記録ID: 550868
全員に公開
沢登り
氷ノ山
日程 | 2014年11月22日(土) [日帰り] |
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メンバー | |
天候 | 晴れ 6〜12℃ |
アクセス |
利用交通機関
諸鹿集落の南端(新諸鹿橋付近)に路駐
車・バイク
経路を調べる(Google Transit)
|




地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
- 日帰り
- 山行
- 10時間32分
- 休憩
- 14分
- 合計
- 10時間46分
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/ 危険箇所等 | ■諸鹿谷は出だしからしばらくは杣道がある。中盤から入渓するが水量は少なく、滝もテーブル状の摂理で登りやすい。しかし後半は段々と急傾斜となり3段の滝の巻は困難。その後、水は伏流となりさらに傾斜が急になる。 ■いよいよ陣鉢山のピークを目指し詰めていくが、まだ標高差で250mある。谷を詰めると岩壁が現れる。巻く事もできるがかなりの薮。薮と格闘するか素直に岩壁を登るかの選択となる。いつでも撤退できるように立ち木があるところを選んで20mほど登る。その後も何度か薮と岩壁の選択を迫られる。岩壁地帯を過ぎ北側の尾根に出たもののネマガリタケの激薮に行く手を阻まれ、標高差で100mほどだが精々時速0.2km程度しか進まない。 ■陣鉢山から東因幡林道まではネマガリタケが刈り払われていて歩きやすい。 ■東因幡林道は車両通行止ということもありダートだがフラットで歩きやすい。谷水がところどころ出ているので水の心配は無い。 ■沢川森林鉄道跡は、かなりの区間で線路や鉄橋などの遺構が残っている。部分的に重機道と入り乱れているところはあるものの、線路のカーブの限界などを予測しながら進むと迷う事は無い。但し、倒木だらけなので越えたりくぐったりで結構体力を消耗する。 ■来見野川の下降はなかなか難しい。ドロドロの土手を左右スイッチしながら下降する。大半は鹿の踏み跡を追う。滝が都合10カ所ほどあるが着地点を考えながら左右いずれか安全な方を巻いていく。ところによっては相当な高巻きになるので滑落に充分注意が必要。1カ所着地点に絶壁があり30mほど懸垂下降で降りる。後半は右岸に杣道が出てくるのでこれを歩くと程なく林道に出会う。 |
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過去天気図(気象庁) |
2014年11月の天気図 |
装備
個人装備 | Tシャツ 長袖インナー ソフトシェル グローブ 雨具 ザック 昼ご飯 非常食 飲料 コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット スマホ タオル ナイフ ロープ クライミングシューズ ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ スリング |
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写真
撮影機材:
感想/記録
by nanfutsu
■元々、沢川森林鉄道跡をさらっと見に行くつもりだったが、地図を見渡すと「陣鉢山」とのりっぱな山名を発見し周回コースを設定。しかし登山道を示す点線は無い。
道が無いなら谷を遡行しようと言う事で諸鹿谷からアプローチ。標高差800mをじわじわと高度を上げて行く。後半300mになると岩壁や泥土の急斜面と手強い激薮にやられる。ネットにほとんど情報は無く手探りの山行となる。
■沢川森林鉄道跡はなかなか味わい深い。かなりの部分でレールや橋が当時のままの姿で残っている。DASH島じゃないがトロッコを走らせたくなる気分になる。
■沢川森林鉄道跡から来見野川の下りは上流部がかなり危険。人が入った形跡はほとんど無い。高さのある滝が多くあり、巻くにも両岸とも岩の絶壁か滑りやすい泥壁だ。その泥壁に鹿の踏み跡を追って下るが一歩間違えれば川床に滑落する。大きな滝以降は流れもやや緩くなり、杣道の薄い踏み跡もあるので比較的楽に下れた。
なお、沢川森林鉄道跡はADVさんのレコを参考にさせて頂きました。
道が無いなら谷を遡行しようと言う事で諸鹿谷からアプローチ。標高差800mをじわじわと高度を上げて行く。後半300mになると岩壁や泥土の急斜面と手強い激薮にやられる。ネットにほとんど情報は無く手探りの山行となる。
■沢川森林鉄道跡はなかなか味わい深い。かなりの部分でレールや橋が当時のままの姿で残っている。DASH島じゃないがトロッコを走らせたくなる気分になる。
■沢川森林鉄道跡から来見野川の下りは上流部がかなり危険。人が入った形跡はほとんど無い。高さのある滝が多くあり、巻くにも両岸とも岩の絶壁か滑りやすい泥壁だ。その泥壁に鹿の踏み跡を追って下るが一歩間違えれば川床に滑落する。大きな滝以降は流れもやや緩くなり、杣道の薄い踏み跡もあるので比較的楽に下れた。
なお、沢川森林鉄道跡はADVさんのレコを参考にさせて頂きました。
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コメント
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こんなに寒くなってきたのに。
沢を。沢を。沢を。。
お疲れ様でした。<(_ _)>
konamonさん、おはようございます。
初めての山域だったので、落葉で見通しのいい時期を選んだらこの時期になってしまいました。沢後半は段々と水が冷たくなってきて体が冷えてしまい、夕闇も近づいてくるし、車に着いたときはホッとしました。
nanfutu様 初めまして、いっつも、感服しとります。 林鉄跡の解説大変参考になりました。 只行っただけと 大違いです。 行きも帰路も 遠うかったでしょう…
ADVさん、訪問ありがとうございます。
ADVさんの林鉄レコをお気に入りに登録させてもらってから3ヶ月が過ぎ、やっと実現することができました。ヌタヌタのところや倒木だらけで歩きにくかったですが、全容がだいたい把握できて楽しかったです。
ただ、行き帰りは遠くて危険で結構たいへんでした。
※「誰も来んじゃろうシリーズ」いつも楽しみにしています!
初めましてmasaike55と申します。
拙レコご覧頂きありがとうございました。
氷ノ山側から眺める陣鉢山は姿が良くてカッコいいですね。気になって地元に方に訪ねると「陣鉢山」だよって。
結構、遭難事故も多いらしく大変な山だと言っておられました。こちらからは見えない西側からアタックされたんですね。
拙レコには陣鉢山の写真アップしていなかったのですがお礼に写真を再アップしておきます。
masaki55さん、こんにちは。
訪問ありがとうございます。
「陣鉢山」は名前が気になって行ってみたのですが、なかなかタフな山でした。
東因幡林道からのアプローチなら簡単なのでしょうが、西側からのアプローチは結構しんどかったです。アプローチする前に地元の方に「危ないから気をつけて」と声をかけられましたし、もうひとかたには「ほんまに行くの?」みたいなことを言われました。
氷ノ山側から見るとそんな感じに見えるのですね。
初めて見ることができました。
それにしても氷ノ山の雪の世界はすごいですね。
レリゴー♪レリゴー♪
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