唐松岳、五竜岳

2023年06月04日(日) ~ 2023年06月05日(月)

• GPS: 28:04
• 距離: 19.3km
• 登り: 1,664m
• 下り: 2,690m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:04
• 休憩: 0:42
• 合計: 5:46

8:49 八方池山荘
9:08 9:09 石神井ケルン
9:15 9:15 第2ケルン
9:28 9:28 第三ケルン
9:40 9:41 下の樺
10:49 10:51 丸山
11:44 11:46 唐松岳頂上山荘
11:58 12:04 唐松岳
12:15 12:32 唐松岳頂上山荘
12:40 12:48 牛首
13:43 13:47 大黒岳
14:30 14:31 白岳
14:35 五竜山荘

2日目

• 山行: 5:52
• 休憩: 1:34
• 合計: 7:26

5:16 五竜山荘
6:33 6:58 五竜岳
8:07 8:45 五竜山荘
8:50 8:53 遠見尾根分岐
9:28 9:30 西遠見山
9:52 9:53 大遠見山
10:27 10:37 中遠見山
10:51 10:51 小遠見山
11:17 11:18 地蔵の頭
11:20 11:20 アルプス第1ペアリフト終点
11:28 11:42 白馬五竜アルプス平
12:42 ゴール地点

天候

6/4 晴れ時々曇り、6/5 晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

エスカルプラザに自転車をデポ、八方の湯 駐車場まで自家用車にて

コース状況／危険箇所等

八方尾根は、八方池から唐松頂上山荘までの区間に一部残雪あり。唐松頂上山荘から五竜山荘までは夏道が出ているが、牛首の鎖場が急峻で危険。五竜岳山頂直下は残雪あり、雪壁の登下降のためにピッケル、アイゼン必須。

写真

八方の湯 無料駐車場に駐車。駐車場から、白馬三山の大展望が望める。

ゴンドラ、リフトを乗り継いで八方池山荘に到着。文明の利器のおかげで30分で標高1830mまで来られた。八方アルペンラインの営業は6/3、4と6/10〜の開始です。

