また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 5542720
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
霊仙・伊吹・藤原

霊仙山最高点

2023年05月27日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
04:43
距離
9.6km
登り
774m
下り
798m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:19
休憩
0:14
合計
5:33
8:27
35
9:11
9:12
2
9:14
9:20
4
9:24
9:25
12
9:52
9:52
13
10:21
10:21
29
11:29
11:30
3
11:45
11:46
16
12:02
12:02
20
12:22
12:23
12
12:35
12:35
45
13:20
13:20
34
13:54
13:54
6
14:00
ゴール地点
天候 曇のち晴
過去天気図(気象庁) 2023年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
落合登山口の廃村内に駐車
コース状況/
危険箇所等
よく踏まれた登山道。南雲岳南の1003mPK、近江展望台から笹峠上の岩礫の急斜面は落石・滑落に注意。
その他周辺情報 河内風穴に食堂等。
大洞谷に沿って進む。
2023年05月27日 08:47撮影 by  iPhone 14, Apple
5/27 8:47
大洞谷に沿って進む。
渡渉点にはロープガイド。
2023年05月27日 08:52撮影 by  iPhone 14, Apple
5/27 8:52
渡渉点にはロープガイド。
最初の展望地。琵琶湖は「ある」。
2023年05月27日 09:38撮影 by  iPhone 14, Apple
1
5/27 9:38
最初の展望地。琵琶湖は「ある」。
オオカメノキ
2023年05月27日 09:46撮影 by  iPhone 14, Apple
5/27 9:46
オオカメノキ
ニガナ
2023年05月27日 09:50撮影 by  iPhone 14, Apple
5/27 9:50
ニガナ
カルストに出た。
2023年05月27日 09:58撮影 by  iPhone 14, Apple
5/27 9:58
カルストに出た。
エビネがかろうじて残っていた。
1
エビネがかろうじて残っていた。
2023年05月27日 10:04撮影 by  iPhone 14, Apple
5/27 10:04
2023年05月27日 10:14撮影 by  iPhone 14, Apple
5/27 10:14
池がある。
2023年05月27日 10:17撮影 by  iPhone 14, Apple
5/27 10:17
池がある。
霊山神社とある。
2023年05月27日 10:18撮影 by  iPhone 14, Apple
2
5/27 10:18
霊山神社とある。
2023年05月27日 10:25撮影 by  iPhone 14, Apple
2
5/27 10:25
矮性のイチリンソウか。
2023年05月27日 10:35撮影 by  iPhone 14, Apple
5/27 10:35
矮性のイチリンソウか。
キジムシロの類。
2023年05月27日 10:36撮影 by  iPhone 14, Apple
5/27 10:36
キジムシロの類。
広い。
2023年05月27日 10:44撮影 by  iPhone 14, Apple
1
5/27 10:44
広い。
2023年05月27日 10:46撮影 by  iPhone 14, Apple
2
5/27 10:46
2023年05月27日 10:54撮影 by  iPhone 14, Apple
5/27 10:54
霊仙山の二等三角点。
2023年05月27日 10:56撮影 by  iPhone 14, Apple
1
5/27 10:56
霊仙山の二等三角点。
2023年05月27日 11:28撮影 by  iPhone 14, Apple
