湯来冠山 水内川支流 日入谷川 お寺の裏山に?五連の滝!
- GPS
- 04:56
- 距離
- 3.4km
- 登り
- 637m
- 下り
- 648m
コースタイム
- 山行
- 4:46
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 4:56
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
塩石山から日入谷冠までの稜線は、はじめは植林帯の中にはっきりした道があるが、日入谷冠へ近づくにつれ自然林となって不明瞭になる。日入谷冠から日入谷集落への踏み跡は見つけられず、急な傾斜の尾根くだりとなる。尾根を選ばないと、露岩が多く、巻きで行き詰るだろう。 |
その他周辺情報 | 善福寺の石塁。湯来温泉。 |
写真
装備
個人装備 |
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
コンパス
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ナイフ
ロープ
ヘルメット
カラビナ
スリング
エイト環
渓流シューズ
アイスハンマー
ハーケン
|
---|---|
備考 | ロープ, アイスハンマー, ハーケンは使用せず。 |
感想
湯来日入谷(ひのいたに)集落にある浄土真宗本願寺派日谷山(にっこくさん)善福寺は山側にある石塁*で知られている。この石塁は、江戸時代に北を流れる谷川の土石流から寺を守るために、門徒により建設されたもので、日入谷の長城と呼ばれるそうだ。この石塁の向こう、お寺の裏山にすばらしい滝が隠されているなど、誰が想像できるだろうか。地形図で見ても、流程は短く、谷幅も狭いようにはない。しかし、裏山の頂上にあたる日入谷冠山(838m)は、国道488号からも見えるように、頂上付近が冠をかぶったような急峻な山容で露岩も多い。実は、湯来冠山のクス谷支流コヤリ谷を遡行後、冠山東南尾根からの下山時に、ルートを失敗して日入谷川の絶壁を巻いて降りることになり、その時に大滝を見たのである。コヤリ谷自体は遡行価値のない谷だったが、この発見は収穫であり、今回の探索遡行となった。日入谷冠山が急峻なだけあって、日入谷川も急な流れで、入渓してすぐにゴルジュの核心部となり、5つの大滝を連続してかけていた。一つは水流が激しいため巻いたが、他はほぼ直登ができたのもよい。高巻くと、側壁が高いため、かえって悪いと思われる。奥の二俣からは、急な小谷となって冠山東南尾根に突き上げていた。冠山東南尾根の末端にあたる日入谷冠山からの下山路は手ごわかった。細く露岩の多い東尾根を避け、いろいろ迷って、最後は南東尾根の植林帯のなかに踏み跡を見つけたが、もっと良いルートがあったと思われる。日入谷川の名称は、橋の銘板より取ったが、石塁の説明文では、蛇ノ谷川となっている。ならば、五連の滝は蛇ノ滝と呼びたい。また、桑原良敏「西中国山地」では、オオヒウラ谷となっており、塩石山の東南尾根の836メートル独標峰付近を<日入谷冠>と呼んでいるが、これは志井、日入谷の住人にしか通じない、とある。
*http://www.ccba.or.jp/archives/pdf/h04.nikkokusan_sekirui.pdf
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