白旗山
- GPS
- 02:27
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 215m
- 下り
- 201m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
散策路なので危険箇所はありません、登山ポストもありません。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
ネックウォーマー
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
ファーストエイドキット
携帯
時計
サングラス
ストック
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感想
先週の安平山でひとくぎりをつけた途端に、今週は近郊では雪のない山はどこにもなくなり、一気に雪山モードに突入しました。しかし近郊の低山では、雪が十分でないため朝の好天に誘われて「蓬莱山」を目指すことにしました。
蓬莱山は、中山峠から緩やかな林道を辿ると2キロ弱でピークに着き、晴れた時には羊蹄山から無意根山までの景観が楽しむことができるとあって、シーズン初めの足慣らしに利用されることが多いそうです。
おまけに下山は、整備された中斜面のゲレンデを降りることができるので、好天や雪質などの条件に恵まれると、スキーを履くのも4年ぶりで、しかも山スキーは初挑戦の妻にとってはうってつけのポイントとなりそうです。
前夜からの「冬山には行きたくないモード全開」の妻を引っ張り出すのに時間がかかり、ようやく出発できたのは10時を過ぎていました。
定山渓温泉を過ぎるころまではピカピカの晴天でしたが、中山峠に近づくころにはどんどん天気が崩れてきました。休憩とトイレタイムのために中山峠で下車すると、外は氷点下12℃で横殴りの吹雪です。これでは体感温度は氷点下20度を下回り、山頂に立っても景色は見ることができそうもないと、伝えると天気の良い下界に戻りたいとのことです。
よく小さな子どもが「パパ、もう寒いからお家帰りたい〜(泣)スキー嫌い!」となる失敗例がありますので、幼児期に3人の息子たちにスキーを教えた経験を思い出して、天気を最優先して下界のゲレンデで練習しかない!と車をUターンさせました。
ところが、下界の豊栄山のフッズや藻岩山そして滝野すずらん丘陵公園等はいずれも雪不足のためオープン前で入山できません。助手席でシートを倒してガッチリ寝込む妻が、時々眼を覚まして「まだ着かないの〜?」の声にプレッシャーがドンドンと高まります。あっちをうろうろ、こっちをうろうろした挙句に「今日はドライブだけで終わりなの?」とまたしても妻の声が…と同時に目に飛び込んで来た看板に神の救いとばかりに「エイッ!」と、車を入れたのが「白旗山の有明入口」でした。
そうです、あのクロスカントリースキーで有名な白旗山と思われます。この山の事前情報は入手していなかったので、どんな山か全くわからないままでしたが、午後1時半過ぎにようやく到着した安堵で「ヘナヘナ〜」となってしまいました。
前置きが長くなってしまいましたが、準備をしてスタートしたのが午後2時になる10分前でした。気温は氷点下5度と低かったのですが、風もなく日差しが暖かく初ハイクには十分といえる快適なハイキング日和でした。
出発にあたっての妻へのアドバイスは、ヾ世鬚かないスピードでゆっくり歩く。靴の中で踵が動かないように意識しながらネバーっと足を動かす。スキーを持ち上げないで滑らせるように動かす、の3点でした。
目指す山頂は、案内板で2.4キロ先となっていますが、標高320mちょいをその距離で登るのですから、さほど傾斜はないものとあたりをつけてのスタートです。
歩いてみると山頂まで分岐が4つあり、最初の分岐まではほとんど傾斜なしの平らな林道、そこから2つ目の分岐までは緩斜面、2つ目から3つ目までは20m程度しか距離がない平ら道です。
問題の3つ目から4つ目の分岐までは、途中2ケ所ほど長めの踊り場的な平ら道がある中斜面の一本道です。何が問題かというと、昇る斜度としてはOKなのですが、滑り降りるには斜度に対して幅が狭すぎるのです。
そんな不安も「いざとなったらシールをつけたまま滑り降りるしかない」と思いながら、ほとんど山頂に近い4つ目の分岐を通過して山頂へ到着したのは、出発から1時間30分後の3時20分でした。
山頂に近づくと、左側の木々の間から紋別岳や恵庭岳がきれいに見えましたが、山頂は木々に遮られてほとんど眺望はありません。
山頂で遅い昼食をとった後は、日が傾いてきたこともありそそくさと下山開始しました。最初はフラットな踊り場がなくなる地点までは、シールを剥がさずにプルークや下り歩行で進みました。
シールで下りというのが結構不意にブレーキがかかった時に、踵が固定されていないので前方に投げ出されての転倒につながります、私も友人たちも最初はみんな転びました。妻には、「しっかり後傾で!」と普通のスキーであれば、あり得ないアドバイスをしておいたので転倒は免れました。
中間地点でシールを外して滑り始めると、さらにスピードが出るので、延々とプルークスタンスで降りて行かなければなりません。後傾姿勢とプルークスタンスのせいで帰りの車中では、2人とも「膝が痛い!」と言い続けていました。
緩斜面と平らな林道については、パラレルスタンスで降りましたが前日のホットワックスの効果もあって、ほとんどストックで漕ぐこともなく登山口まで辿り着くことができました。
妻は、行きつけのアウトドア店で「最初の2,3回はとてもキツイけれど、慣れたら少しずつ楽になるから。」という話を聞いて、相当身構えていましたが帰ってから息子に「思っていたほど大変じゃなかった。夏山で鍛えられたんだよね!」(鼻高々)と感想を述べていました…しかし、翌日はふくらはぎの筋肉痛のため、とても変な歩き方をしてました。
北広島から3時間以上かけて辿り着いた遠い遠い白旗山でしたが、結果的に思わぬ展開で5キロ近くもスキーで歩くという、25週連続での妻の体力作りに貢献してくれました。さて26座目はやってくるのでしょうか?
山旅ロガーのデーターによると、標高321m、標高差213m、山頂までの2.4kmを1時間30分、全行程4.8kmを2時間10分の行動時間でした。これで低山コレクションが、また一つ増えました。(苦笑)
コメント
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おおっ、奥様と山スキー始動だったんですね!
かなり雪も降ってきて本格的にシーズンインできそうですね
こんばんは、初回だったので急斜面もなくいい足慣らしになりました。妻は筋肉痛が引かずに今でも変な歩き方のままです(笑)忘年会でお会いできれば、と思います。
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