5/27 11:28
霊仙山頂を背にして最高点へと向かう。
2023年05月27日 11:33撮影 by  iPhone 14, Apple
1
5/27 11:33
霊仙山頂を背にして最高点へと向かう。
最高点が目前。
2023年05月27日 11:37撮影 by  iPhone 14, Apple
5/27 11:37
最高点が目前。
2023年05月27日 11:48撮影 by  iPhone 14, Apple
5/27 11:48
霊仙山最高点から笹峠の稜線へと向かう。
2023年05月27日 11:49撮影 by  iPhone 14, Apple
1
5/27 11:49
霊仙山最高点から笹峠の稜線へと向かう。
それにしてもよく踏まれた道
2023年05月27日 11:52撮影 by  iPhone 14, Apple
5/27 11:52
それにしてもよく踏まれた道
最高点を振り返って。
2023年05月27日 11:55撮影 by  iPhone 14, Apple
5/27 11:55
最高点を振り返って。
バイケイソウが蕾をつけている。近頃はニホンジカが増えすぎて、地表の植物が食べつくされている。残っているのは毒草ばかり。このバイケイソウも毒だが、シカの食痕が多数ある。苦いのもまたよし、ってな具合に植生転換しつつなるのか。危険な兆候だ。
2023年05月27日 11:57撮影 by  iPhone 14, Apple
5/27 11:57
バイケイソウが蕾をつけている。近頃はニホンジカが増えすぎて、地表の植物が食べつくされている。残っているのは毒草ばかり。このバイケイソウも毒だが、シカの食痕が多数ある。苦いのもまたよし、ってな具合に植生転換しつつなるのか。危険な兆候だ。
霊仙山を見る
2023年05月27日 11:57撮影 by  iPhone 14, Apple
1
5/27 11:57
霊仙山を見る
ツキノワクマとニホンジカの楽園に見えるが姿は見えず。
2023年05月27日 12:04撮影 by  iPhone 14, Apple
1
5/27 12:04
ツキノワクマとニホンジカの楽園に見えるが姿は見えず。
オオヤマフスマ。一緒に移っている紫系の花はクワガタソウか。
2023年05月27日 12:09撮影 by  iPhone 14, Apple
5/27 12:09
オオヤマフスマ。一緒に移っている紫系の花はクワガタソウか。
2023年05月27日 12:11撮影 by  iPhone 14, Apple
5/27 12:11
2023年05月27日 12:12撮影 by  iPhone 14, Apple
5/27 12:12
2023年05月27日 12:12撮影 by  iPhone 14, Apple
5/27 12:12
オドリコソウ
フウロソウ科の誰?
2023年05月27日 12:14撮影 by  iPhone 14, Apple
1
5/27 12:14
フウロソウ科の誰?
2023年05月27日 12:15撮影 by  iPhone 14, Apple
5/27 12:15
2023年05月27日 12:18撮影 by  iPhone 14, Apple
1
5/27 12:18
2023年05月27日 12:22撮影 by  iPhone 14, Apple
5/27 12:22
2023年05月27日 12:26撮影 by  iPhone 14, Apple
5/27 12:26
2023年05月27日 12:35撮影 by  iPhone 14, Apple
5/27 12:35
岩礫地にところどころ残っている灌木はサンショウやメギで、どちらも棘があり、草食動物が避けるものだ。メギはミヤマシロチョウの食草だが、もちろんここにはいない。
2023年05月27日 12:37撮影 by  iPhone 14, Apple
5/27 12:37
岩礫地にところどころ残っている灌木はサンショウやメギで、どちらも棘があり、草食動物が避けるものだ。メギはミヤマシロチョウの食草だが、もちろんここにはいない。
廃村のクリンソウ
2023年05月27日 13:44撮影 by  iPhone 14, Apple
1
5/27 13:44
廃村のクリンソウ

