剱岳 八ツ峰主稜(山岳会山行)

- GPS
- 22:48
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 2,519m
- 下り
- 2,512m
コースタイム
- 山行
- 2:30
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 3:25
- 山行
- 14:45
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 16:09
| 天候 | 5/3 晴れ 5/4 快晴(風もほとんどなく暑かった) 5/5 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・扇沢〜立山室堂の区間は立山黒部アルペンルートで移動。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
▶登山届 ・12月1日〜翌年5月15日までの間に剱岳周辺を登山する場合は富山県登山届出条例に基づき20日前までに登山届の事前提出が必要です。GWの八ツ峰主稜はこの対象になります。 ▶トイレ ・剣御前小屋の外トイレは小便のみ使えました。 ・剱沢テン場のトイレは使えました。(紙もありました。)暗いのでヘッデン必要。 ▶ルート状況(2023年5/5現在のものです。) 【剱沢の雪渓】 ・クラックはほぼ無し。(長次郎谷出合に少しクラックがあるが問題なし。) 【長次郎谷の雪渓】 ・クラックは無し。 ・最上部は午後だったせいもあると思いますが雪が緩んでいて結構潜りました。傾斜がそこまでありませんが滑り落ちないよう少しの区間はクライムダウンで下りました。 【一・二峰間ルンゼ】 ・夜明け前からしばらくの時間帯に登りましたが雪は硬く締まっていました。傾斜がどんどん増していきますが休めるところが少なく途中のクラックやステップ跡で休み休み登りましたがふくらはぎが張りました。 【八ツ峰主稜】 ・各峰からは50mダブルロープ1本で懸垂下降で下りました。(五峰からの懸垂下降は2ピッチで50mダブルロープ2本で懸垂下降しましたが1ピッチ目は50m1本で次の懸垂支点まで届きそうでした。)七峰の懸垂下降支点はスノーボラードと残置スノーバー1本でしたがそれ以外は残置支点が雪から出てました。(携行した土のう袋は使いませんでした。) ・雪稜はトレースがありロープを出さずに歩けました。 ・一・二峰間のコル〜五・六のコルまでは雪が締まっていましたが、六峰へ登る急な雪壁からは雪が緩んでいたので慎重に登りました。 ・八峰は雪の付きが悪そうに見え岩登りは2つ前の先行パーティーがロープを出して難儀しているように見えたので無理せずに右から巻いて八峰と八ツ峰の頭間のルンゼを登りました。ルンゼ上部は雪庇がハングしているように見えましたがアンザイレンしている先行パーティーのリードが難なく乗越せていたのを見たので、我々はロープを出さないでフリーで登りました。(結局ロープは懸垂下降のみの使用となりました。) ・八峰の頭からは50mダブルロープ2本で懸垂下降しました。 |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
装備
| 個人装備 |
雪山テント泊装備1式
登攀装備1式
アバランチビーコン
アイゼン
ピッケル
|
|---|---|
| 共同装備 |
4〜5人用テント
スコップ×3
スノーソー
ガスヘッド×3
ガス(中)×6
ファーストエイドキット
ツエルト
50mダブルロープ×2
スノーバー×2
土のう袋×3
|
感想
今回は山岳会山行で剱岳の八ツ峰主稜へ行ってきました。昨年GWの鹿島槍ヶ岳東尾根の会山行より大幅にメンバーが減ったけど雪稜登り人気無いのか??(笑)
Climbing
ヾ響
・天気予報は直前で好転して3日間とも天気にも恵まれ、ほぼ予定通りに行動でき、皆んなが無事に下山できて良かったです。
・テン場をベースにしてアタックするスタイルだったので久しぶりの登山でアプローチは約25kg歩荷でしたが何とか登れました。
・一・二峰間ルンゼを一・二峰間のコルを目指して登ったつもりでしたがルンゼ上部で左へ行ったことにより着いたコルは二・三峰間のコルだったようです。
・残雪期の八ツ峰主稜は初見でしたがトレースがあり迷うことなく歩けました。渋滞時間切れで本峰には登れませんでしたが、まー仕方ないですね。
・最初の懸垂下降(二峰から懸垂下降)後〜三峰の懸垂下降準備までの間にATCと安環ビナ落としました。ビレイループからサイドに付け替えたのですがカラビナが服に挟まって閉まってなかったので落下したのだと思います。この物の落とし方は以前にもやったことがあるので気をつけていたのですが落とすときは落としますね!!(marimituさんが先に下りることが多いヤマパンにATCを貸してくれました。marimituさんはムンタ―ヒッチで懸垂下降。)
・長次郎谷出合から剱沢テン場までの登り返しがきつかったです。
反省
・最終日の剱沢テン場から別山乗越へ登っているとき、途中で用を足すためにザックを置いていろいろ中身を雪面に出しておいたら、袋に入れた濡れたテントと袋に入れた濡れたフライを入れたビニール袋とアイゼンケースが風で飛ばされ転がり落ちていきました。フライはビニール袋からすぐ出て近くで止まってましたがテントはだいぶ下まで落ちました(ビニール袋はどこかへ飛んでいってました。アイゼンケースもガスっていたので探すのは難しいと判断して回収は諦めました・・・)この一連の行動で先を歩いていたメンバーに心配をかけました。ガスっていて先が見渡せない状況下で「用を足すから先に行ってて」と一言でも言っていたらメンバーは心配しなくてもよかったのにと反省です。あと風に飛ばされそうな荷物はザックの中に入れて確実に蓋を閉めるべきだったと反省です。
marimitu
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