残雪期槍ヶ岳と大キレット

2023年05月17日(水) ~ 2023年05月18日(木)

• GPS: 19:30
• 距離: 44.2km
• 登り: 2,532m
• 下り: 2,536m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:36
• 休憩: 2:02
• 合計: 9:38

5:31 上高地バスターミナル
5:35 5:35 無料トイレ
5:42 5:42 日本山岳会上高地山岳研究所
5:49 5:49 岳沢湿原・岳沢登山口
6:26 6:26 嘉門次小屋
6:30 6:37 明神池
6:39 6:39 嘉門次小屋
6:48 6:52 明神館
6:57 6:57 徳本口
7:33 7:33 徳沢公衆トイレ
8:24 8:36 横尾
8:37 8:37 横尾山荘
9:06 9:06 槍見河原
9:14 9:14 一ノ俣
9:20 9:20 二ノ俣
9:41 9:45 槍沢ロッヂ
10:11 10:22 ババ平
10:44 10:44 槍沢大曲り
11:19 11:19 槍沢・天狗原分岐
12:15 12:16 坊主岩屋下
12:19 12:20 播隆窟
13:19 13:48 槍ヶ岳山荘
14:04 14:57 槍ヶ岳
15:09 槍ヶ岳山荘

2日目

• 山行: 8:36
• 休憩: 1:16
• 合計: 9:52

5:12 槍ヶ岳山荘
5:18 5:18 飛騨乗越
5:31 5:31 大喰岳
5:51 5:52 中岳
6:23 6:23 天狗原分岐
6:38 6:39 南岳
6:43 7:01 南岳小屋
7:53 7:54 長谷川ピーク
9:15 9:15 北穂高小屋
9:23 9:23 北穂高岳
9:23 9:23 北穂高小屋
9:29 9:29 北穂高岳
9:32 9:35 北穂高小屋
9:38 9:44 北穂高岳
10:39 10:39 涸沢小屋
10:45 10:45 涸沢
10:51 11:08 涸沢ヒュッテ
11:19 11:19 Sガレ
11:27 11:28 大崩落地
11:44 12:00 本谷橋
12:26 12:26 横尾岩小屋跡
12:40 12:40 横尾
13:28 13:37 徳澤園
13:39 13:39 徳沢公衆トイレ
14:11 14:11 徳本口
14:15 14:15 明神館
14:44 14:45 小梨平
14:56 14:58 河童橋
15:00 15:00 無料トイレ
15:04 ゴール地点

天候

17日　快晴
18日　快晴のち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

沢渡バスターミナル駐車場利用　700円/日
1日以上停める方は下段の方の駐車場になります。
平日の4時頃の駐車場はほとんどがら空きでした。

さわんど〜上高地　タクシー片道　4600円
4時少しすぎから配車始まり、4人集まれば1150円で行けます。

コース状況／危険箇所等

2023.05.17の状況
1日通して快晴。
下界は30℃の真夏日で、太陽の照る雪渓歩きはかなり暑かったです。

●上高地BT〜槍沢ロッジ
雪は全くありません。横尾までは平たんな道を10km歩き、横尾から槍沢ロッジまでは緩い登りですが、そこからだんだん急になってきます。

●槍沢ロッジ〜槍ヶ岳山荘
ババ平から12本爪アイゼンとダブルストック装備
ババ平から完全な雪渓歩きになります。10時頃通過しましたが、雪面は完全に腐れています。斜度の30°近くのところもあるので、アイゼンがあると踏ん張れるので歩きやすいです。

●槍ヶ岳山荘〜槍ヶ岳〜槍ヶ岳山荘
アイゼンなしの素手
槍ヶ岳は一部雪ありますが基本岩なのでアイゼン無しの方が登りやすいです。

2023.05.18の状況
快晴のち14時頃から曇り
2日目も下界は真夏日。稜線でも氷点下になることはありませんでした。

●槍ヶ岳山荘〜南岳小屋
12本爪アイゼンとダブルストック装備
南岳小屋まで8割ぐらい雪道なのでアイゼン装備した方が歩きやすいです。特に危険な場所はありませんが、雪庇まだあるので際の部分には近づかない方がいいです。

