乗鞍岳 蚕玉沢
- GPS
- 04:19
- 距離
- 5.0km
- 登り
- 610m
- 下り
- 619m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
カモシカゲレンデは下から見上げる限り雪は皆無。ツアーコースもかなり怪しかったので、往復バスを利用して位ヶ原山荘からのツアーとなりました。 |
写真
感想
レジェンドと多分今年最後?の乗鞍岳へ。とても自分では滑ることのできないと思っていた蚕玉沢から滑るとのこと。大丈夫かな?
4月24日のgraveltrekさんとtooruohさんの記録を参照にさせてもらい、なんとかつながった雪を期待して向かったが、カモシカゲレンデは草ボーボーすっかり春の様相。さて、板担いで上がるのか!と気合入れていたら「そんなことはしません!」と、レジェンドから一喝(笑) とりあえず登りはバスを使い、車窓から眺めながら帰路をどうするか決めることに。三本滝から位ヶ原山荘まで¥1350なり。車窓から期待して眺めるも、どうもまともに雪がつながっているようには思えない。多分帰りもバスだろうねと話しながら位ヶ原へ乗り上げてシールハイク開始。
肩の小屋口まで快適な雪。でも冷え込んだので上部は固いだろうと、途中から事前にクトーを付ける。案の定上部はカチカチになってきて、ヒールリフター高くしているとクトーが効かずズルズル滑り出し、一コケして片方の板が外れる(涙) 斜度があり板を履けるように雪面を均そうと思えど固くて歯が立たず、何とかもう一方の板も外して10mほど先のハイマツ帯に逃げ込んで体制を立て直す。その後は恐ろしくてヒールリフターを上げることができず、足首固いのに窮屈な体制で登っていく。あと少しで稜線、朝日岳と蚕玉岳の間のコルに乗り上げられると思った矢先、またまたズリっとやって片方の板を外してしまう。今度は斜度もさらに強くなり、雪面の固さもテッカテカの状態になっていて、板を履くことはおろか、もう一方の板を外すことも困難な状態。進退窮まって滑落しない方法考えていたら、上部を歩いていたボーダーのお兄さんが見かねて降りてきてくれて私の下部にアイゼンで立ち込み、私が滑落しないように確保してくれた。その間に私は何とかもう片方の板を外すことができ、お兄さんはそのまま私の板を稜線まで持ち上げてくれて、私はキックステップとポールを使ってなんとか稜線にはい上がった。あの時に助けてくださった方、あの場ではまともにお礼を言うこともできず大変失礼しました。本当に助かりました。改めてこの場でお礼申し上げます。
その後、なんとか朝日岳越えて頂上の鳥居が見える蚕玉のコルへ。待っていたレジェンド達に合流し休憩してから滑走準備。上部から眺める蚕玉沢は思っていたほど急斜面ではなく、安心してドロップイン。でもテカテカ光るほどの氷結具合で固さは抜群、3ターン目でエッジングが甘くなり転倒したけどウィペットのおかげで直ぐに止まりました。その後は雪面が緩むところまでは欲張らずにズレズレ落ちしながら進み、標高2800m付近からは快適な滑走。位ヶ原に着くまで腐った雪に悩むことなく滑り降りました。
昨年より少しはましになったとはいえ、まだまだハイクアップに問題あり。来年の課題に。帰路は皆さんバスと決め込んでいるので位ヶ原山荘でコーヒーを飲みながら待つこと1時間半。1時24分のバスが行ってしまうと2時間バスがやってこないのです。2時台のバスがあるといいのになぁ…ちなみに帰路のバス代は¥1250なり。下りの方が¥100安い(笑)
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