るルートとして、この北方稜線がもう少し選ばれてもいいのになあ・・と個人的に思っています。特に秋田の岳人の方々に。

「稜線の美しさ」、mametanさんのレコの写真で、私も改めて堪能させていただきました
2023/3/23 13:21
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