仙ヶ岳から野登山へ周回
- GPS
- 06:03
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,628m
- 下り
- 1,636m
コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 6:04
天候 | てんくらCも快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コースは特に崩壊などはなく、安全に歩けます。南尾根ルートは初めての場合、下りに使うにはしびれそうですが、ロープなども設置されており管理されているルートでした。岩場が多く、いろいろ楽しめるいいルートでした。 |
写真
感想
昨年、たまたま駐車場で会ったご縁でそのまま剱にご一緒した山友さんと、久しぶりに一緒に山に行くことになり、人の少ないと思われる亀山の仙ヶ岳に行ってきました。ここを選んだのは人が少ないということに加えて、花崗岩質なのでこの季節でもヒルは少ないかなと予想したからでした(おりましたけど)。
駐車場で久々に再会。おお、お元気そうですね。天気予報が悪い方向に振れていたので雨の心配をしていたのですが、今のところ大丈夫そうです。雷雨予報もあったので、一応南尾根から登って白谷を降りるプランを第一候補として、山頂での天気と体力次第で別の下山ルートを取ってもいいように準備をしておりました。
さて、石水渓駐車場を出発。予定通り。素晴らしい!すぐにバンガローが見えてきますので、その向かいの登山口から山道に入ります。まずはゆるっと登って渡渉してちょっと歩くと奥の駐車場に到着。ここからしばらくは林道歩きです。
左手に鬼が牙の岩肌を見つつ林道を歩いていきます。まあ、この辺は準備運動ですね。一人で歩いていたら退屈しそうな林道ですが、いろいろ話しているとあっという間です。やがて分岐の看板が出てきました。沢筋は歩きたくないので、南尾根コースに向かいます。
この南尾根コース、歩いたことはなかったのですが、岩場が多くていつか行ってみたいと思っていたコースでした。ルートは明瞭ですが、落ち葉が乗っていて時々見にくかったりします。しかし随所にルートを示す看板が付けられているので、落ち着いて見上げるとルートが確認できます。ありがたや〜。南尾根とは言いながら、最初は沢筋を歩いていきます。
沢の水がなくなったぐらいからいよいよ急登スタート。ヒルチェック。うん、今のところ大丈夫。一応靴にはジョニーを吹いておいたのですが、この前やられましたからね。沢の水が切れたのでもうこの先は大丈夫かと思っていたのですが、、、。
気が付けば山友さんの靴にヒルが複数ついていました。ジョニーで退治。しかし靴の中に侵入されたようで、1か所やられてしまわれておりました。その後、追いジョニーをお互いの靴にしっかり吹き、ともかく稜線まで早く登ってしまうことに。こんな斜面でもおるんか。おお、ワシの靴にもおるやないかい!ジョニーを吹いていると、複数匹がこっちに近づいてくるのが見える!こりゃたまらん!とにかく稜線まで行こう。
稜線まで詰めると、足元の落ち葉もなくなって気配がなくなりました。なんか、一安心。というか、疲れた(^^;)。急登をぐいぐい登ったので汗の量も半端ない。蒸し暑いせいもあるでしょうが、冷や汗の部分もあったりして。稜線に出たと思ったらいきなり目の前にどどんと岩場があります。さて、気持ちを切り替えて岩場を楽しみましょうか!
事前情報通り、岩場が続いていきます。なかなかワイルドで楽しいルートです。どんどん登っていきます。でも登りっぱなしということもないので、高度感はそれほど感じることなく登っていけます。やがて開けたところから見返すと、すっかり下界は遠くなっておりました。亀山の山々はどこもかしこも景色が素晴らしい。元気をもらって進みます。
やがて遠くに仙の石が見えてきました。この先はアップのあと少しダウンが挟まり、いい感じに足を休められます。ルートも明瞭です。岩登りも危険個所にはロープがありますし、手も足も潤沢にあるので簡単に登れます。でもこれ、初めて来て下りに使ったらちょっとしびれるかもしれませんね。
あー、終わってしまう!と思ってしまうほどの楽しい登りでした。そして仙の石に到着。前回来たときは仙の石の周辺でお昼を食べている人がたくさんいらっしゃいましたが、今日は誰もおられないですね。さて、写真だけ撮るとこのまま本峰まで行ってしまうことにします。
本峰(西峰)からは変わらない素晴らしい眺望が得られました。綿向から雨乞いへの稜線、その先に御在所と鎌ヶ岳が並んでそびえています。天気予報からきょうはガスって眺望はないかもなと思っていたのですが、とんだご褒美をいただくことができました。ここでちょっと食事休憩しました。目の前にはさっき歩いた稜線があります。それを見ながらいただくご飯は素晴らしかったです。
さて、では下山にかかりますが、南尾根でもあれほどヒルが居たのですから、白谷ルートだとさらに多いことが予想されます。であれば仙鶏尾根を通って野登山に行けば車道を歩いて下山することも可能です。お互い体力は十分にあったので、そのルートを提案し、採用されました。距離はちょっと長くなりますけれど、時間もあるし天気もいい。ついでに2座目も狙えるし(^^)。さて、出発!
まずは仙の石まで戻り、そこからはいったん高度を下げます。いわゆる仙鶏尾根の核心部ですね。しかしこちらも真新しいロープが張られ、しっかりと管理していただいています。落ち着いて歩けば大丈夫です。最後にちょっとした岩のトラバース気味なところを越えると急なところは終了です。
しばらくアップダウンを繰り返しながら細尾根が続いていきますが、落ちても死ぬような場所ではないので大丈夫です。ところどころ岩場もありますので、楽しんで進みます。そして植生が自然林から杉林一色になってくると仙鶏尾根も終盤。最後に登り返すと車道に出ます。が、困ったことにこの登り返しで足攣り発生(^^;)。ペースが上げられません。待たせてごめんなさい!
ガードレールを越えて車道に出ると、もうあとはいかようにも下山可能です。気持ち的には下山したような気分です。せっかくなので野登山も行っておきましょう。が、登れば山頂かと思って登った先はヘリポート。なんでやねん(^^;)。そういや前も山頂標識を探してうろうろしたっけ。こういうぼやっとした山頂を持つ山は逆にややこしいよなと思いつつ、薄れた記憶をたどります。
ようやく山頂標識発見。さて、下山しましょう。この先は危険個所も全くないので安心下山です。時折広がる眺望に癒されつつ、下山していきます。車道を下るか登山道を下るか迷うところもありましたが、なんかヒルも大丈夫な予感がするので登山道を通っていきます。
獣害予防ゲートを通ると山道終了。とはいえここから駐車場まで東海自然歩道をしばらく歩かなければなりません。もっとも、今日は山友さんがいるので話しながら歩けばあっという間でしょう。道中、登ってきた仙ヶ岳と野登山が見えます。こういったところまでいい山なんですよね、亀山は。駐車場に到着すると下山完了。実に変化に富んだ面白い山行でした。
さて、登山は家に無事帰るまでが登山。帰り道も安全運転に気を付けて帰ります。本日も山に、管理してくれる人に、駐車場に、そして山友さんに感謝。ありがとうございました!
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