仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳（天晴れ女王と貴公子）

2023年05月04日(木) ~ 2023年05月05日(金)

• GPS: 23:00
• 距離: 31.0km
• 登り: 2,895m
• 下り: 2,899m

コースタイム

1日目

• 山行: 10:12
• 休憩: 1:30
• 合計: 11:42

6:55 歌宿
7:17 7:18 丹渓新道登山口
8:22 8:22 大平山荘
8:41 8:42 北沢峠 こもれび山荘
8:47 8:47 仙丈ヶ岳二合目登山口
8:52 10:02 長衛小屋
10:07 10:08 仙丈ヶ岳二合目登山口
10:40 10:41 北沢峠・長衛小屋分岐
12:06 12:13 薮沢大滝ノ頭
13:34 13:35 小仙丈ヶ岳
14:38 14:39 仙丈小屋分岐
15:19 15:20 仙丈ヶ岳
15:41 15:41 仙丈小屋分岐
16:32 16:33 小仙丈ヶ岳
17:02 17:12 薮沢大滝ノ頭
18:09 18:09 北沢峠・長衛小屋分岐
18:34 18:35 仙丈ヶ岳二合目登山口
18:38 18:39 長衛小屋
18:41 仙丈ヶ岳二合目登山口

2日目

• 山行: 9:33
• 休憩: 1:33
• 合計: 11:06

18:41 仙丈ヶ岳二合目登山口
4:54 4:55 北沢峠
6:45 6:45 双児山南峰
6:59 7:00 双児山
7:48 7:48 駒津峰
8:18 8:25 六方石
9:22 9:37 甲斐駒ヶ岳
9:41 9:42 駒ヶ岳神社本宮
10:30 10:30 六方石
11:06 11:12 駒津峰
12:32 12:35 仙水峠
13:06 13:12 仙水小屋
13:36 14:32 長衛小屋
14:38 14:38 仙丈ヶ岳二合目登山口
14:44 14:44 北沢峠
14:56 14:56 大平山荘
15:40 15:40 丹渓新道登山口
15:59 歌宿

天候

晴天　無風で穏やか

アクセス

利用交通機関：

自家用車

伊那ICより車で仙流荘（5日間迄1,000円）
仙流荘→歌宿までバス（当日最長路線）
（手荷物代合せ、片道1,070円）
歌宿より大平荘、北沢峠、長衛小屋まで
徒歩約6km（無料）

コース状況／危険箇所等

仙流荘バス停に登山ポスト有り。
GW、前日遭難でヘリ出動した様で
警察の方より注意喚起有りました。
仙丈ヶ岳は残雪多く、アイゼン必須。
ピッケル持参も使用せずにストックの
ゴムを外して石突で登頂。（私感注意）
甲斐駒ヶ岳は登山道に所々残雪あり
チェーンスパイク使用。嵌めたり外し
たり、この時期仕方ないです。

その他周辺情報

みどり温泉利用、仙流荘から約17分。
露天と内風呂のみ、施設最新では有り
ませんがヌルヌルの良き温泉水です。
大人600円。
蕎麦屋は旧中村家　環屋（たまきや）、
伊那市に寄贈された旧家を改装された
そうで、とても良い雰囲気＋良心価格
でオススメ。&応援したいお店。