●南岳小屋〜A沢のコル
アイゼンなしの素手
A沢のコルまでは雪ありませんでした。ほぼ夏道なのでアイゼン装備すると逆に歩きづらいです。

●A沢のコル〜北穂高小屋
12本爪アイゼンとピッケル装備
今回の核心部。北穂高直下はほぼ雪渓で、斜度45°の雪面をキックステップとピック刺しながらひたすら登攀。8時ごろに登りましたがその時点で雪緩んでいて、ステップ作りやすかったので助かりました。

●北穂高小屋〜涸沢ヒュッテ
12本爪アイゼンとピッケル装備
斜度結構ある雪渓降り。急なところは後ろ向きのキックステップで下りました。

●涸沢ヒュッテ〜上高地BT
アイゼンなしのダブルストック装備
本谷橋まで雪がありますが、そこから先はだんだん雪なくなっていきます。

その他周辺情報

梓湖畔の湯
https://azusakohaann.jimdofree.com/
大人　730円
営業時間　10：00-18：30
露天風呂の目の前の山、新緑が鮮やかです。

写真

5/17 5:32

早朝の河童橋
平日の早朝ですがそれなりに人います。

5/17 5:33

朝焼けの焼岳
焼岳だけ日が当たっています。

5/17 5:36

穂高を望む
春の日差しは柔らかい感じがします。

5/17 6:26

穂高神社
大キレット無事歩けるよう祈ります。

5/17 6:26

明神一之池
この右奥の方でサルが毛づくろいしてました。

5/17 6:28

明神二之池
明神池はリフレクションがきれいです。

5/17 6:39

明神岳と明神橋��
圧倒される迫力があります。

5/17 6:40

明神岳と明神橋��
秋と比べると春は空の色淡いです。

5/17 7:23

明神岳と梓川
雲一つない快晴！

5/17 7:34

迂回路
梓川の流れを正常に戻すための工事だそうです。

5/17 8:21

快晴の横尾大橋
空の青がきれいです。

5/17 9:43

槍沢ロッジ
ここまで雪なし。

5/17 10:18

ババ平
ここから雪渓歩き。装備換装します。

5/17 10:47

大曲
この辺りは雪崩れているところ少しあります。

5/17 11:26

グリーンバンド直下
斜度30°近くありますが、しっかりしたステップあるので登りやすいです。

5/17 12:49

槍ヶ岳と登山者
最後の登りも結構急で大変でした。

5/17 12:51

雪崩跡
大喰岳あたりから雪崩れているようです。

5/17 13:24

槍ヶ岳山荘
受付して槍ヶ岳登ります。

5/17 14:03

槍ヶ岳山頂
この後あまりに眠すぎて、頂上で寝てしまいました。

5/17 14:50

裏銀座方面
このぐらいの時間が一番空の色淡く感じます。

5/17 14:50

穂高方面
見た感じほとんど雪道。
明日は最初から冬山装備で挑みます。

5/17 17:29

定番の槍ヶ岳ショット
陰影が良い感じ。

5/17 18:37

アーベン大喰岳

5/17 18:42

アーベン槍ヶ岳

5/17 18:43

日の入り
光が結構散乱しています。

5/17 18:49

日の入りズーム
日本海に沈んでいきます。

5/17 20:50

ここから星空撮影
ちょうど槍ヶ岳の上に流れ星。

5/17 22:31

槍ヶ岳と星空軌跡
衛星がかなり飛んでいるのが分かります。
少し仮眠します。

5/18 2:39

翌日天の川出てきたので撮影
撮影中流れ星結構流れています。

5/18 2:57

槍ヶ岳山荘と天の川
また仮眠します。

5/18 4:46

槍ヶ岳と日の出
日の出も光散乱しています。

5/18 4:48

モルゲン大喰岳

5/18 5:07

雪だるまと槍ヶ岳
ブログによるとウサギ目指していたようです。

5/18 5:26

槍ヶ岳と槍ヶ岳山荘
大喰岳頂上ですが標識ありませんでした。
たぶん雪の下かな。

5/18 5:37

