残雪の烏帽子岳

2023年05月17日(水) [日帰り]

• GPS: 18:56
• 距離: 27.0km
• 登り: 2,141m
• 下り: 2,134m

コースタイム

日帰り

• 山行: 14:24
• 休憩: 4:29
• 合計: 18:53

0:04 七倉山荘
0:06 0:06 七倉登山口
1:18 1:18 高瀬ダム濁沢登山口
1:24 1:27 高瀬ダム湯俣登山口
1:32 1:32 高瀬ダム濁沢登山口
1:45 1:45 高瀬ダム テント場
2:06 2:16 ブナ立尾根取付
2:48 3:02 権太落し
5:18 5:37 三角点
7:33 8:02 烏帽子小屋
8:33 9:14 前烏帽子岳
9:42 9:46 烏帽子岳山頂分岐
10:03 11:27 烏帽子岳
11:36 11:44 烏帽子岳山頂分岐
11:53 11:59 前烏帽子岳
12:13 12:41 烏帽子小屋
13:46 13:55 三角点
15:45 15:51 権太落し
16:27 16:35 ブナ立尾根取付
16:52 16:52 高瀬ダム テント場
17:06 17:06 高瀬ダム濁沢登山口
17:20 17:20 高瀬ダム濁沢登山口
18:54 18:54 七倉登山口
18:57 七倉山荘