写真

5/4 5:56

仙流荘バス乗り場
対岸の木がたおやかな新緑
始発は約30名乗車、バス2台出動

5/4 5:58

当日の運行先と時刻表
歌宿までしか参りません
季節により変動有り?　ご注意！

5/4 6:40

歌宿到着
バスはここまで！
登山開始です

5/4 7:03

歌宿下車からスーパー林道をテクテク歩きます。6km弱でしょうか

5/4 8:23

太平小屋
スーパー林道から北沢峠へは太平小屋から林道に入ります。「近道」の小さな看板を見落とさぬ様！

5/4 8:41

北沢峠　到着！

5/4 8:41

北沢峠のよく見る風景
当日はトイレ施錠中　使用不可

5/4 8:57

北沢峠先の長衛小屋
テント場の受付を済ませます

5/4 9:58

隣接するテント場で設営完了
（のんびりし過ぎました）
アタックザックにチェンジ！

5/4 10:08

仙丈ヶ岳アタック開始

5/4 10:11

北岳展望ポイント
頂がチラリ

5/4 10:39

この様な林道
1車線

5/4 10:41

北沢峠からとの合流地点
まだ二合目です

5/4 10:41

尾根の山道

5/4 11:23

二合目と三合目の間でアイゼン装着
この時期、雪が有ったり無かったりで
仕方ないです

5/4 11:32

三合目

5/4 11:47

四合目

5/4 12:14

大滝ノ頭
五合目

5/4 12:14

馬の背は通行止め

5/4 12:30

雪の急登が始まります

5/4 12:37

急登の雪道を登っていくと森林限界を越えます。振り返れば甲斐駒ヶ岳が、圧巻

5/4 12:51

六合目
北岳がよくみえます

5/4 12:54

急登は更に続きます
見える頂、小仙丈ヶ岳では有りません

5/4 13:17

シンドイ

5/4 13:23

富士山まで応援してくれてます

5/4 13:23

どれだけ登れば良いのでしょう

5/4 13:32

やっと
小仙丈ヶ岳の頂です
2864m

5/4 13:35

小仙丈尾根の稜線と
左側の小仙丈カール
美しい女王様

5/4 13:38

カールの所々で雪崩れています

5/4 13:43

左奥の富士山
中央の北岳
右の間ノ岳　標高1•2•3！

5/4 13:47

素晴らしい稜線
何度も何度も撮ってしまいます

5/4 13:53

いよっ、女王！

5/4 13:54

標高を上げるにつれ
富士山もより見えてきます

5/4 14:00

中々着きません

5/4 14:34

東側のカールに日が落ち始めました
焦ります

5/4 14:50

山頂が見えてきました
西側の藪沢カール

5/4 15:14

やっと、やっと山頂
仙丈ヶ岳3033m
この標識は3032.6m四捨五入前
この際どうでも良い！

5/4 15:15

山頂2

5/4 15:15

山頂3
幾つかの石碑
信仰の山でもある様です

5/4 15:40

急いで下山の最中
日が傾き始めてます

5/4 16:10

振り返れば
小仙丈カールが日陰に！
焦ってはいけません！

5/4 16:37

甲斐駒ヶ岳、明日行きますからね！

5/4 16:39

本当に急登続きでした

5/4 18:08

二合目到着
東に折れます

5/4 18:32

北岳展望台　帰り編
ヘッデン点灯無しで済みました
日が長くなりました

5/5 4:55

爆睡明け2日前
甲斐駒ヶ岳を目指します
北沢峠から入山

5/5 5:41

二合目

5/5 6:09

木の切れ間から遠くの山々が見渡せます
乗鞍岳

5/5 6:44

山道には所々、残雪が有り
踏み抜きます。チェーンスパイクで乗り切れました。

5/5 6:50

昨日登った仙丈ヶ岳

5/5 6:50

北アルプス

5/5 6:51

鳳凰三山

5/5 6:52

北岳　間ノ岳

5/5 6:52

目指す甲斐駒ヶ岳がチラリ
まだ遠い

5/5 6:55

双子山　2649m
四合目

5/5 7:21

ハイマツ帯に入ります

5/5 7:48

駒津峰到着！2740m
山頂が近づいて来ました

5/5 7:59

猛々しい甲斐駒ヶ岳

5/5 8:18

六万石到着

5/5 8:19

魚の顔に見えました

5/5 8:36

六万石からの直登ルート振り返り
ほぼクライミング

5/5 8:48

岩質が花崗岩に
山頂が近づくにつれ
荒々しさを増します

5/5 9:08

北岳方面の眺め

5/5 9:13

鳳凰三山と富士山

5/5 9:23

甲斐駒ヶ岳登頂！
2,967m

5/5 9:37

安全の御礼

5/5 9:25

仙丈ヶ岳方面

5/5 9:25

八ヶ岳
360°の景色を惜しみつつ
巻道から下山します

5/5 9:45

雪先花　石碑
春の花に先駆けて雪が花のように降ること

5/5 9:47

滑り易い砂礫をくだります
絶景を眺める余裕は無さそうです

5/5 9:48

雪のトラバースが有ります

5/5 10:08

すごい通り道
ふくらはぎが太い方は
引っ掛かります

5/5 10:11

六万石方面へ

5/5 10:55

背骨のような稜線を歩きます

5/5 10:59

北アルプス

5/5 11:18

駒津峰より仙水峠へくだります

5/5 12:33

仙水峠に到着
摩利支天が望めます

5/5 12:34

仙水峠から長衛小屋方面
こんなに景色が良いとは想定外

5/5 12:36

ゴーロ帯が続きます
所々にケルンがあります

5/5 13:00

苔地帯

5/5 13:07

仙水小屋につきました
この時は営業されてませんでした
山道に水場が設けてあります
ありがたいです

5/5 13:11

沢に出ました
南アルプスは水が豊かです

5/5 13:12

沢沿いに歩きます

5/5 13:14

木の橋

5/5 13:23

沢が綺麗です

5/5 13:37

長衛小屋に到着
テントを急いで撤収

5/5 15:40

（バスの最終便の時間を30分間違えてました）
写真を撮る余裕も無く歌宿へ向かいます
なんとかバスの最終に間に合い
登山終了です

5/5 18:16

さくらの湯
ヌルヌルの温泉です
仙流荘から17km

5/5 18:25

蕎麦屋さん
たまきや
さくらの湯からすぐソバ

5/5 18:25

伊那市に寄贈された
旧家を改装されたようです

5/5 19:19

洒落てます
敷居が高そうに見えて
良心的価格に感激

推したくなります
また来たいです

撮影機器：

iPhone SE (第2世代) 128GB au Apple

感想

kurukuru38

長衛小屋テント場をベースに、残雪の仙丈ヶ岳（南アの女王）と甲斐駒ヶ岳（貴公子）へ。
雲、ガスの無い穏やかな天気に恵まれ素晴らしい山行となりました。
駒ヶ根SAから一際高く大きく見える仙丈ヶ岳、見る度に登りたいと思わせます。長大な山容そのままに稜線の先に見える頂は遠いのですがそれに値する感動が有ります。急登を幾度も超え簡単には辿り着けない威厳に満ちた女王です。
長衛小屋のテント場（1,000円）は沢沿いに有り、朝は沢の音が雨が降っているかの様に聞こえ目覚めます。水が豊富で飲み水（無料）には困りませんし、小屋に隣接するトイレも使いやすい。テント撤収も翌日下山後OKでありがたい限りの小屋でした。
かたや甲斐駒ヶ岳は猛々しく、駒津峰からの直登はほぼクライミング。山頂は花崗岩の白い砂礫で信仰の山として納得のいく神聖さが有ります。貴公子と言うより将軍。帰路は駒津峰から仙水峠を経て長衛小屋迄。仙水峠のゴーロの岩場、その先の苔地帯、仙水小屋の水場、沢沿い歩きはただならぬ山道でした。歌宿最終バスは16:15発、南アルプススーパー林道アスファルトを冷や汗と共に早足で駆け降りました。余裕を持った行動が必要と反省。百名山2座を満喫出来る素晴らしいルートでした。