中岳
最初は雪道登り、途中で夏道に変更して登りました。

5/18 5:47

中岳頂上
看板外されてました。

5/18 6:05

中岳から少し先の雪渓
雪渓見た目より急なので滑らないよう注意。

5/18 6:24

南岳
この手前の雪面雪庇なのでここも注意。

5/18 6:34

南岳頂上
太陽が本当にまぶしい。

5/18 6:40

南岳小屋
雪に埋まっています。

5/18 6:43

獅子鼻展望台より大キレット
信州側に雪、飛騨側には雪ありません。
雪山装備外します。

5/18 7:15

南岳直下
完全に夏道。雪ありません。

5/18 7:48

長谷川ピークと北穂高岳

5/18 8:01

A沢のコル
ここから雪道になるので装備また換装します。

5/18 8:01

A沢のコルのすぐ先
こんな感じで始めは雪と岩混じった登山道です。

5/18 8:31

ここから核心部
雪に前爪蹴りこみ、ピッケル刺して登っていきます。

5/18 8:53

斜度45°��
雪が緩んでいて足場は作りやすいです。

5/18 9:17

斜度45°��
今日温度高くて助かりました。
凍っていたらもっと大変でした。

5/18 9:10

北穂高小屋が見えてきた
あと少しが本当に大変。

5/18 9:22

北穂高小屋
着いた。疲れた。

5/18 9:26

北穂高小屋��
補給してから涸沢に降ります。

5/18 9:36

北穂高岳頂上

5/18 9:37

奥穂高方面

5/18 9:37

笠ヶ岳方面

5/18 10:03

質問箱にあげた落とし物の眼鏡
北穂高岳〜涸沢に落ちていたので、心当たりある方は涸沢小屋に連絡お願いします。

5/18 10:34

涸沢小屋
ここで談笑した方から私下っている途中、近くに熊がいたよと言われてビックリ。この辺りは食べ物になる実があるので熊出るそうです。

5/18 10:43

涸沢カール��

5/18 10:43

涸沢カール��

5/18 11:00

涸沢ヒュッテ
ここで装備換装。
ついでに半そでにしました。

5/18 11:05

涸沢で21℃
そりゃ暑いわ。

5/18 11:01

ただ風はあるので気持ちがいいです。

5/18 11:54

仮設の本谷橋
ここで顔洗って水分も補給しました。
ここから先はどんどん雪なくなります。

5/18 12:01

屏風岩
雪解け水の滝が、風であおられて空中に消えていきます。

5/18 13:23

徳沢の道草食堂
去年寒くて食べられなかったソフトクリームを注文。
おいしくいただきました。

5/18 14:31

親ザル子ザル
上高地への道中サルの団体に会いました。
目がつぶら。

5/18 14:55

観光客と河童橋
平日なのに人いっぱい。
外国人観光客も結構いました。
これで山行は終了です。
お疲れ様でした。

撮影機器：

PowerShot G7 X Mark II CANON

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー アイゼン ピッケル ストック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒（保温性） ライター 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 スノーゴーグル タオル ツェルト カメラ ヘルメット

感想

ksm2301

雪残っているうちに大キレット歩きたかったので行ってきました。
上高地から入り槍ヶ岳山荘に宿泊。満天の星空満喫してから大キレットへ。大キレットは北穂高直下以外はすべて夏道でした。ただその直下が斜度45度近くある雪渓。ピッケルとアイゼンフル活用してなんとか登攀しました。

危ない場所はたくさんありましたが、無事山行終えられて良かったです。