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

七倉ゲート前駐車場利用

写真

5/17 0:03

七倉ゲート前の駐車場で車中泊。
歩みが遅い亀は恒例のナイトハイクでスタート。

5/17 0:05

普通の時間ならタクシーで高瀬ダムまで行けるけど、深夜だからね。1.5時間の歩きです。

5/17 1:06

長いトンネルの後は高瀬ダムの斜面を登る。

5/17 1:24

高瀬ダム着。タクシーはここまで連れてきてくれます。

5/17 1:25

タクシーに関する情報です。

5/17 1:32

トンネルを抜けると、

5/17 1:38

吊橋

5/17 1:54

さらに河原に出て隙間だらけの橋を渡れば、

5/17 1:56

登山口。日本三大急登のブナ立尾根の始まりです。

5/17 2:03

約1,200mの登り。100m毎に標識があります。

5/17 2:09

いきなり階段の急登。その後も九十九折りの道が続く。

5/17 2:55

9番。「ごんだ落し」とは？

5/17 3:52

7番過ぎて1,900mを越えた辺りで雪。ここはツボ足で頑張る。

5/17 4:02

中間地点の6番。ここは電波状況が良く（docomo）、
タクシー呼びポイントです。

5/17 4:44

5番を過ぎた所でサンライズ。

5/17 4:51

ガッツリの雪になったんで

5/17 5:00

12本アイゼン装着

5/17 5:27

4番は三角点がある所。
ここまではほぼCT通り。

5/17 5:48

彼方に見えるのは大天井岳

5/17 6:04

夏道が完全に消えました。

5/17 6:08

尾根沿いに行きます。

5/17 6:10

斜度が凄くなってきた。

5/17 6:16

山座同定。針ノ木岳と蓮華岳だ。
登ったことある山が見えると嬉しいな。

5/17 6:42

雪がグズグズ。何度も蹴り込まないと登れない。

5/17 6:55

体力と静清がいっきに削られる。
この辺りで後発の方に抜かれる。本日会った人は結局その方のみ。

5/17 7:28

前烏帽子岳が見えた。

5/17 7:35

稜線の烏帽子小屋到着。

5/17 7:37

こちらで一休み

5/17 7:39

景観を眺めながらおにぎりタイム

5/17 8:02

では烏帽子岳に出発

5/17 8:12

まずは前烏帽子岳へ

5/17 8:12

西を見ると、右寄りで一番高く見えてるのがレッドブル（赤牛岳）。

5/17 8:13

南に転じると表銀座と大天井岳

5/17 8:13

花崗岩の山だから燕岳、鳳凰山、空木岳、日向山みたいな白浜ビーチの道。

5/17 8:29

もうちょい。
稜線に出てからは強めの風が吹いている。（風速10mくらい）

5/17 8:34

前烏帽子岳山頂。山頂標識無し。

5/17 8:36

前烏帽子からの烏帽子岳がサイコー。バックに五色ヶ原と立山を従えてる。

5/17 8:38

前烏帽子からの山座同定1

5/17 8:38

山座同定2

5/17 8:40

山座同定3

5/17 8:55

自撮り
実は風で三脚が倒れないかヒヤヒヤ。

5/17 9:02

烏帽子岳とオレ

5/17 9:28

少し下りた所から自撮り。
この時遂に風で三脚倒れました。カメラは無事。更に置いたヘルメットも風で飛んでしまい、ハイマツの中からレスキュー。

5/17 9:43

青空と白浜とハイマツと烏帽子岳

5/17 9:58

では山頂直下の雪に取り付きます。

5/17 9:58

ピッケルにしようか悩んだけどストックを選択。失敗でした。

5/17 10:07

あいかわらず雪はグズグズ。蹴りまくって、ストックを踏ん張らせて登ります。

5/17 10:07

ステップなし

5/17 10:07

ピッケルにすれば良かった。
でも今更ザックを降ろして出す事できず。

5/17 10:20

50度近いぞ。ほぼ壁。
右手に見えるは立山と剱岳じゃないか。

5/17 10:21

やっとこさ岩場に到着。振り返って自らのステップを見返す。
過去イチ怖かったぜ。

5/17 10:22

最後のクサリ

5/17 10:23

無事とーちょー。
さっそくおにぎり補給。

5/17 10:53

山頂からの山座同定その1

5/17 10:54

山座同定その2

5/17 10:54

山座同定その3

5/17 10:56

山頂まで来てやっと現れた鷲羽岳。右に水晶岳

5/17 10:56

更に赤牛岳。この尾根は近々必ず行くぞ。

5/17 10:57

尾根が変わって薬師岳と北薬師岳

5/17 10:57

五色ヶ原

5/17 10:57

龍王岳と立山（雄山、大汝山、富士ノ折立）、剱岳

5/17 10:57

彼方に白馬連峰。右手手前はスバリ岳と針ノ木岳。

5/17 10:59

本当は行ってみたかった三ツ岳

5/17 10:59

鷲羽岳

5/17 10:59

水晶岳

5/17 10:59

レッドブル

5/17 11:00

五色ヶ原山荘

5/17 11:00

龍王岳

5/17 11:00

立山と剱岳アップ

5/17 11:00

白馬連峰アップ

5/17 11:00

烏帽子岳山頂標識からこのクサリを登ると更に高い岩場に行けます。（狭いよ）

5/17 11:02

スバリ岳と針ノ木岳

5/17 11:02

針ノ木サーキットは去年歩いたなー。

5/17 11:02

蓮華岳

5/17 11:04

山座同定

5/17 11:04

燕岳と燕山荘が見えた！

5/17 11:04

右から大天井岳、中天井岳、チラリ横通岳。

5/17 11:05

皆さん大人気の表銀座ストリート

5/17 11:06

岩場を下りて、さあ帰りますか。
下りで雪まみれになる事を想定して上着とパンツをスノーウェアにチェンジ。

5/17 11:12

ピッケルを出してバックステップで行くぜ。

5/17 11:15

登ってきた自分のステップを使って、ゆっくり慎重に。

5/17 11:15

滑る訳にはいかない

5/17 11:20

下りきって振り返りカット

5/17 11:30

前烏帽子岳への登り返し
アイゼンを外しました。

5/17 11:57

高瀬ダムだ。あそこから登ってきたんだね。

5/17 12:31

烏帽子小屋着。改めてアイゼン装着。さっき雪の樹林帯の中で転んで脚を強打しちゃった。もっと早くアイゼン付ければ良かった。

5/17 12:51

朝よりも雪のぐずつきが増してズルズル滑る。

5/17 13:01

二度ほど滑って数メートルの滑落。スノーウェアに替えて良かった。

5/17 13:50

三角点通過。
この後、なんでもない雪に滑って倒木に激突。突き指しちゃった。また、アイゼンを早く外しちゃって再び付けて外すという二度手間もやらかす。

5/17 15:56

もー疲れちゃって、やたら座り込む。

5/17 16:38

終わったー。ブナ立尾根。

5/17 17:13

高瀬ダム通過

5/17 17:36

タクシーはすでに時間外だから帰りも歩きます。
（これ、間違い。タクシーは19:00までやってました。あーあ、呼べば良かった。）

5/17 18:58

トンネル長かった〜。無事駐車場着。おつかれー。
脚をぶつけたり、突き指したり散々だったけど生還しました。

撮影機器：

FDR-X3000 SONY

FUJIFILM X-T30 II ボディ 富士フイルム

iPhone 13 128GB SIMフリー Apple

感想

AntelopeNOBU

日本三大急登のブナ立尾根を登りたくて烏帽子岳をピストンしてきました。
自分はとにかく足が遅いので、日付が変わったところでスタート。雪がチラホラの所まではCT通りでしたが、夏道が完全に消えた稜線まで残り300mは雪の直登。しかも残雪期らしい湿ったグズグズ雪で4,5回蹴り込まないとズリ落ちる難関でたっぷり時間と体力を使い切りました。烏帽子岳山頂直下の雪も同様。しかも50度近い雪壁の直登はさすがに痺れました。平日ながら1日で会った登山者は1名。確かにブナ立尾根は夏道に限るね。残雪といえど冬は危ないな。