6/4 9:07

八方尾根を進む。左手には鹿島槍ヶ岳、五竜岳を望める。

6/4 9:27

八方池にて。まだほとんど雪に埋もれている。背後には白馬三山、白馬乗鞍など。

6/4 9:38

6/4 9:52

五竜岳を眺めて小休止。

6/4 10:08

八方尾根を振り返る。

6/4 10:34

八方池以降、残雪が夏道を隠している個所が複数あり。ツボ足で登る人もいましたが、アイゼン使用が無難だと思います。

6/4 11:12

唐松岳山頂を望む。

6/4 11:37

尾根を登り切って、唐松岳が眼前に。

6/4 11:53

最後のひと登り。

6/4 11:57

唐松岳(2696m)に登頂！！

6/4 11:58

背後には剱岳、立山三山が。

6/4 11:59

明日登る予定の五竜岳。

6/4 11:59

アップで。

6/4 12:00

白馬三山、不帰嶮方面。

6/4 12:06

唐松岳頂上山荘まで戻る。

6/4 12:32

頂上山荘から五竜岳への縦走開始。

6/4 12:34

サンダーバードに遭遇！

6/4 12:40

牛首にて。急峻な岩場に鎖場がありました。高度感もあり怖かった…。

6/4 12:59

牛首を振り返る。ここだけ尾根がキレッキレになっています。

6/4 13:24

五竜岳への縦走路はすべて夏道が出ていました。

6/4 14:18

気持ちの良い稜線歩き。

6/4 14:26

サンダーバード2号。

6/4 14:31

白岳直下の分岐。

6/4 14:32

五竜山荘と五竜岳が見えた。

6/4 14:32

五竜岳アップで。ほとんど夏道が出ていそうだが、山頂直下の残雪が気になる。

6/4 14:37

五竜山荘に到着。スタッフが小屋明けの準備をしていました。

6/4 14:48

テント場。小屋明け前なので無料でしたが、水の提供等はありません。

6/4 15:13

設営完了。毛勝三山を正面に望む。

6/4 15:17

明日歩くルート。

6/4 16:36

まったり過ごす。

6/4 16:44

ゼブラの色彩が綺麗。

6/4 17:56

明るいうちから晩酌開始。

6/4 18:46

ガスが湧いてきて夕焼けは見られず。20時前には就寝した。

初日の行動記録。

6/5 4:02

翌朝。白岳まで登り日の出に備える。

6/5 4:30

Rising Sun！！

6/5 4:35

薄っすら燃える五竜。

6/5 4:35

唐松岳と八歩尾根。

6/5 5:16

五竜岳に向かう。

6/5 5:48

ほとんど夏道が出ていたが、山頂直下で残雪に埋もれてしまう。

6/5 5:56

写真では伝わりにくいが、かなりの斜度のトラバースと直登をすることになった。途中の写真を撮る余裕は全くなし。

6/5 6:23

アイゼンとピッケルで確実な三点支持を繰り返しながら、なんとか雪壁を登りきる。

6/5 6:23

登ってきた斜面を振り返って。全然急に見えませんが、かなりの傾斜でした。

6/5 6:24

山頂をロックオン！！

6/5 6:26

五竜岳(2814m)に登頂！！

6/5 6:26

唐松岳から五竜山荘に至る稜線。

6/5 6:27

鹿島槍をガスが覆っている。

6/5 6:27

剱、立山も同様。

6/5 6:27

毛勝三山。

6/5 6:28

山頂からのパノラマ。ガスが恨めしい…。

6/5 6:32

でも登れて満足！！

6/5 6:41

しばしの休憩の後、下山開始。

6/5 7:39

雪壁を下り切ってから、斜面を振り返る。非常に急で、ずっとクライムダウンで下りて来た。

6/5 7:39

こんな感じで登下降した。登りはまだ良いですが、下りは緊張感があった。雪の急斜面をクライムダウンで下るのは初めてだったので、非常に怖かった…。

6/5 8:04

無事にテントに帰着。

6/5 8:04

五竜を振り返る。戻って来れて一安心。

6/5 8:45

一晩ありがとうございました！！

6/5 8:50

遠見尾根を下る。

6/5 9:07

遠見尾根も残雪あり。白岳直下は急斜面でした。

6/5 9:12

下った斜面を振り返る。

6/5 9:27

さらに進んで、西遠見あたりから白岳直下を振り返る。

6/5 9:27

ここも急な斜面で怖かった。滑落したらまず止まれなさそうだったので、非常に緊張しました。

6/5 9:39

大遠見山までは残雪多数。以降はほぼ夏道でした。

6/5 10:27

中遠見山にて。

6/5 10:27

中遠見山からの五竜、鹿島槍の展望。

6/5 10:27

鹿島槍ヶ岳 北壁とカクネ里雪渓。

6/5 10:28

五竜岳。

6/5 10:31

八方尾根と唐松岳。

6/5 10:59

快適な登山道をどんどん下る。

6/5 11:16

地蔵ノ頭。

6/5 11:26

テレキャビン　アルプスだいら駅。まだ平日のリフトは稼働していないので、ここからはゲレンデの作業道を下る。リフトの営業は6/24〜。それまでは土日のみ運行のようです。

6/5 12:36

約1時間下ってエスカルプラザに到着。作業道なので楽に下れると思ったが、ずっとザレた急な道だったので、足への負担が半端なかった。

6/5 12:42

デポしていた相棒と合流。

6/5 13:09

駐車場まで約30分、快適なサイクリングとなった。

6/5 13:21

駐車場に到着。お疲れさまでした！！

2日間の行動記録。

6/4 11:46

6/4 11:59

48座目の百名山でした。

撮影機器：

iPhone SE (第2世代) 128GB au Apple

感想

takumiki2

初日は週末営業の八方尾根アルペンラインを利用して、八方池山荘からスタート。八方尾根は初めて訪れましたが、展望が素晴らしく歩きやすいですね。八方池を過ぎてからはハイカーは一気に減り、唐松岳山頂までで出会ったのは数組のみ。唐松岳〜五竜岳にかけての縦走路はすべて夏道が出ており快適に歩けましたが、ゴンドラの営業が週末のみの為か、このルートを歩いているのは自分一人だけでした。五竜山荘にテントを張り、この日は行動終了。

2日目は日の出を眺めてから五竜岳へ。山頂直下まで夏道が出ていましたが、最後の標高差100mくらいの区間に残雪あり。雪壁を登下降することになりましたが、ここは非常に緊張しました。斜面もキツく、一度滑落したら数百メートルは落ちてしまう感じだったのでとても怖かった...。単独なのもあり、雪の斜面の途中で進退窮まっていたらと考えるとゾッとします。五竜岳登頂後は、クライムダウンで慎重に斜面を下り、五竜山荘に帰着。帰路は遠見尾根から白馬五竜スキー場を目指します。白岳直下の雪渓もトラバースする事になりましたが、雪が緩み始めている＆急斜面であったことから、ここもとても怖かった。バランスを崩さないように慎重に下りました。大遠見山以降は残雪もなく快適に下りました。

今回の山行では、人の少ない季節に静かな山を楽しめた反面、雪壁の登下降で怖い思いもしました。GW以降の情報がほぼ無いなかで、唐松岳と五竜岳を一度に登りたいと思いこのルートにしましたが、今後は登る季節とルートをもう少し慎重に見定めていきたいと感じました。