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック 昼ご飯 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス カメラ シュリンゲ

感想

なかなか行く機会のなかった霊仙山へ、満を持しての山行である。今日は天気も安定しているようだし、花の季節は過ぎ去って人出も大分減っていることだろう。落合登山口の駐車スペースは限られているという話なので、それが一番の懸念事項だった。もし止める場所がなかったら高室山に転進することにして、とにかく行ってみることにする。河内風穴までは、フクジュソウの季節に鍋尻山に登った時に入ってるから、大体のところはつかんでいる。それにしても、鍋尻山の時には、駐車スペースを探して奥まで突っ込んで、いっちもさっちもいかず、大きな車でもがく羽目になった。あのトラウマで不安が再燃する。が、細い車道の脇、あちこちに駐車可能なスペースを確認して、安堵した。とはいっても、デカい車で切り返しが簡単ではない。切り返そうと思って先に進むうちに、落合の集落に到達。何台もの車が止まっている広い空き地に何とか一台分のスペースを見つけて、してやったり、と思ったのは、無知のなすところ。歩き始めてすぐ知ったのは、さらにすぐ上にもう一つ、広い駐車可能スペースが存在するということ。実際、自分の後ろを走っていた車一台が、悠然とそこに置かれていたのだった。まあいい。次回はここに悠然ととめてやろう。人間心理の深層とはこんなものなのであった(笑)。
地形図での印象通り、大洞谷に沿ったルートは楽々であった。谷沿いなのでヤマビルを警戒してヤマビルファイターをスプレーしていたのだが、その不安を感じる場所はなかった(ただし、ヤマビル被害が実際出ているので注意するに越したことはない)。過去数日降雨がなかったので増水することもなく、2か所の渡渉点も問題なく通過。谷から離れてジグザグに登って右岸の稜線に乗ると、そこが汗拭き峠であった。賑やかな男女4人のパーティーを抜いて自然林の気持ちの良い尾根を進む。しばし進んで展望地に飛びだす。左手に琵琶湖の北端がのぞまれるものの、白く霞んで「あそこにあるなあ」程度。この日一日空気は白く霞んで、光り輝くブルーの琵琶湖を眺めることはできななかった。
傾斜は無くなって小広いのんびり空間に出たのち、やや急な斜面を登ると、目前にカルスト地形が現れる。霊仙山の山頂部の末端に到達である。琵琶湖とそれを取り巻く近江の里が一望される。カルストの雄大な広がりに息を飲む。あいにく雲が広がり、陽光のもとでの解放感には及ばないが、素晴らしい眺めである。眼下に池が見えてきた。鳥居が立ち、霊山神社とある。ウスバシロチョウがふらふらとあちこちに飛んでいる。ここのものは黒化が進んでいて、積雪が多いことを物語る。
多くの人たちが行きかうカルストの高原を、山頂に向けて緩やかに登っていく。霊仙山の山頂には二等三角点が埋設され、360度の展望が迎えてくれる。ここで昼食とする。ちょうど陽射しが戻り、汗をかいていても寒さを感ずることもなく快適なひと時である。
昼食休憩の後は、少し戻って霊仙最高点に向かう。ここから、帰路にとる笹峠への稜線派生点が、ある意味今日のハイライトかもしれない。稜線の左手は石灰石の石屑で埋め尽くされた急峻な斜面となり、谷底まですっぱりと切れ落ちている。そのゾクッとする高度感がたまらない。ここから鳥になってダイブしたい気分だ。と、下方の空間に目をやると、本当に猛禽類が滑空しているのだった。足元に目をやると、岩礫地をウスバシロチョウが舞う。なんだか、こんなアルパインなところを飛んでいると、アポロチョウ飛ぶ中央アジアの奥地にいる錯覚に襲われる。
石灰岩の賽の河原のような斜面を左に、右側にはなだらかなカルスト地形を眺めつつ、絶景の展望尾根を行く。琵琶湖も姿を見せてくれるが、白い霞のベールはとれないまま。やがて南雲岳を気づかずに通過し、「近江展望台」と標識の立つコブを越える。ここから岩礫の急傾斜をまっすぐに下降していく。見た目よりも斜度があり、岩の間の土は滑りやすいので、自然と慎重になる。結構これが長く感じられる。ここを抜けるとホッとするが、一気に疲労感が押し寄せもする。降り立ったところからは森林地帯である。鞍部からは南に眺望があり、すぐ前には鍋尻山、遠く向こうの御池岳は高くそびえる。この先、ケヤキの純林の入るとすぐに笹峠だ。笹峠からはよく踏まれた古い道を下ってゆく。まだ山中であるのに家屋が見えてくるが、いずれも今や廃屋となっており、庭先にクリンソウが咲き乱れる。かつてはこんなところに集落があったのかと感心する。さらにひとくだりで林道の登山口に出る。駐車場に向かうと、朝は車でいっぱいだった空き地も今ではガラガラ。楽々車を動かして、帰路についた。関西圏から2時間ほどでこんな別世界を体験できる鈴鹿は貴重な存在であると改めて感じさせてくれた充実の山行であった。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:164人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 霊仙・伊吹・藤原 [日帰り]
霊仙山(今畑ルート)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら