Nagi Peaks Tough Trail Challenge2023 チャレンジコース
- GPS
- 14:38
- 距離
- 58.5km
- 登り
- 5,074m
- 下り
- 5,058m
コースタイム
- 山行
- 13:34
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 14:38
天候 | 快晴 結構、暑くなりました。 前々日の大雨から天気や路面状況を心配していましたが、問題はありませんでした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
そしてレンタカーを借りて、前日受付とからの前泊、そして当日の移動を行いました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大雨からの路面状況を心配しておりましたが、概ねドロドロなところはありませんでした。一部は沼になっているところもありましたが・・・ それよりも。木段の崩壊の方が気になりました。 木段が意味をなしていないところが多く、その隣に新しいコースが出来上がってしまっている状況です。 |
その他周辺情報 | 津山市内までは20分ほど。 1番のスポットは、いなば化粧品店だそうです(笑) |
写真
感想
大会に向けて4月の鬼が城ピークストレイルから順調にトレーニングを行ってきていたんですが、2週間前から仕事やプライベートでの出来事など色々あって、ほぼ走れてないと言う状況での参加になりました。
5月の月間走行距離は340キロと僕にとっては結構走り込んでいるのですが、5/24以降は大会まで10キロしか走っていないという状況。
おかげで足の疲れは全くないけど、不安でしかありませんでした。
大会当日には諸々の問題はほぼ片付いていたので、当日は大会にだけ集中する事はできたのは良かったですが。
前日に津山まで向かい、前日受付を済ませてもテンションが上がってこないのはやはり練習不足からくる不安の裏返しなのでしょうか?
当日は朝の1時に起床して軽く体操してからご飯を食べて3時にホテルを出て会場へ向かいます。
受付は前日に済ませてあるので、5時のスタートまで1.5キロほどジョグしてかるく温めるなど準備していきます。
今回は出来れば12時間前後でのゴールを目標にしていたのですが、練習不足から無理はせず最低限完走はしたいと思っていました。
そんなこんなでスタートして、集団の比較的後方からゆっくり走り始めます。
そこで、事件は起こりました。
スタートしてすぐ180度方向転換して走って行くのですが、そこからすぐのところで腕のCOROSがコース逸脱警報を鳴らします。
普段なら必ず確認をするのですが、スタートして300メートルぐらいの地点であり、まだまだ200人以上が隊列で走っているなかで、普通に無視しました。
そこから200メートルぐらい走ったところで前方からザワザワし始め、そしてみんなが一斉に立ち止まると言う状況になり始めて時計を確認すると、コースを大きく逸脱していることに気がつきました。
そう、全員による集団LOST。
慌ててみんなでUターンして正規ルートへ向かいます。
そこからトレイル入口までロードが4〜5キロ続くのですが、周りにつられてその区間をキロ5分ぐらいで走ってしまったのが一つ目の失敗。
そしてトレイルに入ってまだまだ集団の状態で登っていくわけですが、結構僕を先頭にトレインが出来上がってしまう。
必死に駆け上がるわけですが、後ろは数珠繋ぎ。
でも心拍を確認すると180を超えています。
上りが得意ではないのですが、こんなに頑張ってるのに遅いって言う事は、やっぱり調子が悪いんだとか、練習不足だとネガティブになり始めさらに無理をする。それが、ループで繰り返すと言う状況でした。
第一エイドまで、そんな感じで進んで少し立て直そうとエイドで座り込んで息を整えました。
そこで少し冷静になってきて、ふと思ったんですよね。
初っ端の集団LOSTで、先頭と後方がリバースした状況になった事で、本当に早い人ほど後ろになっちゃったってことに。
もちろんぼくでも知っている有名な方はロード区間で抜かれましたが、そんな方に、引っ張られてしまってついていけないのにオーバーペースでロードを、走ってしまい、トレイルに入っても、僕より全然早い人がまだまだ後ろに沢山いた中で、あの状況になっていたんじゃないかって。
そう考えると、すごく楽になってきて、僕が遅いんじゃなく調子が悪いわけでもなく、ただ後ろから早い人がいっぱい来てただけって言う…
そこからは、とりあえず心拍を落ち着かせることを意識して、ゆっくり少しずつ進んで行くことにした事で、すごく楽になりました。
その後、那岐山系の稜線にあがる直前、すごく冷たい風に当たってしまい寒いなっておもっていたのですが、稜線に上がってしまうと逆に暑くて、さらにエイドまでかなりあると言う事実を那岐山頂上で知って、水分が完全に足らない事に気づいて水分もセーブしてペースもダウン。
この辺りで、完全に目標は完走に切り替えていました。
2回目の那岐山登頂を済ませて鳥取側へ降りて行くところまでは比較的元気ではあったのですが、そこからまた那岐山へ上がって行くコースが、もはやクライミング。
もしくはスカイランニングか?って思うぐらい4点歩行での上り。
これが、1番キツくて一気に足がなくなって走れなくなりました。
午前中走れた那岐山系の稜線も、ほぼ帰りは歩いていました。
そこから逆算して第四エイドに何時までに行けばいいのか考えて完走は普通に走れば問題ないと言う事を確信して、時間をいっぱい使おうと切り替えました。
実際第四エイドでは20分ほど初めてレース途中に寝ましたね。
おかげでたくさんの方に追い越されましたが、でも寝たおかげでその後コースで追いついて追い越したので、結果として良かったかなと思います。
また、日没も近づいてきて初めてライト付けましたね。
下りは大好きなので最後の下りはガツガツ攻めて、その後のロードは歩くと言うていたらく。
もう走れないと、ほんとトボトボと歩いていたのですが、残り2キロの所で妻に電話してゴール出来そうだと報告してお疲れ様という言葉を聞いてから、ゴールまで走れるようになったんですが、こういうのホントわかんないもんですよね。
当初の目標からは大きく遅れる事になりましたが、14時間30分かけてなんとかゴールしました。
距離も今までのなかで最長、獲得標高もいままで1番高く、事前からキツイというのは予想していたのですが、それは思っていたもの以上に、キツイものでした。
14時間という時間も最長で、今回足ももちろんキツかったですが胃腸が1番キツかったです。
全く食べれないまではいってないですが、ゼリーは受け付けなくなり、最後は水分と塩タブレットで乗り切りました。
さらに長丁場となる時は、その辺りの対策も考えないといけないかもしれません。
スタート前は練習不足だなんだ不安しかなかったわけですが、練習不足っていうのはあんまり影響なかったかやと今では思います。
ちょっと、テーパリングし過ぎたかなって程度で、普通に考えてあのコースは本当に練習不足であれば完走できないと思います。
これでレースに出るのはしばらくお預け。
梅雨に入り、虫が出てくるシーズンになるので山に行くのも少し遠ざかるかもしれませんが、来年の1月にはまたレースつもりなので、秋ぐらいから山は再開したいです。
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